『梅雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
周りの人はみんなじめじめして嫌いだと言う
切なくて暖かい春の後、はつらつとした暑い夏の直前に
やって来る倦怠感漂う小さな季節
何だかもの言いたげなその雰囲気
色とりどりの傘をさして歩く人々
懐かしさを覚える雨の匂い
梅雨明けの嬉しさと何とも言えない喪失感
私は梅雨が大好き
『梅雨』
あの方はまるで、紫陽花のような方だった。雨の中でも美しく色を放つ、どんよりと沈んだ気持ちも晴らしてくれる。それに比べ私は、蝸牛と言ったところか。梅雨に似合いの二人かな。
梅雨
太陽が雲の試着室に入り、衣替えを行っている
夏になるまでに彼/彼女は
一体どのような準備をしているか、
地上の生物には知る由もない
2023.06.01
私も新しく生き方を着替えてみるかな
梅雨
梅雨の時期って毎年違う気がする
5月から梅雨に入って6月には終わったり、6月なっても晴れた日が多くて7月に少しだけ梅雨っぽくなったり
平年って何なんだろうね
異常気象で、毎年違う季節を味わっている気がする
いい加減、環境問題に本気で取り組まないといけないよ
雨つぶ受けて
紫陽花揺れる
キミの紫色が
ボクの世界に
ダイブする
空は泣いて
キミは笑う
桃色の雨は
降りつづく
ボクが泣いていたことを
キミは知らない
『梅雨』
湿った空気を吸い込むと、身体の中が湿気に冒される。
髪の毛がワカメになる。
心臓に苔が生す。
肺に、胃に、腎臓にキノコが生える。
そして体中から生乾きの洗濯物の匂いがする。
気持ちが悪い季節。
「梅雨」
そろそろ紫陽花が色づき始める頃だね
あの花、好きだな
きれいだけど甘すぎないっていうか
ちょっと君に似てるかな、なんて
えっ、紫陽花の花言葉は「移り気」とか「浮気」だって?
いやいや、紫陽花には色ごとの花言葉があるんだよ
僕は花屋でバイトしてたことがあるからくわしいんだ
お客さんに説明してたからね
青は「辛抱強い愛情」
ピンクは「元気な女性」
白は「寛容」
ねえ、強くてやさしくてきれいな君にぴったりだと思わない?
梅雨になって傘を差すと、傘に守られているような気分になる。
傘は私にとっての友達で、私のことを必死に守り抜こうとしてくれる。
だけど私はそれがとてつもなく嫌だった。
自分が守られてばかりなんて、そんなの不公平だと思ったからだ。
だから私は梅雨でも傘を差さない。
濡れてることなんてどうだっていい。
むしろ気分がいい。
傘もこんな気持ちだったのかと思うと、なんだか申し訳なく思ってしまう。
けど、絶対譲れない私のポジション。
…とらないでね。
私は、梅雨は好きじゃない
でも、好きでもある。
どういうことか、わかる?
それはね、僕が雨を降らせてるから、なんだよ
6/1 お題「梅雨」
まるで水の中にいるみたいだ。
ビルの屋上から見下ろす景色は全てが濡れた灰色に煙り、吸い込む空気は滴るほどの水分を含んで、火の消えそうな煙草の味を溺れさせる。
厚い雲は頭のすぐ上だ。誰かが上から掻き分けて顔を出す、そんな想像をしてアタシは笑った。
不意に、とぷん、という音を背後に聞いてアタシは振り返る。
それは―――風の人魚、とでも言えばいいのか。腕の代わりに肩に生えるのは透き通った羽。細い腰から下はヒレを従えた長い尾。
相手は驚いた様子もなくアタシを見、体を柔らかくひるがえして宙を舞い上がり、灰色の雲に消えた。
幻かな。こんな日は、それも悪くない。
(所要時間:14分)
【梅雨】
前髪の気分が下がる今日この頃。
今日もこの街はどこか騒がしい。
【私の人生は前髪とともにある。】
そう、断言しても過言じゃ無いと私は自負してる。
それは、誇張でもなんでもなくて。
……ただ、ひっそりと私の中で絶対的な摂理という奴だ。
しとしと………しとしと…………
雨戸を空けるとカーテンにゆられて生温い風が流れてくる。
そんな事をぼんやり考える時間。
そんな時間を案外気に入ってる私がいる。
ピンクに黄色。水色に紫。
彩り取りの飴玉にみたいに。
ボーダーに花柄。レース風にドット柄。
心躍る雨傘模様。
窓の向こうには、私の知らない、私以外の人生を歩む人が沢山いる。
しとしと………しとしと……
今日もまた、憂鬱になる前髪と戦いながら
私は夏草に舞う紫陽花横目に、綺麗に舗装された道を進む。
くるくる傘を回しながら。
ころころ飴玉を転がして。
梅雨の晴れ間は皐月晴れ~
ごはんですよ~
長電話~聞こえる様に邪魔をする~
ごはんですよ~
君だけに~あぁ君だけに~あぁ~巡る悲しみに~
僕は寂しさと共に生まれてきたよ~
君だけに~あぁ~君だけに~あぁ~
my sweet heart
君だけに…
書く習慣/58日目。
「 梅雨 」…
梅雨とは、5月から7月にかけて来る
曇りや雨の多い期間のことである。
そして、
2023年の梅雨入りは6月11日と言う話も…
私「もう本格的な雨の季節か…」
友「そうだね…梅雨だね〜、
紫陽花にカタツムリ、
雨音にカエルがゲコゲコと」
私「カエル……」
友「梅雨ちゃんとかケロロ軍曹とか」
私「食え」オールマイト風の顔で
…今日の献立。カエルの唐揚げ、エスカルゴ、
紫陽花の葉を添えて…
友「昆虫食の次はそれかよ…お前」
私「ガマの油いるか?」
友「いらないよ」
・・・さて、もう6月ですか…
梅雨になって、
寒かたり…ジメジメと湿気があったり…
外より家の時間が増えてきますね、
かなり前の お題で、
おうち時間にやりたいことってあったはず、
君達は梅雨入りが始まった時、
どの様に過ごすかな?
雨で気分が落ちる人もいれば
雨音で少し自然を感じる人や
雨の日でも元気な人もいる。
私は、雨が降ってようが変わらず
🚃<イヤダァァァ!…
だから、まぁ…時間があったら
ゆっくりとノベルやイラスト、
ゲームにアニメや映画でも…
(o^p^o)愚ォォ…
そんな時間があればな〜。
では、また明日…
雨に唄えば♪
dance and sing in the rain👞☔️
今の時期が何か分かる?、
そう、今は梅雨
蒸し暑くて、たまに寒い嫌な季節
恋愛も、人生もずっと何かが起こる
天パ爆発
縮毛!矯正!!縮毛!矯正!!
剛毛!生え癖!クソ過ぎる!!
髪膨らんでヅラみたいになるの悲しい
悲しい…
今日はお仕事長い時間なのにやっぱり長く眠れなかった
早くこの騒音地獄ストレスしかない家から逃げたい
梅雨になると複雑な気持ちになる
雨がふるのは、嬉しい
でも
ジメジメの暑さは、きらい
そして…
なりよりも…
君のことを思い出してしまう
あの日
どこかへ
行ってしまった君を…
君を思い出す梅雨は…
なんと言っていいか
わからない…
複雑な季節だ
お酒を買って酒屋を出る。
雨が降っているのに気付き雨宿りをした。
酒屋の屋根に小さく縮こまり煙草を出した。
パイプから煙が立ち上がり、溜息を付く。
雨をぼんやり見ていると近くで声がした
振り返ると傘を持ち私を迎えにきた妻だった。
妻は私に傘を渡しながら隣に来る
雨音を聞きながら私は妻と帰る
雨でも輝く妻を私は愛おしく眺めていた。
雨が止むまで 虹が出るまで
君に
逢えない淋しさが
日常となる
さみしさ
✩さみしさ (161)
✢ ✢ ✢ ✢ ✢ ✢
朝から
シトシト雨の音
窓を開ければ
冷たい雨が
心の中まで降り込んで
あのひととの
想い出までも濡らすから
わたしは
今日も
梅雨模様…
# 梅雨 (160)
会いたいけど会えなくて、寂しくて
私の心は梅雨入りしました。
ぽつりぽつりと空から雫がたれる。
1粒、また1粒と落ちてきたかと思うと、
それまでの均衡が崩れてしまったかのように
ざあざあと音を立てて沢山降ってくる。
ああ、土砂降りだ。
この季節はあまり好きじゃない。
春と夏の境い目、梅の実が育つ季節。
雲は重たく膨らみ、今にも落っこちてしまいそうな、
どんよりとした天井。厭になる湿気。
子供の頃は雨も嫌いじゃなかった。
自然の鏡みたいな水溜まり。傘、窓、屋根を叩く雨音。
非日常がそこら中で音を立てて呼んでいた。
慣れというのは感覚を鈍らせる。事象の源泉を見つけなくとも、
ただそうあるということをありのまま受け入れてしまった時点で、
それは日常となってしまう。
いつの日か雨は髪を、服を、何か大切なものをびしょびしょに濡らしてしまう敵となっていた。
意識的に避けねばならぬ存在になっていた。
ある夢を見た。田舎暮らしをしていた、子供の頃の夢だ。
家にはこじんまりとしているが、しっかりと手入れのされた庭があった。
そこには立派な梅の木があり、春先には美しい花弁を飾り、梅雨には綺麗なまん丸の美をつけた。
大人たちは綺麗になっている梅の実をいくつか持って行き、梅酒にするんだというのだからこんなに綺麗な実をとるなんてといつもどこかもやもやしていた。
雨が屋根を鳴らし、梅の実が雨を浴びている。
僕は縁側で少し雨を顔に浴びながらそれを眺める。
家族に雨が入るからやめなさいと制されても微動だにしない。
家族もそれを割って入って止めることはない。
素敵な時間だけが存在している。
空間には私と雨と梅しかいない。
3人だけの時間が空間を形成し、それぞれをそこに留めている。
いわゆる杭みたいな存在こそが梅雨だ。
僕は梅雨が好きだった。
夢から覚めるとほとんど何も覚えていない。
雨と片田舎の実家と、気分の悪い夢を見たようだ。
昨晩少し飲みすぎたか。
ふと外を見やると立派な梅の木が立っていた。
ああ、君もそうか。
雨が屋根を鳴らす。
窓越しに梅の木を眺める。
あの時間が、
あの空間が、
確かに今だけはここにあった。
ざあざあと。
#梅雨