『溢れる気持ち』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
なんとかしたいなんとかしたいと思う程、何も出来なくなる。
『溢れる気持ち』
毎日淡々と日々を過ごしている。
今、しあわせ?
充実してる?
やりたい事、できている?
今、これでいいのかな?
自分で決めて過ごしていたつもりだけど、
日々の生活に自信が無い。
はっきりとした確信もなくここまで来て不安になる。
流されてここまで来たのかもしれない。
「今」すらあやふやの中、
「未来」の事も考えられない。
でもただ、わかる事は
「なんで生きてるんだろう」とか
「しにたい」
とか思春期に感じていたような事は思わなくなった。
それだけでも今はしあわせと言う事なのだろうか。
どうなっていきたいとかの展望もなく過ごしているけれど
少しはマシになっているのかな
1月が終わった。
今年ももう12分の1が過ぎた。
よく言われることだが、年々時間が経つスピードは速くなる。速く感じる。
子どもの頃より経験値が増えたぶん新鮮な出来事も減って、似たような毎日を過ごしているからだろうか。
ところで今年は令和何年だっけ? と暦が分からなくなることもよくある。3月頃までは。
親兄弟の年齢もとっさに出てこない。2000年生まれは計算が楽で羨ましい。というか、2000年生まれが今年で24歳なのか……。
うかうかしているうちに、元日に今年はこうしたいと考えたことが早くも崩れかけている。
気づいたら暮れになっていそうである。
いけないいけない。いや、まだワンチャン旧暦がある。2024年の旧正月は2月10日。
きたる2度目の元日にまた気持ちを新たにしたいところである。
『溢れる気持ち』
「お嬢様、お茶の時間ですよ」
「あら、もうそんな時間?」
西洋風の屋敷の裏にあるお嬢様のお気に入りの庭園に、ティーポットとティーカップを持っていく。午後3時になると、お嬢様は必ずティータイムを取るため、彼女の専属執事である俺はその時間にお茶の準備をするのだ。公爵令嬢である彼女の屋敷はかなり広く、その一部である庭園もかなり広い。いつもは部屋で召し上がっているが、ここでお茶するのもいいのではないかと考えながら、金糸の髪を靡かせる女性を見つけ、声をかけた。
「今日は天気がいいですから、こちらの庭園で召し上がりませんか?」
「いいわね、そうしましょう! 今日のお茶はなあに?」
「この間、旦那様が仕入れた隣国の有名な茶葉ですよ」
「やった! それ、飲んでみたかったのよね」
ふふ、と柔らかく微笑む彼女に、こちらまで嬉しくなる。公爵に頼み込んで、お茶を分けていただいた甲斐があった! 顔がにやけるのを抑えながら、ティーポットにお湯を入れる。椅子に座ったお嬢様が、興味深そうに俺の手元をみていた。
「いつ見ても手際がいいわね。あなたのお茶は何でも美味しいのよね」
「ふふ、ありがとうございます」
頑張って練習したので! とは言えないが、褒められたことに舞い上がる。さっとお茶の準備が終わらせ、彼女の前にティーカップを置く。音を立てないように気をつけて。
「いい香りね」
「そうですね、こちらまでしっかり香るくらいです」
お嬢様の横に立つ俺のところまで、ふわりとお茶の香りが漂う。あ、これお嬢様の好きなタイプの香りだ。ということは、きっと気に入ってくれるだろう。現に、彼女は菓子を摘みながら夢中でお茶を楽しんでいる。
「あら、もう無くなってしまったわ。……お代わり、もらえないかしら?」
「はい、少々お待ちくださいね」
ティーポットを手に取ってお茶を淹れる。相変わらず、お嬢様は俺の手元をじっと見ている。少しの間そうしていたかと思うと、突然顔を上げ、ふわりと微笑みながら俺に言った。
「あなたが淹れるお茶、いつも私の舌に合うのよね。私、あなたのお茶無しでは生きていけないかもしれないわ」
「…………!?」
お嬢様の爆弾発言を遅れて理解する。顔にじわじわと熱が集まるのを感じる。顔は赤くなってないだろうか。やっぱり俺の婚約者は可愛い。
お嬢様はぽかんとする俺の顔をにこにこ見つめていたが、手元に視線を戻した途端に慌てたような表情をする。
「お茶! お茶が溢れちゃってるわよ!」
「え? ……ぅわ! 失礼致しました!」
ティープレートどころかテーブルまで染みている紅茶を慌てて布巾で拭き取る。
「あなたもそんなミスするのね」
カラカラと笑う彼女に、別の意味で顔が赤くなりそうだった。
その日の夜、彼女の父である公爵に呼び出され、彼の執務室を訪れる。用事なんて予想ができる。執務室をノックし、中に入って豪華な皮のソファに力が抜けたようにどさりと腰掛ける。向かいに座る公爵はニヤニヤとした顔で話しかけてきた。
「昼間の庭園の件、見ておりましたぞ、王子殿下。あなたもそんなミスをするのですな」
「それは彼女にも言われた。いつもはそんなミスしない」
「はっはっは。仕方ない、私の娘は可愛いですからな」
「同感。俺の婚約者は可愛い」
「ちょっと! 私の娘ですぞ!」
権力を振り翳して、彼女の執事になった甲斐があった。
『溢れる気持ち』
まるで紅茶のように。
再来週っと、!
カレンダーに推しがでる番組の名前を書く
すんごい、楽しみ、あぁー、、リアルで会えたら、
ライブとかそんなんじゃなくて
撮影中に会えたら、、
でも、私その場で倒れるよね?()
倒れるか、興奮してる
顔真っ赤にする
まぁ、再来週を楽しみにしましょうか、
あっ、ライブいつかなー、
グッズほし
溢れる気持ち
やべ、もうくるよ、もう落ちるって!
いやー!下見えてる、一部完全に出ちゃってるってー
意外と落ちませんね、表面張力ってやつでしょうか。
冷静か!せめて落ちるタイミングが分かれば…
ガタン
ぎゃー!
いきなりきたー
何かがテーブルにぶつかったんですね。
冷静か!あ~~…
コップに水をなみなみ注いだ時に限って
テーブルにぶつかったりするよね。
(溢れる気持ち)
ずっと愛してるんだよ
分かってよこの気持ち
なんでよ
私は君のためならなんでもできる
なのになんで君は、
って仕方ないよね
私の存在すら知らないんだからさ
返事の来ない、君への手紙を今日も書く。
昨日は庭に咲いたスミレのこと、君の好きな空色のスミレが今年もたくさん咲いたよ。
君に会いたい。
一昨日は雪が降った、雷も鳴ってとても怖かったんだ。
君は今、どうしてる?
その前の日は節分、炒り豆をホントに歳の数食べてお腹に激痛が走った。
……ちょっと痩せたかも。
最近は目もあまりよく見えなくなって、文字を書くのも一苦労だけれど。
君が集めていた綺麗な便箋、これなら君に届くような気がしたんだ。
今日は何を書こうか、愛する君への手紙に。
テーマ「溢れる気持ち」
僕は昔から無口です。
大体のことは言葉にせずに自分の中で考えたりして済ませてしまいます。
考えて考えて思って思っていっぱいになって処理できなくてどうしようもなくなった分だけが溢れて言葉になって外の世界に飛び出すみたいです。
今日も君がだいすきです。
「私ね、貴女がずーっと嫌いだったの!!」
何度その言葉が、喉元まで出かかったか分からない。
「いっつも無理ばっかりしてるよね」
出会った当初はそこまで何とも思っていなかったのに、貴女を知るうちに段々と嫌いになっていった。
「大丈夫じゃないのに大丈夫って言ってさ、私が気づかないとでも?もっと頼ってよ」
わざとらしい笑顔とか、無理して人と話すところとか私に弱さを見せない所とか大嫌い。
前に私が「無理してない?」って心配した事あったよね、そしたらさ貴女怒って本当に気持ちが悪い。
「別に弱みを利用しようなんか微塵も思ってない」
別に貴女と張り合うつもりは無いし、揶揄うつも無いんだよ、ただ無理してる貴女が嫌いなだけ。
でもさ、今日くらいは弱さを見せてくれてもいいんじゃない?
「今回は見てられないよ、話聞くからさ...」
大好きな恋人と別れて、弱り切った貴女が無理して笑ってるのは流石に見過ごせない。
「友達でしょ?」
しばらくしてから、彼女は少しずつ口を開いた。
「...うん、ぁ、あのね、彼氏がぁっ浮気してっ...」
彼女がここまで泣くのは初めて見た。張り詰めていたものが一気に壊れて流れてくるような、そんな感じ。
「だ、誰にも、相談できなくてっ」
溢れ出るものは弱さと悲しみばかりで、私は初めて見せてくれた“それ”をしっかり受け止めようと思った。
「そっか、辛かったね」
可哀想、可哀想だよ、あんなに好きだったのに。
気持ちが晴れるまで付き合ってあげる。
でもね、
浮気相手紹介したの私なんだ。
次の日、私はやけ食いにに付き合った。
「行ってきまーす!」
親にそう言い、私はドアを開けた。
刹那、風が隣を吹き抜ける。
私の目の前には雪景色が広がっていた。
あいにく、手袋を準備する時間はない。
溢れる思いを押し殺しながら、私は学校へ向かう。
……もう我慢できない。
「雪だー! って冷た! でもすごい! ふわふわしてるよ!」
彼が笑い声と共に笑顔を向ける。
弾けるようなどこか子供っぽいそんな笑顔。
彼のその表情を見る度に、思い出す度に
思わず口角を笑顔になる。
そして私は 「好き」 が溢れ出すー
#溢れる気持ち
もう、涸れてしまったのだと思っていました。
心の奥の、ちいさな泉のことです。
昔は透きとおった水がこんこんと湧き出して、青く澄んだ水面に、色々なものが映っていました。朝のまぶしい陽の光、オレンジ色の夕焼け空、まん丸な月と満天の星くず、いろんな光に照らされて、朝から晩まで、キラキラかがやいていました。
とてもちいさな、泉です。
子熊が一匹飛びこめば、もういっぱいになって
しまうほど。
けれど、魔法の泉です。
泉のほとりに腰かけて覗きこめば、この世のあら
ゆるものが映ります。本物よりずっとまぶしく、色鮮やかに見えます。
でも、いつの頃からでしょうか。
泉の水が、にごりはじめました。
世界のあらゆるものを映す、泉です。
綺麗なものばかりが映る時代は、終わったので
す。
悲しいもの、醜いもの、つまらないもの、そんなものばかりが映るようになって、心の持ち主は、泉を覗き込むのをやめてしまいました。泉のほとりに
咲いていた花はしおれて、水面は枯れ葉で埋もれ
てしまいました。
ある日のことです。
心の奥から、不思議な水音が聞こえてきました。
読んでいた本から顔をあげて、耳を澄ましてみま
す。消えてしまいそうなほど微かに、水音が響いて
きます。
本を抱えたまま、音のほうへ歩いていきます。
薄暗い森は、雑草が茂りほうだいで、けもの道すら
見えません。
やがて、こんもり積もった枯れ葉の山を見つけま
した。底のほうから、ちょろちょろ、水が流れてき
ます。しゃがみこんで、両手で枯れ葉をどかしてみ
ます。
ちいさな泉が、ありました。
最初は泥でにごっていましたが、すぐ透きとおった、冷たい水が湧いてきました。あとから、あとから、湧き出してきます。
干からびた心いっぱいに、水が満ちていくのを
感じました。
かたく、ひび割れていたあちこちに、冷たい水が沁みこんでいきます。心が、やわらかくなっていきます。泉のふちの枯れ葉の下で、ちいさな花が、白いつぼみをひらきました。鬱蒼と暗い森を、木漏れ日がしずかに、照らしました。
本を膝に抱えたまま、ぽろぽろ、涙がこぼれ
ました。
子どもの頃に見ていた色鮮やかな景色が、ほんの少しだけ、よみがえってきました。もう、戻ってこないと諦めて、忘れかけていた感覚でした。こんなにすっきりする涙は、久しぶりのことでした。
お題:溢れる気持ち
「遅刻したクマ」
クマ君が木のウロに現れたのは、約束の時間よりずっと遅く、太陽が一番杉の影に隠れてしまった夕暮れ時でした。
「ひどい目にあったんだ」
「どうしたんだい?」
フクロウ君が尋ねます。
「君の家に来る途中、蜂蜜を採ってから行こうとしたのだけれど、それでミツバチに追いかけられたんだよ」
「それは可哀想に」
クマ君の背中には落ち葉がこびりついており、何箇所かミツバチに刺されていました。
「僕はもう疲れてしまった。少し寝かせてもらうよ」
そう言うとクマ君は、よたよたと奥の寝室にもぐり込み、ふーっと息をついて目を閉じました。
昼前に用意した紅茶はすっかり冷めきっていました。フクロウ君が紅茶を流しに棄ててしまおうとした時、クマ君がパチリと目を開けて起き上がりました。
「そうだ、君に贈り物があったんだ」
クマ君は、背負ってきたリュックサックからツボを取り出しフクロウ君に差し出しました。
「フクロウ君に蜂蜜を持ってきたんだよ」
実はね、遅刻してしまうだろうなと思ったんだけどね。
君の家に来る途中、やっぱり蜂蜜を採ってから行こうとしたのだけれど、それでミツバチに追いかけられてしまってね。
クマ君がいつまでも眠そうな目で話し続けるので、フクロウ君は急いでクマ君の背中に毛布をかけました。
クマ君は、再びまぶたをとろんとさせて眠りにつきました。
目を閉じたクマ君が、寝言のように呟きました。
「僕が起きたら、紅茶を温め直しておいて欲しい。蜂蜜をたっぷり入れるんだよ」
フクロウ君は紅茶をポットに戻し、ホウっと息をつきました。
クマ君がやってきてから、ウロの中がほのかに暖かくフクロウ君までうつらうつらしてきました。
クマ君はいつ起きるのだろう。
夜になったらフクロウ君は散歩に行こうと思っていたのだけれど、こんな日は寝てしまっても良いのかもしれない。
紅茶には、クマ君がびっくりするくらい蜂蜜をたっぷり入れてあげよう。そうしたら目がパッチリと覚めて、一晩中お話が出来るでしょう。
フクロウ君は、屋根裏のランタンを灯してツボの中を照らしました。
テラテラと琥珀色の蜂蜜が揺れています。
フクロウ君はソファに腰を下ろし、まぶたを閉じました。
夢の中でフクロウ君は、クマ君とテーブルを囲み、紅茶を飲んでいました。
「蜂蜜をたっぷり入れるんだ」
クマ君が自慢げに言いました。
スプーンに4杯、5杯、6杯。
気付けばツボの奥から、コンコンと蜂蜜が湧き続けていました。
「蜂蜜がたっぷりだ」
クマ君が笑って言いました。そうして2人はいつしか蜂蜜の海を漂い、星の川を泳いでいました。
愛するとは何か、付き合うとは、結婚とはなにか、人により思いは違えど、何となく自分なりの定義はある
溢れる気持ちが止まらない。
溢れた気持ちは雫となって頬を伝った。
この気持ち…
もう
感情のダムが 決壊しそうだ
誰も居ない場所を探す…
(キョロキョロ…)
ここなら 大丈夫…
深呼吸をする…
そして
大、 大、 大絶叫 !!!!
決壊した感情…
乱れる呼吸…
とめどなく 溢れる涙…
#溢れる気持ち
深草少将という男は、小野小町から百日通い続けたなら想いを遂げさせようと言われたのを信じ、ひたすらに通い続けた。
が、
九十九日まで通い続け、今夜成就するはずの夜、大雪が降って凍死してしまった。
これが百夜通いの伝説だが、なんて悲しい結末だろう。
尤も、小野小町は少将にさほど興味はなく、あきらめて欲しくて言った言葉だったから、その真実を知った方がよっぽど残酷かも知れない。
男はバカだから、想いが遂げられるとなれば、かなり辛くたって通うさ、百日くらい。
けれどその日々はさぞや溢れる気持ちではち切れんばかりであったことだろう。
悲惨すぎるだろうか?
いやいや、これはフィクションです。能作者達が創りあげたお話です。小野小町は実在しましたが、深草少将は違います。
ただ、百夜通いの伝説や、小野小町に纏わる数々のエピソードは今でも生き続けており、
かく言う私も、感銘を覚えたある作品が、ずっと超有名作家のアイディアだと信じていたのが、のちのち調べてみたら元ネタは能から来ていたと知って愕然としたことが幾度かある。
いや、私が能の世界に疎いだけと云う説もあるのだが…
溢れる気持ちがだいたいろくでもない、どうしょうもない負の感情ばかりが溢れる。どうせならもう少しマシな気持ちで満たしたいのに。悩むのが好きなのか迷うのが好きなのか。まったくもって自分に酔うのが好きなのだろう。もっと無神経に慣れれば楽なのだろうに、そうなることが悲しくて仕方がない楽になる気はするがそのような自分を嫌いになりそうだと思って、ふとやっぱり悩む自分が好きなのだろうと思った。自己愛に浸って苦しむのは不毛なことだろうに、それでもそういう自分を捨てられない。どうしょうもない自分を憐れんで愛するからこそ自己愛なのか。
ボクはダイダラボッチで、妖怪村の村長さ。
妖怪達は人間を奴隷にしたけど、どうでもいい、そうなったのは前世で誰かを奴隷にしたからでしょう?自業自得。どうでもいい。
ある時、どこだかの姫様が村に来て、子供を産んだ。子供は鬼が持ってった、姫様はお城に連れ戻された。どうでもいい。
18年くらい時が経って、あの子供を見つけた、いや、正確には存在は把握してた、でもちゃんと観たことはなかった。
子供は、美しい青年に成長していた。
鬼の慰み物となり、鬼達に愛されていた。
そのせいか人間には疎まれていた。それでも、鬼から食べ物を貰っては、骨張った子供や老人に分け与える優しい心を持っていた。
ボクはそんな紫の眼をした青年に夢中になった。
手始めに村から妖怪達(ボク以外)を追い出し、人間だけの村にした。人間共の話を聞き、住みやすい環境に整えてやった。
お気にの青年とボクは一番大きな家に同居♡
何か人間に善くしてたせいか、ダイダラボッチから地龍に出世したらしいけど、どうでもいい。
青年とボクは愛し合ってた。
でもそれは、人間達が青年を良く思わない原因でもあった。
追い出された妖怪達が、その感情を利用し、青年をボクの手の届かない場所に連れて行った。
何年か過ぎ、狛犬が人間との間に生まれた赤子を見せに来た。
その子は、紫の眼をしてた。
ボクの愛した青年は、
生まれ変わってボクの元へ、帰って来た。