『泣かないよ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
Episode.30 泣かないよ
「もううちら卒業かあ、あたし泣いちゃうかも…」
卒業式の朝、登校中に隣に並ぶ女の子が呟いた。
彼女は小学校からの幼馴染で、私の親友。
「ねえ更紗、私、今日は何があっても泣かないよ」
「芭李の薄情ぅ……じゃあそれ絶対の約束ね!」
私は卒業式が待ち遠しかった。
私は昔から学校が嫌いだ。
理由は単純、本当に必要なことなんて学ばせてくれないくせに、社会人になるために無駄なことを学べと言われるのが嫌だった。
数学の方程式だって、別に使うとは思わない。
でもそれを解けるような思考判断を育てるためだということは、ずっと前から分かっている。
だから、嫌々でも生きるために我慢していた。
でもたまに、息をすることが、生きていることが辛くて醜いと感じることがある。
___キーンコーンカーンコーン。
「えーみんな、卒業おめでとう。
これから卒業式が始まります、移動前に身だしなみは
しっかり整えておくように。
緊張したり、途中で泣いても大丈夫。
でも顔を上げて、最後まで堂々と歩きなさい。」
そこからの記憶は曖昧だ。
卒業への喜びと、これから先の人生への不安、そしてこの場にいることへの緊張で頭が働かない。
「卒業証書授与」
その言葉が耳に刺さり、私の意識はスっと戻された。
前列に並ぶクラスメイトが次々と受け取っていく。
次、その次、またその次が私の番。
大丈夫、落ち着いて、自信持って___。
「っう、ふ……うぅう…芭李、はな…りぃ」
卒業式が終わり玄関を潜り抜けた直後、更紗が泣きながら抱きついてきた。
「更紗……また会えるんだから、そんなに泣かないで」
「あ、会えない!会えないよ!だって今日、さいごなん
だもん…たぶん」
その言葉に引っかかる。
会えない?そんな訳が無い。
連絡先も持っているし、家も歩いてすぐ近くにある。
「芭李、ぎゅーして、だいすき」
「…はい、私もだいすきだよ。
仲良くしてくれてありがとう」
その後、みんなで記念写真を撮って解散した。
私は更紗を誘ったが、今日はママとパパと帰るって決めてたの!と断られてしまった。
全く、最後だと言っていた割にはあっさりしている。
だがその時覚えた違和感に、間違いは無かった。
本当に最後で、断られた。
「もしもし、……ええ、芭李の母です。
…………え、嘘、…?
…っちょっと芭李!さっき更紗ちゃんが…!」
「…え?」
更紗は、卒業式の夜に死んだ。
原因は持病の手術によるものだった。
医療ミスではなく、もともと成功確率が10%だと言われるほどの手術だったという。
あれから1週間後、更紗の母が私に伝えてくれたこと。
「更紗はね、周りには目立たないだけで症状が進んでい
く持病があったの。
芭李ちゃんには心配かけたくないから!って聞かなく
て…それで卒業式の日、手術も内緒にしていたの。
…手術の前、芭李ちゃん宛てに書いた手紙を預けられ
て、もし私が死んじゃったら渡してねって…これ。」
意味がわからない、なんで隠した?
同情されるのが怖かったの?私が心配しすぎてみんなのように接してくれないとでも思っていたの?
迷惑かけてきたのに、かけたのに、変えられないことはかけちゃいけないと思ったの?
___こんなの、なにも習ってない。
入り乱れる感情で湧き上がってくる手の震えを抑えながら、渡された手紙を開封する。
思ってもいない、知りもしないことが、書かれていた。
"芭李へ
突然ごめんなさい。きっと心優しい芭李はあたしのこと
心配してると思う。ほんとにごめんなさい。
わたしは、みんなにずっと隠してきた持病の手術を受け
ます。成功確率は10%にも満たないらしいけど、あたし
まだ芭李と出掛けたいし、夏祭りの約束もしたから絶対
生きたい!って思った。だから受けることにした!
正直怖いし、死ぬ確率の方が高いのは分かってる。
でも手術しなかったら確実に1ヶ月以内に死んじゃうん
だって、ひどいよね!
だから私、確率が低くても生き延びられるよう頑張りま
す。でも、これが手に渡ってるならあたしは負けた。
どうせだから本音を書いておきます。
あたし、芭李に恋愛感情抱いてたんだ、知ってた?
自分では上手く隠してたつもりなんだよね、あたしって
結構女優派でしょ?(バレてたらどうしよう…)
でも持病とこの感情で、今までの関係崩れるの怖かった
し、崩れるくらいなら今の方が幸せだから隠してまし
た。自分勝手でごめんね。
ほんとは浴衣着て夏祭り行きたかった。海も、ハロウィ
ーンイベントも、イルミネーションも全部行きたかっ
た。でも全部出来なくなっちゃった。
ずっと自分勝手でごめんなさい。
大好きです。
追記!今日の絶対の約束、ちゃんと守ること!
またね芭李"
「……ごめんなさい、ごめん……っぐ、ぅ…まもれなくて、ご……め、なさぃ……」
絶対嘘に決まってる。
更紗、私も大好きだったんだよ。
最後の約束、守れなくてごめんね。
私だって泣きたい時あるよ。
強いって決めつけないで、本当は誰よりも弱いんだから。
泣かないよ、これで一生のサヨナラってわけじゃないから。
これからは別々の道を歩くことになるけど、辛い時にすぐそばにいてあげれないけど、たまには一緒に通話でもしよう。くだらないことでもいいから、LINEでもしよう。それで今度会う時に、お互い胸を張って会おう。その時までお互い楽しみにしていよう。
だからその時まで、少しの間のサヨナラをしよう。それじゃあ次会う時まで元気でね!
「サヨナラ、またね!」
私は泣かない。もう…それでいいでしょ?
あなたは私を泣かせたい。何故なら私の涙は宝石で高く売れるから。違う?
私はもう泣かないよ。諦めて。
君とは違って忙しいんだから。さよなら。
…前にも言ったでしょ?泣かないって。
諦めなさい。時間の無駄。
はぁ、一つだけならあげる。その代わり、
刑務所に行きなよ。さよなら。
聞きたくない夜
見たくない朝
感じたくない昼の風
それでも私は泣かないよ
《泣かないよ》
“弔い” (テーマ 泣かないよ)
幼い頃、祖父が言った。「勇者になりたくば、滅多なことで涙を流すでない。常に強く、勇ましくあれ。」
勇者になる為、そう育てられてきた。
いつからだろう。呪文のようにいつも祖父のこの言葉が脳裏によぎる。
勇者になりたいと、自分で望んだわけではない。僕が勇者の孫であり、勇者の息子であるが故のことだ。僕が勇者になると当たり前のように周りは期待し、当たり前のように敷かれたレールの上を僕は歩んできた。
僕の意思なんて関係なく。夢や理想を抱くなんて無駄だ。我ながら幼いながらに、達観していたと思う。いつからか僕は感情を押し殺すことに慣れ、多情多感な人をみると癪に触った。きっと感情を表に出せる人を羨み妬んでたんだろう。
泣くなんて、怒鳴るなんて幼稚で浅はかな人間がやることだ。そう言い聞かせることでしか、自分のこの感情を落ち着かせることが出来なかったからだ。いや、それ以外に落ち着かせる術を知らなかったのだ。この考えが一番幼稚で浅はかだと心のどこかでは分かっていた。だから余計に苛立ち、自分が惨めに感じた。
賢者が死んだ。騎士が死んだ。そして自分の身体を顧みず、僕に回復魔法を使い続けてくれた僧侶が死んだ。
どうしてだ。何故こうなってしまったんだ。どこで間違えた。今の今まで問題なく冒険を続けてきたじゃないか。
僕たちとの戦いで魔王は死んだ。この世界に平和が訪れた。喜ばなければ。いや、喜べるわけがない。仲間が死んだのだから。たった一つの、代わりなんてない、かけがえのない仲間たちが。
騎士は明朗快活でパーティーのムードメーカーだった。話上手でずっと聞いてられるくらいの巧みな話術を持っていた。
賢者は無口だが聡明で、人の機微な感情を汲み取ることが出来た。
僧侶は誰が見ても美人だと口を揃えて言うほどの容姿端麗で、温和な性格の女性だった。綺麗で、でも儚く、フッと吹いた風と共に消え去りそうなほど。
誰一人欠けてはならない。僕の宝物たち。僕の戦友たち。
命尽きる前、賢者は言った「勇者だろ。泣くな。」
騎士が言った「シケたツラすんなよ。笑えよ。」
僧侶が言った「あなたとの冒険は、何にも代えがたい素敵な思い出です。生きてください。あなたはここで死んでいい人ではない。ほら、泣かないで。」と。
僕の頬を伝う涙を、僧侶は今にも力尽きそうな手を延ばしそっと拭ってくれる。
僕は非力だ。勇ましくなんかない。何が勇者だ。なにが英雄だ。今にも力尽きそうな仲間たちを救うことも出来ず、ただ涙を流し逝かないでと願うことしか出来なかった。
幼い子供のように泣いた。声が枯れるまで、涙が枯れるまで。僕がかつて幼稚だと見下した人達のように。自分の感情のままに。
でも君たちが泣くなと、生きろと、そう望むから、願うから、僕はもう泣かないよ。涙でクシャクシャな顔で精一杯笑って見せた。仲間たちはホッとした顔で静かに永い眠りについた。
泣くのは今日で最後だ。一緒に歩んだ旅路に思いを馳せ、精一杯君たちを弔おう。
かけがいのない友人たちのために。
僕ができる最大限の、僕なりの弔い方で。
僕が語り継ごう。君たちの勇姿を。君たちがどれだけ僕よりも勇者に相応しかったかを。
"泣かないよ"
「はぁーっ、今日も無事終わった……」
見回りを終えて、椅子に倒れるように座る。ぎしり、と椅子が軋む音が鳴る。
「みゃあ」
『ただいま』とでも言うように、俺の言葉に続いて鳴く。
俺が椅子に座ったのを見るやいなや膝の上に乗ってくると、俺の顔を覗き込むように身体を伸ばす。
先を行くようになったのと同じくらいの時期に、見回りを終えると俺の顔を覗き込もうとしてくる。数日前からは、頬を舐めて来るようになった。
「やめろぉ……」
こういう事をされると、泣きながら見回りしていたみたいで恥ずかしくなる。泣いてないはずだけど。
「よしよし、ありがとな」
ハナを撫でながら、ゆっくり引き離す。
が、今度はペタペタと俺の顔を前足で触る。
「やめ、やめろって……」
少しは慣れてきたが、やはり完全には慣れない。
ハナの前足が口の中に入りそうになるのを何とか阻止しながら今度こそ引き離す。
「みゃあーう」
引き出しの中からハナお気に入りの猫じゃらしを出して見せると勢いよく膝から降りてじゃれ始める。手首のスナップを使って動かすと更に食い付いてジャンプや横移動を使ってじゃれる。
ふと、ある考えがよぎる。
──もしかしてこいつ……俺を心配して……?
都合の良い解釈だが、胸の奥が暖かくなる心地がした。
「……ありがとな」
猫じゃらしを動かしながら小さく呟く。
すると、頬が少し緩んだ感じがした。
「泣かないよ」
私は何があっても泣かない。
何故ならもう亡き彼と約束したからだ
亡くなる前に彼は私に言ったのだ。
「君は笑ってる顔が1番似合ってる。だから泣かないで」
私はその約束を守る為、彼が亡くなる瞬間までも
泣かずに笑顔でいた。
けれど、周りからは蔑むような眼で見られた。
それでも私は笑う、それが彼との約束だから。
どんな事があったとしても...
私は"泣かないよ"。
泣いちゃだめなの。
泣いたらまた…
だから泣かない。
決めたの、約束だから。だからお願い。
嘘をつかないで。
正直じゃなくてもいいから、楽しいって気持ちだけでも忘れないで。
教えてよ。あなたにとって大切なもの。
私にとっても大切なもの。
悔しさも
悲しい時も
怒れるも
「もぅ泣かないよ」
より 泣けなくて
お題☆泣かないよ
自分は、泣かない人間だと思っていた。泣かない人間に、させられていた。
オレが泣くと、うるさいから。だから、泣くなって言われて育った。
どんなに痛くても怖くても、ひどいことをされても、オレは泣かなかった。
心配して「泣いていいんだよ」と言ってくれる親切な人もいたが、「泣かないよ」と笑顔を張り付けて、必死に平気なふりをしていた。
そんな幼少期を過ごして一人立ちしたオレは今、ただ一人の大切な人に抱き締められながら、その優しさに、愛しさに、ぼろぼろと泣いている。
【泣かないよ】
私のしている日々の仕事が正当に評価されていないと感じる
私はこのまま、やり場のないもやもやを抱えたまま何年も
また何年も、評価は変わらないのだろうか
怒られも、褒められも、アドバイスもされない
頑張ったところで空回り
給料にも面と向かった評価にも結びつかない
真面目が損をするって本当だったんだ、
もう泣かないよ
消えていくだけ
泣かないよ
私は泣く方だ。
でも、人前では泣かない。
いくつか理由はあるけどその一つに
泣かなくても大丈夫ならば、
泣かずにその分前に進んだほうが
自分も周りも幸せになれるかもしれないから。
というのがある。
たまには泣くこともあるけれど
できるだけ前に進むから。
笑うから。
皆のおかげで大丈夫。
もう、泣かないよ。
「そう言えばあんたの泣いてるところ見たこと無い」
『え、そりゃそうでしょw高校生にもなって〜』
「ふーん、別に泣いちゃだめって誰も言って無いじゃない」
『あははw』
「そうやって笑ってさ...」
『ボクはいつも楽しいよw』
「私はあんたと居ると気持ち悪い」
『え...あ、そっそか、アハハ』
「だぁ~って、ホントの気持ち見せてくれ無いから」
泣かないよ
私はある時から泣くのを封印した
厳密に言うと…人前で泣くのを封印した
祖父が亡くなった10歳の冬だ
親姉妹に疎外されてると感じていた私にとって
祖父は唯一の味方だった
どんな時もただそばにいてくれた
1人にさせないように…
だが祖父は風邪か治らない
と言って病院に入院したきり
2ヶ月もせず白血病でこの世を去った
この後、私は1週間学校に行けなくなった
そして枯れるほど泣き
この先、味方がいないんだと察した
だから「おじいちゃん!私は強くならなきゃいけないんだ!もう泣かないよ!」
そう誓った
その後、人前では泣かなかった
だから「冷たい女」認定
泣く時はひとり布団の中で嗚咽を殺して泣いた
負けてたまるか!と歯を食いしばって…
それでもどうしても苦しい時…
もう人手に渡っていた祖父の家の前まで行ったり、
納骨堂の近くまで行っては
いるはずのない祖父からのパワーをもらえた気がした
そして3人目の子供を産んだ時
とても懐かしい居心地の良さを感じた
祖父と同じ猪年の、少しガッチリした子
大きくなればなるほど、祖父に似てきた
そして気がつくと
私の癒しはこの子となった
他の子と比べるわけではない
みんないい子に育った
だけどこの子だけは幼い頃からずーっと
私が寂しい時、辛い時、苦しいとき
何かをするわけでもなく
ただ私の横にいる
そんな子だった
高校生になった今も尚だ
何をするわけでもなく
お互いスマホをいじってるだけ
おじいちゃん?
心配し過ぎて、私の子に産まれちゃったの?w
本当はおじいちゃんなんでしょう?って言うと
子供は「知らんわ!w」って笑う
おじいちゃん、
決して私は幸せな人生ではなかったけど、
今は泣いてもいいよって言ってくれる大切な人がいるからさ
もう心配しなくていいよ!
「泣かないよ」なんて言わないけど
本当に我が子として生まれ変わってくれていたなら、ありがとう!
おじいちゃん!
おじいちゃん?
ってあまりにも言うからさ
今から禿げないか心配してるよw
私の3番目の我が子w
お題 泣かないよ
幼少期から私はよく泣いていた。今思えばそれは、泣ける環境にいたからだったのだろう。
バイト帰りの路地裏で、しゃがみこむ彼を見つけた。思わず駆け寄って声をかけた私に、彼は目を見開きながらもその必死さに少し笑った。
「…泣いてもいいんだよ。」
少し話してそう呟いた私。彼は先程から黙っている。今の言葉がまずかったか、となんてどう挽回するか考える私をよそに彼は立ち上がる。
『何してんだ。早く帰るぞ。』
歩き出す彼の背中を追う。
『…泣かねぇよ。』
そんな彼がこぼした言葉も拾わずに。
泣かないよ
泣いたら負けみたいみたいじゃん
弱く見えるじゃん
かっこ悪いじゃん
だから、泣かない
強くあるために。
知ってるよ、
弱くてもいいなんて、泣いてもいいんだって
でも、強くありたいと思うから
せめて、みんなの前では強くいさせて、
涙は見せないときめたから、
泣くのは1人の時だけで良い
そうやって強くなる
※暴力的、ネガティブな表現が含まれています
泣かないよ
私には姉がいるのだけど親から「二人目なんていらなかった」「お前には才能がない」「お前は私の子じゃない」など心無い言葉を何度も
言われたことがある
明日私は小学校を卒業する
この言葉を言われたのは低学年の頃
なのに未だに忘れられない
でも泣かないよ 泣かないよ 泣かないよ
そんなことを
言ってくる親からどう思われたってどうでも
いいと思った 悲しみよりじゃあ産むなよと
怒りの感情が沸き上がってきた
でもね悲しくなかった訳じゃないんだよ
泣かなかっただけであって
泣きたかったんだよ
悲しいときにも
ご飯を食べる
泣きながらご飯を食べる人は強くなる
涙して…
ご飯を食べたことありますか?
美味しいね!
そう言って涙しながら食べたことありますか?
そばに居る人に笑って泣きながら…
ご飯を食べたことありますか?
涙して食べることが
気持ちを強くさせるのですね
私は思います
数年前に失望にくれて
ご飯が喉を通らない日々を送ってた時に
きしめんを作ってくれた方がいました
お出汁温かくて
気持ちが温かになってゆき
丼に顔を深くして涙がばれないように
食べたことありました
………
今日は暖かな小春日和でした
新たな季節のスタートを感じます
あたたかいですねぇ…
ホントに…
………
4月になる此処へ来て
卒業写真めくるのよ…
あんなに誰かを愛せやしないと…
卒業 菊池桃子
僕は男の子だもん
なかないよ
違うわ~ってかあε=(ノ・∀・)ツ
還暦迎えたおっさんが
👉️男の子👈️
気持ち悪いわ~ってかあε=(ノ・∀・)ツ