柔らかい雨』の作文集

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柔らかい雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/6/2023, 12:25:09 PM

しとしと、と雨があたしの肩を濡らす。
突然に降り始めた雨に憂鬱になりかけたがあたしに降り注ぐ雨は柔く、温もりさえ感じた。
なだらかな坂をくだり、高架下にもぐりこむ。いつものように雨が止むのを待つことにした。さあっと流れていく雨は遠く、現実味を帯びていない。雨音に混じりずっと耳鳴りがしていて、それはひぐらしの鳴き声に、少し似ていた。細かな雨がまるで宝石のように柔らかに落ちていった。

11/6/2023, 12:21:38 PM

天気って、どうしてこんなに感情を持っているのだろうね。激しい雨は悲しみとか、雷雨は怒りとか、曇りは落ち込みとか。快晴は朗らかとか、星空は安心感とか。大抵、俗に言うマイナスの感情が雨で、プラスの感情が晴れ。けれど、小雨が温かく感じるのは、何故なんだろうね。



#柔らかい雨

11/6/2023, 12:17:57 PM

テーマ:柔らかい雨 #356

柔らかい雨が降っていた。
その雨は葉に落ち、
ゆっくりと土へと潜っていった。

柔らかい雨が降っていた。
その雨は傘に落ちた。
ポタポタと音を出し、
地面へと流れ落ちた。

柔らかい雨が降っていた。
その雨は水溜まりに落ちた。
ポチャンッと跳ねる音がして
そのまま地面に溜まっていく。

柔らかい雨が降っていた。
その雨の向こうの空には
虹がかかっていた。

11/6/2023, 12:15:53 PM

柔らかい雨

「うわ、最悪…」
雨降ってきてるじゃん。
「傘持ってきてないなぁ…」
私は、雨が苦手である。
前髪は、濡れるし、服だってびっしょり
こんなんじゃ風邪引いちゃうわ…
毎回そうだ。私は天気の呪いにかかっている
のかというほど、天気の運が悪い。
(朝は、晴れだったはずでしょ?)
ポツリポツリと1滴1滴底へ落ちてゆく。
「どうしよ…」困っている私にトントンと
肩を優しく叩かれ、振り向くとそこには
好きな人がいた。
「あの!その…よければ」と、傘を差し出してくれた。えっ…これ逆パターンなはず…
って!その前に―「あの、いいですよ。」と
傘を返す私。(流石に…)「いや、俺傘呼び持ってるし、使ってよ。」と言う彼。
いやいや!好きな人の物とか使えるわけない
手が震える…彼の傘を今持ってる…!
私の顔は、今どうなっているのだろうか。
背中が熱く、顔が真っ赤のように感じる。
ドキドキと胸が、鳴る。
ありがとう…なんて感謝の気持ちを伝えることができない。私は、臆病者だ。
「じゃあ、俺行くね。」と、彼は傘をさし
男友達と一緒に行ってしまった。
「どうしよ…こんなの」私は、傘を見る。
水色で、可愛らしい傘だった。
(可愛いのが好きなのかな?)
でも、あのとき彼が持っていたのは
黒く、大人っぽい傘だった。
たまたまかな?
私は、そのまま彼の傘をさしながら
帰って行く。


次の日―
「あぁー!どうしよ!」廊下は騒がしく
騒がしくしていていたのは、私である。
「うぇー?!あのイケメンから傘を…?!」
私の友達、紗永が騒ぎたてる。
「しーっ!静かに…声みんなに聞こえてる」
小学生以来な感じがする。
こんなに廊下で騒いだことがない。
「ごめんごめん、彼になんていって返すわけ?」「え?」私は、何を言っているのと言うかのように、はっきりとした"え?"を出した。「は?」紗永も、私と同じことをする。
「ありがとうでしょ?!」と、驚いた顔で言う。「いや、お礼は言うよ」当たり前じゃんと私も顔で表す。「「ぷっつ」」
「「はははっ笑」」同じことをし、同じを繰り返すバカ二人組。
こんなバカなことをするのが
私はとっても楽しかった。


帰り道―
彼が見えた。曲がり角のとき
彼が見えた瞬間走り続ける。
すると、彼が走り出す。
ダッダッダッ全力疾走で走る私。
「待てぇ~!!」といい、必死に追いつこそうとするが、彼は、速すぎる。
今どういう状況なの…
これは、バカが出来ることだからやってるのか…?「つ、捕まえた!」私は、そうこう
心の中で思っているとやっとの思いで追いついた。「どうして走るの?」私は、彼に問う
「いや、別にてか、急に走ってきてなんなの」彼も相当疲れているみたいだ。
当たり前だ。帰り道から全然違う所に来てしまっているから=迷子ということである。
最悪だ。やはり運を持っていない。
天気の運だけかと思いきや道の呪いにも
かかってるなんて…ありえないわ。
そう心の中で自分に引いていると…
「あの…?」と彼の声が聞こえ私は、我にかえる。「ごめん、傘だったね。」と傘を差し出して、「ありがとう。」という。
言えた!感謝の気持ち=お礼を!
と思うと不意に雨の粒が服にポタっと落ちてきたように思った。
「「あ、雨だ。」」私達は、ハモった。
すると、だんだんと強くなっていった。
(やばい雨宿りできる所は…)
そう思った瞬時、雨が皮膚に当たった。
柔らかい感触だった。
優しく包みこんでくれている感じがする。
暖かく、心地が良かった。
その雨のおかげか、いろいろあり
付き合う事になった。
という話はまた別のお話。

良い一日を

11/6/2023, 12:14:22 PM

柔らかい雨が私の肌から弾かれて下へ下へと滑り落ちていく。本当に今日の自分は運が尽きていると思った、と言うのもこの数時間前にも、同じような雨に降られたばかりであり、丁度、着替えを終えて帰ろうとした時に2度目の雨に降られたのである。
数時間前の雨のようにすぐ止むだろうと考えていたが、どうやらその考えはハズレたようだ。結局、私は近くのコンビニからビニール傘を買い帰路についた。

雨は、こちらの都合を伺わない。

お終い

11/6/2023, 12:13:05 PM

「さぁ 起きて君の出番だよ!」
眠い目を擦り 欠伸をしながら
小さな体が立ち上がる。


大きな蓮の葉っぱを杖代わりに
最初は、野菜や植物達に
恵みの雨を

次に池や、湖に水を溜めて
動物達に 憩いの場所を

最後は、雨上がりに 反射する
虹の光を
傘を閉じて、空を見上げる
  人間達に!!


   優しい雨の妖精の贈り物

     柔らかい雨

11/6/2023, 12:13:05 PM

『心模様は豹柄』
朝焼けは深呼吸 心の具合はどうだろう? 密林の奥に本当の気持ちを隠している 整理できない感情散り散りと いつか豹に狩られてしまいそうだ こんな時は雨を浴びたい 晩秋の雲が呼び込んだ雨は こんなにも柔らかく頬を伝った

11/6/2023, 12:10:56 PM

柔らかい雨

痛いなあって思う雨も、溶けて自分のものになる雨も、同じ雨なのに、周りに影響されたりして形が変わっていくんだ。柔らかい雨は涙に似てるから好き。手のひらに落ちて、誰のものでもなくなる前にせめて受け止めたいな。そしたら、案外自分が救われちゃってるんだ。

11/6/2023, 12:09:39 PM

打たれながら眠る君を思う。
君に等しく幸せが降り注ぎますように。

11/6/2023, 12:08:05 PM

ぽつぽつと降る雨の中歩き続ける。
どこへ行けばいいのかさえ分からないままで。
「貴方のことは、もう好きじゃないの。」
「───だから、さよなら。」
彼女の美しく冷たい声が頭の中に響いて視界が霞む。
歩いているうちに傘はどこかへ飛んで行ってしまった。
「ひぐっ、うう、ああ」
溢れ出る涙はもう止まってはくれない。
優しく柔らかい雨がまるで慰めてくれるかのように体を濡らしていく。今日は雨が降っているから涙がバレずに
済んで良かったなんてことを考えてしまう。
「これからどこに行こうかな。」
もうどこを歩いているのかなんて分からない。
ただずっと、遠くへ行くために足を進める。
雨はまだ降り続け、空も灰色に染まったままだ。
そんなふらふらと歩く彼の姿を雨は悲しむかのように
雨足を強めた。

『柔らかい雨』

11/6/2023, 12:07:48 PM

夕立ちにやられて冷えた体に
あたたかなシャワーを浴びせた
お湯が降ってきたら
2度も水に当たらずに済むのだろうか

11/6/2023, 12:03:27 PM

柔らかい雨

体に穴が空きそうな雨。
そんな雨が好きだという君
小さな君
横断歩道
信号無視
ブレーキ音
耳鳴り
赤赤赤赤赤赤

体に穴が空きそうな雨。
本当に体に穴が空いてしまった小さな君

また雨の日が憂鬱になる。
自覚させられてしまう。
柔らかい雨が当たり前じゃないことを

11/6/2023, 12:02:57 PM

柔らかい雨

晴れてる空の隙間から
細く儚く
暖かな光を受けて
キラキラと輝きながら降りそそぐ
そんな優しく柔らかい雨なら
傘をささずに歩いてみようかな

11/6/2023, 11:58:27 AM

柔らかい雨



「ほんとはね」



降るなら土砂降りがいい

柔らかい雨だと

蒸し暑いし、髪の毛がくるくるになる


あとちょっと切ない


柔らかい雨は、、、

包み込んでくれるような雨?

鬱陶しいもの?

心が晴れそうな気分になる?



その気持ち分かります。すごい分かります。

でも、ちょっと切なくて寂しくなります。

何かが消えるような 儚い感じがします。


そのように感じる理由は、

今の私が「寂しさと少しの後悔」を抱えてるからだと思います。


人の感情によって

天気の感じ方が左右されるのでしょうね。







ー「寂しさと少しの後悔」の意味ー ※私情です。


「○○の後悔の中に私が居て欲しくない」

この言葉を言ったことに少し後悔を感じている。

なぜなら会う時間が減るからだ。
やだもん、会えないの寂しいじゃん。

これは紛れもなく本心。

だけど、この気持ちだけで動いちゃいけないよねぇって思ってる

・一緒に後悔する覚悟を持つべきなのか
・感情のまま会うべきなのか
・それとも4ヶ月我慢するべきなのか


多分、1番下が良い選択肢なのだろう。

相手を本当に想うならば??
(これは本人に質問した方がいいね。決めつけは良くない。)


今出た答えは…

A.相手の支障がない時間に会えばいいのでは?


めっちゃ単純で薄い答えが出たかもしれない。



まぁ、何とかなるか。

好き も 寂しい も 言える時に素直に言うのもいいかもね

理性って大事だけど それだけじゃ生きていけない

11/6/2023, 11:58:04 AM

柔らかい雨は私の頬を打ち
すーっと流れ落ちた…

何もかもがどぉでも良くなり
空を見上げながら途方に暮れていた。

「にゃ〜っ」

1匹の猫が私にスリスリしてきた。

「君も1人なのかい?」

「にゃ〜っ♪」

嬉しそうな声で鳴いた。

「一緒だね♪」

頭を撫で撫でしてると
不思議と気持ちが楽になって
自分はなんてちっぽけなんだろうと
猫も一生懸命に生きてる。

「行くとこ無いなら家来るかい?」

猫は頭をスリスリしながら

「にゃ〜っ♪」

「よっしゃ!決まりぃ♪」

なんだか賑やかになりそっ♡♡


名前は空にした。

人間と動物も縁だよね♡

11/6/2023, 11:57:59 AM

柔らかい雨

昔、縄跳びで二重跳びの練習をしていた。なかなか飛べなかった。突然雨が降ってきた。
でも、その雨は
柔らかかった。
雨もあたすぃのこと応援しているのかしら(ฅ///ฅ*)テレテレ💕
何回も何回も練習しているとやっと飛べるようになった!
その時もダイエットしてた
0.1gしか痩せなかったᕙ( ˙꒳​˙ )ᕗ

11/6/2023, 11:53:04 AM

300字小説

待ち人来たり

 霧雨の中、誰かに呼ばれた気がして、見知らぬ喫茶店のドアを潜る。
 カウンター向こうのマスターが私を見て、目を細めた。
「いらっしゃいませ。お待ちしておりましたよ」

 カウンターに座った私にマスターはコーヒーと一緒に古い腕時計を出した。
「こちらのお客様がお待ちでした」
 引っ越しのときに無くしたと思っていた祖父の腕時計。
「性質の悪い業者に掠め盗られ、ネットオークションを転々とされていたそうです。その後、うちの店に来られ、貴女を待っておられました」
 不思議な話に首を傾げつつも、礼を言い、時計を受け取り、コーヒーを飲んで、店を出る。
 柔らかな雨が上がり、秋陽が差す。腕に巻いた時計が、軽やかな音を立てて動き出した。

お題「柔らかな雨」

11/6/2023, 11:52:40 AM

柔らかい雨
に打たれて、
瞳閉じてみる。
瞼に映った景色も、笑顔も、
その全てが等しく愛おしい。
ありがとうも、さよならも、
何も告げず、
この手を離してしまったけれど
今もなおあなたの幸せを願っている

11/6/2023, 11:52:16 AM

#46 柔らかい雨


慈愛の降り注ぐその先には、
槍のような天水が襲い掛かっていた  
      2023/11/7

11/6/2023, 11:52:04 AM

柔らかい雨

金色の羽毛のような
柔らかい雨
ふわふわとあなたを包む

通学路の落ち葉のような
騒がしい雨
かさかさとあなたを揺らす

おびただしい数の雨粒が
街路樹の
そばの側溝を目指し流れつづけるならば

あなたが想う色とりどりの鳥たちは
そのくちばしにいちょうの葉をくわえて

羽ばたくことをやめないのだろう
雨がやまないかぎりは

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