『無色の世界』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
無色の世界
あなたがいないと…
何もかも無色になるの
あなたがいると…
何もかも彩り豊かになるの
わたしはあなたに
いて欲しい…
そうおもう
#3 無色の世界
久々に買い物でも行こうと、街へ出た。
人が多いのには慣れていない。
イヤフォンをして音楽を聴きながら人をかき分け進む。
考え事をしていて、ボーッと歩いていたら
聞いたことある声がした。
「おい!」と肩をたたかれそのまましゃがみこんで
顔を上げると、考え思っていた人がいた。
「大丈夫か?」と手を差し伸べてくれた。
その手は大きかった。
『どうしてここにいるの?』と聞いたら
髪の毛をかきながら
「いや、事務所が近くにあって仲間と
ご飯向かおうとしてたんやけど
お前を見かけたから追いかけてきたんや」と
照れくさそうにしていた。
私はその照れくさそうな顔を見て笑った。
「なに、笑ってんだよ!
てかお前、笑うと可愛いなぁ〜。笑え!」
それを言われてまた真顔に戻ってしまった。
〈剛輝さーん、剛輝ー〉
『あのぉー、な 名前、お 教えて』
「あれ?言ってなかったけ? 剛輝(こうき)お前は?」
『こうき、、、私は、梨雪(りせ)』
「梨雪!いい名前やなぁー!
あ、みんな待たせてるから俺行くわ!
これ俺の連絡先やから連絡してーや!じゃーな!」
と言い、人混みに消えて行った。
もう会えないかと思った。
と思い、ビルのビジョンに目を向けたら
(え、?剛輝……?)
そう彼は有名なミュージシャンだった。
私の周りは無色の世界へ引き込まれた。
君はつまらないことだらけで、世界に期待することをやめた。
いじめられている者を庇ったせいで、替わりにいじめられるようになった。あの時は正義のヒーロー気取りだった。その内そうやって思い込んで、自分は馬鹿だったなあ、庇わなきゃ良かった、とまで思うようになった。
学校にはもう、暫く行けていない。
「学校に行きなさい、あんたはなにも悪いことしてないんだから」
母親からそう言われた。父親にもそんな感じのことを言われたのだと思う。思春期まっさかりの上の兄は君のことなどいないように扱う始末。
両親からも兄弟からも見捨てられている心地になった君は、家に居る気になれず、近所の図書館に入り浸るようになった。
幸いにも、学校はどうしたのか?と聞いてくるような人はおらず、読書の世界に没頭できた。
世界は広い。色んな世界観の話を読んで気付いた君は、今の自分でもできる事を探し始めた。こんな狭い世界、自分からでていってやる!
今から勉強して、定時制の高校に入っても良い、通信制の高校だって選択肢にある。ネットで調べたら、自転車で行ける範囲にフリースクールもあった。同じような境遇の子らそこで学んだり、友達を作っているようだ。
やれることはまだある。徐々に自分の世界が色づき始める。まだ、やれる。
君の目に元の光が戻った。
無色の世界
無色の世界
色がない世界はつまらない
楽しくない
色があるということは人の喜怒哀楽が見える
人は喜んだり、怒ったり、哀しんだり、楽しんだり…
そんな生き方がないと、つまらない
たくさんの色が得る世界で生きていきたい
――無色の世界――
色があるから
世界は美しいと詩人は言う
色があるから
人は美しいと芸術が訴える
でも私が生きているこの世界は、
無色に染められて
モノクロの世界になった
正義と邪悪
白と黒
色が入る隙は無い
ただ2つに
分類して
賞賛して
批判して
掌を返して
逃げているとも解らずに
自ら正しさで刺しあって
個性なんてものは無い
正しいか間違い
2つ在れば事足りる
私のような阿呆が多く蔓延るこの世界
あなたも住んでいるのかも?
気がつかぬ者は無色の世界で
燻っていれば丁度いい
死にたいなんて戯言を
のたまってるのが丁度いい
その世界は無色の世界だった。色がない。どうしてだろう?
他の皆は驚いてない。私だけ?なんなの?神様の嫌がらせ?
いや、夢?おかしいと思い病院へ行くと「貴方は盲目です」
「目が元々見えないのです」「周りの様子がわかったのは貴方がこの環境に慣れたからです」私は、、、本当の世界を見たことがない。きっと綺麗なんだろうな
書く習慣/14日目。
「無色の世界」…
光が透過し、無地色の世界が広がる…
透明なガラス玉が彼を映す、
透明で無色の世界は、
1枚の白黒の世界へ変わる。
古い写真と無色の世界だ、
北国の古きアイヌ衣装と少し不器用なシワクチャ笑顔の男性と、
着物を着た優しそうな女性、
その2人と茶色の子猫が映っていた。
透明なガラスから白と黒の写真…
無色の世界が、その古さを物語る。
「何色でもない、綺麗な無色のガラス玉はね、
光りに当たると白になって…
影に当たると黒くなるの…
心が透明な人は、簡単に白や黒に染まりやすいの…だから、暖かな優しさで、
皆んなで囲めば…綺麗な桜色さぁ…」
その女性は笑顔で私に会話続ける、
その横には会話に入りたそうにコチラをチラ見し釣りをする男性がいる、
「にゃ〜」と茶色の猫が、あくびをする。
そんな、何でもない…
何色でもない時間が、
その2人にとっては、
綺麗なダイヤモンドの色だった。
・・・ふと、京郭閻通りの川に行けば…
茶色の老猫がポツンと1人で釣りをしている。
「また釣りですか、佐步郎[サブロウ]爺さん」
佐步郎「もう、それ以外やる事ないべ」
男性は猫になった…名前は佐步郎…
釣り人であり。猫である。
戦地ではない綺麗な川は無色の世界…
魚は泳いぎ日は照らす。
そんな平和な世界を、過ごしていた。
(作品 R.s.༗より)
では、明日…
綺麗な無色の世界である様に、
無色の世界
生まれついての全盲だった。
いつも周りに迷惑ばかりかけている気がして
友達を作れなかった。
最初に話しかけてくれたのはむこうだった。
いつからか、話しかけてくれる人が減った。
最期まで一緒にいてくれたのは
一番最初に話しかけてくれた人だった。
本当に輪廻転生があるなら、
もういっかいこの人の近くに生まれて
目も見える状態で
今度は自分があの人を救いたい。
色のない世界に
擬似的な色に染めてくれた人。
赤色、青色、黄色 他にも世界にはたくさんの色が
広がっている。
僕は、生まれつき色が見えない。
その中でも稀なケースで普通は世界が白黒で見えるけれど、僕には無色だ。
白でも黒でもない。
ただ、物の輪郭が見えるだけでなんの色も着いていない世界だ。
綺麗な景色。 食べ物。 絵。
見ても食べても何も感じない。つまらない。
この景色が死ぬまで続くのなら、、、もう目なんか見えなくていい、、、。
ふと、朝目を開けると視界から色が溢れてきた。
、、、すごい。
今まで何も感じなかった空が青く澄み渡り感じたことの無い感情が込み上げてくる。
あぁ、そうかこれが色か。これが世界か。
世界はなんて綺麗なんだろう。
お題 無色の世界
無色の世界で
あなたという
たったひとつの
光をみつけた。
3 無色の世界
犬には世界が白黒に見えている、と聞かされたのは五歳の時で、それを知った私は怖くなって泣いてしまった。実際には完全な白黒というわけではなく苦手な色もあるという程度で、きちんと夕空や果物の色を識別しているらしいけれど。それでもそれは確かにこわいことだったのだ。
生まれる前から一緒にいた飼い犬のミミが、実は白と黒の世界に生きている。自分とまったく違う存在であることを、子供らしい幼さや一体感が認めたがらなかった。大げさに言えば、世界が少し、自分を置いて行ったような気持になった。
「黒だって色のうちじゃん。そんな泣くなよ」
犬の色覚のことを私に教えた幼馴染のヒロくんは、ひどく焦ってそう慰めた。
黒だって色のうち、という少しずれた言い方が、なぜか心地よく、少しだけ落ち着いた。
「ほら、拭きなよ」
ヒロくんは当時にしては珍しいくらい折り目正しい男の子で、きちんとハンカチを持ち歩いていた。お父さんが小さな本屋さんをやっていて、ささやかな雑学をよく知っていた。ミミも彼によくなついていて、二人と一匹でよく川原や公園を散歩した。中学からはすっかり疎遠で、高校からは他人くらいの距離感になって、東京の大学に進学してからはほとんど会うこともなくなった。
私は単位を落とさないだけで精一杯で「ミミがあぶないかも」と母から連絡を受けた時も、帰ることができなかった。就職が決まって数年ぶりに実家に帰ると、ミミはもう、小さな小さな仏壇になっていた。白黒よりは少しだけ鮮やかな世界で、私よりずっと早く亡くなってしまったのだなと思ったらとても悲しくなり、私はふと、ヒロくんの実家のあたりに行ってみた。小さな本屋さんはもうなくて、そこはコイン駐車場になっていた。一時間三百円と書かれた鮮やかな看板が、なぜかひどく目にしみた。
お題《無色の世界》
何色にも染まらない。
だから何色にも彩れる。
自分という名のキャンパスに、今日は何色をのせようか?
[無色の世界]
目が覚めると、世界に色が無かった。
青く晴れ渡った空も。色とりどりの花畑も。
美味しそうな焼き色のベーコンも。
それからカップの中のーー。
「これ、何色?」
「#946c45」
「なるほどこっちが僕のカフェオレ」
「うん。しかし、カラーコード認識機能壊れるとか不便だね」
「ホントだよ。コード読めないだけで世界がこんなに無色とは思わなかった」
無色の世界に絵の具がたらされた。
「あ、赤色だ!鮮やかで綺麗。」
「え、青色だよ。すっきりした気分になった。」
「緑色じゃない。リラックス〜。」
あなたの世界には何色の絵の具がたらされた?
一度でいいから
無色の世界に行ってみたい
そこでココロも世界もリセットしたい
そしたら
少しは楽になるかな
またそこであなたに会って
二人きりで歩きたい
色んなことしたいな
そこでも
あなたに
好きって言ってもらえるかな
うん、きっと言ってくれるよ
私も言うからね
〈無色の世界〉
無色の世界
色の無い世界、優しい人がどんどん死んでいく世界。正しいことを言っても、ノリ悪いだとか偽善者だとか、何も否定せずノリを大切にしたらふざけてる、大馬鹿者だとか、、
あぁ生き難い、誰かを守れば、誰かに責められ、誰かを責めれば、いじめだと言われ
自由に生きることはそんなに悪いこと?
好きな事をするのはそんなにだめなこと?
要領良く生きれない子は失敗作?
そんなわけ無い、みんなそれぞれいいとこがあって、悪いとこがあるだからいい
みんなが楽しく生きる権利がある。
それを勝手に奪うやつこそ本物の
「馬鹿野郎」だ。
周りの事は、気にせず好きに生きよう!!
「気にせず生きよう!!」
#無色の世界
花も
顔色も
声も
心も
この世界はぜーんぶ
何もかも
無色なんだってさ
た・ぶ・ん♡(((殴
/意味深かも
色とりどりのカラフルな景色が舞っている。
その中でひとつだけ、色のないもの。
それが貴方。
不思議だね、色がないなんて。
色つけなくて大丈夫?
ああ、そうなんだ。いいね、それが貴方の景色なんだ。
そういうのもいいなと思った。
貴方の色、無色の世界。
#21 無色の世界
題.無色の世界
「ねぇ、おじいちゃん。色が見えなくて困ることってある?」
「信号機は困るね。マークがついとるやつは分かるんじゃが、マークどころか歩行者用の信号機すらも無いところがあるじゃろ?だけんど、車用の信号機にマークがついとるわけじゃなか、それはいかんせん不便なもんだな」
「じゃあ、逆に色が見えなくても幸せなことってあるの?」
「およう。おばあさんの好きな海に連れて行っても、それがどんなに深い青だったのか知らん。おばあさんの好きな柴犬を飼っても、その子の、小麦色の毛がどれほど温かい色だったのか知らん。それでもな、色が分かんなくても、おばあさんの笑った顔を見られるだけで幸せだった」
君と出会い
世界は色鮮やかだと教えてくれた
春の桜は薄ピンクの花びらが舞い
夏の海は柔らかな青のさざ波を作り
秋の紅葉は鮮やかな赤を彩り
冬の雪は白く街を染める
僕には 眩しくて仕方がない
僕は、今まで無色の世界に生きていたのかと思うくらい
今は鮮明に色鮮やかに見える
「パパ!
違う うさぎさんは 緑なの!」
『え? 緑?… 白じゃないの?
…せめてピンクとかさ…』
娘の遊びに付き合わされて
塗り絵をしていたのだが
娘は、個性的な色使いが好みの様だ
「まだ、4歳よ? 好きな色でいいわよ」
妻が 笑顔で塗り絵を覗き込む
そりゃ、そうだけど…
緑のうさぎに 赤の蛇… 黄色のパンダ
娘は、いつか 色彩豊かな画伯に
なるかも知れないな…
#無色の世界