『楽園』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「楽園」
穏やかな陽の光のもと
花々が咲き乱れ、蝶が舞い
蟻とキリギリスがともに遊び
羽虫と蛙たちが羽音とその喉で唄いあい
大勢のゴキブリ達とアシナガグモの群れが
夜の社交場でダンスをする
そんな生き物たちが住まうところを
楽園というならば
自分にとっては
安心して目を閉じられる
このベッドこそが
ら く え ん
大好きなあなたと一緒のときを過ごせるのなら、
いつでも楽園。
大好きなあなたと一緒にいる空間なら、
どこでも楽園。
〜楽園〜
楽園ってどんなところだろう。
人々が怯え、震えることのない安寧の世界。
何も悩むことのない平穏な世界。
欲求は大体何でも叶う極楽な世界。
そんな世界があったら、行ってみたいな。
……だけどそれって面白いのかな。とは思う。
俺に楽園を教えてよ
色んな楽園を知りたいから
俺を止めようとしないで
楽園を探しに行かないか?
もちろん君も一緒に
手を繋いで行こうよ
まだ見ぬ楽園へ
─────『楽園』
〜楽園〜
死後の世界は、楽園なのだろうか。
死後の世界は2つあるんだって。
それは天国と地獄。
自分が死んだら、自分はどっちに行くのだろう。
死ぬなら、死んだ後はせめて楽になりたい。
死後の世界は楽園なんだろうか。
ああ、そこでやれば絶対成功すると思ったんですね。
そうですね、その場所でやってた人は凄かったですもんね。
そこをそのまま譲り受けて、同じようにやれば良いと。
あなた、この道何年ですか? 20年。
私、門外漢ですけど、その仕事ってそんなに甘いもんですか?
ですよね。
そういう方、多いんですよ。
いわゆる楽園幻想。
どこかに素晴らしい楽園がある。そこに行けば万事オッケーみたいな。
違うんですよ。
自分がいる場所を楽園にする事なんです。
前の人にとっての楽園はあなたにとって、楽園かどうかなんてわからないんですよ。
さぁ、作りましょう。自分の楽園を
そして・・・
あ、帰っちゃった・・・
まだ続きが・・・
そしてまた壊し、そしてまた造る。
それが人生です。
そこまで、聞かずに・・・
またどうせ来るか。
楽園
苦しみがなく、楽しさに満ち溢れた場所。
行ってみたいな
苦しみがないんだって
そんな最高な場所あるんだね
行ったら少しは楽になるかも
行ってみたいな
〈楽園〉
命の源、食料と飲み物と、
通信機器やお気に入りの書籍まで、
詰めるだけ詰め込んだ荷物を持って。
全て手の届く範囲に広げて設置。
時間を忘れて好きなものだけ堪能するロフトの上は、
休日の小さな楽園。
【楽園】
永遠に広がるかのように思える、果ての見えない花畑。
それを一瞥すると、彼はふんと鼻を鳴らした。
がさがさと柔らかな若葉を踏み荒らしながら、桃色の花びらを散らしながら、彼は脱出する為の出口を探し出す。
暖かな陽気、色とりどりの花、澄み渡る青空。
誰にとっても素晴らしい場所だろう、一般的に見れば。
彼は蟀谷に青筋を立てながら、楽園を探す。
こんな場所は、我が恋人には相応しくない。
夜の闇の中、か細い星の光よりも尚静かに笑うあの人。「吸血鬼」と呼ばれるあいつの為の楽園を探さなければ。
ここに二錠の薬がある。
これを飲めば安らかな睡眠を得られるだろう。
だが、半永久的に飲まなければならない。
その期間は、自由の一部は得られない。
この薬を飲まなければ、
君は束縛された人生の一部を謳歌出来るだろう。
代わりに、毎夜温度調節が効かない身体と
無象の恐怖、制御不能の精神を付与される。
さあ、君はどちらを選ぶ?
どちらを選ぼうとも、
“楽園”の感覚は得られるだろう。
………
もし君が、前者を選ぶのならば
私は一瞬拒む心を見せるだろうが、歓迎しよう。
もし君が、後者を選ぶのならば
私は君を静観し、讃えるだろう。
ようこそ。
“楽園”という名の地獄へ。
ようこそ。
地獄という名の“楽園”へ。
●死ぬ場所ならココがいい●
くたびれた毛布に、
変色して穴だらけのタオルケット。
ヘコんだマットレス、
枕はこだわりの低反発。
枕元にはお気に入りの猫のぬいぐるみと、
漫画とスマホ。
そして、落ちつく匂い。
パジャマは毛玉だらけだけど、
寝床が私にとって最高の場所なのさ♪
“お気軽にエッセイ!
とあるOLのこだわりの生活”
P25から抜粋。
。
#今回のお題は【楽園】でした。
楽園
楽園はとても良い環境で過ごしやすい。周りがやさしくて、自分も周りに対してやさしくなれる。自由に過ごせる。でも責任はある。自分の行動に対して責任を持つのがこの世のルール。ゴミを散らかしていては不衛生で病気になる。動物をいじめれば、周りにいなくなる。そうすれば、ネズミが増えることもあるかもしれない。周りがやさしいから自分もやさしくなれる、これが本当の楽園だと思う。でも楽園が壊れたら、もとにもどすのは困難。病気になったら治すのが困難なのと同じこと。楽園のありがたさが身にしみて、楽園を希求する。
室温25℃ 湿度50%の部屋でスマホを片手に
Amaz○nと楽○でショッピング
○ックパッドの簡単レシピでクッキング
Sp○tifyでお気に入りの音楽をザッピング
時々Y○uTubeでヨガとストレッチ
528Hzでヒーリング
猫と戯れ
Netfl○xでドラマを見ながら
オンラインゲームのミッションクリア
お気に入りの枕であとはごろ寝
HaF○のポイントが溜まったら
束の間に拠点を移すのもありかもな
#33「楽園」
【楽園】
いいから、早く来てよ。楽園へ連れていくため。君を甘い言葉で惹き付けた。花の匂いに誘われてくる蜂みたい。
「お馬鹿。」
「馬鹿じゃないもん、助けたくなったの。」
それで、ここに呼ばれるならきっと馬鹿。助けてなんて言ってなかったのに。君に見せたかった光は君が潰したんだよ。
「助けてって聞こえた気がしたの。」
楽園って、どんなところだろうね
そう笑う君の顔に胸がぎゅっとなった
君が居てくれたらきっとどんなところだって
たった一言そう言いたかったのに
どうして上手く伝えられないんだろう
頬を撫でるぬるい風が臆病で情けない僕を
まるで慰めるように吹いた
のんびりと歩くうっすら茜色の帰り道
優しく握った君の手のあたたかさに包まれた
ここが今まさに楽園
(楽園)
『楽園の裏側で』
楽園の裏側で 秘密を持ち寄りアダムにあげよう
金色はやがて剥がれる傲慢な心 それを横目に僕は石膏ボードに虹を描く 道は確かに照らされて矢印までもが示される だけども誰もそこを通らない 転ぶのが怖くって 何より疎まれるのが怖くって怖くって
すぐそこにあるのに見ないふり 楽園なんてそんな場所があればどんなにいいだろうとお喋りしながら多くの人は枯れていく
あなたと過ごしているこの時間
ただ あなたが隣にいてくれるだけで
そこはわたしの楽園
お題「楽園」
僕の指先はありますか
光の行方を追いかけたら
見知らぬ場所に着きました
僕の爪先はありますか
見知らぬ場所は色にあふれ
花たちの語らいで賑やかです
僕の背骨はありますか
赤
青
白
黄
紫
橙
どの花もおしゃべりに夢中です
僕の鼓膜が静かにふるえる
ココニイタイ
ココニイタイ
ココニイタイ
ココニイタイ
僕の声が静かにふるえる
#楽園
私はあなたがそこにいると
信じていたいのです
あなたの温もりが
何処かで生きているなら
私はあなたの元へ逝きたいのです
最後の体温が
嘘であると確かめたいのです
自分で行けなくした。
楽な方に行けば
もう戻れなくなると思って
行く道を塞いで
看板を差し替えて
もうそこが楽園だったのかさえ
わからなくなるくらいに
楽園。
楽園から逃げないと。