『楽園』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
デスクトップPCがあって
お気に入りの音楽がエンドレスで流れていて
猫がいてくれて
誰からもコンタクトがなくて
それが私の楽園
ずっと大切にしたい私だけの楽園
楽園を作る
その裏側には楽園とは程遠い
重労働の影がある
裏を知ることで表がわかるとも思うけど
果たして、純粋に目で見れるのだろうか
楽園
・楽園
楽園の花々に
恋の甘さも香る
彼がいるならば
永遠に幸せでいられるのに
人が想像する楽園はそれぞれ違う
美女が沢山いる処
イケメンに囲まれる処
推しが何時までも居続ける処
本に囲まれる処
愛が溢れている処
皆の中心になる処
本当の楽園とは何だろう?
全員が納得出来る楽園は何だろう?
楽園
私の場合は部活中の空間ですね
中高ともに部活の神様に微笑まれまして平和な部に入部することができました
女子も男子も優しいです 幸せです
完
艶めく紅の唇に
あなたは魅了されてゆく
淡い誘惑とも気付かずに
『楽園』
" 禁断の果実には御用心を
自分にとっての楽園とはなんだろう。
美味しいものを食べることでもなく、推し活でもない何か。
はっきりしない何か。
何かとはなんなんだろう。
「……楽園?」
ふと、適当に漁っていた時に『楽園にいく方法』と書いてあった。
楽園…楽園とはどのようなものなのだろうか。楽しいから楽園なのか、はたまたなにかあるのか。今の私にとっての楽園は、ない。人生はあまり楽しくないしつまらない。好きな事も、人もない。だからなのか指が勝手にそのページを押していた。
内容は大した事はなかった。このページに貼ってあるリンクから『楽園につれてって』と打ち込むだけ。「なぁんだ…」と思いながらもやってみることにした。
「えーと、楽園につれてって…と。送信。」
ポチッと送信ボタンを押し、完了させる。多分、デモだ。でも、それでも、何故か送信してしまった。馬鹿だな…と我ながらに思う。楽園なんていけるわけないのに。これが本当だったらいいのに…。
アルバイト面接もずっと落ちて、自分を傷つけて、親にも見放されて、お金ももうすぐ無くなりそうで、、、
こんな現実から逃げ出して、楽園にずっといたい。
ピンポーン
突然、ドアのインターホンが鳴る。
「はい。」ガチャッ
ドアを開けると見知らぬ男が居た。
「楽園にいきたいんだな」
「?は、ぃ」
と言って悟った。なぜこの人は私の家を知っているのか。あれだ。あのホームページだ。ハッキングされたのか……なんて思ってる場合じゃない。
「えっと、なにしに…」
「楽園に連れてくんだよ」
男は気味の悪い笑みを浮かべたと思った瞬間、なにかで腹部を刺されたのか、腹部に悶絶するほどの激痛が走る。
「っ?!あ゛ぁっ……!いッ゛……」
「楽園に逝ってきな…」
最後にみたのは、笑みを浮かべる男だった。
これで楽園に逝けるかな……………
#楽園
ネタ切れというか人切れだ…。人の性格のネタがない(?)
まぁこの話は楽園=死ってことです☆
雲が、薄く積もった雪のように足元に広がっている。
その隙間から微かに小さく街が見える。
見上げなくとも雲ひとつない青い空が
私の目にうつる。
私は雲より上に立っている。
足元の雲には小さくとも鮮やかな花々が咲いている。
足を動かす。土を踏む感覚がしない。
全身が軽い。どこまでだって飛んで行けそうだ。
でも、どこにも行きたくない。
ただここでのんびりと、順番が来るまで過ごしたい。
そうか、ここが楽園か。
ゆっくり雲に腰をおろし、
眩しく輝く太陽に目を細めながら、
私が主人公だと言わんばかりに両手を広げた。
「楽園」
楽園
幻だったのだろうか…
一瞬でも楽しめたら
一瞬でも癒されたら
それでいいのかもしれない
永遠なんてないのだから
だからこそ…
夢の中は自由な楽園…
永遠なのだから…
楽園
目を閉じる。
今日は何も食べていないからお腹が空いた。
明日になったら迎えに着てくれるんだ。
きっと優しい声で
「おまたせ」
って言って
僕のことを抱き締めてくれる。
その後は
みんながいる楽園へ連れてってくれるんだ。
たのしみ
俺の望んだ楽園は
彼らにとって失楽園だった
楽園
楽園があったらなぁ、 なんて夢の事、、、ないよね
私の楽園は私の心。他に居場所がなくたって、心はいくらでもかわれるでしょ?私の理想は心の中に。私の楽園は私の心。
【楽園】
全部自分の思い通りになる楽園があるなら
どんな楽園になるのかな
人がいるなら自分に干渉して来ないのかな
時間の概念はないのかな
好きな時にたくさん寝れるのかな
何もしなくてもいいのかな
そんな楽園があるなら
すごく…
"つまらないだろうな"
人は自分に干渉してくるから寂しくない
時間があるから大切に使おうって思う
好きなことを少しの間しか出来ないから
できる時に目一杯やろうって思う
何がするから楽しいし打ち込める
でも…少しの間でいいから
そんな楽園に行ってみたいかもな。
――――――――――――大好きなものだけ
『楽園』
楽園を冒険したら、楽しいだろうか。
ストレスフリーの楽園には、危ないものはないよ。
冒険しても、きっと退屈に違いない。
少しのストレスは、必要なんだ。人間には。
スポーツでも、少しのストレスがあるから、能力以上のプレーが出来たりするし、仕事も、期待というストレスあってこそ、成し遂げる達成感がある。
楽園を冒険しても、つまらないさ。きっと。
楽園か。
人を満足させる楽園を造ったのは、自分達の創造心か。
それとも…。
この汚らわしい化け物め。
おぞましい悪魔の子め。
寄るな。見るな。口をきくな。
なぜお前みたいな醜いものが生きている。
お前なんぞが生きていい場所が、この世にあると思うのか。
「さんざんそんなことばかり言われてきたよ」
彼が感情の読み取れない淡々とした口調でそう告げる。
「それは・・・・・・、悲しかったね」
「さあ、どうかな。最初はそうだったのかもしれないけれど、言われ過ぎるとそんな気持ちがあったのも忘れてしまったよ」
景色を一望できる小高い山の上。私の隣に並んで立つ彼は、そこから見える遠くの町並みへと思いを馳せていた。
彼が生まれた場所。
彼が育った場所。
けれど、決して彼を受け入れてくれなかった場所。
彼はその場所をぼんやりと眺めながら呟いた。
「僕はね、きっとずっと前から死にたかったんだと思うんだ」
そう言った彼の声はどこか安心しているようだった。
「でも自分では自分を殺せなかった。何でかな。生きている意味も生きたいという意思も別になかったはずなんだけど」
私は思わず横に佇む彼の手を取る。人と比べると少しだけ形が歪み、大きく鋭い爪を持つ、けれど、たったそれだけしか違わない、あたたかな温度の彼の手を。
「私も貴方と同じだよ」
彼は私を振り返る。柔和な顔つきに片目だけがぎょろりと赤い。その赤い目が、それでも穏やかに私を見つめる。
「私もたくさんの人に、化け物って呼ばれてきた」
私はずっとひとりぼっちだった。
私は私がどうして生まれたのか知らない。
ただ気付いたらこの世界にいて、いつまでも変わらぬ姿のまま、今日この日まで生き続けてきている。
「他の人にとって、私はただ存在しているだけで、恐ろしいみたい」
難しいね、生きるのって。
何かをしても、しなくても、間違いって言われるんだもの。
でも、私はどうせ死ぬことはできないから。
だから、こうして長い間、旅をし続けて来たの。
私の語った言葉に、彼は歪な目付きを細めてニコリと笑う。
「そうか。君は僕と違って、そんなにも美しいのにね」
ホントおかしな世界だね。
歪でも美しくてもダメだなんて。
「でも僕は、君と出会えて良かったよ」
だって初めて世界が、ちょっとだけ美しいと感じることができたもの。
「うん。私も。貴方と巡り会えて良かったよ」
だって初めて世界が、ちょっとだけ優しいものに感じられたもの。
私と彼は互いに手を繋ぎながら目を合わす。
「貴方がいてくれるなら、きっと私はこの世界を好きになれると思うわ」
はっきりと言葉にできた。これが私の今の気持ちだったから。
「・・・・・・そうか。それなら僕はこの命が尽きるまで、君とずっと一緒に居よう」
君とこの世界を旅していけば、いつか僕もこの世界を好きになれるかもしれない。
好きになったら辿り着けるかな。
こんな僕でも生きていいと思える、悲しみの何ひとつない、楽園に。
【楽園】
【別れのアイスコーヒー】
凍った星をグラスに。
アイスコーヒーを淹れた
あの星祭で一緒に拾った星々
アイスコーヒーの闇の中で
星は溶けながら輝きをとりもどし
グラスの中にあの夜空がもどった。
あの夜を思い出したら
今から彼が言おうとしている
「さよなら」はなかったことに
なるかもしれない
独りよがりの期待にかけた
おまじない。
でも、彼は、
ためらうことなくミルクを注ぎ
グラスの中の夜空を祓うと
静かに別れを話し始めた。
....
うつむいてあてもなくグラスをかき混ぜながら
私は考えている
いつからこんなにも
すれ違ってしまったのだろう
ミルクを入れない私のグラスの中の夜空では
まだ美しく星が輝いているのに...
<終>
#シロクマ文芸部
お題「凍った星をグラスに。」から始まる小説や詩
ここは楽園。
絶望の淵に追いやられた人達が集う楽園。
家族や恋人、恩師を目の前で失った人が多いが、
中には余命宣告を受け生きたかった人生を失った人も、
仕事や学校で自分の存在意義を見失って、
命を絶った人もいた。
此処にいるのは本音の言い方を忘れ、涙の流し方を忘れ、
笑い方を忘れ、息の仕方を忘れ、何もかも忘れて。
そして"自分"を見失った、迷子になってしまった人達。
彼らは"絶望"という決して癒えることない痛みを負った。
そんな人達が集うこの場所は
互いにその絶望を分け合える、絶望とは無縁の、
絶望から解放された自由な場所……
なんて言うのは建前。
ここは、様々な絶望を抱え、自ら命を絶った人達が
あの世に行く前のほんの僅かな時間を過ごす
「溜まり場」みたいなもの。
皆迎える結末は同じだからさ。
―せめて、この"楽園"で
今まで味わった絶望を忘れて晴やかな気持ちで
旅立って行って欲しい。