『永遠に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
永遠に
やっと復讐が終わった。
私にとっては酷く、酷く辛い選択だったよ。
でも、我が恋人を殺めた罪は重かった。
兄さん、そうだろ。何故彼女を魔女だなんて言った。
貴方が崇高で正しい司祭だったとしても、彼女を魔女と決めつけて裁判にかけたあなたは正義じゃない。
あんなに愛おしく、温かく笑う彼女が魔女な訳がない。
そう思ってた。だから、驚いたんだ。
彼女が本当に魔女だったこと。忌み嫌われる存在だと。
でもな、兄さん、あなたは一つ間違っていた。
彼女の魔術は優しかった。
一人調査して、彼女が白魔女だった事に気付いたんだ。
魔女がみんな邪悪だなんて、よく言ったものだよ。
ああ兄さん、私達は仲の良い兄弟と言われていたな。
だからこんな結末になるなんて思いもしなかった。
この世は諸行無常。ずっと続くものなどない。
それでも、兄さん。そして、我が恋人よ。
愛しているよ。永遠に。
【永遠】 11/2
永遠と永久を司る楽園に、あなたは行きたい?
老いることも、死ぬこともない。
そんな世界に、あなたは行きたい?
そんな、鏡写しの世界に。
古代樹の根本に
文字が刻まれている
⸺読んでみますか?
▷はい いいえ
『 この救いは永遠に
この破滅は永遠に
二つが交わり続く世界
いつの日か終わること
我らは永久に待ち望む 』
【ゲームの”調べる”テキスト風に書いてみた(多分)】
[まゆ 私の人生No.❓]
6歳を少し過ぎた私は、最近、自分に起こっている変化を不安に感じている。下の前歯が動く様になってきた
今までは何も感じ無かったけれど、その事をハッキリ自覚してからは、歯が動く度に不安になって、ご飯を食べるスピードも今までよりゆっくりになった。そんな私の小さな変化をママとは見逃さなかった。
「まゆ?最近ゆっくり食べているけど、食欲ないの?」
ママは少し心配そうな声で私に聞いてきた
「下の前歯…動くの」
それを聞いたママは安心した表情をすると和かに笑って言った
「もうそんな時期か。まゆ。今度歯医者さん行こっか」
「嫌だ。ごめんなさい」
ママが私に 歯医者行こっか と言うのは、私が何かママを困らせたり嫌な事をした時だった。口の中に色々な機械を入れてくる歯医者が怖い私にとって、その言葉は絶望的な言葉だった
実際にもっと小さい頃、お菓子売り場で駄々を捏ねた帰りに歯医者に連れて行かれた事があった。それからも私が何か、ママにとって嫌な事や悪い事をやってしまう度に 歯医者行こっか と言ってきた
久しぶりに言われたその言葉に、歯医者で怖い思いをした状況を鮮明に思い出した私は、怖くなって泣いてしまった
(また機械を沢山、口に入れられる)
そんな私の頭をママは、優しく撫でて言った
「怒ったりしてないから。今、まゆが動いているって言った歯は、乳歯って言って、赤ちゃんの歯。無くなっちゃう歯なの。だけどまゆには、永久歯って言う新しい歯が生えてくるの。赤ちゃんの歯は無くなっても大丈夫だから、歯医者さんの先生に動いている赤ちゃんの歯、見せに行こ?」
「永久歯が無くなったら?」
「もう、永遠に 生えてこない。まゆが大人になっても、そこだけ歯が無い。お爺ちゃんみたいになっちゃう。だから、永久歯が生えてきたら、永久歯が無くならない様に、定期的に歯医者さんに行こ?」
「うん」
それから数日後、私はママと一緒に歯医者に行って生え代変わりの診断をしてもらって、歯医者さんから乳歯ケースを貰った。歯医者に行った翌日、動いていた私の歯が抜けた。その抜けた乳歯を私は、ママとパパに見守られながら乳歯ケースに刺した。記念すべき1本目の乳歯である。
※この物語はフィクションです
永遠に 作:笛闘紳士(てきとうしんし)
永遠に
永遠に私の夢は、叶わない
絶体に叶わないでしょう
永遠に……
生き物も、もちろん人間も、必ず死んでしまうから
永遠にって、あるのか?
だけど遠い遠い未来、遥か想像すら出来ない未来、永遠に命を繋げ止める、そんな日が来るのかも?知れない
それまでに、地球🌍️が、あるのかは分からないが…
もしも、そんな日が来るならば、もう人間の形は、存在しないのかも知れない
永遠には、生きたくない…
永遠に
形あるものは全ていずれ無に帰する
宇宙も生誕を繰り返し、そもそも自分たちの知っている宇宙ではないものが誕生するかもしれない
「永遠に」
「永遠って本当にあるのかな?」
私はふと頭に浮かんだ疑問を口にした。
「時間は、有限だ。でも、君を愛する気持ちはこれからも変わらないだろう。永遠に私の最愛の人」
あなたはそう言った。
「本当?」
「ああ」
「嬉しいよ。もうこの先、あなたほど好きな人は現れないと思う。私もあなたが永遠に最愛の人だよ」
私はずっと思っている事を言った。
「そうか。私も嬉しい」
珍しくあなたが顔を赤らめた。
私はあなたから言葉をもらえて良かった。
ずっと思っている事を言えて良かった。と思った。
永遠って言葉は信じ難くなるのに
千年先も一緒にいようって言葉は
信じたくなるの何でだろう
「永遠に」
幸せ過ぎて怖い、という言葉があるけど、よく分かる。
自分の中でマックスの幸福感の中で思うのは、もうそれを失った時の気持ち。
こんなにも嬉しい楽しい幸せな気持ちを味わいながら、もしもこれが消えたら?と、恐怖に打ち震える。それが同時進行する複雑な心。
この幸せが何年続くか、何日続くか、あるいは何時間なのか。幸福感の根底には、いつか終わりを迎えるという結末が見える。
だからこそ人は、この幸せをどうか永遠にと願う。
幸せをくれた人がそばにいないと
幸せになれないと思ってたけど
その記憶は何度でもよみがえるし
あの気持ちは何度でも味わえる
永遠かはまだ分からないけど
かなりの持続可能性
『永遠に』
二人を繋ぐ糸が見えたらいいねと目を閉じた微笑みを今も覚えてる
形のないものなら壊れはしないと抱き寄せた温もりが残るよ
あなたの風になって全てを包んであげたい
遥か時を超えてそれは永遠にここから
という曲があった。
あの頃この曲を聴きながら永遠を誓ったはずのあなたはなぜかここにいないけど。
いつかは死に別れるし永遠なんて存在しない。
それがわかっていても永遠という概念に焦がれるのは、人の想いの強さ故だと思う。
音楽や文学みたいな文化は、カタチを変えながら永遠に続くかもしれないな。
永遠に
続く
事はないけど
来た
のかと
思う時が
来るのかも
寒さ
が聞こえ
濡れる窓
増してくると
ラジオがなる
肌が透き通る
夜景
に
箱庭
有り難う。
✡
お題『永遠に』
私には好きな人がいる。だけど今日、別の人と結婚する。
高校生の時からずっと好きで、友達として一緒にいたけど、彼は数年前に会社の同期と結婚した。その時、どうしようもなく病んだ。
その子より私のほうがかわいいよねとか、その子より私と一緒にいるほうが楽しいよねとか、いろいろぐるぐる考えていた矢先に夫になる人と知り合った。
正直、一緒にいて彼みたいな楽しさはないし、趣味合わないし、なにより彼のほうがずっとかっこいい。
それでも一緒にいようと決めたのは、婚約者が私を好きでいてくれるからだ。永遠に好きな人を諦めないといけないし、そんな私でもいいと言ってくれる彼氏には申し訳なく思う。
婚約者は、楽しそうに私との結婚生活に対する夢を語るけど、私は私の思いを一生諦めたんだと思いながら、自分の心を無にしながら死ぬまで生きるつもりだ。
永遠に。
永遠のゼロ。一生を百として、永遠になってしまった人は、ゼロになってしまうのか。
変わらない世界は無いよって、虐められる私にあなたは言う。変わろうとする努力やら決意やら力が足りなくて、ただ自分の守るのはナンセンスだと笑う。
いつも呟く僕に、意味無いよって笑う君。その意味を持たない媒体が、だんだん民意みたいに思えてきて、思考力やら感情やらを包まれてしまったのは、いったい誰だっただろう。
永遠に変わらない事なんて、確かに無い。
でも、永遠に、良い方に、前向きに、夢の様に、子供の様に、無垢に、稚拙に変わっていくなんて、所詮大人の妄想でしかない。今を気に入らない人達が、幾ら現状を嘆いたって、声を出したって、伝える相手を間違えていたらどうしようもない。
そりゃ楽しいよな。好き勝手、身勝手でも、降り掛かる罵倒の相手は虚像の自分なんだから。
楽に生きたい。楽に生きよう。
でも、自由と無法の違いに気づいているか。
永遠に。
この世にまだ残りたいのならば、顔を上に。
時間は永遠に止まらず進む、変化も続く。
そこに何があって何がなくなっても。
永遠に
「とある宗教じゃ永遠の愛を誓うらしいやん」
そんなものは存在しない、と吐き捨てる。
幻想だ。空想だ。ありえない。大体のやつが誓っておいて別れるし。随分短い永遠だ。
湿気でうねる髪が鬱陶しい。
「随分ご機嫌斜めですわね……クッキー食べます?」
「あんたがいると電子機器が狂うんよ、どっかいけや」
「残念ながら尾上君が此処にいるといって聞かないもので」
「そりゃ現代日本人がゲームテレビパソコン無しジャンクフードも菓子も無しの生活いきなり強いられりゃそうなるわ!!」
蛸嶋家は外見こそ日本家屋だが、家の中はかなり魔改造というか現代的や。近未来化してるといってもええやろう。
所狭しとコードが走り、空調完備。パソコンのために。
ついでにドリンクバーと片手で食えるカロリーバーと糖分補給の菓子とカップ麺やレトルト食品なんかが死ぬほどある。
災害に見舞われようが3年ほど生きられる程度の備蓄がある。
点検も欠かさない。Wi-Fi完備。
対して柳谷邸。蛸嶋邸と同じく古き良き日本家屋。
内装も日本家屋。エアコン無し。ストーブはある。
こたつもある。キッチン周りが最近すこし使いやすくなった。
テレビがない。スマホは辛うじてある。何代前かは知らん。
その程度である。石蕗はんも笹本はんもレトルト食品に対してあまりええ顔せえへんから柳谷柳子もあまり買わへん望まへん。
おやつは和菓子である。お茶とよく合う。
圏外。
結論。現代日本男児にはちょっと、いやかなり、たりひん。娯楽が。ジャンクが。雑味が。
蛸嶋邸が理想的すぎたとも言う。
「尾上君の行動を制限する権限は私にはありませんわ」
「悪いこと言わへんからテレビ買ったれ、ゲームとかさ…」
「石蕗に聞いてみないとなんとも……」
「やからて此処に居座るな」
「Wi-Fiもよくわかりません」
「お前本当に現代人か…?」
「あと20分程度で気が済むと思うので…」
「此処はキッズお遊びスペースやあらへんぞ」
てっきり尾上だけやと思っとった。この家に来るのは。
普段の生活の話を聞いて出てきた『これ現代人には辛いだろ』の羅列で憐れんだらそうなっとった。ええわうち遊びにこい、から〇〇日みに行っていいすか…みたいなLINEがきて、都合がつく日は漫画を読んだりしとる。あいつ漫画読むの初めてっつって本棚に食いつく勢いやった。そういや柳谷邸にも漫画の類はない。両方厳しい家だったんやな。絵本も読んだことねぇっつてよ。
今は妖怪人間読んどる。スポンジが水を吸収するが如くで読み慣れないにしてはスピードがはやい。次何に食いつくか楽しみである。
にしても、書斎というか本スペース。あそこなら作業部屋からもそこそこの距離があるし柳谷女史の電気混乱体質(適当命名)もマシか?
「アンタはなんか読まへんの」
「漫画は頭が悪くなると止められていまして」
「何時代の人間だよ」
「夢中になると護衛ができませんし」
「…たまには息抜きせぇ、倒れるやろ」
「お気遣いありがとうございます、ですが無用ですわ」
ざわり、と空気が揺れる。
嘘だろこの家そこそこ強い結界はってあんだぞ。
「早速仕事のようですので」
見れば書斎方向の空間が歪んでいる。いやいやいや空間支配系かよ面倒くさい。地味に貴重な書物から資料からあんだぞうち。
そこからか。そこから漏れたか呼んだのか読んだのか。それだって油断なく封殺の術が施してあったろうが。
オバケ吸引体質とは聞いてたが厄ネタ吸引体質の間違いじゃねぇんか。今から収集かけて対空支人員と結界解除と厄ネタ封印人員手配してもらうとしてその間にあいつが喰われない保証がない。
とにかく連絡を、と思えば既に鯉口を切る柳谷女史。
おい待てまさかそれを今から振り回す気じゃ、
「そういえば永遠の愛についてでしたっけ」
そんな話してたなそういや!!今どうでもいいけど!!
「私はあると思いますわ。あると信じていると、それだけで力が湧いてきますし、素敵ですし」
穏やかに笑う。目を伏せたまま、視覚以外の感覚で相手を捉える。
一呼吸。
「何度挫けそうになっても、心が折れても、立ち止まって動けなくなっても。また立ち上がった人がいる。その人達が繋いだ道が私達に繋がっている。だから、既に永遠の愛は証明されている。私はそう思っていますのよ」
ごとり、と書斎の方から何か重いものが転がる音がした。
続いて「いってぇ!!」と尾上の声。無事か。
それはそれとして。
「柳谷女史、家の中で刃物を抜くな」
「緊急事態でしたし」
「しかもそれ四儀以上の術師しか携帯許可でえへんやつやろ!!んなもんぶんぶん振り回すな!うちかて結界あんやぞ!真っ二つだわ!」
「だ、だって尾上君の安全と事態の収集にはあれが一番てっとりばやかったんですの!!」
「問答無用や、そこに正座ァ!!」
2時間後。
「蛸嶋君お邪魔しました〜、なんか銅像?これ落ちてきたけど大丈夫なやつ……何してんのお嬢」
「お説教は終わりましたが足が痺れて立てません」
「漫画貸すからお前らしばらく来んな」
結界が修復された頃、「もう大丈夫だから遊びにこい」ってライン貰うまでしょげる2人がいたりする
人間は相対的にしか幸せを感じられない
そう信じている
他人との比較
過去の自分との比較
not 幸せ→幸せの状態遷移イベントも大事である
- から + になる方が 0、もしくは + から + に移動するより移動量が多い
何かが永遠に続く状態なんて、永久に新しい幸せを感じられなくなるということなのだ
#永遠に
テーマ永遠に
永遠に生きて…永遠に一緒…
君と共に生きたい…
なんて無理だけどね
今の儚い時だから
輝いているのだからね
この痛みが、この恐怖が、この苦しさが
永遠に続くんじゃないかと
消えてしまいたくなった夜に
私を救ってくれた映画がある
永遠じゃないこの命を
少しだけ伸ばしてくれたあの台詞を
私は生きている限りずっと忘れない
-永遠に-
「永遠に」をでかく考えると、
「果たして永遠とは存在するのか?」
などと考えるようになって、お題からズレてしまう。
ちっちゃいタイプの永遠について考えてみたい。
人間は永遠に憧れて発展してきたところがある。
永遠に生きてみたい。その考えによって寿命が延長され、長く生きられるようになった。
しかし、生きるというのは苦しみと寄り添うことである。
日本は物価高で、金銭的貧富の格差があり、時代とともにどうしても縮めようと試みても差は開くばかりだ。
思ったのは、人は「永遠」に取り憑かれているから、生きづらくなったのではないか。という、単純な思考的結論である。
これは頭の悪い子供に多く憧れがちだ。
長く生きたいと強くそれを望み、後世の人たちはそれに対して真剣に取り組んだ。
結果、時間的に長く生きられ、科学も発展して娯楽がたくさん生まれてきている。すべてを見ることは数十年前から無理だろう。
永遠に取り憑かれたから、余剰産物を生み出し続ける。これは、人間がそこにある限り続けられるもの。つまり「永遠」。
だから、未成年たちに皺寄せがいっているのだ。
未成年たちは、永遠に取り憑かれていないから、早く死にたいなどと言って、死にたくなって死ぬ。
そんなことを誰かが言うのである。
これが頭の悪い子供の単純な思考的論理である。
でも、未成年は別に永遠がどうとか考えたことはないと思う。永遠があってもなくても関係ない。
多分、永遠が当たり前に存在し過ぎていて、麻痺しているのだ。
まあ、つまり。
話は変わるけど。少子化対策って、子供がなるべく死なないようにするために、子供を大事にすることらしいけど、そんなこと、やってないよね。
ご存知の通り、人間社会は永遠を継続するために生きているのだから、少子化対策なんて「一時的なもの」するわけがないじゃないですか。
そんなの、子供たちがやってください。
そういうメッセージを受け取り続けている「あたりまえの永遠」にさっさと気づいてください。
子供たちに言ってるんですよ。