『溢れる気持ち』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
行場のないこの気持ちは、どうすればよいのだろうか。息詰まるほどの激情に身を焼かれる。
何かが迫り上がる。恐怖で口を押さえるが、勢いは止まらない。そんな時に限って、想い人は視界に入る。
「大丈夫……ゆっくり吐いてみて」
背中を擦られ、言われるがままに息をすると、花吹雪の雨が降り注いだ。
『我が身に咲く』
2024/02/05 溢れる思い
愛したい、愛してほしいと溢れる気持ち。
濁流のように止まらないこの想いは、君にぶつけるのは少し怖いくらいだ。
風になびく黒い髪は僕の心を揺さぶる
君は額を濡らしながら僕に別れを告げる
僕は溢れる気持ちを抑えながら君に伝える
「またどこかで会えるはずです、
その時までお元気で」
『溢れる気持ち』
バチェラーパーティというものにお呼ばれされた。結婚を間近に控えた独身男性を仲間内で騒ぎつつ祝うというものだ。しかしSMSで知らされた居酒屋で通された席には彼ひとりだけだった。
「あれ、パーティ会場ここで合ってる?」
「うん。俺とお前のパーティだ」
というわけで、彼の独身最後のサシ飲みをすることになった。
お互いに酒飲みなので食べるのもそこそこに酒を注ぎ注がれて徐々に出来上がっていく。こんな時には言うつもりのなかったことがぽろりと零れ出てしまうから気をつけないといけない。
「実は俺、結婚したくないかもしれない」
新郎になる予定の彼がぽろりと零した言葉にどうしてと聞き返す。
「相手のことは好きだけど、いろいろと合わないところもあるなと思えてきた」
彼が言うには結婚を控えて同棲を始めてみたところ食べ物の好み、酒の楽しみ方、休日の過ごし方が自分とことごとく違うとわかってきたらしい。それはつまり、彼の楽しみを一緒には楽しめないということにもなる。
「どうしたらいいかな」
やや据わった目がこちらを見つめる。自分にできる選択肢はたくさんあるが、どうしたものか。
「結婚したくなくなったんなら、正直に伝えるといいと思う」
「でも、どう切り出したらいいかわからない」
「やるなら早いほうがいいよ」
「そうだけど」
「電話かけてあげようか」
「えっ」
「ほらスマホ貸して」
呼び出し音から数十秒経ってから、騒がしい雰囲気が電話越しに聞こえた。あちらもバチェロレッテパーティ開催中らしい。もしもしどうしたの、と初めて聞く女性の声はなんとなく品がなかった。それで踏ん切りがついてしまった。
「あの、結婚取り止めさせてください。僕が彼を貰っていきますので」
『は、えっ、ちょっとどういうこと?』
「言ったままの意味です。今から荷物をまとめますので」
それだけ言って電話を切った。ぽろりと零れ出てしまった言葉に彼の方は驚いて固まっているが、のちほどちゃんと話そう。
「じゃあ、荷物まとめに行こうか」
お題:溢れる気持ち
「駆け落ち。しようよ」
なんとなく、言ってみたかっただけ。
「……あぁ」
真に受けてないのかな。嘘じゃないよ、でも。
「二人で温泉行きたい。海にも行きたい。雪の降るとこにも行こうよ」
「ああ」
苦しそうに低く唸る声が心地良いと、愛おしいと思った。瓶に入れて閉じ込めておきたいくらいだ。でも、あたしが触れられるのは手だけなんだよね。触れていい? 壊れない? でも触れたいから手を重ねてしまう。
不意に触れていないほうの手が頬に伸びてきて
「なぁ、抱きしめていいか」
なんて震える手と声で尋ねられるもんだから、あー、なんて言ったら困らせないかなって考えてんの。
ねぇ、知ってる? あたしはね、自分からは抱きしめることもキスもできないの。あなたが言ってくれないと、できないから。
「いいよ。抱きしめてよ」
「ありがとう」
なんでそんな顔すんの。いつもみたいにどういたしましてって強気でいればいいのに、何を我慢してるの。なんて、触れたら治まるだろうからあなたの首に腕を巻きつけた。首元に顔を埋めたらここにあなたがいるんだと思える。ほら、心臓って突き刺しても多少声は出るけど、首を真っ二つに斬っちゃうと何もかもが一瞬で……首から心臓の音が聞こえるし、首からあなたの声が聞こえるし、だからあなたはここにいると思うの。って、何考えてんだろう。やっぱりハグって感覚を麻痺させる。考え事も感覚も麻痺してくる。包まれてるのはあたしのはずなのにどっちかって言うとあたしがあなたを包んでるような、とか。それってあなたがあたしのこと、壊さないように触れてるからかな。あたしなら我慢できない。
「優しいんよね。おまえはさ。あたし、こんななのに」
喉が振動する。口から出てくる前にあなたの声が聞けるのって不思議だ。
「優しくなんてねぇよ、俺は」
本当に優しくないなら自分のこと優しいって言うはずだよ。
あたし、我儘だからさ、縛り付けたくないけどそばにいてほしくて。あなたに初めて触れられたとき、ふと思っちゃったんよ。
「へへ、やっぱ好きやわぁ」
そんなふうに思っちゃって、幸せだって感じたんよ。って、痛い。
「ちょっと、いたいいたい。そんなに締め付けんといて」
「抱きしめたいんだよ」
「んっふふ」
「お? 何笑ってんだ」
「潰されそーやなって」
そう言ってもあなたは潰してくれないんだろうね。つらい、つらくない、わかんない。
「殺したいくらいだな」
低く低く唸るようなあなたがそこにいた。ああ、このまま二人で、とけて、そのまま――眠くなってきちゃった。
大丈夫、大丈夫だよ。声も、手も、仕草も好き。それ以上に心が、思考が、色が、あなたが好きだよ。ちゃんと好きなのに。
おやすみ、あなた。
それを見た瞬間、惚れてしまったのだ。
今、絶対に入手しなければ後悔すると確信する。
だから、今日もできる限り訴え続けるのだ。
「お母さん、買って、買ってーー!」
「あんた、それ、昨日もやってなかった?」
溢れる気持ち
止まらない
止まることを知らない
人々は言うだろう
たかが、唐揚げ定食に
気持ちが昂るなんて
ってね
でも、そんなこと気にしない
だって私は、唐揚げの女だから
介護美容専門学校に通学中…私50代学生😅
学校の宿題で、昨日エンディングノートをまとめた
愛する家族へ…思考中から一行目書き出し、途中、最後日付を書くところまで、感謝の気持ちで涙が溢れっぱなし
自分なりに、伝えたいことがまとまりホッ!
溢れる気持ち
『1日』
好きな曲を聞いて楽しい。
お母さんの手料理を食べて美味しい。
友達と仲良く一緒に学校へ行けて嬉しい。
私が嫌いな数学の授業を受けてうんざり。
英語の授業で見た映画感動した。
昼休みに友達と恋バナしてちょっと恥ずかしい。
放課後教室に残って勉強して少し将来が不安。
夜も遅い学校、怖い。
家で待っててくれた家族、感謝。
私の1日は沢山の気持ちで溢れてる。
何をどう感じているか
言葉にしなければ相手に伝わらない
重い想いは
自分でも抱えることができなくて
ついに理解されない行動に出てしまう。
心が発狂して頭が考えることを放棄する
体が頭を理解できないまま勝手に動く。
心臓と頭が助けを求めるのに
持ち主である私も助けることはできない
–溢れる気持ち–
☆溢れる気持ち☆
若い頃は
多くの人と出合い
色々な恋愛をしたが
溢れる気持ちを感じた事はなかった
どうしても幼少期の思い出が
結婚のイメージを怖いものにしていた
だから異性と真剣に向き合う事が
怖く避けていた
それを変えてくれたのが
溢れる気持ちで付き合ってくれた
嫁だと思う ありがとう❢
今は あたし達夫婦の
溢れる気持ちの矛先は
娘 何をしても許せて
無条件で応援出来る
唯一無二の存在です✨
親バカですいません😁
愛しい人への溢れる気持ちを手紙に綴ったら、便箋30枚もの超大作になった。
「というわけで。先生、添削お願いします」
「えっ、どういうわけ???」
小さな指導室で、国語科を専門とする女性教師はぽかんとした。
「真面目な君がラブレター書くぐらいだもの、応援したいけど……
えっ、でもこれ先生読んでいいやつ? このまま相手の子に渡したらだめなの?」
「や、こんな手紙をそのまま渡した日には、きっと『文章は長けりゃいいってもんじゃない、やり直し』って、すげなく突き返されると思うんです」
「……なかなかシビアな子に恋をしてるのね。わかったわ、それじゃあ失礼して……あっ」
「さっそくどうしました?」
「……この出だしの『あなたは僕にとっての女神であり、天使であり、大輪の薔薇であり、野に咲くたんぽぽであり……』、ああこれまだ続いてる!」
「はい、つかみは大事ですよね!」
「いやいやいやいや!要素をあれもこれも欲張りすぎよ、びっくりした」
「ええ……ここは相手の方の多方面にわたる魅力を表していて」
女性教師は頭を抱えた。
「どれかに絞りなさい……!」
◇
「疲れた……便箋30枚が奇跡的に5枚になった」
「ありがとうございます、先生!」
「まあ、でもこれで大丈夫。胸を張って渡してきなさいな」
「はい!……それでは。どうぞ」
男子生徒は、5枚の便箋を女性教師に差し出した。
「えっ?」
教師は、目を丸くした。
「先生、これが僕から先生への気持ちです。あれをそのまま渡してたら、『長すぎる』って言って読んでくれなかったでしょう?」
「……ええ、でしょうね」
「でもこの方法なら、短い手紙に収まりきらない溢れる気持ちも、もれなくぜーんぶ読んでもらえます! ね?」
『溢れる気持ち』
【溢れる気持ち】
私の自覚する愛着障害というのはとても厄介で、それこそとても説明がしづらいものである。
境界線を超えて自分のテリトリーにしてしまったものに関しては、悲しく虚しい依存をする。
それがないと呼吸ができない、わけじゃないとわかっていても自分の生命線のように離れられなくなってしまう。
手にとってから、手にしたことに気づくこともある。
ああ、また大切なものが増えてしまった。
自分でできる意識としては
「自分が思っているほど自分は必要とされていない」
「お前の代わりはいくらでもいる」
そういう所謂、言われたらきついことを自分で抑制剤のように言い聞かせる事だけだ。そうすることで過度な執着を切り離すことができる。
周りから見たら最後の最後で自信がない人、言葉の重みがない人に見えているかもしれない。
自分の耳に優しい言葉を学ぶために自己表現を始めたところもある。
だってこれは自己満足の上で自分を開示して「意外と考えているじゃん」と言ってもらえる可能性を秘めているからだ。
ここでも期待をしてしまう浅ましい人間である。
理解してもらうつもりはない、君はきっと同じ重さの想いが通じたと思っているかもしれないが、違う。
まるで、違う。
天秤が水平になるように、100:100に見えるように振舞っている。本当の姿は天秤の天板、その台座にぼたぼたとヘドロのような沼ができている。
身勝手な期待と打算的な演出が天秤の足場から水平を奪っている。これが溢れる気持ちなのであれば、誰に見せられる物でもない。
花村萬月は言った「お前のゲロだったら、きれいに舐めてやるよ」そんなバカ、どこにいるのだろうか。そう言いつつまた期待している。執着とは、未練とは、厄介なものである。
恭のことフッと思い出すと…
涙で溢れる(´;ω;`)
強くならないとなぁって思うんだけど。
いろいろなこと思い出しちゃうんだよね?
恭はどうしてるの?
たまに夢に出てくることあるけど…
すぐいなくなるの😄
もう少しいなさい😊
一緒にマックやカラオケ行こう。
約束してたしよ?
いつの間にかコロナ流行り出して
行けなくなってたね🎵
カラオケ行きたかったなぁ🍀
恭と行くカラオケまた違う共感があったよね?
また行こうね🚶♀️
約束だよ😊
#溢れる気持ち
息せき切る、という体験をしたのはこれが初めてかもしれない。待ち合わせ時間まであと3分。やばいやばいやばい。地下鉄を降りて一気に駅構内を走り抜ける。途中で誰かと肩がぶつかって舌打ちされた。振り向いてる暇が無いのですいませーん、と大きく叫んでまた階段を全速力で登りだした。
地上に出ると外はもう真っ暗で。しかもちょっとだけ風が吹いていた。僕はスマホを取り出し時間を確認する。ジャスト0時。こんな時間に呼び出してもちゃんと来てくれるキミ。駅のすぐそばの喫茶店のカウンター席に姿を見つけた。急いで、でも息を整えつつ彼女の待つ店内へと入る。
「ごめん、おくれた」
「あ。お疲れ様」
彼女が僕のほうへ振り向いて。僕の姿を確認したと同時に僕の手もとへと視線を移した。
「ごめん、急いで来たからちょっとだけ散っちゃった」
胸元のほうにまで手にしていた花束を持ち上げる。そして驚く彼女へ緊張しながら差し出した。
「合格おめでとう。あと、誕生日おめでとう。それから、1年記念日おめでとう」
「わあ……」
3つのおめでとうを伝えたあと、彼女の目がきらっとしたように見えた。両手で花束を受け取る彼女の手に触れた時、すごく暖かくて柔らかった。
「ありがとう。うれしい」
「うん。その……おめでとう」
無事に渡し終わったら急に燃え尽きたような感覚になって、その先の言葉がうまく出てこなくなってしまった。大変なこともあるけど頑張ろうね、これからもよろしくね、まだまだいろんな所に遊びに行こうね。溢れる気持ちは止まらないはずなのにどうしてか言葉で上手く出てこない。もしかしたら緊張してるのかもしれないな。だけど花を見つめて優しく笑うキミを見られたから、僕はもうこれ以上無い幸せ者だと知ることができたよ。
「とりあえず、何か飲む?」
「うん」
僕は彼女の隣に座ってメニュー表を広げた。特別な日を演出したい気持ちもあったけど、やっぱりこうやっていつものように並んで大好きなドリンクを飲むのがいいね。
「いつもありがとう」
せめて最後にこれだけは伝えて、僕らは真夜中のホットココアで乾杯した。
「溢れる気持ち」
初めて恋した瞬間を覚えている。
甘い気持ちが思いの詰まったコップから溢れ、
心が体のどこにあるか、初めて体感した。
この初恋は実らなかったけど、
今も溢れた気持ちの一部が
心のどこかに揺蕩っている。
猫よ。
お前のように
溢れる気持ちそのままに
人も頭を擦り付けられたら、楽なのにね。
題目「溢れる気持ち」
最近、私は不安に駆られることが多い。私は受験生をやっており、国公立大学志望で2次試験を控えている。当たり前だが、受かりたいという気持ちはものすごく強いため、受かるかな大丈夫かなと不安な気持ちでいっぱいになってしまう。この不安は良いものにも悪いものにもなるだろう。不安になりすぎても失敗の元になってしまうかもしれない。落ち着いて、毎日毎日コツコツやって2次試験まで間に合わせるしかないのだ。不安を和らげるためにも勉強を日々頑張っていくことが必要である。
溢れる気持ち。人生は辛い。だから油断すると死にたいという気持ちが溢れてくる。それは言葉にもなってつい口から出てしまう時がある。
特に今日みたいな寒い日はほんと死にたくなる。寒い国はうつ病が多いっていうし寒いのはダメだな。エアコンつけろ。
しかし本当に雪が降るとはな。なんか今年は降らないと思ってた。
でも暖冬なんて言われてるだけあって雪が降っても水道が凍ることはなかったな。水道が凍るとめんどうだから助かる。
冬は寒いからエアコンと風呂が大切だな。死にたくなる気持ちも体が温まればなくなってしまう。風呂に入ればなにもかもがどうでもよくなる。
そういえば雪が降ったけどもうほとんど溶けてるっぽいしスノーブーツの出番はなさそうだ。まぁいつか出番があるだろう。
溢れる気持ち
つまらないことで笑い転げる君が好き。
思い出し笑いが止まらず、息が止まりそうになる君が好き。
面白い動画があると、私の肩を叩いて一緒にみようとする君が好き。
「学校行きたくねー」
「でも行くんですけどね」
と、一人で自分を宥(なだ)めすかして頑張る君が好き。
美味しいものをはんぶんこする時、大きい方を友達にあげる君が好き。
君は君だから、君が好き。
兎にも角にも君が好き。
君の隣は春みたい。