『泣かないよ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私の前で弱さを見せないあなたの涙が見たい。
それは純粋な不安だったはずだった。
いつかあなたが壊れてしまわないかという不安。
それがいつの間にか劣情にすり替わっていた。
どうしてこんなにもあなたを苦しめたい?
私だけに弱さを見せてほしい。
壊してみたい。
泣かないよって笑うあなたの涙が見たい。
きっとその目を揺らめかせる雫は綺麗だろうから。
(泣かないよ)
泣かないよ
あなたに写る最後の姿は
やっぱり笑顔でいたいから
いつかどこかで出会えるときまで
“泣かないよ”
悲しい、苦しい、辛い……
でも、貴方といると自然に笑顔になれる。
いつも君は、困っていたら助けてくれるね。
だから、泣かないよ、泣けないんだよ、
君に心配させたくないから、
「泣かないよ」
また あなたに振り向いて貰えるように頑張るから
「大丈夫だよ、私の事は大丈夫。泣いたりしないから。」そう言って彼の背中を押した。元カノが忘れられないんだってさ。ちょうど良かった。私も元カレと会おうと思ってたから。うん、大丈夫。大丈夫。泣かないよ。なんて強がって、声を殺して涙した。
どんなに陰口言われても泣かないよ。安い涙は流さない。と決めたのさ。いつか辞めて笑ってみせるさ。
歩行器は、ご使用されず何かにつかまったりゆっくり一歩ずつ慎重に歩いて移動しています。動作開始と終了時にふらつきみられますが、なんとかバランスをご自身で整えてから次の一歩へと移動するため、転倒なく過ごされていますがふらつきがあるため転倒リスクがあると思います。歩行器を使用できればリスクを軽減できる。と思います。歩行器を認識していないため、まずは使用性を認識してもらえるように日頃から使う機会を増やしてみてはと思います。
あなたの方が辛いのは分かっているから、泣かないよ。
泣いたら怒られるから、泣かないよ。
私の弱さを認めたくないから、泣かない。
迷惑かけなくないから、泣かない。
あなたに涙を見せたくないから、泣かない。
こういうのの繰り返しで、いつしか
「泣かない」が「泣けない」になるんだと思う。
泣かないあなたを愛しているけれど、
泣かない強さが、泣けない弱さになる前に
誰かの為の「優しさ」で隠すのは辞めてみて欲しい。
嫌なら私に見せなくたっていい、
あなたの信頼できる何者かに、あるいは自分だけに、
泣かないをやめてみてくれませんか。
泣かないよ笑。
泣いたら君が傷つくでしょ…?
泣けないよ。
でも私は君には語弊があるけど泣いて欲しいな笑
いつも笑ってる君を見てると元気をもらえる
けど不意に見る苦しそうな顔は好きじゃないな笑
泣いてもいいよ
どれだけ辛くても泣かない。
泣くと周りから悪口が聞こえてくる
「僕もう泣かないよ」
父と母が離婚し母について行った僕。
母を心配させたくなかった僕はそう言った。
そこから何があったかは覚えてないけど
母が僕らを育ててくれた。
道で転んだ時も泣かなかった。
好きなものを食べられなかった時も、
嫌いなものを食べた時も泣かなかった。
二番目に大切なものを失った時も泣かなかった。
そして同時に沢山のお金を手に入れた時も。
お金が尽きて、母が泣いて、僕は泣けなかった。
キッチンにある包丁を母が掴んで、僕を見て。
「ごめん」と呟いて。
刺し殺された時だって、泣かなかったよ。
心配しないでね、弟と妹と仲良くするから。
【泣かないよ】
僕のもの
トリコロールの旗をたなびかせて
君は大通りへとやってくる
薄暗い地下室から這い出て
僕は暗黒を打ち消す歌をうたおう
風が吹いている
強く
強く
僕を希望の路へといざなうんだ
君は僕の未来予想図
君は僕のプラネタリウム
君は僕の宮殿の皇女
風が地下室の中へと流れ込んでくる
あまりに強くて大きな風が
世界を呑み込もうと強く吹くのさ
君は危うく旗を手放しそうになる
ちゃんと持っていなきゃ
僕を導いてくれる自由の女神よ
君は僕のもの
君は僕のものなんだ
君はありふれた世界を照らす光なんだ
さあ、心の闇を消してくれ
風が吹く
あまりに強くて大きな風が。
あの子はきっと。
彼はそう言って笑いました。
私とあの子は血の繋がりがあるわけでは無いし、あの子は特殊な出生と環境で生きてきたから無意識に父親を求めていただけなんだよ。
あの子は強くなった。
きっともう、私に父親を求めなくても生きていける。
私もあの子と笑って別れることが出来るだろう。あぁ、でも、「清々した」なんて言われたら、少し傷付いてしまうかな。
「あの子は泣かない、か。そういう貴方が泣いているように見えたのは、私の見間違いだったのだろうか?」
END
「泣かないよ」
『泣かないよ』
葬儀の刻、喪主の父が参列者へ言葉を述べた。
父は涙を堪えながら、弟への気持ちを語った。
父親でさえも泣けないのであれば、私も「泣かないよ」
今にも滴り落ちそうな涙を歯を食いしばりながら、必死に堪えた。
凛として、席で見守る私が居た。
300字小説
不可抗力の涙
『俺は泣かないよ』
娘の卒園式。一緒に出席すると決めたときから、夫は言っていた。
『幼稚園の先生はあの手この手で泣かせてくるかもしれないけど、俺は絶対に泣かない』
でも実際に卒園式が始まると、保護者席のあちらこちらから鼻を啜る音が聞こえてくる。
特に園が特別な演出をしているわけではないけれど、名前を呼ばれて立つ背中に、卒業証書を受け取る手に、生まれたばかりの頃の小さな身体や手が重なって、つい涙が出てしまう。私の小学生の卒業式のとき、厳格な父が目をうるませていて、びっくりしたことがあるけど、そうか父もあのとき、こうして思い出を重ねて泣いていたのか……。
「……ところで、お父さんハンカチいる?」
「……ああ」
お題「泣かないよ」
「はぁ……。マジかぁ……」
まさか、罰ゲームで廃墟の探検をさせられる羽目になるなんて思わなかった。
しかも、真夜中にだ。ため息も出ようものだ。
「しかし、災難だったな!」
災難だった。
まさか、ただのジャンケンでストレート負けするとは思わないだろう。
また一つため息を漏らす。
「ただジャンケンに負けただけで、こんなとこを探検してこいって言われるだなんて……」
心細くて泣き出しそうになるが、泣いた所で助けは来ない。
それに、すぐに引き返せば先輩達が無理にでもまた廃墟に向かうように仕向けるはずだ。
今までもそうだった。
だから従う他に無いのだ。
「おかしいよなぁ。どう考えてもリスクとリターンが釣り合ってないだろ」
おかしいとは思うが、考えても仕方がない。
深呼吸をして、気持ちを落ち着かせる。
大丈夫だ。僕にはジョンが着いている。
「ふぅ……。よろしくな」
「おう」
意を決して真っ暗な廃墟へ一歩踏み入れる。
がさり、がさりと草の根を掻き分けて進まなければならないほど雑草が伸びきっていた。
雑草は腰に届かない程度の高さだが、度々足に絡み付いてきて鬱陶しい。
かなりの長い間、人の手が入っていないことが伺えた。
「何も、出ねえよな?」
何かが出てきそうな雰囲気に怯えながら、廃墟へ入ると外の茂みから、がさり、と物音がして、心臓が跳ね上がる。
咄嗟にそちらを照らして目を凝らすが、何も居ない。
息を潜めて耳を澄ますと、梟の鳴き声が耳に届くばかり。
「野生の動物か?……おい、そんな泣きそうな顔をするなよ」
もう嫌だ。帰りたい。
思っても口には出さない。
言った所でどうにもならないし、出来ないのは変わりないからだ。
気持ちを切り替えよう。
深呼吸をして、しっかり呼吸を整えて。
「よし……行くよ」
「足元、気を付けろよ」
足元を照らし、天井や壁などが所々剥がれ落ちて出来た瓦礫を避けて通る。
「しかし、雰囲気あるな」
「これは確かに、何か出そうかも……」
この廃墟がどんな場所なのかは先輩達から予め聞いていた。
如何にも幽霊が湧いて出そうな場所だということを。
ただ、曰く付きがあるとは聞いていないので、実際は何かが出るなんて言うことはないのだろうけど。
それでも怖い物ものは怖い。
「おい、怖いなら引き返してもいいんだぞ?」
「すぅ……ふぅ……大丈夫、大丈夫……」
また深呼吸をして自分を落ち着かせ、廃墟の奥へと足を踏み入れることにした。
その時。
からり、と小さな瓦礫が落ちる音が少し遠くで鳴る。
慌ててそちらに向き直って照らすと、高い位置で光り輝く目と目が合ってしまった。
「うわぁぁぁああっ!!?」
その瞬間、パニックに陥った僕は瓦礫に躓きながらも一目散に逃げ出した。
脇目も振らず、ひたすらに来た道を引き返す。
廃墟を抜け、踏み倒して作った雑草の道を行き。
そうして、先輩達が居るところまで戻ってきた。
「おう。早かったじゃんか。なんか見っけたか?」
ニヤニヤと先輩達はしているが、それどころではなかった。
「かっ、かかかっ!怪物が!!二、三メートルくらいある化け物が!!!」
と、伝えた所で、あることに気付く。
「あ、あれ……?ジョン……?ジョンが……居ない……?」
もしかして、あの廃墟に落としてきてしまったのだろうか。
もしそうなら、もう一度あの廃墟へ戻らなければならないことになる。
その事実に気が付いた僕は、急激に目の前が暗くなった。
テーマ:泣かないよ
やっと もうすぐ会える
でもそれがきっと最後になる
こないだのお別れは泣いちゃったけど
次は泣かないように頑張るね
「今までありがとう」ってプレゼントするね
雨男の貴方に傘を
私は月を見て貴方を思い出すから
貴方は雨の日に私を思い出して
って思ってるけどここだけの秘密ね?笑
#泣かないよ
「アルジャーノンに花束を」の結末まで読めん…!!
読むのが辛すぎますよʕ´• ᴥ•̥`ʔ
でも気になるなぁ
ねぇ…。
あのね。私が貴方を怒るのは、
1度きりの人生
自分の好きな人を守りたいなら
手放しなくないなら
一生の好きな人見つけたなら
親と対立してでも手に入れて手放さないで…
後悔して欲しくないから
人生って長いようで短いのだから
私は貴方を失ってしまったらきっと…
前を向くことないと思う。
確かに貴方は愛嬌もあるし優しい。
だけど愛嬌と優しさだけでは大事な人が消えてしまう…。
男でも女でも支え合い守り合うためには
愛嬌、度胸、根性、勇気、愛情、感謝。
そう思うから…。
題 泣かないよ
私と彼氏は、大学が別々になった。
高校から一緒に行こうねって約束してた大学に、私が落ちてしまったから。第2志望は地元の大学にしていた。
親と第一志望が落ちたら地元の大学に行くと約束していたんだ。
「4月から頑張ってね」
私は彼氏に向かって笑顔で言う。
合否発表の後、近くの公園で会っていた
間違っても泣いたりしないと決めていた。
だって私の努力が足りなかったから、落ちたんだから。
「ああ・・・」
彼氏は私の方を向いてためらいがちに言う。
「毎日電話もするし、メッセージも送るから・・・」
私は彼氏の落ち込んだような様子に、無理やり笑顔で頷く。
「うんっ、分かった!メッセージ毎日してね!大学行ったら可愛い子沢山いると思うけど浮気しちゃだめだよ」
「大丈夫、心配しないで」
彼氏は私の言葉を聞いて側に近寄ると、私を優しく抱きしめた。
「一緒に行きたかったな。でも、大丈夫。今までの君との時間があるから、僕は頑張れる。休みに入ったらすぐに会いに来るから」
「うん・・・」
私は、涙がこみ上げそうな気持ちに必死に抵抗する。
今更ながら彼氏の存在の大きさを感じていた。
いなくなると思うほど、辛さが込み上げてくるみたいだ。
「ユキ、手を出して」
彼氏に言われるまま、体を離し、手を出すと、右手の薬指に光る物がはめられた。
「えっ!?」
キラキラ光る宝石が嵌まった指輪だった。
私は混乱して彼氏の顔を見つめる。
すこし照れたような彼氏の顔。そして、私を見るとこう言った。
「ユキが不安にならないように考えたんだ。約束しよう。ずっとお互いに好きでいようって・・・してくれる?」
不安そうな彼氏の顔。彼氏も不安だったんだ・・私と一緒だったんだ・・・。
「もちろん!!」
私は彼氏に抱きつく。
私の目からとめどなく涙が流れる。
でもいいや。
だってこれは、純粋な幸せの涙なんだから。
「泣かないよ」
そう言われても、知らないよ。泣くかどうかは私が決める。
/お題「泣かないよ」より