『海へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『海へ』
 
「海…行こうかな」  
私は呟いた  
新しく配属になった部署の仕事に慣れないのだ
どっと疲れが溢れかえる
思い出しただけでたまらない
カモメが鳴く
水面が乱反射してキラキラと輝く
どんよりとした私の世界を光らせる
これが私にとっての海だ
#上下どちらからでも読める文章
作 有栖川
海へ
海へ行きませんか
忙しいのは、知っています
だけど、だからこそ
海へ行きませんか
忙しい合間に、のんびりと
会話はなくてもいいんです
貴方が楽しそうなのはわかるから
ゆっくりと、静かに
ふたりで過ごしたいんです
海へ行きましょう
暑い日なら泳いでもいいし
波の音に耳を澄ませてもいい
きっとリフレッシュできる
翌日また頑張るために
今日は海へ行きましょう
海へ、島へ、行きたいのは本当よ。
貴方に会えるから。
貴方に会えたら何を言おう。
楽しい事が言えるように祈ってる。
迎えに来てくれたら、尚、ありがたい。
海の彼方に、まだ見ぬ島があるのなら、行ってみたい。
海より深きもの。
海より恐ろしいものはない。
嵐の日に。
凪いだ風の日に。
航海の日に。
私は毎日、航海日誌をつけている。
航海長、それが私の肩書きだ。
海より深淵を隠したものは地球上に存在しないと、私は考えている。
「皆の者! 帆を張れ! 風をきって大海原を行こう!」
「航海長のお達しだ! 全速前進!」
と、船長のエスメラルダ・ドルカスは言う。
彼女は、このエーゲ海きっての大海賊で、海賊旗はエメラルド色に、ラムの樽、刃。
風をいっぱいに受け、旗は揺れる。
そうして、大海原に波跡をつけながら、進んでいく帆船。
風は吹いている。
私たちを祝福する風が。
船頭につけられた、アテネの神様が、海図と共に行く先を示す。
行く先は、黄金の国ジャパン。
船は、大量のラム酒を詰め込み、さあ出発だ! と息をあげる船長は、長い旅の始まりに、歌を歌った。
海へ行こう
何も考えずにただぼーっと眺めよう
そんなことがすぐできる人生だったらいいのにな
海へ(𝕃𝕖𝕥'𝕤 𝕘𝕠・*・:≡( ε:)
海は広く波の音もしてる
波の音は誰かに囁いている感じがする
海はいつも綺麗だよね
心が広そうでいいな
私もそいう人になりたかった
私が憧れている海
思い出のプールはもう跡地になっていた
子供の頃に好きだった砂浜色のコンクリートも取り壊されると聞いた
だからじゃないけど
お互いの思い出をかき集めるように
海へ行こうよ
浮き輪に乗って流れるままに
波打ち際で小さな波を味わおうよ
ふたりで海へ行こうよ
君はよく海に行く。
でも、海水浴客でいっぱいになる夏は嫌いだ。
どれだけ頼んでも断られてしまう。
それで聞いてみたんだ。
「……だって。寒い冬の海に二人で行って、手を握ってもらうのが好きなんだもん」
夏の制服がビリビリに破けた。
高校生の長男のズボンの話なんですが。
11キロの自転車通学で、洗濯も最低週イチしてたから
劣化が早いかなと思ったけれども
高3のここに来て…!
職場の電話にかけてきて、
「おかーさん、ズボン破れた。マジどうしたらいい」
と静かにパニックになっていた。
とりあえず指示を出しなんとか学校へ行けたそう。
学校の前に受診で病院に行ったのだけど、
病院ではすでに破れていたそう。
仕方ないのでふつうに受診してたら
若い看護師さんが、
「わかってるかもしれないけど、ズボン、びっくりするくらい破れてるよ…余計なお世話だったらゴメン」
と話しかけてくれたらしい。
「ウス、気づいてます!ありがとうございます!」
と返したとか。
超絶おバカな息子の夏が終わります。
12「海へ」
海へ行く。
ズブズブ沈む。
口が浸かる。
頭まで浸かる。
生まれ変わる。
魚として生きていく。
さようなら。
またこん
「海へ行こうよ!」
なんて突拍子も無いことを言い出す君
「なんで海?」
「だって、もうすぐ夏も終わっちゃうでしょ?」
たしかに、今年の夏休みもあっという間だったな
夏休みが終われば段々と夏の暑さも和らいで涼しくなってくる
そう考えるとなんだか淋しいな
「別にいいけど…泳ぎたくはないよ?」
「別に泳がなくてもいいの〜!」
「どういうこと…?」
「ただただ海を見たいだけ」
やっぱりよく分からない、海を見るだけで何か変わることでもあるのだろうか…
そして部活終わり、1時間もかけて電車に揺られて海を見に行った
「やっぱ綺麗だね〜!」
「うん…」
今の時間帯は丁度夕日が沈んでくる時間帯
海に夕焼けが映り、綺麗なグラデーションとなっている辺りはオレンジに染まっていた
「今年の夏も終わっちゃうのか〜」
「別に、ようやくこの暑さから開放されると思うとむしろ嬉しいけど」
「もー、夏だって良いこといっぱいあるじゃん!」
そんな他愛もない話を砂浜に座りながら君と話す時間は思ったよりも悪くは無かった
~海へ~
海の先に行ってみたい
海を渡って、どこか誰も知らない楽園に
こっちでの全てを投げ捨てたまま
そんな想像をするだけで、なんか少しほっとするから
雨がいよいよ激しくなり、それでもきみのことを待っていたのは、きみが見すえた未来に、わたしはいないような気がしたから。だからせめて、きみのなかの、一途なひとになりたかった。きみがわたしを手放したことを痛んでほしかった。きみに残りたかった。きみの人生にすこしだけでもわたしの体をかたむけたかった。
海へ
ただ青の音を聴きたかった
おかえりなさいを言いたかった
ただいまなんて聞こえていないのに
そこにいるわけがないのに
「待っているだけじゃ進めないよ」
そうだね、確かにそうだ。
じゃあ、会いに行くよ。
大丈夫、持ち物も忘れ物もないよ。
私は入道雲の壁を壊して
波をかき分けて歩き出した。
恥ずかしがり屋のあなたが
いつもの癖で隠れてしまう前に
ちゃんと見つけるよ。
この夏が終わってしまう前に。
海を見て美しいと思うのか。
海を見て怖いと思うのか。
怖さが先にくるのは命が大切だということ。
まだまだ生きたいと心から願っている証拠。
そして海の美しさを人生の最後に焼き付けたい。
おまえの遺骨と、海に来た。
「静かだな…………」
 夏の終わりを感じる。
 おまえが生きてるうちに、海に来れたらよかったのに。
 俺が、おまえにしてやれることは、もうない。
 ただ、「海に行きたい」と言っていたから、ここへ来た。
「…………愛してたなぁ」
浄化してほしくて
癒してほしくて
ちっぽけだ
って
言ってほしくて、
くだらないことだ
って
言ってほしくて
–海へ–
なんだろう。海って。
大きくて、でも繊細で、すごく綺麗で
かわいいのもかっこいいのも怖いのもいて。
大好きだけど
好きになればなるほど溺れるのも怖いんだよな。
あ、好きな人と同じだ。
「海へ」
「ところで何があった?」と頭の中で問う
「ウミへ」
「海?」
「ソウ、ウミへ、アノコタチヲウミヘ」声は聴こえないがワタシには言葉と感情が流れ込んでくる。
「ハヤク、ウミへ」
何か起ころうとしている事は、数年ぶりにワタシを呼び付けた時点でわかってはいた。
その時耳に直に声が飛び込んでくる。
「先輩!聞こえますか!」ナオヤが突然会話を遮る。
「どうした。」声に出して問う
「アルゴスが北と南の海域へ集中しだしました!」
「あぁ、」
「あぁって!早く戻って下さい!オレこんな事始めてで!」
「大丈夫だ、もうミテラ様は承知されてる」
「承知されてるって、先輩何処にいるんですか?なんでそんなことわかるんですか?とにかく早く戻ってくださいよ!」
声に出さずに解ったと答えたがナオヤには聞こえるはずもなく催促の言葉が煩く聞こえ続ける。
彼女に向き直り敢えて声に出して言う
「では失礼します。ミテラ様」一礼して足早に立去る。
背後では祈りのような感情がワタシの背中を押す。
アノコタチヲウミヘ
今日は1ヶ月ぶりくらいに先生に会えた
「がんばって♡」だって
先生が言うだけで私にとって魔法の言葉になっちゃうの