『欲望』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『欲望』
欲って、砂みたいなものじゃないのかな。
なかなかに掴めなくて。
両手のひらに掴める分しか本当は必要ないのに、もっともっと、って更には抱え込もうとする。
でもそうすると、本当に必要なものが来た時に掴めなくなっちゃう。
そして時々、こぼれ落ちた砂の中から大切な宝物がひょっこり顔を出しているのに拾えなくなってしまう、なんて。
だから僕は手に収まるだけの砂を手に、固く握りしめてる分だけあればいいと、そう思うんだ。
でもその様は、どうやらはたから見たら奇妙らしい。
だからか昔から欲が無いね、と言われた。
人並みにあるよ、と言っても信じてくれなくて。
何かを好きになることはあった。
でも、一番じゃなくても別に良かった。
嫌いなものもちゃんとある。
でも、すぐに関心が無くなるだけ。
欲しいものも、やりたいことも、将来の夢も、何もかも。
有りはした。でも、その為に何かしらの衝動が訪れることは無かった。
だから、驚いた。
君に、出会ってから。
どんな風に呼吸をしていたか、忘れるくらい。それくらい、君が欲しいと思った。
誰かの手からこぼれ落ちる砂を、遠くから眺めていただけの僕が。
必死に握りしめて逃さない方法を探すくらい。それくらい、君を求めていた。
嗚呼、君の手のひらに僕色の砂が一粒でもあったら、どれほど幸せだろうか。
そうして今日も、両の手のひらから夥しい量の砂を零しながら風に乗って君の元に飛んでいけ、なんて願ってしまう。
そんな浅ましい僕の、精一杯の恋心。
【欲望】
また趣味の映画の話である。
書くことがないときに趣味が役に立つとは。
このように使われていては映画も困り顔であろうが。
私が言いたいのはミケランジェロ・アントニオーニの『欲望(1966)』の話である。
ミケランジェロとアントニオーニという、いかにも芸術家だぞ私は、といった名前である。
しかしこの人はすごいのだ。
何がどうすごいのかと言われると、ここでは話しきれないので割愛する。
赤いポスターはデザインの巧みさも相まって、映画好きの間では流行ったようなのだ。
私が生まれる何十年も前の話である。
同世代でアントニオーニの話ができる人と私は対面したことがない。
SNSではたまに見かけるが、話しかける勇気はない。私はこう見えてシャイである。
映画の話に戻るが、私がこの映画と出会ったのは18の頃である。
それまで映画といえば現実逃避のアイテムであり、わかりやすいものばかりを観ていた。
しかし映画を少しかじっていくと、通ぶりたい私は難解な映画にも手を出すようになる。
そして今回の『欲望』に至るのである。
今見直してみるとそこまで難解ではないが、当時見た私は驚いた。
「なにこの終わりかた?」気が抜けてふっと笑ってしまうほどであった。
強制終了したかのような衝撃であったのだ。
今でもこの映画のラストシーンは私の記憶のなかに残っている。
忘れっぽいこの私がである。
映画初心者の頃はこうした衝撃を幾度も体験した。
今ではすっかり通ぶっているため、映画を観て大して驚くことも減ってきてしまっている。
これぞ感性の衰えであろう。
今でも好きな映画は学生時代に観たものばかりである。
私の人生が学生時代に集約されてしまうかのようである。
集約できないよりはましか、と思えばあの頃の私の体験も捨てたものではない。
困った。またアントニオーニの作品を観たくなってしまった。
[欲望]
1人部屋で、ベッドに寝転がりながら…
貴方を思い出す…。
別々の道を選んでしまったから、…
「また、貴方に満たされたい、」
という欲望を思いながら、
また、今日もベッドの上で1人泣く…。
*テーマに合ってるかな…、?これ*
欲望
私の元彼の話です。
まだ8ヶ月。元彼は浮気してました。
私以外を求める『欲望』に耐えきれなかったんでしょうね。
でも大丈夫です!縛って坊主にしてやりました。
あのキノコ絶対許してやりません♪
(これマジです)
欲望
これまでの自分の人生を振り返る時、わたしは何を成してきたのかと思います。何かの仕事で、功績があったわけでなし。
子育てして、家庭を切り盛りし、女性だったらこんな事しました的な人生だったから。現代の女性は、働いて子育てしてともっと忙しく、大変そうなのは分かってますが。
しばらくして、虚しくなる自分は誇らしく思いたい欲望に駆られている、そう気付きました。
10代の後半、夜空を見上げて神様はどこにいるんだろう‥と悲しくなった自分を思い出します。
ますます神様は遠のいた感じ。
あぁ、欲望は恐ろしい!
自分がなんで、泣いているか分からなかった。
父の口から出た言葉が自分を心配とか
愛のある言葉じゃなくて、電気代がかかる
からあまり使うなよと言われたから?
でも、元々人のこと無意識で傷つけるひと
だから、いつものことなのに....
慣れることもなく、なぜが毎回私は傷つき、
泣いてしまう。
そんな弱い自分が嫌いだ。
欲望
皆さんは欲望の塊ですか?
私はそうです。
なんでも欲しいと思ってしまう心を持って育ちました
ですが今それはダメだと思い
欲望がちっちゃい時よりかは減り
妹の欲望の塊を見て
ドン引きしちゃいそうになりますが
親にあんたも昔そんなんだったんだよって言われ
小さい子は欲望の塊なんだなと思ってしまう。
彼女を一目見た瞬間、身を焼くほどの衝動に駆られた。
彼女と話したい。彼女と遊びたい。
心を手に入れたい。僕のものにしたい。
この手でぐちゃぐちゃにしてしまいたい。
初めての激情だった。心臓がうるさかった。
知りたくなかった。感じたくなかった。
僕という人間は、こんなにも汚くて、愚かだったのか。
本能が彼女を強く求めた。理性が僕を嘲笑った。
「あー、空から突然大金降ってこねーかなー?」
男のぼやきに親友は「こいつは何言ってんのか」と返したくなるような顔をした。
「まずはうまいもん食うだろ? それから…」
存在しない大金の使い道を男はべらべらと話す。
「……お前の欲望ってのは果てしないな」
「はっはっは……そっちは大金あったらどうする?」
親友は口を噤んでいた。元々口数の少ない奴ではあるが男の質問に一向に答えようとしない。
使い道か何かを考えているのか親友のは目を伏せ顔は少し赤くなっている。
「お互い欲はありまくりってことだな」
そう言い男は親友の肩を軽く叩き、親友もその衝撃ではっと我に返った。
顔が赤くなるくらいの欲望とは何だろうか――
男は気になったが触れてはいけないような気がしたので自分以上の欲があるんだろうとそう思うことにした。
頬張れ。
【欲望】
人間の欲というのはどうしてこうも尽きないものなのか。ほとほと疑問に思う。
五体満足で生まれてきたことを感謝して生きていくべきだとか説教臭いことを言う訳では無いが、自分も含めて人の欲はどうしてここまで貪欲で尽きないものなのかと、度々痛感せざるを得ないことが定期的に起こる。
自分のお隣とかいうものがいない時は、隣人を欲しがって、隣人という名の恋人を得た時には彼らから今まで以上の愛情を得ることを望む。
自分でも驚く程に、わがままで勝手な願いだとは思うが欲望を満たすためにすぐさま積極的な行動を起こす癖みたいな私の衝動的な行動はなかなか治らなくて、今現在も自分を困らせていた。
「なんでだろうねえ。」
もう、返事をすることの無い彼に問いかける。
こんな風な過ちを起こすのは何回目だろうか。
まぁ、数え切れないほどではない回数なのだろうけど、一回でも起こしてしまえば麻痺するように繰り返してしまうようになったから、数えることは辞めてしまった。
自分の潜在的な欲求というのは怖いものだ、四六時中私に構って愛してくれる彼が出来た途端にそれでは満たされぬと言うように、こんな過ちを何度も起こしてしまうのだから。
そんな考えに、でもしょうがないよというような気持ちが言い訳するように湧いてくる。
彼が出来うる限りの愛情を注いでくれるのなら、私はその愛を永遠に閉じ込めるために、彼の全てを手に入れたいと思うのだからしょうがないよと。
でも、自分の中でどんなに言い訳しても世間とか法とか言うのは私のことを決して許してくれないのだろうなと思う。
だから、私はいつも後悔するのだ。
動かぬ身体を処理する手間と自分の起こしてしまった失態の尻拭いが欲望で自分を突き動かしたことの行動と釣り合わないことに不満を抱いて。
そして最初に言ったように思う。
どうしてここまで人の欲望というのは尽きないものなのか、と。
―――狂人
お題【欲望】
煮えたぎるような欲望がなきゃ人間終わり?
いや、欲望とも呼べない日々の欲しいものを活かして、案外楽しく生きてるよ。
ココじゃワタシじゃなくってボクで居させて
我儘だけど ホントのアイが欲しいの
ホントのIでいたいの
貪欲 AI 痛いも感じない
1000度で溶かしたって消えない見えない
ずっとそれで許してたけど
ホントは自然体で愛されてみたくて
おとしてみたかったの
「無欲な人ね」
彼女は眉を下げて笑った。僕への愛情か、僕をつまらない奴だと感じているのか、どちらとも言えないような表情で、僕は少し困った。
「どういう意味?」
我ながら間の抜けた声を出してしまったと思う。でも、聞かずにはいられなかった。もし、つまらない奴だと笑われていたのだとしたら。
「…優しい人ね、って意味よ」
今度はどこか悲しげな表情だ。言葉と表情があまりにも一致していなくて、僕はさらに困ってしまった。伏せられて、長い睫毛の垂れたその瞳はどうしてそんなにも寂しそうなのだろう。
「本当に?」
僕は馬鹿だ。彼女の気持ちなんて察せない。言ってくれなきゃ、分からない。言葉に釣られるようにして手が伸び、彼女の手首を掴んでいた。そのとき、僕は確かに見た。彼女の瞳に一瞬、光が宿るのを。嬉しそうな、好奇心が湧き立ったかのような、不思議な光。
「痛い、離して」
光が見えたかと思うと、彼女は顔を背けてそんな事を言った。僕は慌てて手を離して、悪い事をしたと彼女の顔色を伺った。その顔には、何故か失望の色が滲んでいた。そんなに痛かったのか。軽く掴んだだけだと
思ったのに。
「ごめん。本当にごめんね、つい…」
「そうじゃない」
僕が言い終わる前に、彼女はぴしゃりと言葉を刺した。僕の方に向き直った彼女は、どこか怒ったような、もどかしいような表情を浮かべていた。そして次の瞬間には、その瞳に涙の粒を浮かばせていた。
「…どうして、私に欲情しないの。乱暴に、滅茶苦茶にしたいと思わないの。私ってそんなに魅力が無い女なの」
彼女に言われた通り、僕は無欲な男だ。だから、彼女の事も、彼女の抱く欲望の事も何も分からない。理解の及ばない世界。何だか面倒くさい、と思った。
僕は何も欲しくないし、何も望まない。だから、彼女にも何も欲さず、何も望まないでほしかった。その方が面倒じゃない。楽だ。
これが僕の欲望だったのかもしれない。
欲望があるってすごいことだと思う。だって何かをしたい、何か欲しいそういう思いってこれからもずーっと必要だた思う。でも、自分のことだけしか見えなくなったら意味が無い。したい以上に何かを求めることが出来なくなるから。したあとはどうするかとか…。だから欲望もある程度大事なのかなぁ?って思う。
「欲望」
後ろめたいような
曇天のような望みを
抱くことは許されないの?
その思いに
支配されて
駆り立てられて
走るのは
愚かなことなんだろうか
⌜欲望⌟
今の時代は欲望に満ちている
昔は欲しいものも
やりたいことも
ほとんどが出来なかった
でも今は戦争のない平和な時代だ
平和な時代だからこそ
私たちは
我慢したり
自分のやりたいことではなく
他の人が言っているからといって
自分の望んでいなかったことを
やってはいけない
欲張っていい
わがまま言っていい
夢を叶えられなかった人、
やりたいことが出来なかった人のためにも
平和な時代に生まれてきた私たちが
やらなくてはいけない
みんなも自分のやりたいことをやって
他の人の意見なんて気にしなくてもいい
あなたの人生はあなたのものだから
じゃあ今日は終わり
また明日
満たされず
湧き出るものが
欲望で
どこに終わりを
求めるもなく
お題☆欲望
金が欲しい
異性が欲しい
名誉が欲しい
本能に動かされるまま欲望に走る
身が焦がれる衝動に駆られる
快楽に身を委ねるのは気持ちいい
だが欲望を追求しすぎるといつか身を滅ぼす
欲望をどう建設的なエネルギーに変換するかが
とても大切だ
欲望は生き物としての本能だが
理性を兼ね備えた人間には欲望さえも邪魔になる
欲望にも色々あるよね。
物欲なんかなら、
頑張って働いて、お金を貯めれば、自分でも満たせる。
でも、一人じゃどう頑張っても満たされない欲望もある。
愛が欲しい。信頼が欲しい。友情が欲しい。
きっと色々あるよね。
満たされようとするのは、満たしてもらおうとするのは、きっと悪いことじゃない。
それは、
自分を労わって、大切にしてあげることでもあるから。
でも、自分だけではなくて、ほとんどの人が同じように、欲望をもっていることを、理解しなくちゃいけない。
望むだけでは、いつか誰からも、何も与えてもらえなくなることを、理解しなくちゃいけない。
もちろん、無償の愛なんて言葉もあるように、
見返りを望まない人だっている。
だけど、もしそんなふうに自分を想ってくれる人が、
居たとして、
自分がお返ししたときに、喜ばないはずがない、と思う。
結局、人から何かを与えられることは、
とてもうれしいことで、
それが大切な人からなら、なおさらだと思うのだ。
人に何かを望むとき、自分は何をあげられるか考えよう。
ギブ・アンド・テイク。
そうすればきっと、関係を長く続けられる。
◌ 欲望 ︎︎◌