『桜散る』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
桜散るたび
君との時間を思い出す
風に舞う花びらみたいに
触れた瞬間、ほどけてしまいそうで
それでもあの日の笑顔は
今も胸に残ってる
消えない想いだけが
静かに、春を繰り返してる。
『桜散る』
優しげな空気の時期は過ぎ
花散らしの雨の降る
そんなに急がなくてもと
思う自分の髪に
ひとひらの花びら
どこか崩れそうな心は
もう次の季節へ向かう
じきにツバメが飛ぶだろう
春の空とはまた違う
くっきりとした夏が来る
「桜散る」
風に追われた花びらを
踏み潰しながらペダルを漕ぐ
このまま空の上まで漕いで行けたら
あの人の声が聞けるだろうか
葉桜にもまだ早い
枝に残された赤い花弁の
恨めしい残像と
坂道を降りて行く
桜散る
釉薬が固まり、独特な香りが少しずつ薄れてきた美術準備室の片隅で、先生は転寝をしていた。椅子を行儀悪く、カタンカタンと斜めにしながら、窓枠に肘をついていた。カホンのような椅子は、釘が飛び出していた。
起こすべきか起こさぬべきか。そもそもが狸寝入りだと分かっていながら、そんなことを考えてしまう。
空は嫌味なくらい晴れている。
先生は、毎日夜遅くまで、試験対策に付き合ってくれた。
スランプに陥った十月頃、自暴自棄になっていた自分に根気強くアドバイスをくれた。
校則でスマホは持ち込み禁止だけど、今日だけは良いと、何かあれば先生が説明するからと言ってくれた。
一緒に確認しようって約束したのに、待ち切れずに見ちゃったのがいけなかったのかなあ。
先生はおそらく開口一番に、白々しく「おお、どうした?」と言ってくるんだろう。
ああ、いやだ。こんな時に限って、空は嫌味なくらい晴れている。
『桜散る』
桜は散ってしまう
友人との楽しいお喋りの一時も
いずれ終わりが来るし
あの喫茶店で飲む甘いミルクセーキも
いつかは無くなってしまう
今ある若さもいずれは老いてしまうし
この人生もいつかは終わるんだ
終わった後を考えるんじゃなくて
その時をどれほど楽しめるかで
その価値は変わるだろう
(桜散る)
散り際の事なんて。。誰にも、わからない、けれどね。
桜散る。まだ見ぬ未来に笑顔が輝き。明日の晴れ間に見る暖かい日差し。今がある。
4月17日 のん
「サクラチル」
古くは「不合格」の暗喩だったそうだ。端的で、且つ婉曲的な「お呼びでない」。そんな言葉をあなたの口から聞くことがなくて、心底良かったと思う。
お題:桜散る
雨が降っている。
わたしは座っている。
アスファルトの湿った匂いがする。
わたしは座っている。
電車のなか、キラリと光る。
目に刺さる。
痛みはなく、ただ微かに音がする。
横断歩道、
遮断機。
甲高い音と共に、赤い灯りがてらてらと彼をてらしていた。規則的に揺れる赤に、彼の表情は歪んで見えた。ぼくは彼を止めなければいけないのだろう。
ただ手を掴むことも、大変おっくうに思えた。
掴まなければ。
その手を掴み、その赤い光から逃げなければ。
冷たいつめたい雨が降っている。
僕の頬を伝っている。
何も出来ず、何も出来ず。
この雨は、絶望か否か。
僕は後悔するべきだろうか。
桜散る今
緑は萌ゆる
日差しまばゆく
風さやか
………桜散る
頼むからまだ年度の始まりのままでいてほしい
【桜散る】
美しい
あなた
どうか
そのままで
このままで
桜散ること無く
永遠に桜色に染まっていてほしい
だけど
美しさは
永遠では無いからこそ
美しくいられる
139番 どちらぞ闇れど
ホーチミン8ミリ 満池谷墓参り
官民駆けっこ 転けかけ仮眠
ジャムパンあんず なんぼやねん
地盤まず 田んぼなん 今は落ち葉
そんなサバサバ 損気は信金
人任せ 偏の作り へそのゴマ
過干渉 夜間人感 小鹿果敢
高2カニ来ぬ 如何にかニコやか
ナタデココ苦手 イカ大根身勝手
見まごう興亡 禍々が門構え
この世のあちらか 影だけ兼ねた
金目のカゲロウ 深泥亀
矢鱈飾るも 奥羽手柄ず
ハネムン 添えもん美味いもん
コラムあと先 数的お籠り
マブダチ散らして どちらぞ闇れど
葉桜がそよそよと風になびく。
散った桜の花弁が汚く車のそこかしこに張りついている。
桜は綺麗だ。
だが、散った後がとても醜い。
そのギャップもいい。
毛虫がよくつくのはいただけないが、基本的に桜が咲くと春を感じる。
こんなに天候が変わってしまって、春を飛び越えて夏が来てしまう状況であっても、春を感じさせる桜がありがたい。
【桜散る】
桜散る。
桜の花びらがハラハラと
私の昔の思い出と共に散っていくこの良き日に。
新しい世界へと旅立ちます
桜散る。
桜散る。
今年は
めちゃくちゃ早かった。
もう藤が咲いてる?
もう少ししたら
GW?
来年はもう少し
ゆっくりと。
桜散る
舞い散る花びらを見て
また来年も満開の桜を見ようって
約束をした
ー愛言葉ー
「ねえ聞いてよ。」
僕たちは何かあったらお互いに一番に報告し合ったり
たくさん話をしてた
もう二度と会えないと分かっていても
やっぱりどうしても一番に聞いてほしい
だから、いつも手紙を書いてるんだ
届くわけがないのに
読んでくれるわけがないのに
僕の感情を載せた文字たちが浮き出て、
君がいるところまで空を旅してくれないか
なんておかしな想像をする僕はまた空を見上げた
僕の言葉が消えてほしくないんだ
君と繋がっていたい
届かないと分かっていても
届いてほしいと願ってしまうこの心がとても痛い
春。新しい生命の息吹が感じられる瑞々しい草木の匂いがする季節。私は桜の化身と出会った。
あれは中学3年の頃である。遊びにかまけていた私は都立の受験に至って危ない状況にあった。今日も塾に行ってご飯を食べて寝るだけの一日になるだろう。そう思ってしまうと気分が重くなる。歩いていると桜並木に出た。どの桜も美しく流麗だった。だが一つだけ格別の木があった。その巨体は大地に深々と根を張り桜の散る儚さと何があっても壊れぬことのないような猛々しさが同居しているような木だった。時間を忘れてその桜を眺めていると一つの青い桜の花びらが落ちてきた。変わっているなと注目していたらその花びらは地面につくと同時に人の女の姿を取った。あまりにもショッキングな光景すぎて私が二の句も告げなくなっていると「ねぇ何をしてるの?」と話しかけてきた。
言葉喋れるんだ…。
彼女?に動揺していると彼女が自己紹介してきた。
予想通り彼女は桜の精で、花が散る頃にまた消えてしまうらしい。それから私は彼女と毎日通学路で話をした。楽しくてそれだけのために外へ出るほどだった。
そんなある日いつもの通り桜の木に到着するとそこに彼女はいなかった。驚いて桜を見ると花は全て散ってしまっていた。悲しくて寂しくて下を向いているとたくさんの花びらがどこからともなく飛んできて私を覆い隠した。綺麗な光景だった。さようならと言われといるとともにまた来年とも取れたものだった。
それから私は冬になってまたこの桜に来た。新芽がピョコッと生えてきて頼りなくとも力強い生命の息吹が感じられた。
お題桜散る
ここまで読んでくださってありがとうございました。
この物語はフィクションです。
更新が遅れて申し訳ありません。
今年も桜散るこの春。
私達は、新たな門出を迎える。
後悔するものもいれば。
新たに挑戦する者もいる。
私は春が好きだ。
桜が咲き、色鮮やかな花が咲く季節。
どんな1年を過ごそうかとワクワクする高揚感。
いつか、また思い出すだろう。
この気持ちを。
桜よ。
また、来年会おう。
【 桜散る⠀】