『物憂げな空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
物憂げな空だ、と雲ばかりで薄暗い空を見て思った。
前日の予報通り雨が降っている。
雨の中出かけるのは少々面倒くさいが、雨を見ることはむしろ好きだ。
土砂降りを除いて、雨粒が傘に当たる音や振動は心地いい。車のライトに照らされて浮かび上がる水滴はライトアップみたいで綺麗だし、窓についた水滴はいつもよりものや色を大きく見せてくれる。
喧騒のない静かな世界に浸れることのなんと贅沢なこと!
自然の脅威は当然恐ろしいが、それ以上に恩恵を与えてくれていると思う。
《物憂げな空》
物憂げな空
少し気分が沈む
たまにはこう言う日が
あってもいいよね
君がいないと
何をしたって
心は曇る
今日も
どんより
物憂げな空
物憂げな空(オリジナル)(異世界ファンタジー)
「お前はこれが狙いだったんだろ」
ライの目の前で男が古い剣を鞘ごと空に突き立てた。
厚い雲が空を覆い、今にも雨が降りだしそうだ。
男はいつもの人当たりの良い外面を捨て、邪悪に笑った。
「お生憎さまだったなぁ!」
古代の魔力が宿ったその剣を、鞘からスルリと抜いて、男はライに迫った。
「死ね!」
ひ弱な外見をしたライには避けられないだろうと高を括っていたのだが、剣がガチンと弾かれた。
「な、なんだと!?」
ライは動いていなかったが、何やら光るものが結界のように剣を受け止めていた。
男はライが魔法使いらしいと知っていた。
光るものを操っている様子から光属性の魔法使いだとふんで、夜間か曇天を選んだのであったが。
「光がなくても使えるのか?!」
「…あまり魔法にお詳しくないようですね」
ライはため息をついた。
「確かに私の目的はその剣です。悪さをしないようならそっとしておこうと思ったのですが、精神的にあまり良くない影響を与えているようですね」
「何だと?!」
「回収します」
ライが手のひらを広げ、男に向けた。
男は剣を再度振りかぶる。
魔剣から闇が放たれ、ライに襲いかかった。
「できるもんならなぁ!!!」
男は魔剣の闇に飲み込まれ、目を爛々と輝かせた。
ゴウゴウと風がうなり、天空の雲が渦を巻く。
空がより一層黒くなり、ゴロゴロと雷鳴が轟いた。
「わはははは!!」
魔剣の強力な力を確信して、男は喜びに狂った笑い声をあげた。
カッ!!
空が一際明るく輝き、空気をつんざく一撃が空を割った。
ビシャーン!!
ドーン!!
雷の一撃。
地響きが通り過ぎた後、ぷすぷすと煙をあげていたのは、魔剣を持った男の方だった。
「な、ん、で…」
男は地に倒れ伏した。
ライは片足を引きずって彼に近寄り、無事古代の魔剣を回収すると、
「すみません。私、得意魔法、水と雷なんです」
と、ニコリと笑った。
雲に渦を作ったのも、雷を呼んだのもライであった。
男はがくりと首を落とし、気を失ったのであった。
波打ち際に打ち付ける波もないまま
彷徨うように押し寄せる波を静かに待ち望む朝
霧の中から微かな希望と絶望の香
ゆらりゆられて辿り着く
あなたの声が
この砂浜に
お題:物憂げな空
後日あげるのでお題とスペース保存しておきます。
物憂げな空
雲ひとつない空
みんなは快晴なんて言うけれど
実は涙をこらえてるだけ
だって
辛い時こそ微笑みをって
言ってたから
涙を貯め込んだ空
みんなは
こんな日は気持ちまでどんよりするね
なんて言う
こぼさないように口角上げて
微笑んでるつもりなんだけどな
無理はしてないよ
大丈夫なんでもないよ
声は届いたかな
私の気持ちは届いたかな
別に何とも思わなかった
貴女が私の前から消えたって
私の人生は何も変わらない
だが、どうしてか
貴女が私のいない日々を生きることが
妙に心をざわつかせた
私は何を失ったのだろう
貴女は私にとって何だったのか
その答えを見つけることは
もうできないのかもしれない
雨は降らずとも薄暗い
あの物憂げな空に
私は顔を背けたくなった
「ほその夫妻」宛に何度も何度もメールを送り、タイトルを間違えて表示してしまったことへの謝罪と理由を求めたのですが、いっこうに返事がありません。
いつも、皆様からのたくさんのメールがあり、それを読むことで、精一杯であると、待ってくれということの繰り返し。と同時に運営している他のサイトを紹介してきたが、それは要らない、必要のないサイトだ。
逃げているとしか思えない。誠実ではない。
間違えて表示してしまったタイトルを消してしまっただけでは、説明にならない。文法上の間違いを認めて、新たなタイトルを示せばよかっただけなのに。
なぜ、きちんとできないのだろうか。
ここに書いてあることは削除されるかもしれない。
本当に、この運営会社、「ほその夫妻」にはガッカリしている。
残念という気持ちしかない。
弁護士に相談します、と言ってもなんの返事もないまま。もっともこんなことで弁護士を立てるのは時間の無駄なことはわかっている。
誠実に、あのタイトルについての説明がほしいわけです。送ったメールに返事をしてもらいたい。
これを読んだら、「ほその夫妻」お返事をお待ちしております。
物憂げな空
吐いたため息はもう白くないのに
薄黒い雲になって空に浮かんでいく。
感傷的な自分にさらに塩を塗るかのように
過去の失態や醜態が雨のように頭の中に流れてくる。
大きなきっかけがなくてもそんな状態になる時がある。
こういう日は晴れ晴れとた空よりむしろ、
物憂げな空のほうが元気が出たりするものだ。
〚物憂げな空〛
2月終わり。高校入試が始まった。1日目は筆記試験。二日目は面接となっている。
1日目〜
僕はとある高校に来ていた。受付を済まし、指定された教室へ向かっている最中だ。見知った顔のやつらもいた。皆余裕だと言ってヘラヘラとしているが、そんな余裕があるのなら僕にも分けてほしいところだ。最後の模試はB判定だったし、1月ぐらいから何をしたらいいのかわからなくなったし。もし、受からなかったとしても、滑り止めの私立がある。学生のゴールは高校じゃない。大学なんだ。大丈夫なんだ…………。もし受からなかったら?今までの努力は何だったの?模試で高得点を取った喜びも、友達とテストの点を競ったのも。何もなかった…。
「佐々木。おはよう。朝からぼーっとしてんな。」
僕「おはよう。ちょっと、ね?」
「なぁ〜に、緊張してんの?大丈夫だって、この前過去問何個もやってたじゃん。」
僕「過去問は過去問だよ。今年は形式が突然変わったりするかもしれないんだよ?去年だって国語の長文がなくなってたし(2024)。」
「今年は長文に戻るだろうな。でもお前、国語得意だろ?」
僕「まぁ、うん。簡単に想像できるからね。」
「簡単ってまじでいってる?俺は無理なんだけど。過去問でもぎり30点取れるか取れないかなんだけど。」
僕「その分、数学や理解が得意でしょ?」
「余裕のよっちゃんだぜ。」
そんな会話をしていると、いつの間にか指定された教室にやってきてしまった。
僕「僕、ここだから。じゃ。」
「おぉう。お互い頑張ろうぜ。」
そいつと別れて自分の席に着席する。窓の近くか。同じ学校の生徒が固まってるってことはあいつは隣の教室になるのだろう。あぁ…空が青い。雲がまだらに存在する上空を眺め、そんなことを思う。悩むことなんてなかった。過去の自分、そして今の自分を信じないと。
筆記試験が終わった。今は学校を出て家に帰るところだ。あっという間だった。どう解いたかどれだけで来たかあまり覚えていない。不安はなくはないが、もう終わったことだ。最後の望みは明日にかけよう。皆はどうだったんだろう。ちゃんとできたのかなぁ。なんとなくだけど僕はイマイチかな。できたって自信を持って言えない気がする。
「佐々木。朝ぶりだな。」
僕「お前か。久しぶり。」
「朝ぶりだろ。そんなに長く感じたか。」
僕「いや、逆だよ。とても早く感じた。」
「あったなぁ、そんな題名の文章。確か『体の時間と心の時間』ってやつだったっけ?」
僕「あぁ、あったね。それ中学生の時のやつだっけ?」
「違う?あいにくと、そこんとこ覚えてないんで。」
僕「そうか。で?テストどうだったの?」
「国語死す。しかし、数学と理科が復習を果たす。」
僕「なにそれ。国語できなかったの?」
「あれは無理っすね。魔王でも勝てん。でもでも、数学と理科がものすっごくできた。満点かも。」
僕「すごいじゃん。」
「佐々木は?」
僕「まぁまぁかな。」
「まぁまぁかぁ。でも、国語できなんだろ?」
僕「多分ね。」
「明日もあるし。今夜は暗記だな。」
僕「暗記って、本来は自分のこれまでの生い立ちとか、成果とか話すだけだけどね。」
「もしや佐々木。お前、原稿書いてねぇな?」
僕「普通書く?」
「覚えるために書くだろ。というか、先週の授業であったじゃん、自己評価のやつ。ぶっつけ本番でやったのか?」
僕「うん。」
「え?まじで?評価は?」
僕「一応満点。」
「お前…天才かよ…さらっと自慢すんなよ…。」
僕「自分についてべらべら語っただけだけどね。」
「それで満…いや、なんでもない。明日緊張するなよ。」
僕「頑張る。」
「俺は今から塾に行かないといけないから。それじゃ。」
僕「うん。また明日。」
「ちゃんと寝ろよ。」
僕の友人は走って行ってしまった。明日、頑張れるかなぁ…。
二日目〜
早朝。皆が学校に集まっていた。長い長い入試があと少しで終わる。正直、うんざりしてたんだろう。滑り止めは受かってる。別に公立高校じゃなくていい。ここであきらめてもいいんじゃないか。ネガテイブな思考はやめろ。結局のところ、運命には逆らえない。波に流されよう。どうなったっていいと思ったけど…やっぱ、気持ちよく終わらせたい。
「佐々木。負けるなよ。」
何に?と言いかけて止まる。友人はその言葉を残して一人で先に進んだ。まぁ、大方他に用件のある友人のところへ行ったんだろう。じゃぁ、今かけた言葉はなんだ?『負けるなよ。』。もしかしたら、友人は気づいてたのかな。ありがとう。その背中がとても心強く見えてしまった。頑張ろう。雲行きも怪しいがね。
end…
「言葉の空」
「みなさんも空を見上げてみてはいかがでしょうか」
日課である天気情報番組を観るたびにキャスターが言う、何気ない一言。気象情報を観るのは好きなのだが、このキャスターの言葉だけは、毎回不安な気持ちにさせられる。
去年の冬、私は"普通の人間"じゃないことを知ってしまった。誰かと一緒に行動したり、作業したりするのが極度に苦手だと。その日から、空を見上げるたびに、自分が普通じゃないことを思い知らされているようで、どうも気持ちが悪い。晴れていれば、「現実を突きつけている」ように、雨が降れば、「低気圧の重たい空気を押しつけられている」ように。他の天気で、気持ちの良い天気だと感じたのは、最近は無い。もう、空を見上げることすら、無くなってしまった。世間は「晴れるといいことがある気がする」とか、「雨が降ったら、気持ちが沈む」とか、色々感情に結びつけるようだが、私にとっては、晴れだろうが雨が降ろうが、「物憂い空」なのは変わらないのだ。
睡眠障害という、新たな厄介者を飼ってしまってからは、「現実を突きつけていた」晴れが、「頭を刺すような、罰」として見えてしまっている。
日課の気象情報は観るのが好きだから、辞められないが、もうあの言葉は聞きたくないから、天気図を観て、スマホの電源を切る、という行動に変わるのは、遠い話では無くなりそうだ。
物憂げな空
雲に覆われた物憂げな空よ。
そう大袈裟に泣くんじゃないよ。
朝からずっと泣いてるじゃないの。
今日は私が話を聞くよ。
だから、元気になったら、また私の話を聞いてよ。
物憂げな空
曇り
処により雨
憂鬱な空の模様
人間の気持ちなんて
何にでも影響されたりする
私は別に嫌いな空でもないかな
面倒ではあるけど
良い塩梅だと時折に思う
降ったのか
降るのか
大概は通り過ぎて何もない天気空
陰影が美しくすらある
そんな日の夕暮れは
空が見えさえすれば鮮やかで
何処から見てるかなんだと考えられる
最悪でも傘もあれば
建物だってある
やり過ごすしかないから
その後を楽しみでもしたら良いんじゃない?
物憂げな空
今日は少し早めに学校に着いた。自分以外誰もいない教室はいつもとは違う表情をしているように見えた。
自分の席に座り、ゆったりとしていると君が登校してきた。この広い教室に二人以外誰もいない。
窓の外はざぁざぁと雨が降っている。
君は雨に降られて少し萎えているようだった。
他の人がいると話しかけにくいけど今なら君に話しかけられそうな感じがした。
雨に濡れたワイシャツと水でまとまった髪の毛。
シャンプーの香りがしそうだった。
君とのお話は盛り上がってしまった。
いつの間にかクラスメイトが半分くらい登校していた。
物憂げな空に対して晴れやかな私の気持ち。
雨の日最高じゃん…!
「物憂げな空」
11月の終わり、札幌の空は灰色を何層にも重ねたような色をしていた。雪はまだ本気で降っていないけど、いつ降り始めてもおかしくない、そんな空気感が街を包んでいる。
千歳線のホームで、詩織(しおり)はマフラーを顎まで引き上げて立っていた。電車が来るまであと10分。スマホの画面を見ても特に見るべきものはなく、ただ指が無意識にスクロールを繰り返すだけだった。
隣に立っていた女子高生が、突然小さな声で呟いた。
「今日、なんか空が重いよね」
詩織は一瞬びっくりして顔を上げた。見ず知らずの相手に話しかけられたこと自体久しぶりだった。
「うん…なんか、息苦しいっていうか」
詩織はそう返しながら、自分でも驚くほど素直に言葉が出た。
少女は少しだけ笑って
「私、こういう空の日は大抵、誰かに会いたくなるんだよね。でも結局、誰もいないんだけどね」
その言葉が妙に私の胸に刺さった。
詩織は、別れた恋人の最後のRAINを未だに消せずにいることを思いどした。
「ごめん、もう無理かも」それだけだった。
「私も、会いたい人いるんだけどさ、でも、会えないってわかってるから、余計に空が重く感じるのかも」詩織は小さく吐息を吐いた。
少女は少しの間黙って空を見上げていた。灰色の雲の隙間から、ほんの僅かに青が覗いている。でもすぐにまた別の雲が流れ込んですぐに隠れてしまう。
「ねぇ」少女が急に言った。
「今からちょっとだけ、知らない誰かと一緒にいていい?すぐ電車来ちゃうけど、その間だけでいいから」
詩織は驚いて少女を見た。制服のスカートから伸びる細い脚が、寒そうに少し震えている。
「…いいよ」詩織は小さく頷いた。
それから2人は言葉を交わさずに並んで立っていた。
電車の到着を知らせるアナウンスが流れ、ホームの端に風が吹き抜ける。少女の髪がふわりと舞い上がり、詩織の頬をかすめた。
電車がホームに入ってくると、少女は小さく手を振った。
「ありがとう。ちょっとだけ、軽くなった気がする」
詩織もぎこちなく手を挙げて返した。
電車が動き出し、少女の姿が窓の向こうに消えていく。
詩織はまだホームに残ったまま、もう一度空を見あげた。
さっきよりほんの少しだけ、灰色が薄くなっている気がした。いや、気のせいかもしれない。でも今は、それで良かった。
物憂げな空の下で、知らない誰かと、たった数分の間、同じ重さを共有できたということ。
それだけで、今日はもう十分だった。
(完) 雨夢 歌桜
物憂な空を見つめる。
何かの不安や、悲しみに想いを巡らせる。
2本目のタバコに火を着けるか迷い、
火を着ける、空に煙が消えてゆく。
今朝は何も食べてなかったと、
コンビニまで歩く、おにぎりを2つ買う。
ただの生活、ただの日常。
そして、夕方を迎え夜になる。
朝、いつもの様にタバコに火を着けて、
物憂に空を見つめる。
[物憂げな空]
空って落ち着く。野原に寝そべって空を眺めている時は何も考えずに心を落ち着かせられる。そして、私がどれだけダメ人間でも全てを肯定してくれる気がする。
でも、、、雨は優しくない。私の全てを否定して拒んで存在すら水に流そうとされてる感じがするの。
晴れてれ優しい空も雨だと消えてなくなりたいって思わせる程冷たいの。
ねぇねぇお空さん、あなたは私の事受け入れてくれるの?それとも拒むの?答えは天気で教えてよ
じゃ質問、
明日のてーんきなーんだ?
物憂げな空、
空も何か
悩んでいるのかい…?
ここから見上げているよ。
墜ちて来そうな物憂げな空だ
吐き出しそうだ
泣き出しそうだ
水をたんまり溜め込んで
電気をたんまり呑み込んで
爆発しそうに重たい空だ
そうしてじっと見つめている
そうしてじっと憂いている