"物憂げな空"
晩冬の朝、窓に打ちつける雨音で目が覚めた
高い湿度を感じてやや憂鬱になる
体を起こして首を動かすと、時計は5:30を示している事を知る
早朝だというのに、空は泣くことで忙しい
ベッド横のカーテンを開け、流れる雨粒を見た
お前は何が悲しいのか、と問いかけてもただただ泣くばかり
私は身支度をして、外に出た
ザアザアと草木を濡らし、私が差している傘を通り抜けて脚に冷たい雨が伝っている
とっくに靴はびしょ濡れで、歩くたびに靴の中の水が揉まれるのを感じた
こんな雨の日は、私は決まって歌を歌う
傘の中でひとりきり、雨音で私の声などかき消される
空も私も、たったひとりでないている。
2/25/2026, 1:17:18 PM