『溢れる気持ち』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
溢れる気持ち
美しい景色や刺さる文章などに、どうしようもなく心が動く。
そのことを誰かに伝えたくて、でも全て話せるわけもなくて、ずっともどかしかった。
溜まっていく思いを心の奥にしまったまま、長い時間が過ぎていた。
最近になって私は文を書くようになり、
溢れる気持ちの行き場をようやく見つけたような気がしている。
書くことは私を自由な気分にしてくれる。
#166
大切に想うほど、取りこぼしたくないと思うほど、心の器から愛が溢れて。溢れた愛はやがて広がって、また器へと注がれ、溢れ溢れ。それは、目に見えなくても掴めなくても確かにここに存在していて。だから、恐れず、閉じ込めようとせず、心のままに、ゆっくりそれを眺めていたい。
【溢れる気持ち】
最近「気持ちが溢れる」ようなことが滅多にない
これが大人になるということなのだろうか
だとすると、少し寂しい
大人になれば、いろんなことが出来るようになると思っていた
大人になるということは、自由になるということだと思っていた
けれど、実際は
思考が凝り固まって動けなくなった
子供の頃よりも失敗を恐れるようになった
子供の頃の私の"理想の大人"はこうじゃなかった
今からでもなれるだろうか
『溢れる気持ち』
コップに絶え間なく水を注ぐとどうなるかなんて、
誰だって想像が付くだろう?
君が私に押し倒されているのもそういう事だよ
いつもいつも、君は思わせ振りな態度ばかり……
この気持ちはもう私自身にも止められないのさ
だからね、諦めて受け入れてくれると嬉しいな
言葉にしたかった
でも小骨のように喉につっかかって声も出なかった
頭の中で言いたいことはぐるぐるするのに
何を言えば分からなかった
どの言葉が正解なのか
どうすれば傷つけないか
こんな経験したことないから黙った
今日は日差しが強く
その内汗がかいてきて首はしっとりした
「………やだ」
何分経ったか
やっとの思いで出した言葉は幼稚じみてて笑える
ふと困った顔
もともと困り眉の君にはよく似合う
言えない
悲しい
僕には
止める勇気なんてなかった
私は申し訳ない気持ちで溢れている。
なんでかっていいますと、今の学校の班が関わっております。私を含めたほぼ全員が変人だろと言われるような類です。唯一ちょっとまともだと思われたりもする、頭の良い班長が私に話を振ったりもしてくれますが、気の利いたことも言えず、、、
自分のコミュ力にガッカリします。女子方に甘やかされて育ってしまったのもあり、男子と喋り慣れてないし、ひたすら壁をつくってるそうです。(自覚なし)
ほんとにこんな私が班にいてごめんという気持ちでいっぱいで、溢れてます笑
※謎のお話失礼しました
恋心 溢れ出すのは とめられない
教えてあげない あなたが好きって
花を見る度溢れる君への気持ち。
行き場のなくなったこの想いは
いったい何処に零せば良いのだろうか。
ー溢れる気持ちー
【溢れる気持ち】
あぁ、好き。好き。好き。好き。好き。
あなたは僕の愛が重いことを知らない。
一度は隠そうとしたのだ。
でも。抑えることなんか出来なかった。
この溢れる気持ちに蓋をしても、ガタガタと動いて溢れ出てしまう。
許してください。
あなたを愛しているからなんだ。
こんなことをするのも。
あなたを部屋に閉じ込めて、画面越しに眺める。
もう慣れてしまったのか、俯いて諦めている様子だ。
絶望に染まるあなたも凄く良い。
前の希望を捨てずにもがいていた頃も好きだったけれど。
すすり泣く声が聞こえる。
泣いちゃった。
あは。可愛い。
心の中から気持ちが溢れてくる。
ピッピッとタイマーが時間を告げる。
あ、そろそろ夕飯の時間かな。
今行くよ。
待っててね。
るあ
お題「溢れる気持ち」
ムカついてしょうがない
意地悪されている気がしてならない
他部所の上司とその同期たち
みんなに慕われているし優秀なのは認める
ただ年上の部下には何か言いたげだ
その部所にもいる年上の部下にも当たりが強い
聞こえてくる声は感じが悪い
プライドがあるのだろうが
立場をわきまえて下手に出ている者に
そんなもの必要ないだろう
若い頃はいつか見てろよなんて思ったものだが
いつの頃からか相手と同じところまで
自分を落とす必要はないと思うようになった
嫌な事をされたら
そんな事はしないようにすればいいし
嬉しいことをされたら見習えばいい
そうやって自分が成長すればいいと
とは言えやっぱり面白くはない
溢れる気持ち
抑え込むことに慣れすぎて、溢れないようにそもそも気持ちをセーブすることに慣れすぎて。
溢れる気持ちは私の中に見つからない。
喜び、怒り、悲しみさえ、溢れる術を知らない。
溢れる気持ち
溢れる気持ち
コップにたまっていた気持ちという水が
溢れてしまう。
溢れて涙として出てくる。
本音を言う時泣いてしまう時は
気持ちを我慢しすぎた人
少しずつでも気持ちという水を言葉として出して自分に優しくできたら
どんなにいいだろう。
『溢れる気持ち』
最初のうちは自覚症状はない。
何故なら私の場合ドバッと溢れるものではないから。
身体の芯から垂れ流れて、
足元に水溜りが出来ていることに気づいてようやく、
良くも悪くも固執していると、
気持ちが溢れていると、
自覚する。
ショッピングモールの中は穏やかな音楽が流れていて、映画館みたいだね、映画館、苦手だから、覚えていないくせに考えてみる。刺々しい気持ちにはあんまりなりたくないし、凪いだまんまでたまに喜びの波を乗り越えるようなふうにやりたいな。
子どもたちが歩いているのはもう放課後だからかな。小さい頃好きだったものをいくつ覚えてる?ね、なかなかうまくいかないね。どうして生きてやろうかな。自意識に溺れてあとから恥じらいたくはないと思っていたけど、あれが本当だとしたらさ。
今更とは言うけれど、身長があと二十センチ伸びたらいいんだけど。それか、小さいときの気持ちをそのまんま思い出せたらいいのかもしれない。無謀なことばかり考えたって埒が明かないね。あんまり苦しくなりたくないし、あんまり醜くなりたくないし、なんにも変わらなくたって受け取り方次第だと思っている、つもりでは、ある。
物語は溢れる気持ちを描くけれど、とにかく手に入れたくないな。認めたくないから足元を見て歩いているの?見たことのあるものばかりでさみしいね。瓶から中身をこぼさないように、よく気を配ってやらなくちゃ。
二十代
溢れる気持ち
そのままに
車をとばし
会いに行く我
身体から、何かが流れ落ちてゆく。刺されたところが熱い。頭が揺れる。くすむ視界に、泣いている君が見えた。あぁ、泣かないで、大切な人。君が生きていれば、それで良いんだ。でも、できるなら君の笑顔が見たい。もう腕が上がらない。さっきまで聞こえていた車や人の雑踏の音も、もうわからない。君がまだ泣いている。ごめんね。何も聴こえないんだ。あぁ、でも、最期にこれだけは……
「ぁ、いして……る」
今までありがとう……大好きだったよ。生まれ変わったら、もう一度会おうね。
「じゃ……ね、……また……ぃつか」
《溢れる気持ち》
うるさい。黙れ。いなくなれ。何も知らないくせに。消えろ。頼むから死んでくれ。死ね。もう嫌だ。めんどうくさい。死にたいけど、死にたいわけじゃないのに。逃げたい。生きたくない。無理。黙れよ。死ぬか。壊れる。死ね死ね死ね。終わった。マジでくそが。ふざけるな。やめろ。バカ。うるさいうるさい。ねぇわかってよ。誰か助けて。疲れた。やっぱ無理だよ。できやしない。死んでしまえ。失せろ。壊れる。好きなことしてんじゃなくて、嫌いなことから逃げてんだ。嫌いだ。死んでくれ、頼むから。カス。
溢れそうな気持ちは全部、物語の中に隠す。
例えばそれは主人公の気持ちに。
例えばそれは登場人物の言葉に。
全てはリアルを求めるため、そう思えば。
気持ちが溢れたってしまえるんだ。
溢れる気持ち
「理髪師のペドロでございます。王様、入ってもよろしいでしょうか?」
「うむ、入れ。入ったらカギを閉めて誰も入れぬ様にすること。」
「かしこまりました。」
ペドロはいつも通り、王の寝室に入るとしっかりとカギをかけ、王の前で跪く。
「始めさせていただいてもよろしいでしょうか?」
「よい。」
寝室とは言っても、流石は王の物、ちょっとしたレストランくらいの大きさがある。そのガランとした空間にはベットと、朝食用のテーブル、そしてバスタブと帽子かけだけしか置いていない。王はバスタブ近くの椅子に腰をかけ、ペドロの散髪を待っていた。ペドロは王が散髪の時以外は決して外すことのない帽子を取り、スラリと伸びた帽子かけにかけた。
「王様、最近シャム王国で流行っている理髪店ですと、耳かきとマッサージも同時に行うのですが、本日試しても構いませんか?」
「よい。」
ペドロは散髪を終えると王様のロバの耳の耳かき始めた。よほど気持ちよかったのか王様は寝入ってしまった。ペドロはマッサージを続けながらため息をついた。
前の理髪師が辞めて、ペドロにその栄誉が回ってきた時、ペドロは飛び上がって喜んだ。何より給金がいい。だけど高給なのには理由があった。それは王の秘密を絶対に漏らさないこと。最初はそれぐらい訳ないことだと思っていたペドロも、半年も経つと秘密を抱えるストレスで体調を崩し、医者に通うと、秘密をぶちまけてストレスが解消しない限り体調が戻ることはないと診断された。
ペドロはマッサージを終えると王様を起こし、また帽子を被せるとカギを開けて退室した。
「確かに王様の秘密を叫べば、ストレスは解消されるに違いない。どこかに秘密を叫べるような場所はないか?」
ペドロは街中探し周り、街外れに大きな井戸を見つけた。井戸の中に向かって叫べば、外に声が漏れそうもない。
「王様の耳はロバの耳ー!」
ペドロの叫び声は井戸の外に漏れ出ることはありませんでした。しかし井戸は街中のあらゆる井戸に繋がっていたので街の住人全てがペドロの叫びを聞いてしまったのです。
ただし、その情報を信じるものはいませんでしたが。
焦ったのは王様です。誤魔化すために王宮にある井戸に向かってこう叫びました。
「王様の耳がロバの耳なのは、民の声をしっかり聞くためだからだってー!」
こうして街の住人はこの情報を信じることにしました。
街中に噂が駆け巡りました。王様の耳はロバの耳。そんなことはどうでも良く。井戸を使えば街中に情報を伝達することができる。それは住人にはとても有益なことでした。
それ以来、街では井戸を使った情報伝達が定着し、中には井戸からの情報が気になって、四六時中井戸のことを考え、終いには井戸から離れない者も現れました。
ある大雪の日、10才の誕生日を迎えるマルコという少年がいました。マルコは父親を隣国との戦争で失っていてマルコの母親は女で1つでマルコを育てています。
「マルコ、いい加減に中に入りなさい。風邪ひくわよ。」
「はい、お母さん、見て見て、雪だるま作ったの。」
「あらぁ、上手にできてるわねぇ、頑張ったのね?」
「うん」
「ねぇ、マルコ、今日は誕生日ね、お母さんケーキを用意できなくてごめんなさいね。私にできることなら何でもしてあげたいんだけど、何か欲しい物はある?」
「お母さん、雪がね、降ってくるというより僕に集まってくるみたいに感じたの。この雪1つ1つが父さんの優しさかもしれないって。だから僕が欲しい物はないよ、もう貰ったから。ただね、戦争が早く終わって、みんなのお父さんが元気なら嬉しいな。だからね神さまにお願いしたの。世界が平和になりますようにって、そしたら神さまが約束してくれたの、世界を平和にしてくれるって。」
マルコの母は涙を堪えて井戸に向かって駆け出しました。
「王様、聞いていますか?私は戦争で夫を失いました。私の息子は今日が誕生日です。プレゼントは何がいいのかと聞くと、世界が平和になればいいと答えたんです。王様、戦争をやめることはできませんか?どうかこの街に平和な生活をもたらして下さい。」
それを聞いて王様は戦争をやめた。街の住人も争うことの虚しさを知った。それからでした。不思議なことに井戸を使わなくても互いの気持ちが伝わるようになりました。誰かが悲しみに沈んでいると、それを感じた住人が励まし、誰かに幸せが訪れると街中が明るくなりました。
その不思議な現象を聞きつけた隣国の住人達が、井戸を繋ぎたいと申し出てきた。井戸を繋げると隣国も意思の疎通が可能になり平和が訪れた。他の国々も井戸を繋ぎたいと申し出てきた。井戸はどんどん伸びていき、ついに世界中に井戸が繋がった。マルコが願った世界平和はこうして実現されましたとさ。
・溢れる気持ち
全部ぶっ壊してしまいたいくらい怒っている。
親や友達、そして自分に対して。
何故だろう、
本当は泣き叫びたいくらいなのに。
言葉には出来ないようなマイナスな気持ちが。
最近ずっとそうだ。
大切に思うべき人を大切に思えなくなっている。
そんな自分を殺したくなる。
1度考え込むとずっと沈んだままで動けなくなる。
そうしているうちに時間だけが流れて。
時間を無駄にした自分がまた嫌になる。
これの繰り返しだ。
__言葉の裏まで、全て言えたらよかった。
君から返信が来るかもしれないから
眠りにつくのは、もうすこしあと