『柔らかい雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#柔らかい雨
あまやどりなかなか止まぬ霧雨に
飛び出し走り纏わる雨に
夏に降る少し冒険はやしにも
木漏れ日当たり輝く雨に
進路について考えたい、志望校は決まってるけど、勉強法わかんない、。誰か相談乗って欲しい
雨の日に新調したばかりの傘を差して歩く。
土砂降りは困るけど、ポツポツと降る小雨の時、傘にあたる雨音に耳を傾ける。
そういう日は雨でも楽しい。
優しい雨でも
哀しさは感じ取れる
柔らかい雨にしたのは
傷ついたあの人の最後の優しさかもしれない
無難に霧雨は柔らかいと思うけど、春の突き刺すみたいに強い土砂降りの時の生ぬるい空気も柔らかいと思う。濡れるのを厭う方ではないから雨は良い。
「柔らかい雨」
雨にやわらかいもかたいもあるものか。
雨に濡れたいときだってあるでしょう。
そういうときよ。
そっか。いや、いまいちわからない。
やっぱり?
最近CMでやってるけどマイクロナノバブル的なシャワーヘッドがめっちゃ気になっている。顔面に油性マジックするのは正気の沙汰じゃねーなと思うけど、顔面お月見クレーターにカテゴリされる吾輩のデコにも優しいのか否か。
「柔らかい雨」
読んでいた小説から目を離し、座っていた軒先から庭に目をやる
雨の匂いがしたからだ
でも、空は明るいままだ
しばらくすると、ポツポツと庭石が濡れ始める
花も雨粒が当たる度にユラユラと弾んでいる
「狐の嫁入り……か?」
小春日和の今日、どこかの誰かが
幸せになる先触れだったのかなと思えば、
突然の雨も存外悪くないものだ
ふわっと金木犀の香りが濃くなった
小説の中だけじゃなかったな
現実だってこんなに愉快で幸せが充ちていた
だから、しばらく幸せな心地を楽しんでみることにした
「柔らかい雨」
とても良いテーマだと思う
僕は雨を硬いとか柔らかいとかで表現はしていない
状態としては液体だ
水の分類では硬水や軟水ともいう
そう考えると柔らかいのもありなのかな
調べたところ「柔」は形を変えても戻る柔らかさ、それに対して「軟」は形が戻らないとのこと
でました!日本語マジック!
状況によって使用する漢字が変わる
小学校の漢字テストでよく悩まされた
コレ!どっちでもよくない?っていうものあった氣がする
でもそこが文化であり、日本語の良いところでもあるのかな
淘汰されずに残っているってことはそういうことかな
「柔らかい雨」コレから使ってみようと思った話
子供-「今日雨降るのー?」
僕-「うん、柔らかい雨が降るよー」
ソレハチガウカw
☆柔らかい雨
窓から見える景色は、雨。だけど、いつもとは違う。今日は、ふわふわとした柔らかそうな雨。雨は嫌いだけど、今日は好きになれそう。
しと
しと しと
しと しと
しと しと
しと しと
しと しと
しと
しと
しと
春の朝
柔らかい雨
窓から見える灰色の空は
思いの外、仄明るく
しと しと
しと しと
しと しと
しと しと
しと しと
しと
僕は目を瞑り
耳に届かない雨の音を聴く
君いない朝は、こんなにも静かなのか。
静まり返る森の中、辺りは真っ白でこの道はどこへ繋がっているのか分からない。少しひんやりする空気を感じながら、ただ黙々と歩みを進める。
ふと気配を感じた方に目を向けると、一頭の牝鹿が木々の隙間からこちらをじっと見ている。
あなたは誰だろうか。
きみの指先の冷たさが
気にならなくなってきた
この季節
草木は新芽を出し
日を重ねる度
緑が濃くなってゆく
どんな色の花が咲くのか
楽しみに待ち焦がれている
きみに
柔らかい雨を
「柔らかな雨」
自分のこころ
次第
そうありたい
柔らかい、雲が、大きくて、大空が、雲と、まざった青い空
春先の雨は柔らかい。あなたはそう言って傘を畳むと降り出した雨を味わうように肌へと塗り込んだ。
やめなさいよ、と私は笑って止めたが雨に濡れた彼女の肌は美しく、どこか羨ましいものを感じる。
少し傘をどけて手のひらに雨を集め、おもむろに顔に当ててみたが、顎髭の硬さにそれは邪魔されてしまった。
不老不死の鈴夜さん
『柔らかい雨』
文字通りの柔らかい雨は本当にあるのよと、不老不死の鈴夜さんが言っていた。
「あれは大正の終わり頃、えっと下野国……今の栃木県のある村での事よ。秋の頃に雨が降り続いた夜更けに『狐の嫁入り』を見たの」
「夜に狐の嫁入り、ですか?」
僕は月夜の晩に降る雨を想像した。
「あら、狐の嫁入りは何も晴天の雨とは限らないのよ。でね、はるか遠くの林道に赤い灯が5か6つ、ポウッと灯ったら、次の瞬間には数えきれないほどの灯りがパッと灯って、増えたり減ったりしながらチカチカと明滅して電飾みたいに舞っていたの。蛍では無いのよ、動きがね……全然違うんですもの」
身振り手振りで、振り子のように揺れ動く灯りやグーパーで点滅を表しながら、鈴夜さんは説明してくれた。
「その時一緒に見たオババは『ホレ、鈴の音がシャーンシャンってするべ、狐の嫁入りだがら、余り見るんじゃねぇ、化かされる』と教えてくれたんだけど、自分には鈴の音は聞こえなかったのよね」
鈴夜さんはそういうと、ボンボ二エールからリキュールボンボンを一つ摘まむと口に放り込んだ。
「あの夜の雨は、白狐の毛並みみたい細くて、銀に輝く毛並みのように柔らかな雨だったわ。肌を刺すような冷たさも無くて、暖かいくらいだったの」
言い終えると、鈴夜さんは頬杖をついて窓の外を眺めた。
換気にと明けられた窓から、どこからか微かにシャンシャンと鈴の様な音がしている気がする。
「最近の雨は、人を打ってばかりで優しくないものね……」
そうぽつりと呟くと、彼女は何かを懐かしむように目を閉じた。
柔らかい雨。
「自分がされて嫌なことはしちゃダメ。」
相手は加減を知らずに傷つけてくるのに?
そんで君は傷だらけなのに?
優しすぎるのも困りもんだね。
『柔らかい雨』
突然降り出した雨は
音もなくあたたかくて柔らかい雨だった
私の苦悩を洗い流してくれそうな
キラキラ光る雫だった
#柔らかい雨
例えば…
雨上がり寸前の
虹がかかりながら降る雨…
紫陽花の葉っぱの上にいる
カタツムリを濡らしている雨…
母が虹の橋を渡ったときの
優しく降った雨…
それから…
大好きなあの人の手を
離して上げたときに降った雨…
この時だけは
叩きつけてくれた方が良かったのに…