行場のないこの気持ちは、どうすればよいのだろうか。息詰まるほどの激情に身を焼かれる。何かが迫り上がる。恐怖で口を押さえるが、勢いは止まらない。そんな時に限って、想い人は視界に入る。「大丈夫……ゆっくり吐いてみて」背中を擦られ、言われるがままに息をすると、花吹雪の雨が降り注いだ。『我が身に咲く』2024/02/05 溢れる思い
2/6/2024, 4:48:59 AM