『楽園』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君から言われた大好きは凄く嬉しい
だから私も大好きって答えた
でもさ、君と私の大好きの意味はまったく違うよね
私は恋愛として大好きなのに
君は友達としての大好きで
友達としての大好きは別に求めてない
『 楽園』
何かに縛られること無く自分だけの世界に入って自由でいられる
Q.あなたにとっての楽園とはなんですか?
「楽園? ……そうだなぁ、会いたい人に、会える場所……とか?」
「楽園っていったらそりゃあ、好きなことやりほうだいな場所だろ!」
「うーん……。誰も苦しむことのない場所、でしょうか」
「自分にとっての最愛がいれば、既にそこが楽園なんじゃない?」
「楽園かぁ、欲しいものが欲しいだけ手に入ったら、楽園かもね」
では、楽園へ行くにはどのようにすれば良いと思いますか?
「えぇ……? そりゃあ、死んじゃった人に会う方法なんて一つじゃない?」
「まぁ、この世に無いってんなら……あの世だろーな」
「極楽浄土、というものがありますでしょう?」
「簡単さ、自分にとっての最愛を見つければいい。どこかの誰かにとってのエリス。俺にとってのあの子みたいにね」
「二度と目覚めないくらい、深ぁく眠ったら行けるんじゃない?」
「て、言うか。別に俺たちの意見なんてどうでもいいんでしょ?」
「自分のやりたいことが間違ってないか、確認したかっただけ」
「そうでもなきゃあ、こんなとこまで来ねーよな」
「ましてや、怪しい人影に声をかけたりもしない」
「つまりさ、」
「誰かに死んでもいいよって、言ってもらいたかったんでしょ?」
「その背中を押してほしかったんだ」
「まぁ別に、物理的に押したりはしないけどね」
「まだ勇気がでねーのか?」
「なら、もっと直接的に言って差し上げます」
「トんじゃっていいよ!」
「ほら、あと一歩」
「こんなところまで来れたんだから、出来るって!」
「大丈夫、きっと楽園に行けますよ」
「かわいこちゃんが待ってるんじゃない?」
『さぁ、ほら、もう一歩!』
排水溝に何かいる。見た目にはぬるぬるとした質感で、例えるなら無脊椎動物と言ったらよいのか、或いは原虫のような、ぞっとしない何物かであった。
何故、わたしの浴室にこんな気味の悪い物体が沸然と現れたのか。
心当りと言えば、ないではなかった。わたしはその気味の悪い――“我が子”を摑み上げると、慎重に大口の硝子瓶へと容れてやった。透明な瓶の中でわたしの子供はまだ不完全な顔でわたしの方を見つめている気がした。
翌る日、わたしは早々と外出し、大きな水槽を買ってきた。この子が何を好むか分からなかったが、それからというもの、思い付く限りのものを与えてやった。彼もしくは彼女(或いはそれ以外)は小さな触手のようなものを伸ばし、フシュフシュと呼気(なのだろうか?)を洩らしながら、差し出された物を撫で回す。見ていて気持ちのよいものではなかったが、少なくともわたしにはそれでも可愛く思えたのだ。それに彼もこの快適な空間を楽園のように思ってくれたはずだ。
彼は、やはり生まれたばかりだからだろう、ミルクと離乳食を好んで食べた。ボーロに纏わりつくようにして吸収していく様などは、おぞましいとしか形容のしようがなかったが、少しずつ大きくなる我が子の成長は何であれ愛らしいものだ。
或る日のことだった。彼は生まれたままの姿で随分と大きくなり、ややもすると水槽から脱け出して、家の中を徘徊するようになった。わたしは、その度ごとに薄気味悪くも思いつつ、優しく諭すように声を掛けながら彼を持ち上げると水槽へ運んでやったものだ。しかし、今度は違った。彼に手を伸ばそうとした時だった。彼の未発達な口でわたしは噛まれたのだ。子の発達に反抗期は付き物だとは言え、わたしは驚きを隠すことが出来なかった。わたしが手の傷を押さえていると、彼は滴り落ちた血をさも旨そうに啜っていた。ピチャピチャという忌まわしい音が脳裡に焼き付いて離れなかった。
夜が更けた頃、わたしは恐怖と驚きと、或いは悲哀の入り雑じった感情を癒し切れず、ベッドの中で煩悶していた。すると、どうだろう、寝室の扉が開く音がした。彼が来たのだった――あの狂わしい音を立てながら。謝りに来たのだろうか?それとも“おかわり”だろうか?わたしは寝間着のまま家を飛び出した。
あれからというもの、わたしは親戚を頼り、あの家には帰らずにいる。もちろん、何があったのかは告げていない。或る日、わたしは自らの恐怖と向かい合うべく、試みにわたしに宛てて――というのはつまり、あの家の住所に宛てて、書留郵便を出した。
わたしの出した手紙は誰かがしっかりと受け取ったようだった。
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楽園
楽しみしかない
苦しみのない世界があった。
思い出の中にあるそれは
私を今も、生かしてくれる。
あの頃に戻りたいと言葉に出すことは
現状に満足していないから。
思い出だけで生きるのは
あまりにも苦しいけれど、
今はただ、その中に浸りたい。
テーマ「楽園」
――楽園――
花が咲き乱れて
白い鳩が平和を運ぶ
そこに人は居なくて
パステルな心だけが
ふわふわと空中に溶けている
空の楽園って知ってる?
そこは、みんなが幸せに暮らせて、何不自由ない生活ができるんだって。
何処にあるのかな?
雲の上?はたまた、もっと遠い空のどこか?
行ってみたいなぁ。
楽園
楽園というと平井堅
あれは私が大学生の頃流行った歌だった
あれから何年も経ったが、未だに一線級で活躍している平井堅
素晴らしい限りである
朝焼けの光り
鳥たちの羽ばたき
鮮やかな新緑
煌めく水面
真闇を彩る星星
耳を撫でる波音
それらを受け容れられる
心の安寧
―「楽園」―
住めば都
住めば楽園
楽園にするには
自分次第
お題
楽園
社会人生活は地獄だ。3月に大学を卒業して、4月から働き始めた私はそう思った。朝6時に起き、寝ぼけながら支度をして会社に行く。朝から夜までまで拘束され、会社のために動き続ける。この生活があと50年ほど続くと思うと憂鬱である。
しかし、この生活は本当に地獄なのだろうか。考えてみるといい面もある。例えば、学生の頃よりも多くのお金が手に入る、お金が貯まれば海外旅行にも行ける。週5日精一杯働くからこそ、休日の趣味の時間や家族、友人と過ごすことがより幸せに感じる。その他にもたくさん良いことがあるだろう。
この生活を地獄と考えるか楽園と捉えるか、それは自分次第だと感じた。私は、社会人として未熟だ。まずは自分のやるべきことに律儀に取り組み、この人生が光を放つよう努力しよう。
ある古い書物の一節にて。
楽園、それは地獄の事を指すのか、それとも天国の事を指すのか、それともなんでもある島の事を言うのか。
本当の楽園は誰も知らない。今から400年前楽園と呼ばれた場所があった。「パラディーゾ島」だ。資源、食べ物、黄金、自然、農業、産業全てに置いて楽園と言っていいほど豊かな場所だ。
国民は平和主義なため、戦争は無かった。
だが、流行り物により他国から安堵の声と安否の声が止まらなかったそうだ。
「楽園」、なにを楽園と呼ぶのか。
ー オリジナル小説・ドゥコ作中の書物ノン・ドゥカ・ドゥコから ー
私にとっての楽園は多分死後の世界なんだけど、死んでみたら死んでみたで現世の方が良かったって思うこともなきにしもあらずだしそもそも本当に存在するのかも確かじゃないよなぁ。
おい楽園ってなんだよ!!!
『楽園』
父と母 引いて歩く 小さい手
ねずみの国は 晴天の先
楽園
GWそれは甘美な響き。
長い休みで体と心を休ませながら…
ゲームしたり!漫画読んだり!携帯いじったり!酒飲んだり!
夜遅くまで起きて朝遅く起きる!何も言われない自由な一時!この時のために溜めにためたドラマやアニム!映画も見る!
何畳もない小さな箱の中、手に届く位置にジュース!お菓子!リモコン!充電器も忘れるな!
まさに今この瞬間、この小さな空間こそ楽園…!
はぁ〜〜〜〜神〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
そんな楽園も一瞬で終わる。
ぎゅーぎゅーの満員電車に揺られながら次の理想郷、お盆までもそもそと生きる…。つらぁ
自分の幸せのためにも誰かを思いやる
誰かが困っていると、自分も幸せになれないから
そんな慈悲慈愛にあふれた楽園を創造したい
【楽園】
生きていたら、辛いことや苦しいことはある。
悩みや不安だって、それなりにある。
苦手な人とコミュニケーションをしないといけないこともある。ストレスが溜まって、心を痛めてしまう。
それでも、大好きな友人達と話せるし、やりたい仕事があるし、好物が食べれるし、趣味も楽しめるし……。
だからこそ、私は生きているし、生きていられる。
地獄を楽園に変えることは、きっと誰にでもできることだと、私は思っている。
「だいじょーぶ?」
もう酔ってたんだろう。場違いな僕を心配して覗き込むその顔はほんのり色づいて。
「……ごめん、大丈夫だよ。こういう場、慣れてなくて」
「飲んだ?」
「いや。飲む気になれない」
「あのね、こういうとこでは無理にでも飲まなきゃ。飲んで酔うの。みーんな酔ってる中でひとりだけ酔わない側でいるから辛いんだよ」
全然分からないような良く分かるような理屈を口にしながら、君はバーテンに「パラダイス」と注文する。
そうして差し出された、オレンジ色の楽園。
酔ってこの孤独が緩和されるとは到底思えないけれど、少なくとも君と同じ脳の状態にはなれるならと、一気に飲み干す。
そうして噎せる様に泣き笑いながら背をさすってくれた君のことを、とても強い人だと、そう思った。
きっとこの人が持っている強さは、南国の暖かさと陽の光と海風を感じるこのカクテルそのものなんだと。
君がくれた言葉の意味を、ちゃんと分かってなくて、ごめん。
君だって、同じだからあの場所で酔っていたのに。
ごめん。
僕に朝は似合わなかった。
夢から覚めたんじゃない。最初からずっと、歪な夢を見ていたのは僕だけだった。
「じゃあね。……風邪、引かないで」
未練を、中途半端な優しさで残して。
あの日手渡された楽園を、君に返して。
朝が来たら、君だけが目覚める。
#楽園
君が笑ってこっちを向いてくれて
いつもいつも
名前をよんでくれて
毎日電話をかけてくれて
自分は友達から省かれて
辛いことを
私にだけ話してくれる。
そんな君がいることが
ほんとにしあわせ
『楽園』
楽園ってどんな場所かな?
きれいで、楽しくて、いつまでもいたくなるような、そんな場所?
でも、僕はもう行けないよね
こんな体じゃ
どこにも行けない
無数の管が、僕を縛り付けている