『泣かないよ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
泣かないよ。でも年取ると涙腺がもろくなってちょっとしたことで泣いちゃう。漫画とか読んでてもどうでもいいところで泣くことある。
これに関しては人生経験を積んだことによって共感してしまうことが増えたというのもあるけど、やっぱり一番の原因は肉体の劣化よね。
単純に体が古くなったことで簡単に涙が出ちゃうようになってしまった。年取ると体も心もぼろぼろだから仕方ないね。
あまりにも簡単に涙が出てしまうからいつ泣いたのか記憶にすら残らない。別に感動なんてしてないのに泣いちゃうからな。
話は少し変わるがこの季節は花粉症で目薬をさす。目薬をさすと当然涙が溢れてくるんだけどあれちょっと嫌なんだよな。
目薬を使った場合は目薬+涙だから目から溢れる液体の量が多い。だからどうしてもハンカチかなにかで目を拭う必要があるわけだ。
それで花粉症だから目薬を使うからその時は目がかゆい。だからつい目をこすってしまう。これ絶対目に悪いよな。
こう、目をハンカチで押さえる感じで涙を拭けばいいんだけどついでにこすっちゃうんだよ。あれだめだと思いながらやっちゃう。
泣かないよ
君が離れた
としても
泣かないよ
我慢するからさ
僕から離れない
でよ、寂しんだよ
悲しんだよ
だからお願いできれば
離れないで
泣かないから
「あ」
皿洗いの、洗剤が混じった水道水が顔まで跳ねる。二、三滴の水が肌を滑る。拭いたいけど、両手は洗剤まみれで顔を触れない。肩を回すようにして、強引に顔を腕で拭った。
ふと、脳裏に海の匂いがした。あの時も両手は海水まみれで跳ねた塩水を肩で拭った。バシャバシャと波を立てながら浅い水面を泳ぐ小魚を探した。顔にまた塩水がかかる。白い手でかけられた。手の持ち主の顔は逆光で見えなくて、キラキラと透ける髪の毛を風が弄んでいた。
口の中に塩水が入る。塩の味がする。今は一人分の皿を洗うので精一杯なのに。
お題 泣かないよ
走って
走って
走って
転んでも
何回転んでも
私は後悔しない
したくないのだ
この道が間違っているのか
正解なのかなんて
誰も分からないのだから
『泣かないよ』より
『泣かないよ』
君が複雑な想いを抱えて悩み、不安を断ち切って
前を向こうと自分を奮い立たせて毎日を過ごしていること。日々上手くいかなくて試行錯誤し必死にもがいていること。
成長した自分を見せたくて中途半端な自分を見せて幻滅されるかもと恐れていること。
出会いには別れが必然で出会った意味を考えて
離れて行く君は役割を終えたと私に成長を促しているんだね。
だから私は今は辛くても泣かないよ。
全てのことに感謝出来るように前を向いて行くね。
『泣かないよ』
そういえば卒業式シーズンだね。
卒業式って、「泣かないよ」と、思っていたのに、泣いてしまった記憶がある。
「泣く」という感情は、とても複雑らしい。
「笑う」より難しい感情なのだそうだ。
涙を流す感情は、脳のあらゆる箇所を使うから、ストレス発散になると、読んだ。
つまり、泣きたい時は泣いたほうがいい。
無理に泣く必要もないけど、泣きたい時は泣こう。
そして、脳内をスッキリさせよう。
泣かないよ
泣けよ、泣け。泣け泣け泣け。俺の事を怖いと言え。拒絶して、拒否して、嫌悪して、眉を顰めろ。品定めするみたいに目を細めて、俺から一歩距離を取って。
くもあげ
【泣かないよ】
「あっ」
あちこちからそんな声が聞こえた。派手に転んだ小さな体を、たくさんの目が見ている。親と思しき男女が二人、向き直ってしゃがむ。手は差し伸べていない。
ぐぐ、と小さな手がアスファルトを押した。うー、ううー、と小さな声が聞こえる。可愛いフリルの付いた帽子が揺れて、顔の方へぽすんと傾く。ぎゅっと上着の裾を握って、よろよろと二本の足で立ち上がある。そして瞬きした次の瞬間には、とてて、としゃがんだ二人に駆け寄った。
「大丈夫?」
「痛かったね」
と、声を掛けているのが耳に届いて、幾らかの人々の視線がなくなる。もう安心だ、大丈夫だ。
「うん」
頷く声は鼻声で、ずび、と小さくすする音。
「なかないよ、あき、つよいから」
半ば涙声で宣言。そう、と言って、大人二人が立ち上がる。その真ん中に入って、小さな手が大きな手を捉えた。
そうだね、もう大丈夫だ。私はその様子を気にして、うろうろ歩き回りながら、鼻で木の枝や砂を掴む我が子の、頭をゆっくり撫でていた。この子も昔はそうだった、雄にしては小さく生まれて、そのくせ鼻が長いので、足が取られて転んでばかりいた。先に生まれた姉さんたちにからかわれていたっけ。でももう大丈夫、いつの間にか鼻は強くなり、足取りも重くなった。
「泣かないよ」
と、息子は小さく呟いた。もうすぐ他の動物園に行く。成長してきた雄だから、他の群れに行かなきゃならない。
「私も泣かないよ」
そう答えると、のすりと寄り掛かられた。
あなたを困らせたいわけじゃない。それに、ずっと会えないって決まったわけじゃないもんね。
だから泣かない。笑顔で見送るんだ。
「まいったなぁ。見送られる僕のほうが情けないね、こんなに泣いちゃってさ」
びっくりした。あなたもわたしと同じように、別れたくないって思ってくれていたの?
声が詰まってただ首を振る私の頭を、優しく撫でてくれる。
「そうだよな、絶対会えなくなるわけじゃないもんな。よし、僕は頑張って笑ってみせるよ」
不器用な笑顔だった。でも、もっと私が泣きたくなってしまう、縋りたくなってしまう笑顔。
だめ。もっと笑おう。これ以上、お互い悲しい気持ちだけになりたくない。
「ふふ、二人してなにやってるんだろうな。……ありがとう」
最初、私の前にやってきてくれたのはあなただった。
今度は私の番。どんな場所でも絶対、会いに行くから。
お題:泣かないよ
泣かないよ
「もう泣かない。」
そう言った君は、どこか涼し気な顔をしている。
そのはっきり澄んだ声に、俺は微笑んだ。
もう吹っ切れたんだな、と、
君の大きな成長を嬉しく思う。
あの小心者の君が…なんて言っても、
今の君には一つの冗談に聞こえてくれるんだろうな。
「しょうがないでしょ!!」
と、否定する君がもういなくなっちゃうんだな。
あのふくれっ面を見るたびに、
俺は面白がって
「そうだよな。ごめんごめん」
と、さらに怒らせることを言って…。
でもそれももう終わり。
それに寂しさを感じるだろうけど、
やっぱり君の成長を近くで感じられる俺でいることに、
嬉しさを覚えるだろう。
「全然、泣いてくれてもいいんだよ?」
そう返すのは違う気がする。
泣かないって言ってる君に、泣いてって言ってるようなもんだよな。
今の君に贈る言葉はもっと違う…
俺もこの告白を聞いたら、応援するしかないよな。
「君の瞳に、乾杯」
「え?何それww」
意味も知らず、これだと思って出てきた言葉。
カッコつかねぇ~w、
俺が成長するのは、まだまだ先になりそうだな。
「俺が隣で、応援するよ。」
なんて、ぱっと言えるようになったら、
俺は成長できたって言えるんだろうな。
2023.3/18
「泣かないよ」
突然の雨が降り差しかけてくれる傘はないけど
しばらくはこのまま濡れていたい
遠くなるあなたの後ろ姿を見送って
別々の道を歩んでいく
振り返えらずに抱いた思い出のカケラを
集めて新しい未来に向かって
テディベア
泣かないよ。
悲しくないわけじゃないけど、前みたいに泣き虫なアタシじゃないから。
最後の別れの時まで、アンタの前では立派な女でいさせてよ。
「泣いて悔しさ晴らすなんて、勿体無いことしない!その悔しさは、自分鍛えるエネルギーだよ!大事に腹ン中ためときなさい!」(モモカン)
「涙にはストレス物質が含まれているというからね。泣くことでストレス発散してしまうんだ」(志賀先生)
『おおきく振りかぶって』(ひぐちアサ先生)の漫画の14巻で出てくるセリフです。
主人公達が所属する西浦高校が初の甲子園大会の予選に挑みますが、負けてしまいます。
涙ぐむ主人公達に、チームの百枝監督(モモカン)がとばした激励が上のセリフです。
その後に志賀先生の補足説明が下のセリフになりします。
確かに私も、野球ではありませんが
チームで大会に参加し日頃の成果を発揮する
習い事をしていたので、チームの目標が中々達成できなかったとき、思うように成果が出なかったときなど、よく悔し涙を流していたように思います。
習い事は難しい種目でしたが、長く続けられたこと、そういえば割とストレスを感じなかったことは(身体を動かす種目だった、というのもあるのかもしれませんが)、泣いてストレスを発散させていた、というのもあるのかもしれません(笑)。
『おおきく振りかぶって』の西浦ナイン達は
泣くのをグッと我慢して、敗北の余韻に浸る暇もなく、またすぐに練習の日々を始めます。
試合に負けて西浦ナイン達の夏の大会は終わってしまいましたが、すぐに秋の大会に向けて全員前向きになっている。
負けはしたものの得たものもまたおおきい。
『おおきく振りかぶって』、素敵な野球漫画です。
濃い一年だったはずなのにこんなにもあっさり次の年になっちゃうんだね。
ねぇ、君はこの一年私と仲良くしてくれたね。
私はずっとずっとこの日常が続けば良いのにって思ってるよ。
君はどう思ってる?
一年間ありがとう、だなんて言いたくないよ。
でも私のわがままを聞いてくれるなら、言ってあげても良いよ。
次の一年もまた、私と一緒にいてくれる?
そうしたら、私次も大丈夫。
#泣かないよ
『泣かないよ』
わたしはなにがあったって泣かないよ。
たとえどんなにきみにいやなことをされたとしても。
わたしは泣かないんだ。
おふざけでわたしに悪意を投げつけて笑ってても泣かないよ。
男子トイレに連れて行かれてあそばれても、泣かないよ。
みんなに笑われたって泣かないよ。
負けないよ。
だってわたしはつよいから。
いつか必ず、きっといいみらいが待ってるんだ。
だから上を向いて笑ってやるんだ、
堕ちてくる雫を見ないように。
だからはやく、おわってくれ。
「泣くなうるせえイライラすんだよ」
ごめんなさい、
この日から声は出さぬよう泣いていた
「泣けば全部上手く行くとでも思ってんのか?」
思ってない、でも涙が止まらないんだ
泣かない方法を教えて
泣かないよなんて私は言えない
季節を忘れた雪がただしんしんと降り注いでつむじの間を通り抜けていった、それがわたしをいくらでも端へ追いやっていくような気がしてしまって
靴を履くのも恐れて、ひとりで長いこと、ソファに膝をたてていた
古い歌を聴いた、そうしてはじめてイヤホンをしたまま眠って、空のすき間に突き落とされる夢をみた
泣かないよ
その日になるまでは
夜中に起きて忍び泣くこともなくなって
もうこんなに時間が経ってしまったのだと実感する
毎日読んでいた大好きな物語すら読めなくなっていたけれど、また楽しめるようになってきた
ずっと胸の中にあった暗くて重い何かが薄れていく
その度、自分は薄情なのかもしれないと思う
辛い気持ちが薄れるのは、受け入れているだけでなく、忘れているからなのではないかと
けれど、そうしなければ生きていけない気がした
それに、薄れていると思っていてもどこかに収納されていて掘り返したらまた出てくるのかもしれない
だから今は、今あるものを大切にして
その日までは仕舞っておきたい
その日にたくさん想えるように
つやつやみずみずしい新玉ねぎの
白く透きとおる肌に刃をおろす
鼻から喉の奥 肺に辛さが満ちて
じわりと目がうるみだす
これくらいでは泣かないよ
大人は色々鈍感だから
切る前によく冷やす
小さなライフハックの実践
しかし世の中これが通用しないこともあるのだ
霜のおりた地面に春が雨を降らせるように
酷使され傷ついた瞳にみるみる水の膜がたまり
ぽたぽたとこぼれだす
豚バラと梅肉
ポン酢と和えて食べた
新玉は甘かった
乾いた心ともろもろによくしみた
『泣かないよ』
泣かないよ。1組が解散したって泣かないよ。
けどとても思い出ある。いいクラスだよ!いつまでもみんな友達!!