『澄んだ瞳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
大人の世界はどんな世界だろう
自分が大人になるにつれこの世界で生きていけるのかどうか不安になる。
自分の経験からであろうか、人を信用することがあまりできない。人には裏と表があり(裏と表というと重い言い方になるが)、人間には本性があると思う。
よほど仲が良い友達でも今見ている相手のその様子が果たして本性なのか、何を考えているのか、そんなことを考えてしまう。
それと同時に自分自身も他人に本性を出すことができない。
そんな自分が社会に出ても、主張の強い人々に踏み潰されるだけなんじゃないか、それともそこで手を差し伸べてくれるような人がいるのだろうか。
子どもの世界と大人の世界とは何か違う。
大人の世界は生きづらいのだろうか
澄んだ瞳
澄んだ瞳の持ち主の三浦春馬さんと澄んでいない
『おい!俺も澄んでる!( *`ω´)』
『あははは(^_^;)』
死柄木弔さんに来てもらいました
あの世に行っても人間界のように地獄でも天国にも
テレビはあるのか?
『絶対にあるでしょ!』
アナウンス
『おぉ!漫画チックな言葉が出ました‼︎』
〜では2人の雑談会〜
『おい、何か言えよ。』
『はるまっちでーす』
『………あとは?』
『春巻き………春馬!…』
『はっ!くだらないね!』
『死柄木弔も、こっちに去くよ…
〜おいでよ〜
『おいおい、俺も、もうすぐ〇〇からさ
一緒に地獄で踊ろう…この死柄木弔と…』
アナウンス
『2人とも無駄話ですよー!』
2人とも
『えぇ!』
アナウンス
『2人とも誕生日1日違いじゃないですか‼︎』
死柄木
『4月4日…誕生日だ』
春馬
『4月5日でーす!』
死柄木は、三浦春馬を見て
疑問の顔になった。
死柄木弔
『あのさ、死んだら、どんな世界に行くの?』
春馬
『それは……………人間だった自分たちが
生前、良い行い方をしたら……………じゃない?』
死柄木
『俺はもう………地獄だ…今でも地獄』
会場が笑いに包まれる
春馬
『この雑談いつになったら終わるの((o(^∇^)o))』
死柄木弔が『俺が死ぬまで🤣』
と、2人で笑い合い、会場も笑いに包まれたのだった
『澄んだ瞳』
「ふぁーおはよう」
普段通り変わらない毎日。一人暮らしの朝は、スマホのアラームから1日が始まる。会話がないから独り言でも話す習慣を持とうと、挨拶はしようと決めている。
いつも通りに起床し、トイレに行って洗顔と口を濯いで朝食を準備する。食事は考えるのがめんどくさいため、ルーチンとして決めている。ぼーっとする頭で鏡を見るとあることに気がついた。背後に憑いている女性の瞳が充血していた。
内心、えーどうしたの?悲しいことがあった?と色々と想像するもとりあえず、出勤する時刻が迫ってきていたため、身支度を進める。
『あーぁぅ……あぁ…ぁ』
何か背後霊の女性が言ってくる。
珍しいな普段は静かに憑いてるだけなのに、何か話しかけてくる。
テレビのスイッチを入れて、聴きながら朝食の準備をする。グラノーラをボウルに出し、バナナを剥いてスプーンでカットして入れる。牛乳をかけて、立ちながら台所で食べながら今日の出来事を聴いている。
肩をタップしてくる背後霊。今日は積極的だな。
朝食を食べて、歯磨きをして着替えて仕事用カバンを持って準備完了。
「行ってきまーす」
ばたんと扉を閉め鍵をする。うん、今日もいい天気。腕時計を確認して、電車の時刻表は頭に入っている。余裕をもって間に合うなと思いながらゆっくり歩いて向かう。背後の女性が真正面にやってきて、充血した目に涙を溜めながら何かを訴えている。
うーん、何だろうと考えていたら最寄駅に着いた。普段通りに改札を通り、登りホームで電車を待つ。
「あれ、今日は電車遅れてるのかな?」
周りを見回しても、普段より少ない人数しかホームにいない。背後霊はため息をついたように、訴えることをやめていた。
あっれーと、スマホを確認したら祝日だった。
「あー、思い出した。今日、仕事休みだった」
昨夜、明日は久しぶりの祝日だと背後霊とともに酒盛りし、夜更かしをしていた。背後霊も一緒に夜更かししたため、普段は澄んで綺麗な瞳が充血していた。
「だから普段と違うキミの瞳が気になったんだな。でもって、キミは私が出勤する必要が無いことを伝えてくれていたんだね。ありがとう」
ちょっと遠回りして帰ろうかと背後霊を振り返り、帰路に着く。少しずつ彼女の瞳の充血が引いてきて、普段の澄んだ瞳が私を見て微笑んでいる。
澄んだ瞳
誰もが私をそう、認識する。
『あなた瞳は澄んでいる』
『あなたの瞳はきれいだ』
『まるで、穢れを含まない純粋なもののようだ』
そう、口々に誰もが私を『そのように』認識する。
私は、そんなにきれいじゃない。
自分の価値観を、私に押し付けるな、と言いたい。
あなたが私を、そう評価しようが、私はそう思っていない。私は、違う。
澄んだ瞳
苦しい、痛い、私には貴方のその目が、澄んで静かな貴方の目がどうしても無理。
全てを見透かされているような感じがするから、苦手だ。
でもね。それと同時に貴方の目、少し羨ましいと思っているの。
可笑しいかな
「澄んだ瞳」
あなたは私と話す時
いつも澄んだ瞳をしている。
たまに何かを訴えるような目をしている時がある。
『澄んだ瞳』
君のその澄んだ瞳の中には
私じゃ到底叶わないような綺麗な子
そっか。やっぱそうだよね。
真っ黒な澄んだ瞳でママを見上げながらお鼻をヒクヒクさせるあなたたちは、最強すぎて。服従以外の選択肢はありません。
ただでさえ可愛いのに、おねだりする時の顔と言ったら。
世界中のアイドルが束になってかかってきても、あなたたちには敵わない。
純真無垢な心はもう消えてしまった
純粋な好奇心も探求心も
世間という荒波に揉まれ
ひた隠し無心を装うことを覚えてしまった
周りに合わせ仮面の微笑を貼り付け
同じ方向を向いて進む
幼い子の邪推なき笑顔が
とても羨ましい
この世界は何故こんなにも生きにくいのだろう
「澄んだ瞳」
【澄んだ瞳】
そんな目でこちらを見ないで。
この手は血塗られていて、自分は情けない程に濁っているから。
もう、会えないだろうけれど。
「バイバイ」
恐ろしい程に清らかにこっちを見てくるから、だからそっと手を振り返した。
彼女の瞳はまるで山奥の小川のよう。
吸い込まれそうな、透き通った水色。
けれど彼女は本心を見せない。
--決して、誰にも。
僕たちの見る彼女は、ただ澄んだ小川のように、僕たちを映すのみだ。
お題:澄んだ瞳
・澄んだ瞳
新入社員たちの生き生きとした表情から僅かに目を逸らす。
もう何度目かの研修だが未だに真っ直ぐ見ることが出来ない。
別に年齢にコンプレックスがある訳じゃないし、実は弊社がブラックで罪悪感が……なんて訳でも無く。
ただどうしても苦手意識があったのだ。
ある日、そんな風に思っていたことをずっとお世話になっている上司に零したらこんな返事が返ってきた。
「あれ、実は俺も苦手でさ。新入社員の時のお前の顔も正直あんま見れなかった」
「えっ、何故ですか?」
「あー……要は恥ずかしいんだよ。俺みたいなフツーのオッサンを、まるで聖人のような目で見てくるだろ?それがどうもなぁ」
頬をかきながら答える上司の表情は、困ったようで、それでいて嬉しそうな顔だった。
そうか。
彼らは僕たちを1人の人として見ていなかったのか。それなら苦手意識が強くなるのも頷けてしまう。
「まぁ、なんだ。苦手なのはしょーがないが、目はちゃんと見てあげろよ。いずれ向こうも同じ人間だって気づいてくれるからさ」
上司はそう言って僕に缶コーヒーを渡すと仕事に戻って行った。
次の日、僕は今日も指導者として研修会に参加した。
相変わらず彼らの眼差しは苦手だが今度はちゃんと顔を見るように意識した。
僕はこの研修で、君たち新入社員と同じ人間として、人間が無事に仕事を出来ている事を少しでも教えられるよう頑張るつもりだ。
澄んだ瞳と聞いて、私が一番最初に思い浮かべたのは10年以上前に児童ポルノをばら撒いて捕まった男の顔だ。
その男の顔を見たのはニュース映像の切り抜きだった。妙にキラキラした目をしていて神々しさすらあった。
澄んだ瞳をしてる人が純粋で無垢とは限らない…と思ったけど、悪いことをしていてもその事だけを考えてる者は純粋で無垢になる…のかもしれない。
今日も考えがまとまらない。
君の澄んだ瞳に映るのはいつも僕じゃない。でも、僕を見る君の瞳はきっと濁っているだろうから一生僕を見ないでいて欲しい。
同じの団地に2コ下の女の子がいた。
その子がまだ小学校上がってなかった頃の話。
団地の前の道路でしゃがみこんでいた彼女は
階段を降りて外に出てきた私に急に近づいてきて
「蟻捕まえること出来る?」と聞いてきた。
どんくさい私にワラワラ動く生き物を捕まえる自信はなく
出来ないと答えると
「私は出来るよ」と嬉しそうに笑った。
見ててと言うので仕方なく、と言うか正直悔しかったので
本当に捕まえられるのか見ていることにした。
ほどなく蟻を見つけた彼女は
「見てて!見てて!」
と大声で叫ぶ。見てるよと近づいた私に笑顔を向けた彼女は
おもむろに蟻に向かって手を振り下ろした。
バン!ぷちっ──
潰れた蟻をつまみ上げ、彼女は嬉しそうに笑った。
勝手に生け捕りと思っていた私は数秒凍りついたが
澄んだ瞳でこちらを伺う彼女に向かって
何とか持ち直し「スゴいね」と笑顔を返した。
(澄んだ瞳)
澄んだ瞳
猫カフェ行った時のこと
そこは、保護猫カフェだった。
猫をまじまじと見ることがあまり無かった私は、猫のガラスのような瞳に惹き込まれた。
あの眼で何を見てきたんだろう。
あの眼はこれから何を見ていくんだろう。
「澄んだ瞳」
上の子は私によく似た顔をしている。目元なんか特に
私は知っている
奥二重の今の目も好きだけど、奥二重と二重、両方楽しめたら最高じゃない?と思い、鏡の前で蒙古襞をもにもにと揉んでいたとき
目頭を内側にひっぱると母そっくりになると言うことを
生まれつきそっくりならきっと自分の目だと認識できた。でも急には無理だった
鏡で毎日この目を見るのはキツイ…。私は二重を諦めた
上の子はまだ幼いからまだ知らないのだ。二重にすると自分の目が祖母そっくりになるということを…
果たして耐えられるかな
〜澄んだ瞳〜
君はなんて澄んだ瞳をするの?
そんな瞳で見ないでよ。
私は澄んだ瞳のフリをしてるだけ。
本物に見られたらバレちゃうの。
だからお願い。私をみないで。
おねがい。
私はAちゃんに嫌われた。
なんでだかわからない。
だって昨日まで仲良くしてたの……
朝、私はそのこといっしょに学校に来た。
仲良く挨拶もした。
1限目ペアを作るときに私はAちゃんをみたら他の子と組んでいたから私も違う子と組んだの。
そして2限目は数学だから話す機会はなかった。
そして34……と授業を受けた。
そしてAちゃんと一緒に帰ろうとした。
その時に事件は起きた。
Aちゃんが口を聞いてくれなかったの。
一緒に帰ろうって何回も言った。
でも口を聞いてくれない…
私はなぜだか頑張って考えた。
けどわからない。
だから諦めて、一人で帰った。
そして次の日、昨日のように一緒に学校へ行こうとした。
そしたらAちゃんは一向にこない。
だからAちゃんの家に向かった。
そしたらAちゃんママが出てきた。
私はAちゃんはいますか?と聞いた。
するとAちゃんママはもう行ったよ?と言った。
でも私はまさか昨日のことをまだ許していないのか。
っと思った。
なのでAちゃんママに昨日Aちゃんは私の話をしていましたか?と聞いた。
するとAちゃんママは話し始めた。
私が学校で他の子ばかり話しているからさみしいんだと言っていたらしい。
私は急いで学校に行った。
そしてAちゃんに怒られた。
もう私につきまとわないで。
かかわらないでって。
私はそしてAちゃんに嫌われた…
私が悪いの?
澄んだ瞳
「あーらぁ、きれいな眼をしてるって思ってたけど、眼(視力)が悪いのね、なぁーんだフフッ」…と、言われたことがある。やたらに嬉しそうに言っていた。何が嬉しいのかさっぱりわからんが。
一方で、「死んだ魚みたいな眼してるよね」とニヤニヤする人にも会ったことがある。疲労してグダグダな状態だったときだ。言った人はヒマだったんだろう。
「開いた瞳孔で大丈夫だって言っても説得力ない」と呆れられたこともある。脳貧血状態を耐えて意識を保つために全身に力を入れていたときだ。心配かけたのはすまなかった、うん。
“目は口ほどにものを言う”という言葉がある。
疲れたときに眼がイキイキしないのは当たり前だし、こころ喜ぶときは眼がキラキラするのが当たり前だ。バイタル変動のように、眼にはこころの表情がくるくると顕れる。…まあ全身からも響きが出るんだけどね。でも目ほど明らかとは限らない。
人が澄んだ瞳をするとき。どんなときだろう…
たぶん、「ありのまま見ている」ときなのでは。あらためて何かを発するでもなく、ただ自分でいて、ありのままを見ているとき。あるいは、静かにオープンでいるとき。色づけフィルタが無いから澄んでいるときだ。そういえば、赤子の目は澄んでいる。
人間が生きてゆくとき、しばしばフィルタは必要なものだと思う。状況・状態に応じてサングラスが必要なときがあるように。誰しもみんな、澄んだ瞳がデフォルトで、それぞれがいろいろな必要をもってフィルタをかける。
いろいろフィルタの瞳も、澄んだ瞳も、重要なしらせのインデックスかもしれない。