『物憂げな空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
土曜日出勤。
朝からはっきりしないお天気で偶にポツポツ降ってきたり。
いつもイライラさせたりするのはやっぱりワタシが無能だから。
お金が無くてしんどいから仕事を始めたけどもしんどいなら仕事を辞めれば?って…。
どうすれば正解?完璧に立ち回ることが出来たら正解?
ちょっとでも疲れたと言えば追い詰められる。
いつも何事も笑顔でなんでもこなせるスーパー嫁なら…。
物憂げな空
曇りときどき雨。天気予報にはそう書いてあって、空を見上げれば、たしかに分厚い灰色の雲に覆われていた。
どんよりとしたそれはどこか物憂げで、なんとなくこちらの気分も下がってしまう。
「晴れるよ」
思わずため息をつけば、隣を歩く君はいつもと変わらぬ声色でそう言った。
その言葉に、もう一度空を見上げてみても晴れそうな様子はなく、むしろ雨が降りそうにしか見えなかった。
訝しげにそちらを見れば、君は西の空を指差した。その指の示す先を見ていると、雲の隙間から一本の光が降りそそぐ。その光の柱は徐々に増えていき、地上を照らす。
「ね、晴れたでしょ」
そう言って笑う君のもとにも光が降りそそぎ、その笑顔を照らしていた。
ベランダから見上げた南の空は気持ちのいい青空だったのに、それじゃあ出かけようかと家を出てしばらく歩いていると、その空はどんよりと曇っていることに気がついた。あれ?と思って後ろを振り返るとやっぱり晴れているのに。北と南で空が見事に分割されている。それがちょっと可笑しかった。
伝えたいことはいつも伝わらないまま終わってた。
言葉も、気持ちも、願いも、祈りも、何でか最後の最後で伝わらなくて。
だから、止めた。伝えたいことを伝えることを止めればいいんだって思ったから。
それなのに、どうしてこんなにも苦しいんだろう?
見上げた空は、何も言わないまま見下ろしている。
違うのに、あまりにもそっくりな色をしていたから。
そんな空に、”落ちてみたい”と思った。
物憂げな空
湿った空気を胸いっぱいに吸い込む。嵐の前触れだと肌がざわついた。重たい雲がゆっくりと空を遮って、絶え間なく降り注ぐ雨が街全体を濡らしていく。光を反射する玉粒の水は私の身体を、濡らすことなくすり抜けていった。
私は半透明で、居てもいなくても構わない存在だった。余計なことはせずに、必要なときに求められたことをする。相手にとって都合のいい言葉を吐き続ける。人形のままごとをさせられている、そんな日々を繰り返した先に「自分の意志がないんだね」と嘲笑だけが待っていた。もう、疲れた。私にだってほしかったものくらいある──ただ、褒めてほしかった。頑張ったね、偉いねって受け入れてほしかった。そうしたら私はまだ生きていたかったのに。
永遠の眠り 甘い接吻
ハッピィエンドを迎えない 物語
語り手に告ぐ
見よ 世界はきっと美しい
物憂げな空を晴らす様に
酒を煽る
木が鬱蒼と茂る森の中 梟が悲しげに歌を紡ぐ
冷たい姫 夢に沈む王子
お題【物憂げな空】
タイトル【心中】
物憂げな空
物憂げな空を見上げて
ふっと話しかけてみる
わたしが笑ったら
空よ、あなたも笑ってくれますか?
もしそうならば
わたしは今日も一日
できるだけ笑顔でいるよ
あー、またやらかしたよぉー。
テストで、もともと書いてて、合ってたやつを書き直したせいで、間違い!!
もう何回やるんだよぉー……
このちょっとの、ほんのちょっとの点数でもさぁ、
後々に響いてくるわけで……
まさに『塵も積もれば山となる』だよねぇ。
あー……次こそは!次こそはちゃんと覚えるまで勉強しなきゃ!!頑張る!頑張ります!!
私は、ふと空を見上げる。
空は薄暗い雲で覆われていた。
今のところ、光が見える予定はナシ。
……どうか、晴れてくれるといいなぁ。
〜物憂げな空〜
物憂げな空の偽善
実際の憂いは知らず
その証拠に土の道は乾ききっている
お前が涙すら流さなかった証拠
自分の死体をひきずって歩く
足跡が砂に消えるより先に血が染み込む
ああ こんなの
死んだ方がマシじゃないか
働く余力がどこにある
生命維持すら儘ならぬ
生きるために働くのか
働くために生きるのか
お前たちとは出来がちがったんだ
いくらでも蔑んでくれて構わない
早く聖女ギヨティーヌの元に行き
膝まづいて潔く罪を告白しよう
「わたくしは日々懸命に生きている
善良なる市民の裏切り者です!」
けれど彼女はわたくしに触れようともせず
なぶるように見下げるばかり
善良なる見物客は声を揃えて
「働かざるもの食うべからず!」
銀色の薄い歯を見せながら
氷よりも冷たく聖女は微笑む
血の道を折り返してありもしない我が家に帰る
空は相変わらず涙の一滴をも与えず
わたくしに降り注ぐは石礫のみ
死体はもはや血も流さぬ
ああ こんなの
死んだ方がマシじゃないか
ふたつめのプリンを食べ終わると一緒に、すべて放り出したくなった
あたしは咥えたスプーンを歯でがちがちと噛み、そうして得られる痛みがあることを知り
次の恋に向かうにはまだ、あたしは脆すぎると、大きなティラミスの皿を半分残す
『物憂げな空』
空を見て「物憂げな」と、思ったことがないから、書けない。
その代わり、灰色の空について書いたポエムを残す。
『ロバ色』
ロバは誠実で賢い動物だそうだ
そんなロバ色の空から落ちてくる雨は
空が泣いているかのようだ
もちろん自分のためじゃない
優しいロバの色をした空は
泣けない誰かのために
我慢強い誰かのために
代わりに泣いてくれるのさ
空に虹がかかる頃には
誰かさんにも笑顔が戻る
優しいロバの色をした空は
みんなの笑顔が大好きなのさ
『物憂げな空』
今日、大切な人に謝った
初めて謝った
私の気持ちであなたを傷つけ
無理して間を埋めた白色の時間
「16日と11時間23分」
そして今、22時54分
星一つ見えない物憂げな空
仰ぎ仰いでベランダにうなだれる
でも、謝りたくて謝りたくて
スマホの画面に指を滑らせる
全て吐き出した
凍えた外の空気に私の熱い想いが
心も空も少し晴れた気がした
その隙間から返事は来るかな
暖かくも寒くもない
あぁ、嫌になっちゃう
落ちてきそうで落ちてこなくて
なくなりそうでなくならなくて
指を動かし、ぴえんの顔
つまんないつまんない
頭の蓋は邪魔けったい
#物憂げな空
物憂げな空を見ながらいつも思う、自分はなんで生きているのかって、確かに周りが言うようにそんなものどこにもないのかもしれない、しかしここまできて無かったで終わらせて良い訳がない、だから僕は今日も探すんだ
- 物憂げな空 -
生きている
ただそれだけで幸せなはずなのに
なぜ生きている?
なぜ生きなきゃいけない?
今日も飽きずに考えている
僕の心に寄り添い
色滲ませている
空、見上げながら…
物憂げな空
雲ひとつない空
なのに淀んで見える空
仕事、学校、それぞれ色々な場所で落ち込むことがある
落ち込むことは必ず悪いことじゃなくて
落ち込んだことを引きずってしまったりしなければ
落ち込んだことをこれからに活かすことができれば
私も実際落ち込んだことを
引きずってしまう性だけれど笑
でも時がたって明るく青い空が見えたらそれでいい
私自身空を見上げることがある
明るく晴れた空に笑顔をもらうことが何度もある
ふとした時に空を見上げてみるのも悪くない
空は、人の感情を表すのだろうか。
同じ空でも、感情の感じ方は人それぞれだろう。
僕の場合は、晴天のときは気怠い。目も開けられないし、物陰に入るしか陰に入れない。太陽が鬱陶しい。
曇天は、好きだ。眩しくないし、雲を眺めると雨が降るかも知れないし、晴れるかも知れない。気分が高揚する。
夕日は好きだ。太陽ほど眩しくなく、どこか懐かしい不思議な、心地いい寂しさになれるから。
物憂げな空は、それが全て入っているのだろか。
その時の感情は、やっぱり人それぞれだろう。
僕の場合は、何を想っているだろうか。
考えたが、浮かばない。
きっとそれも、感情なのだろう。
物憂げ。私にはその言葉が分からなかったので意味を調べてた。物憂げは何となく憂鬱で何となく気がふさぐようなという意味らしい。何となく。
私が物憂げに感じる瞬間。それは金曜日だ。多くの人は月曜日が物憂げなのかもしれない。しかし私は幸せな事に学校で会える友達がすごく好きだ。だから2日間も会えなくなる金曜日が物憂げである。
私にとって物憂げな空は金曜日の帰り道友達と話しながら乗るバスからちらりと見えるうっすら暗い空である。
物鬱げな空のもと、
君の長い長いまつ毛が、
頬に影を落として眠っている。
「雨が降るよ」
それを言い訳にして
僕は君の頬に触れた。
ぽつり、ぽつりと降り出した雨。
それでも起きない君。
永遠に起きない君。
顔に落ちた雨が頬を伝う。
頬を伝う雫は
雨だけでは無かったことを
僕は知る由もない。
「物鬱げな空」
「物憂げな空」
『物憂げな空は青色』か?
ある夏の日、めずらしく寄った図書館で
一目惚れをした。
来る日も来る日も僕は図書館に通った。
僕に話しかけられたときは少し嫌な顔をするのに絵本を読んでるときは顔が綻ぶ。青いヘアゴムをつけた。
そんな女の子。
来る日も来る日も話しかけた。
君の好きなものを少しでも知りたかったから。
君の言ったことを忘れないように。
いつしか図書館に行くと手招きをしてくれるぐらいには
仲良くなった。
だからこそ、僕と君との間の感情はちがうのだと
思ったら泣けてきた。
しかしながら気づいた頃に別れはやってくる。
君に会える最後の日。
「今日でさよならだね…僕との日々もいつも変わらない景色でいつもの本を読んでいる君にとってはいつもと同じ物憂げな空だったんだろうね。」
「そんなことないわよ。いつもよりも青いわ。
いつもと違うのはそれだけだけど。」
きみの目は涙で赤かったっけ。
彼女の好きな色は青。
僕との日々が君の好きな色で染められたのなら
とても光栄だ。
まあさよならなんて僕のついた嘘だけど。