兎ぎ優ゆ

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お酒を買って酒屋を出る。
雨が降っているのに気付き雨宿りをした。
酒屋の屋根に小さく縮こまり煙草を出した。
パイプから煙が立ち上がり、溜息を付く。
雨をぼんやり見ていると近くで声がした
振り返ると傘を持ち私を迎えにきた妻だった。
妻は私に傘を渡しながら隣に来る
雨音を聞きながら私は妻と帰る
雨でも輝く妻を私は愛おしく眺めていた。
雨が止むまで 虹が出るまで

6/1/2023, 11:26:15 AM