『物憂げな空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「はぁ……」首を重く回しながら、顔を上げる。
ポツンと橙色に染められた薄い月。
落ちかけの橙色の光が体に当たる。光から影が伸びる。
140文字トレーニング。まだまだ出来ません。
揺らいでいる
逸る心に、未だ風は追いつかない
先の見えない春が怖い
曇り空がどちらに傾くかもわからない
わからないことは、怖い
全てをコントロールしなければ
しなければ
どうなる?
私は、揺らいでもきっと変わらないのだと、信じたい
信じるための一日を、確かめながら踏み出す
近頃、天気が良くない。その叔母の言葉は物静かなリビングから聞こえてきた。試しに畳部屋の窓硝子を細く開けた。しかし雲は多けれど、その殆どが真っ白なものばかりだった。
「叔母さん! 今日はちゃんと晴れてますよ! ほら、あそこなんて真っ青で偉く綺麗だ」
僕は見たものを矢継ぎ早に喋っていた。元々昨日の雨で憂鬱気味だったのが、開放感のある晴れに脳が酸素を堪能しているのが分かる。
一方、畳部屋に入ってきた叔母は顰め面をしていた。
「そう? あの辺りなんか、随分と黒っぽい⋯⋯やだ! 雨になるんじゃないでしょうね⋯⋯」
「ええ、そうかな? でも、もし降っても、きっと小雨だよ」
叔母は疑り深い。性癖の問題か、細かいことに気が引っ張られやすい方だった。もう一度、叔母と硝子窓の隙間越しに空を見つめる。少し前と何も変わらない雲混じりの青空だ。
「ねえ、なんで、そんなに天気を気にするのさ。叔母さん、なんか予定でもあるの?」
僕は呆れ混じりな問い掛けを投げた。窓を閉めると喉がひりついた。麦茶が飲みたい。畳縁を避けて部屋を出ると冷蔵庫へ向かった。叔母もその後をついてきた。
「叔母さんも、麦茶飲む?」
「ええ、あと牛乳も入れて」
「ええ? 牛乳入れるの?」
「別にいいでしょ。貴方が飲むんじゃないんだから、私はそうやって飲むのが好きなのよ」
「はいはい、わかりました⋯⋯でも、本当に飲み切れるんだね? 言っておくけど、残しても僕は飲まないからね!」
「わかったから、早く入れなさいよ。口だけ動かすんじゃないわよ」
そう言いながらも木製の食器棚から叔母と自分のコップを取り出す。ウォーターピッチャーから麦茶をコップに移した。次に叔母の麦茶に牛乳を注ごうとした時だった。
空腹時の腹鳴りのような音がした。もっとも人間が出すような間抜けたものではなかった。天候の変わりを示すものだ。
「やだ! やっぱり雨じゃないのよ!」
「雷かな⋯⋯叔母さん、洗濯物は?」
「外に干しっぱなしよ!」
僕の澄み切った思考は長く続かせてもらえないようだ。リビングの施錠が開かない窓硝子から見える物憂い気な空は、段々と雲行きが怪しくなっていた。
お終い
物憂げな空は誰のせい?
誰もが物憂げ?
僕も?
本当にそう?
空は泣いている
まるで、彼氏に振られたかのように
自分の気持ちも憂鬱なままで…
物憂げな空
空が物憂げに思えないので、またまたお題をスルーします。
【野良】
ある者は蹴飛ばした
ある者は追い払った
ある者は餌をやり
ある者は頭をなで
ある者は傘をさした
そして
ある者は家に招いた
その可愛い生き物は
家に招いた者の
愛を一身に受けた
逃げ出す隙を
窺いながら
物憂げな空が、俺を見下ろす。
そりゃそうだよな
人間の醜さも汚さも空からは全部見えるんだから
そりゃあ、疲れるよな
ごめんな
憂うような雲の上にも青空がある。雲外蒼天、です。
晴雨兼用の傘があれば最高の一日になるでしょう。
.......冗談です。今日は、雨は降らないそうですよ。
今日のお話は12月の私の素敵な思い出です。
今はもう彼からラインはブロックされ、
その後はあっちから連絡が来てたりしてインスタで話していましたが、つい一週間前、インスタも外されました。
一方的に終わらせてくるところが彼らしいなって思ってます。恋愛で初めて泣いた私の体験談です。
今日は二つ年上の彼と初めての車中泊。
ノリで今から行こうってなって家まで迎えに来てくれた。
あなたのために切った髪も似合ってるって。
夜中ドライブをして車中泊できる場所を探した。
いいところを見つけてここにしようってなったけど
「ここ心霊スポットだよ」
って言ったら怖いのが苦手な彼は車のエンジンをかけて
結局別の場所にした。
まだ高校生の私をドライブに連れてってくれたり、
相談乗ってくれたり、進路のこととか色々聞いてくれた。
寒いからって布団も持って来てくれて自分も寒いのに私に着せてくれた。
後部座席で二人で話してる途中に、スマホと睨めっこをしていた。
彼には恋人がいる。
彼の片思いで付き合っている。
そう。私は都合のいい女なんだ。
そんなの最初からわかってた。でも離れたくなくて離れられなかったんだ。
私は物憂げな表情で彼を見つめた。
でも車内は暗かったため、
彼はそんな私に気がつくはずもなく、私と会話をするんだ。
夜は暇だからって、私の分の本持ってきてくれてたけど、結局読まずに二人で笑い話をしたんだ。
会いたいな
そう思ってるのは、私だけだと思う。
ちゃんとご飯食べてるかな。
幸せですか?
彼女からは愛してもらっているかな?
これが唯一のあなたの悩みだったね
私のことを後輩の中で一番可愛がってくれてたあなたのことが今でも大好きです。
次会う時までに成長しとくね。
このお話は少し省略しています。
続きなどは今後インスタグラムで投稿していこうと思ってます。
@Kamvx189
よかったら読んでくれると嬉しいです。
みなさんが私みたいな経験をしませんように。
物憂げな空
友達と遊びに行くとき
だいたい曇りか雨
すんごい楽しんでて、写真もいっぱい撮るけど
後から写真見ると空が物憂いげすぎて
全く楽しくなさそうに見える笑
どんよりぼやけたの雲
今にも泣き出しそうで
ぼくのこころを映したみたい
雲の奥には彩やかな空があるのに
気づいた
物憂げなのはぼくの瞳のせいだ
''物憂げな空''
昼下り、電気をつけ損なった薄暗い教室にチョークで黒板を叩く音が響いている。
先程から教師はとりとめのない話を続け、その説明なのか板書を重ねていた。進まない授業に退屈し、窓の外の物憂げな空をぼんやり眺める。
この時季は湿った肌に張り付くノートがひどく不快だ。
やがてチャイムが鳴り、くぐもった空気の教室にざわめきが戻り始めた。
放課後、教室の掃除をしていると、入口の方からカラッと乾いた声が飛び込んできた。
「なんでこの教室電気つけてないんだ?」
そいつは周りに軽く挨拶を投げながら、僕の方へ近づいてきた。
「よっ!何か今日は……儚げ?じゃん」
「は?…あージメジメして不機嫌だから、そう見えるんだと思う」
当たり前のように肩を組んできたこいつは、隣のクラスの██ ██だ。去年同じクラスだったのをきっかけに一緒にいるようになった。
「ベタついてキモチ悪いから離れてよ」
僕は組まれた腕を掴んで、身体から引き剥がす。
ひっで〜と文句を垂れるが、別に気にしてない顔だ。
すると、ふと思いついたようにこちらを見て、
「何かさ、湿った肌同士くっつくと一体感生まれない?細胞レベルで結合するっていうか」
___何を言ってるんだろう。
「何を言ってるんだ?」
そのまま口から出た。
だからさ…と言いながら僕の腕をとり、自分の腕を寄せて内側同士をぴたりと貼り付けた。そして、ゆっくりと引き離す。
「ほらほら!今、一体感あったって!」
興奮した様子の██を無視して、腕に残る感触をワイシャツにゴシゴシと擦りつけて消す。
「いや分からないって」
不愉快な視線を送ったが、僕の嫌がる様子が面白かったようで、懲りずにベタベタと触ってくる。
「やーめーろーーー!!」
堪らず教室を飛び出した。案の定、足音が追ってきたから、逃げて、逃げて、逃げまくった。
ゼーハーと息を切らした頃には二人とも汗だくだった。最悪だ。
しばらく言葉も出ず、ただ呼吸だけが重なった。
「も、もう帰ろう…」
「はぁ、そうだな…」
息も絶え絶えに促すと、さすがの██も疲れたらしく、素直だった。
ちなみに、次の日も掃除当番になった。あいつも当然、道連れだ。
大切な人が教えてくれた詩人
本屋でめぐりあった
ひとページめくって唇を噛む。
この言葉に2000いくらの値段がついてしまう。その本を買って、紙袋の手触りを撫でながら空を見た
"物憂げな空"
晩冬の朝、窓に打ちつける雨音で目が覚めた
高い湿度を感じてやや憂鬱になる
体を起こして首を動かすと、時計は5:30を示している事を知る
早朝だというのに、空は泣くことで忙しい
ベッド横のカーテンを開け、流れる雨粒を見た
お前は何が悲しいのか、と問いかけてもただただ泣くばかり
私は身支度をして、外に出た
ザアザアと草木を濡らし、私が差している傘を通り抜けて脚に冷たい雨が伝っている
とっくに靴はびしょ濡れで、歩くたびに靴の中の水が揉まれるのを感じた
こんな雨の日は、私は決まって歌を歌う
傘の中でひとりきり、雨音で私の声などかき消される
空も私も、たったひとりでないている。
【書く練習】
[今日]
夜、布団に入っても仕事の不安で寝つきが悪かった
夜中、仕事が出来なかったらと考えが止まらなくなった
朝方、「ああっ」と声をあげて起き上がる、もうやめてくれ
四時半、頓服を飲んで気持ちを落ち着ける
七時半、だるい体を引きずり布団から這い出る
八時半、パソコンのスイッチを入れて仕事を始める
今日一日、眠いのに眠れない日になった
もう、吐き気そうだ
【物憂げな空】
今にも雨粒が落ちそうな
そんな空だった
軽くため息をつく
溢れそうな涙を
必死にこらえても
涙がひと粒
思わず見上げた空から
雨粒がひと粒
「悲しいね」
「大丈夫?」
物憂げな空と
物憂げなわたしのお話
「物憂げな空」
「青空よりも灰色の空の方が安心できて好きなんだ」
そんな君の呟きを聞いた時、この人とは仲良くやっていけそうだなとなんとなく思った。物憂げな印象を受ける空の方が、光の下で生きられない私たちには心地よく感じられるのだ。
私たちは灰色の物憂げな空の下、そっと手を取り合い、支え合いながら歩く。交わす笑顔だけは、太陽のように輝かせながら。
物憂げな空
空を見る。木の葉の隙間から見える空には太陽は見えず雲ばかりが覗く。太陽を見たのが何十年も前に思う。何時も通りの薄暗い霧があるこの森の奥には誰も立ち寄らない。動物達なら見かけたが人なんて私以外には滅多に見かけない。ここから少し歩いた所にある小さな小屋が私の住処。毎日決められたルーティンから逸れる事は無いのだろう。
空を見る。今日も空は雲に覆われている。湖から帰る帰り道で何時も通り空を見ていた。少しの間空を見上げていたが飽きてしまって正面を見ると少年がいた。何やら不思議そうな顔で此方を見る。
「何?」
「えっ?嗚呼!ごめんね、こんな奥に人がいる事に驚いて。」
「ふーん。まあ此処から離れた方がいいよ。暗くなると更に霧が出て帰れなくなるから。」
ほら行った行ったと手で追い払う。私でも夜に出歩くと危険なのだからあんな子が出歩ける訳がない。少年は直ぐに見えなくなった。それにしても変わった子だった。そもそも此処には、それもこんな奥まで入るなとは言われ無かったのだろうか。少し先程の事を考えながらドアを開けた。
空を見る。今日も何時も通りだ。来た。遠くから走る音が聞こえる。あれから毎日あの少年はくるのだ。
「君はこの森について詳しいね。」
この前小屋に向かって歩く道中、そんな事を言われた。当たり前だろう。ずっと昔からここにいるのだから。生命の神秘も木々や湖の美しき事も、森の儚さもここの事なら何でも分かる。
空を見る。隣には少年から青年となったあの子がいた。何やらずっとこちらを見てくる。
「何か付いてる?」
「いや?ただ君はずっと変わらないなと思って。」
怖くないのだろうか。声には愉悦の色が付いていた。呆れの表情を全面に出しながらそちらを見る。彼は未だに笑っていた。
空を見る。何時もと変わらない。少年は死にここには私一人になった。なにか変わった訳では無い。むしろ最近が可笑しかったのだ。誰に言う訳でもないが言い訳をした。帰り道とはこんなにも長かっただろうか。すぐになれるだろうが落ち着かない。私は一人ドアを開けた。
空を見る。今日も雲に覆われている。また正面を向くとあの時の様に少女が此方を見ていた。不思議そうな顔で此方を見ている。
「何?」
また新たな物語が始まる。物憂げな空も何時も通りで幾千の時が経とうが変わらずあった。御伽話の様なそれは御伽話にしては少しビターな味がした。
物憂げな空
外は雨が降っている。
「弁当忘れても傘忘れるな」
この地域の人たちが教えてくれた言葉だ。
朝の青空が、昼には雨に変わる。
天気がとても変わりやすいから、傘だけは忘れないように、と。
九州生まれの私が北陸に来て、五年が経つ。
だが冬の天気には、どうしても馴染めない。
何日も続く雨で洗濯物は乾かず、夜は鳴り響く雷に眠れない。
まれに雨の降らない日があると、この地域の人は「晴れた」と喜ぶ。
たとえ太陽が、分厚い雲に覆われていても。
こんな日は、生理前の身体を思い起こさせる。
泥沼に浸ったように重だるく、頭の奥には薄い霧がかかっている。
物憂げな空。
今年もそんな季節がやってきたのだ。
息をつき窓を開けると、絶望的に分厚い雲が、流されることなく空に居座っている。
それでも私は、いつもと何かが違う気がして、じっと空を見つめた。
何かが、違っている。
そうだ、雲の切れ間から、
細い細い一筋の光が差し込んでいるのだ。
きっと、これまでも差し込んでいたのだろう。
でも分厚い雲しか、降り続く雨しか、
私には見えていなかったのだ。
それでも今は、はっきりと見える。
空と陸とを結ぶ、一筋の光が。
物憂げな空、とは。
抑も物憂げとは何か分からなかったので、調べてみた。
何となく輪郭が掴めずぼやぼやしている感じだ。
あまり気持ち良さそうな言葉では無さそうである。
空といえば、雲ひとつない青空が爽やかで綺麗だと思う。
太陽光が遮られることなくこちらに射し込んでくる。
しかし何故か、果てしなく広がる青空は、空虚にぽんっと放り込まれたような孤独感や焦燥感を感じさせるものがある。どこまで走っても追いつけないような。際限のない世界が怖くて少し鳥肌がたつ。
物憂げな空とは、オレンジや紫、ピンクや群青色が混ざった夕方の空や、薄暗い雲がずっしりと詰まったかのような曇天の空だと思う。
そういった空は、個人的に青空のように爽やかな気分にはならない。寧ろ気分が落ち込む時もある。だが、どこか安心感がある。
包み込んでくれるような安心感、ではないが、嫌な自分を少し受け止めてくれるような気がして。
まだこのままでいいよと、爽やかでなくとも綺麗でなくとも生きていていいのだと。
少しそういった感覚になる。
物憂げな空が存在しなければ青空が鬱陶しくなりそのまま突っ走り続けて死んでいたかもしれない。