『枯葉』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
手放そう。
愛情への執着。
今まで理不尽な扱いばかり受けてきたよね。愛されようとして、たくさん頑張ったのに、報われなくて、泣いていたよね。寂しくないふりをして、良い子を演じてきたよね。
結局誰にも愛して貰えなかった。
だけど、誰もが嫌うような、その感情だけが、自分を愛そうとしてくれたこと、覚えていよう。
自分を愛せない人間に、他人は愛せないって言葉に、傷つけられてきたけど、私が私を精一杯愛そうとした証拠が、ここにある。
だから、もう大丈夫。
理不尽への苛立ち。
我慢して飲み込んできたこと、たくさんあるよね。誰にも気づいて貰えなくて、苦しくて、悔しくて。だけど、それをぶつけてしまったら、今までの我慢や苦労が水の泡になる。そんな恐怖に苛まれたし、全部どうでも良くなって、自ら間違いを犯してしまったことだってある。自分のことを、さらに許せなくなったよね。
理不尽に対して怒りながら、その裏では自分ばっかり責めていた。本当は、人を幸せにしたい。自分だけが、不幸でもいい。そんな綺麗事の中にいたかった。
けど、自分をいちばん大切にしないとダメだって、この苛立ちは教えてくれてる。
だから、もう大丈夫。
今まで、ずっと守ってくれていたのに、気づかなくてごめんね。
ありがとう。
#枯葉
永遠なんてない
枯葉を眺めるのも後何日かな
枯葉
「パキパキッ」
近所の子どもが枯葉を踏んだ。すぐに砕けてしまった。
ww
人間の意思のように脆くてすぐに砕けちゃう。
ほーんと世界は不思議なものだよ
木は春になると花を咲かせ、夏になると葉を大き
くさせ、秋になると実をつけて、冬が近づくと葉
を落とす。冬が近づき、今私は柿の木の近くにい
てな、ここにある柿の木は実どころか、葉まで落
ちていった。そんな柿の枯葉に埋もれながら考え
る。この枯葉と共に、生き物もいつかは死んで土
にかえる。それは、私も同じだ…最後に、こんな
最高な布団の上で静かに死ねたらどれほど幸せ
か…自然を感じながら、その自然に帰る。そうい
えば、柿の花言葉は…「広大な自然の中で私を永
遠に眠らせて」だったけな…だとしたら、遺言に
この柿の枯葉を挟めておこう。
夕暮れの神社で別れを告げた。
どこに行っても友達だよなと、強く拳を握りしめる。
ずっとうつむいたままのお前。
どれだけ強がってみても、海を渡ったら別世界だ。
一緒に上級生をぶっ飛ばそうと約束した夏はもうとうに過ぎて、枯れ葉舞う季節に俺達はお別れする。
大人の都合でしか、俺達の住む場所は決められない。
振り回されて、やっと気の合うお前に出会えたと思ったら、今度は海の向こうへと引っ越してゆく。
こんなんじゃ、一生の友達なんて作れやしない。
でも、お前とだけは、もっとずっと一緒にいたかったな。
何をやってても楽しくて、生きてるって実感出来て、周りの奴らには呆れられてバカにされても、俺達二人が笑っていられれば、それで良かった。
「スマホ、買ってもらえそうか?」
「ムリだよ。姉貴だってまだ交渉中なんだから」
「LINEとかって使えれば、いつでもダベれんのにな」
「文字ヅラで話して何が楽しいんだよ」
肩組んで二人で撮った写真。
親父にデジカメで撮ってもらって、写真サイズでプリントしてもらった。
それをそっと、境内の社の中に隠し入れる。
ずっとここに、俺達の思い出が残り続けるように。
俺達が大人になっても、こんな時代があったことを忘れないように。
「じゃあ、行くわ」
「俺があげた遊戯王カード、持ったか?」
「いらねえよ。俺の方が強いし」
「ふざけんな。俺の方が2勝してんだよ」
よく言い争ったけど、喧嘩はしなかった。
お互いに、似た者同士だって気付いてたのかもしれない。
クラスで孤立して、学校で孤立して、上級生に睨まれて。
別にお前の家庭の事情なんかどうでも良かったけど、母親が家を出てったと聞いた時は、何とか笑わそうと必死になった。
俺に出来るのはそれくらいだったから。
「バイバイ」
「ああ、向こう行っても元気でな」
「上級生相手に無茶すんなよ」
「お前がいなきゃ…何にも出来ねえよ」
海の向こう。
定期船に乗って、片道約30分。
彼らが中学生にでもなれば、一人で船に乗っていつでも会いに行けるだろう。
でも、今は小学生の彼らには、海の向こうは別世界なのだ。
枯れ葉を踏んで、境内を駆け出す。
あいつに背中を向けて、この涙に気付かれないように。
遊戯王カードは、しっかりポケットの中にしのばせて。
鮮やかに芽吹き
弾ける時を超え
繋ぐ次代を育む
つむじ風に舞い
欠片を散らし
大地に眠る
―「枯葉」―
最初に教わったJazz Piano
枯葉のコードはゆっくり左へ
そしてまた右へとのぼってく
美しい和音のその中で
泳ぐ主旋はおしゃれさん
時間がくるまでひたすらに
心地いい音かきわけて
『落ち葉と』
柔らかい風に触れる 両手が溶けて空中に ひらひら
ふわふわ 見えなくなって 私に翼が生えました
羽は落ち葉と戯れる やがて小さな旋風になって
雨はまだかと空へ行く
□
空は澄んでいる。冬を食めば肺が凍った。瞬くオリオンの点と点を結ぶこと幾数十。どこからともなく陽だまりの声が聞こえてくる。永く途方もない旅の終わりに春を探している。枯葉が土に還る音を合図にして。
『枯葉』
枯葉が舞う頃は心が踊る。
何故かは分からないが、地面にへばりついている落葉が、
意を決したように踊り始める風の日が好きだ。
金木犀はとうに咲き落ち、
雪が降るようで降らないような、
コートが要るようで要らないような、
そんな晩秋に僕は生まれた。
だからだろうか。
お題「枯葉」
森の地面に黄色や茶色の葉っぱが幾つも重なる。
それは土の中に眠る生命たちへの掛け布団のよう。
これから少しの間、その葉っぱの掛け布団を被って、生命たちが眠る時が来る。
暖かくなったらまた会いましょう。
おやすみなさい。良い夢を。
共感するな
枯葉。
もう出し切った生命力。
今度、燃えれば
灰になるだろな。
今度は生まれかやるなら、枯葉より
やはり
花が良い。
もうねよ、
こんなの見てくれてありがとう
お休みなさい
マジでしんどい。
私が枯葉状態。
疲れを紛らわそうと
缶チューハイ、
半分も飲まずに、
胃もたれと吐き気。
疲れ悪化。
全く飲めなくなってる。
枯葉は落ちたら人に踏まれてしまうか風に飛ばされて自由に飛び回るかの2択であろう。
風に飛ばされたなら枯葉は新しい景色、様々な人間を見るだろう。
これから様々な、新たな景色を見るために私は希望を持って飛び降りた。
枯葉のように朽ちていく。
<枯葉>
「こっちだよ」と呼びかけられ
「まてまてまて」と追いかける
風と戯れ散歩道
__枯葉
薄暗がりカウンターの奥から
枯葉のような含み笑いのマダム
「あんたはまたやってくるのさ」
猫の影が忍び足でドアのベルを鳴らす
♯枯葉
気が付いたら森の中に寝ていた。
見知らぬ場所である。
私は制服を着ているのを確認する。
自分の高校の制服。
名前は…ちゃんとわかる。
胸のポケットから生徒手帳を出し、
記憶と相違がないか確認する。
少し離れた場所に靴が転がっているのが見えた。
他に自分の持ち物らしきものは…?
手足が動く事を確認し、靴を履き、周囲を探索する。
シャク、シャクと森に積もった枯葉が音を立てる。
水音を頼りに沢に出た。
このまま川を下って行けば人里に出るのかな?
見慣れぬ植物に嫌な予感を覚えつつ、
ズキズキとしてくる頭を抱える。
これって…もしかして異世界ってやつ??
学校の階段から落ちたのは覚えてるんだよなぁ。
シャリ、シャリ
と歩を進めれば進める程に枯葉を踏み潰す音がする。
なんだか、シャーベットを食べた時の音みたいだ。
秋なのに、夏を感じた。
_______________
「枯葉って、ポっきん食べた時みたいな音するよな。」
下らない、なんて思ってしまったけれど、私も思っていることは同じだ。
「せやね、確かに、ポっきん食べた時みたいな音やわ。」
ここの所、こんな会話が多いのだ。日常的で平和な会話。
烏滸がましいことはわかっているけれど、私はもっと彼と色んな話をしたい。
勉強の事、部活の事、なんでもかんでも。
私は彼を知りたい。
わが子が小学生の時のこと。
夏休みの宿題だった絵画で、彼はカブトムシを描いていた。画用紙の真ん中にどーんと1匹。周りにも数匹...。当時ケースに入れて飼っていたカブトムシの絵だった。
カブトムシの周りは枯葉などのおがくずが敷き詰めてあったから、わたしは当然茶色っぽい色で塗るのだと思っていた。
仕事から帰ってきてふと絵を見ると、カブトムシの周りが緑色に塗りつぶされていた...。
なんで緑?
彼いわく「この色やん...」
子どもの感性って凄いなと思いつつも、不思議だなぁと思っていたわたし。その時は、「ああ、そうなんや...」と受け流した。
後日、実家の母と話していて、ふとその出来事を話したら、「あ! あなたに言ってなかった?!」と何かを思い出したような母の口ぶり。なんのことかと思ったら、実はわたしの家系には色覚に障害があるのだとか...。
初耳だった。
色覚障害は男系に遺伝していることが多いらしく、母はわたしに男の子が生まれたら伝えておかなければいけないと思ってはいたらしいが、すっかり忘れていたのだそうだ。
兄に色覚障害があることもその時初めて知った。
ほどなくしてわが子を眼科へ連れていき、検査を受けたら、茶色と緑色の区別が非常に難しいことがわかった。
あーなるほど。だからおがくずを緑で塗ったのか...と腑に落ちた。思い出してみれば、下書きしたカブトムシを塗る時も、どの色でぬろうか?と聞いてきたのだった。
さらに振り返ってみれば、幼稚園入園の際に受けた面談時に、先生から色鉛筆の色を尋ねられた彼は、ほとんど答えられなかった。言葉が遅かったのでそのせいだと思っていたけれど違ったのだ。
ごめんね...気づいてやれずに。
幸い、色覚障害が生活に及ぼす困難はほとんどないようだ。
ちなみに、バックが鮮やかな緑色に塗られたカブトムシの絵は、思いもよらず、ある絵画展で入賞したのだった。
タイトル【嫉妬】
文字数 575文字くらい
公園に設けられた青いベンチに座って、自販機で購入した缶コーヒーを飲みながら、覚醒した時のように惚けていると、電球頭の男がひとり、公園に入って来た。
遠目ゆえ、歳はハッキリと知れないが、仕草から察するに若く見える。三十、いや、下手するとそれより若いと思われる。
公園に誰が入ろうと、気にも留めないのが普通だろう。しかしその男は違った。それというのが、何を思ったのか猿の如く木に登るや否や、狂ったように葉を毟り始めたのである。まるで羅生門の老婆だ。きっと気狂いに違いない。
眼前で何かが起きれば、気になるのが人のサガというやつで、無論、それは私もそうであった。
男に近付いて私が下から、
「何をやってんですかい?」
その声を聞くと、男は振り返ってつとめて和かに、
「いえいえ、ただの憂さ晴らしと言いますか、嫉妬のようなものですよ」
「どういうことで?」
「木はね、寒くなると葉を散らすじゃないですか。それで温かくなると新しい葉が生える。ぼかぁ、どうもそれが許せないのです。人は禿げりゃあ、二度と生えない場合が殆どでしょう。僕は見ての通り、こんな頭ですからね。まだ二十歳だってのに。頭はてらてらと眩しいのに、毛髪はお先真っ暗ですぜ。ですからにくいのです。何度でも葉を生やす、木の野郎が」
その答えを聞いて、益々この男は気狂いだと、私は思った。