『無色の世界』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
無色の世界
世界があるなら
色はなくても
空間があるはず
色とは
外から見たもので
光からの反射
それを器官を通して
処理されたもの
色の名前を
色がつけてない
無色に近い色
私達にとっての
その色は闇で
光がない状態かな
コウモリがいる
彼らは光で見ない
音波の反射で
ものを見てるはず
盲目な人の世界
これにも色はない
色はなくても
世界はあって
光が見えなくても
音がある
音が届かない
それでも
感触がある
そこにいるのだから
世界はそこにある
何に頼るのか
これにより
世界は形成される
無色の世界なら
色に変わる
別の表現があるはず
音には色がない
色でも表現されるけど
世界を認識してる
その処理の仕方が
色ではないだけかな
無色でも
その世界には、きっと
同じ様な思いがあり
様々に表現され
各々に伝わるはず
分けることが
難しいなら
それも込みで
現象として
捉えてみるしかない
1つ1つではなく
それらとして
大きく捉えれば
問題は些細になり
小さく捉えれば
問題が増えていく
問題であること
そこに違いはない
無色の世界でしたっと
無色の世界にぽとんと
落ちる色
「本気で好きなんだけど、あんたのこと」
「言うなよ。冗談……にしておけばいいじゃん」
「出来ない」
波紋となって広がるそれは
曖昧に滲んで
無色の世界に色を付けていく
#無色の世界
「無色の世界」
君がいなくなったその日から僕の世界から色が消えた。
君は僕を残して何処かへ行ってしまった。
許せない。
君は、金色の髪に青い瞳を持つとても素敵な人だった。
だけど、もうその色は消えてしまった。
後ろから肩を叩かれた。
「ねぇ。」
その髪は黄金のように綺麗で瞳はとても澄んだ青だった。
【無色の世界】
無色。
色がないなら
味は?
匂いは?
手触りは?
音は?
無色の世界を
五感で感じてみよう。
きっと鮮やかに見えるはず。
筆先が震えている。絵なんて描きたくない。雪原のように真っ白く広大なキャンバスが怖い。たった一筆で汚してしまうから。
展覧会に絵なんて出すんじゃなかった。
美術部の顧問にそそのかされて、手近な一枚を出したら、それが
【お題:無色の世界】
#無色の世界
ありきたりかもしれないけど、
君のいない世界に、色なんて無い、
君がいないことが、こんなにも辛いだなんて、
思ってもなかったなぁ、
割れた窓から見えたのは
無色透明な雨の粒
僕の頬を伝う雫が
落ちて混ざって溶けて消えた
世界から色が消えたそのせいで目の中から情報が消えた
色のない職場に突如現れた
君は神だと誰かが言ってた
【無色の世界】
色がついた。睨んだ。汚されたから。見たことなかった色だった。気がつけば時が経っていた。
目を閉じて、落ち着けて。目指すのは無色の世界。色が無いことさえわからなくなりたい。
高次元存在から教わったこと 6
私たちは太陽の光を受けることによって
生きている。
太陽は24時間休むことなく、光を送り続けて
いる。
太陽の恩恵は、言うまでもないだろう。
また、地球にも私たちは生かされている。
母なる大地により、作物が育ち私たちの
食物となり、生きる活力にもなる。
太陽、地球は私たちに見返りを求めたり、
「これだけやっているのだから、何かほしい」
と私たちに要求したことが一度でもあるだろ
うか?
太陽、地球もすべて愛に基づいている。
それをありがたく思うことや感謝を捧げる
ことは地球人として大切なことである。
これをわざと地球人の意識進化を阻むために
わざとイエス・キリスト、釈迦を崇拝する
ように地球を支配しようとしている連中は
仕向けたのだ。
ちなみにイエス・キリスト、釈迦は彼らは
自分たちを崇拝するようにとの教えは広めていない。
彼らの共通点は、地球人救済のために
他の星からやってきた存在である。
これを機に、太陽、地球に感謝を捧げてみては
どうだろうか。
これが宇宙意識への一歩となる。
無色の世界を生きていたはずなのに、あなたに出会って世界に色がついて、もう無色には戻れなくなってしまった。あなたを失ったとき世界は無色に戻るのでしょうか?それとも真っ黒になってしまうの?
無色の世界。
無色の世界には
行けるかな?
無色の世界は
目の前に
あるかも?
見えないだけで。
無色の世界
色のない世界…
とても透明で透き通って…
きれい…
天使が住んでいるの
わたしは天使と友達に
なりたいの
天使のように清らかで
きれいな心に満たされたい
そう思う
無彩色の世界に生きていたとして、きっとそれは綺麗なのだと思う。
有彩色の世界に生きていたとして、きっとそれは汚れているのだと思う。
美しいものを美しく見せる有彩色に生きるか、汚れたものを覆い隠す無彩色に生きるか。
君がいてくれるなら、結局どこでもいいのかもしれない。
詩『土砂降り』
(裏テーマ・無色の世界)
今日は朝から土砂降りだ。時々稲光が空を切り裂き遅れて雷鳴が鳴り響く。まるで人の感情のようだ。喜怒哀楽の刺激を受けてから遅れてその意味がわかることがある。
無色の世界。
人は感情を失うと色を無くすようだ。
あの日からだ。
君が自殺しようとしたことより、その予兆に気づいていたのに知らない振りをしたことより、心の中の君への愛を否定し続けた日々が僕から色を奪った。
大人しい僕は時々いじめにもあった。でもそんなに激しいものじゃなかったから、台風のようにしばらくじっとしていれば通り過ぎていった。
すべてが守り。目立たないように生きてきた。
母のパート先の人で、母が親しくなったおばさんに会ったのは近所のスーパーだった。母の買い物について行った僕は、趣味である料理の材料を探していた。今度はシュークリームに挑戦するつもりだった。
そして、おばさんに会って紹介されて挨拶したときにおばさんの横にいたのが君だった。おばさんの一人娘で、障害者。目がほとんど見えないのだ。歳は僕と同じだった。
僕は生まれて初めて本物の目の見えない障害者に会い、どう接したらいいのか何て声を掛けたらいいのか戸惑ってしまった。
君は無表情で面倒臭いようにぶっきらぼうにして、立て続けに喋りだした。
「お母さん、驚いてドン引きされてる?」
「まぁいいや、この人、イケメン?」
「私の名前は◯◯◯、よろしく」
そう言って手を差し出してきた。慌てて僕も名前を言って挨拶して手を握った。小さくて白いその手は少し冷たかった。でも、とても大切なもののように感じた。
たぶん、もうそのときには好きになっていたと思う。
それからは家族ぐるみの付き合いになっていった。君の家にも何度も行って一緒に食事もした。君が障害者と忘れそうになるくらい普通に付き合えた。そもそも君は数カ月生まれが早いからと僕を子分のようにいつも命令口調で話してきた。でも慣れるとそれが居心地が良くなっていた。意地悪じゃなく、僕への思いやりを感じられたからだ。
出会ってからニ年も過ぎて早生まれの君は就職した。僕は大学の受験のために勉強で忙しくなり、二人はあまり会わなくなった。その頃から君の様子が変わってきた。ある一人の先輩から壮絶ないじめを受けていたことはあとから知った。
僕が大学生活をエンジョイして、君のこともあまり思い出さなくなったある日の朝に、その電話はあった。
「◯◯◯ちゃんが自殺したって…」
母からだった。
それは土砂降りの朝だった。
スマホのLINEに君からのメールが残っていた。
「出会ってから、楽しかったー」
「ありがとうっス」
「好き、じゃないっス」
「じゃ、また?笑」
土砂降りの朝は、いつも君を思う。
どこかで障害者の君を差別していたのかもしれない。君の未来を背負うには若すぎたと言い訳もできるけど、本気で好きになることが怖かったんだ。まだ本気じゃないと思っていたから。
大学を卒業して地元に就職できて故郷に帰ったら、花束を持って君の病院に会いに行くよ。
人生の色を取り戻すために。
そして、プロポーズ?…するために。
無色の世界だったら
「運命の赤い糸」って見えるのかな
無色でも、「運命」だもの、
赤色がはっきり見えるはず
何色もない無色の世界で見える
「赤い糸」はどんなに美しく見えるんだろう
「無色の世界」
打ち終わった後になると無色の世界に
行ってみたくなりましたね(笑)
僕の生きている世界は、無色だ。
友達もいる
食べるものもある
だけど、僕はサブ役でしかなくて誰にも見つけられない人生だ
自分も何をすればいいのかわからなくて、この世界に色があるのかわからない。
でも、きっと、僕を愛してくれる人が現れたら世界に色があるか確かめられる気がする。
僕は、恋もしたことない。
恋愛もしたことない
でもきっと(愛されたい)という気持ちがあると思う
僕を愛してくれる人が現れるまで
それまでは、色の無い世界で生きていこう
「無色の世界」
絵筆で色水を作る。じわりじわりと浸透する色たち。
画用紙の上を滑る彼女達はこの世界をどう彩るのか。
私のいる世界は無色で色などなかった
でも、色をつけてくれたのは支えてくれた人たちのおかげ…。
無色の世界