『海へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「海行こうよ!」
たったその一言。私たちはすぐに用意して海に出かけた。波の音、冷たい水、キラキラと光を反射して光る水面。
「ほら!みずみずアタック!!」
「あ!ちょっと!」
笑い声が響く。遊んでいるうちに日は落ち、あたりは暗くなった。
「そろそろ帰ろっか。」
誰かが言う。頷く。
海へ、その笑い声は消えていった。
辛いことがあったら、海へ行く。
海は、私の話を聞いてくれるから。
そのかわり、楽しいことや嬉しいことがあっても海へ行くようにしてる。
辛い気持ちを半分こにしてくれる海に、ほんの少しでも、嬉しさや楽しみをおすそ分け出来たらなって。
海へ、いつもありがとう。
㉑海へ
今日は早起きして
海へ行こうか
そう あの海へ
途中のコンビニでアイスコーヒーを買って
あの頃の音楽を流しながら
あの角を曲がれば見えてくる
あの頃の僕たちも
今日は笑って過ごせるかな
もう、ケンカばかりの僕たちも
『海へ』💚
あなたと行きたい
あなたと共に
余韻に浸りたい。
心地よい音を聞きながら
ゆっくりとお話したい。
一緒に行ってくれますか?
海へと走りだし
水しぶきをあげる
はしゃぎながら
お互いに笑いあう
小さい頃からずっと
変わらないまま
こんな日が続いてほしい
そんな切ない気持ちを抱えて
夕日を浴びる
きれいなオレンジの景色には
笑い声が響いていた
〖 海へ 〗
海へと走る。
着いた。
着いたけど汚過ぎだろこの野郎
海に入るのは諦めて、
雰囲気動画を撮る。
風強すぎてあたくしのおパンティーが見えちゃった♡♡
ててぺろ (?)
てへぺろ♡
海へ
みんなで
ドライブ
BBQ
海へ
ダイブ
なな🐶
2024年8月23日1994
駆り立てられるように
誘い込まれるように
ふと気づくと
向かっている
心は
海へ
………海へ
「海へ」とかけまして
「レストランで隣の席のおじさんがくちゃくちゃうるさい」と解きます。
その心は「深い/不快」です。
海へ行こう。
遥か彼方に水平線。
ぼんやり眺めながら。
人生を考えながら。
彼女の呪い
「海に溶けてしまいたいな。だって、海って私たちが思うよりすごく大きいでしょう?自由って感じがするじゃない。」
彼女の突拍子もない話が好きだった。けれど彼女のいない今となっては海を見る度に思い出してしまう、呪いとなった。
「空と海の境目ってさあ、ない方が良くね?」
馬鹿なあいつが、窓の外、遠い海を眺めながら言った。
「なんで?」
「空と海も地球も宇宙も。全部ごちゃ混ぜになったらさあ、明日のテストもなくなるよ、多分」
「はは、そうかもね」
次の日のことだった。あいつが、坂を下ったとこでガードレールに突っ込んで、空と海と一緒になったのは。海も空も群青色に染まり、境目なんてない。ガキの頃、ふざけてぐちゃぐちゃに混ぜた絵の具みたいな色。
その日から、長い間雨は降り続いた。
「おや、マスター。どうしたのかな?」
部屋に戻る途中、バーソロミューに声をかけられた。
「バーソロミューか。モリアーティ教授のところで飲もうとしたけど、あいにく閉まってたみたいでね。部屋で飲もうかなと」
「なるほど、ふむ……」
こちらの事情を話すと、彼は何かを考えだした。気になって立ち止まっていると、何か思いついたらしい。
「マスター、君さえ良ければ、私の海賊船で飲まないか?」
教授のバーで飲むとき、結構な頻度で視線を感じていた。彼で間違いないだろう。
別に咎めるつもりはない。至福のひとときを邪魔されたわけでもないからだ。
それに、いつもと違う場所で飲むのも悪くない気がした。
「なら、お邪魔させてもらおうかな」
月明かりの下で、密かに飲むのも悪くない。
お題
「海へ」
※未完
「きっと私が帰る場所は海だ」
心の片隅にある漠然とした自分の存在価値とともに
そんなことを考える
生涯をまっとうし、息絶えた私のその後は
大地を担う海となり再スタートをするのだ
次の私が待っている
さぁ、海へ行こうか
「海へ」
私は「海へ」というタイトルに対してこう思った。
「「海へ」とはどゆこと?」って思った。
もしかしたらみなさんの中にもも思った人、いたんじゃないですか?
「海へ」とは今はよく分からないですがもしかしたらこれから生きていく中で分かるかもしれないですね。
「海へ」
走れ走れ海へ向かって
急いで海へ泳ぎ出せ
そうして月夜の晩に戻っておいで
それまではこの砂浜を必ず守ると約束しよう
君たちの子が、砂から顔を出すその日まで
彼女は嫌われている。
人とは違う考えを口にするから。
「人は死んだら海へ還るのよ」
残念ながらそれは、僕たちの知識とは相容れなかったから。
―人は死ぬと土に還る
それが正しく僕たちの常識で、
それが正しく僕たちの現実で、
それが正しく僕たちの希望だ。
土に還り、地に還り、世界の命を生むための糧となる。
そして、世界のために全てを使い果たした生物は、新たな命として生み落とされる。
循環する世界の一部として、僕たちは存在している。
「生命は海から始まったのよ?海へ還らなくてどうするの」
キレイな海色の瞳を瞬かせて、彼女は笑う。
地球の歴史を思えば、彼女は正しい。
けれど、人は受け入れられなかった。
海は恐ろしくて、広くて、帰り方も忘れてしまいそうだ。
けれど彼女は笑うから。
真っ直ぐ見つめて願うから。
「こんなところに、あの子を埋めないで」
立派な墓石の下から、彼女を救い出す。
君の話を信じてあげられない。
君の知識を認めてあげられない。
けれど、だけど。
君は土へ還らなくていい。
「行こう、海へ」
僕は行けないけどね。
君を海へ連れて行くよ。
だってそれが、君のたった一つの希望なのだから。
お題「海へ」
夕暮れ時
私は決まって、海へ出かける。
いつか、あの人に出会えると信じて───。
「進路希望かぁ……
なぁ『将来の夢』的なやつ、考えたことある?」
「ん〜、そうだな。海へ行きたいんだ。静かな海へ」
「ふ〜ん? 海? 将来の夢なのそれ?
それじゃ他の奴も誘って、今週の土曜に行こうぜ」
友人はそうじゃないんだと苦笑したが、
週末はみんなで海を満喫した。
あれから十数年。
友人は今度の宇宙飛行士の試験へ挑戦するそうだ。
『将来の夢』を叶えるため月を目指すそうな。
今度の海も満喫できると良いな。
// 海へ
死んでしまった後、身体は土に還るだろう?なら、魂はどこに還るんだろうね。
地球で最初の生命は海で生まれたと言う。
だったら、魂は母なる海に還るのではないかと俺は思う。
だから、あいつの命日には、俺は花束を2つ買う。
ひとつは身体が眠る墓へ備え、もうひとつは魂が眠る海へ放る。
死後の人間の本質が身体にあるのか魂にあるのかわからない。
だから、両方に花を備える。
真っ白なユリの花束が波に呑まれて浮き沈みしていたが、やがて波間に消えていく。
それを見届けると、俺は手を合わせた。
どうかこの波が、花束に込めた想いをあいつの魂に届けてくれますように。