『枯葉』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【枯葉】
秋
地面を絨毯のように覆い尽くす銀杏の葉
晴れた日、銀杏並木から見る東京駅は赤青黄のコントラストがとても綺麗
【dead leaves】
Autumn
ginkgo leaves are cover ground like a carpet
On a sunny day, the red, blue and yellow contrast of Tokyo Station seen from the row of ginkgo trees is very beautiful.
「枯葉はただ朽ちるだけではない。土に落ち、それが微生物に分解され養分と化し、新たな生命を生む。一見不要に見えて無くてはならぬ存在なのだ」
それは、と確固たる口調でぼくに言った。
「君も一緒だよ───少年」
先輩はそろそろ卒業だ。あの時、ぼくを救うあの言葉がなければ今頃こうして先輩を見送る事すら出来なかっただろう。いじめによって、不登校となり自室に引きこもるだけだったぼくを連れ出してくれた。
彼女が生徒会長だからでは無い。きっと彼女の本質が、ぼくを再び歩き出させてくれたのだ。
すっかり葉が落ちた寂しい木々。でも春になれば、秋に落とした枯葉のおかげで桜が満開に咲く。去り行く先輩の背中に、ぼくは"決意"を口にした。
「後は任せて下さい、先輩」
「ふっ……そうだな。頼んだよ、"次期生徒会長"」
枯葉は人間のようなものだ
冬に少し芽生え
春には青く実り
夏には健やかに育ち光合成を行い
秋には綺麗な紅葉となり
枯れ果て朽ちる終末を遂げる
人間もおなじだ
ただ、枯葉にも綺麗なものがある
それは秋に綺麗な紅葉を迎えた葉のみだ
枯葉
枯れ葉の時期終わってる…
枯れ葉が散ったのち
いつもならとても寒い冬なのに今年はそうでもない
心も暖かいからなのかな?
少なからず私を温めてくれる人がいる
でもなんとも言えない関係。。。
今は2月
もう少しで春
緑の葉が出てくる
そしたら私の心も春になりたい
と一瞬思った
枯葉は、結構好きだ。
落ち葉を踏みしめた時の、カサリとした音と感触。
松やどんぐりの木の下の土が、
枯葉の絨毯に覆われる季節。
枯葉を集めて燃やした火の美しさと煙。
感傷に浸りつつ、芋を焼いて食べた時の甘い幸せと、
終わった後の秋空の心地良さと切なさ。
新緑も良いものだが、枯葉もまた、良いものだ。
若くとも、老いようとも、それはそれなり、
その日その時を楽しみつつ日々を過ごす。
そんな風に生きていけたらと思う。
ゆらゆらと
最後の枯れ葉が
今にも落ちそうで
寂しげに見ていた私に
葉が教えてくれたのは
「役目を終えたからいいんだよ」って。
忘れられない恋に
しがみついてる私には
その葉がとても美しく見えた
#枯葉
枯れ葉の舞う季節になってきたかな。などと自分でもよくわからないことを書いてみる。
今のジャンプで読むものはいろいろあるんだろうけど、アンデラ、呪術、ワンピースくらいしかちゃんと読んでない。おまけで大罪、時々ロボ子か。
今週は呪術が休みだった悲しいね。なのでアンデラとワンピースの感想だな。
アンデラ、やっぱビリー様はええな。持ってるだけというセリフは地味に味わい深い。過去編や二週目ならではのセリフは読んでて気持ちいい。おっ、このセリフはあれですな、というやつ。
不通の悲劇と慟哭、いいよね。そしてそれを力業で防いでハッピーに向かうのが気持ちいい。
戦争編は否定者が三人いるしあと二回はやるのかな。ビリー様いるしもっと掘り下げてもおかしくないけど。いやぁ楽しみだ。
ワンピース。新しい場所で新しいことをしててもどこか見慣れた感じがするのは大物というか水戸黄門味があるな。悪くいっちゃうとワンパターンなんだけど。
でもよくいえば王道だからやっぱり安定した面白さがある。こうして読んだ感想を噛みしめると特に書くことないな。いつも通りのワンピースだったとしか。
まぁいいや。大罪はエンジンかかるの遅かったというか遅いけどまだ取り返せるか? 打ち切りは回避してほしいようなどっちでもいいような。
ロボ子、ロボ子ってこれで合ってるか覚えてないけどロボ子は地味に面白い。パロネタ以外は微妙だけど。
こんなもんか。坂本とかヒーローは流し読みだから感想書くほどじゃないから終わりにしましょ。
「ごめんね、お休みの日に付き合ってもらって」
少し緊張した面持ちで車のハンドルを握るのは、若葉マーク貼りたてのオレの彼女。
「いや全然。真っ先に助手席に乗せてもらえるなんてすげぇ嬉しいって」
仮免中の練習も乗ってはいたのだが、それでも「一人だと心細くて」と誘ってもらえるのは彼氏冥利に尽きるというものだ。
無事買い物を終え、あとは彼女のアパートに帰るのみとなった今「じゃあお礼にお茶でも」と言われ部屋に上がりあわよくば…と考えるのは男として自明の理。
つまり若干どころじゃなく浮かれていたのだ。その時横道から前に入った軽自動車を見て「あ、前の車、枯葉マークついてるから気をつけてね」とよく考えもせず発してしまう程度には。
「え?」
「いや、あの年配の人が車に貼る」
カチカチカチ
彼女は不意に左折のウインカーを出し、車を脇に停めハザードを焚いた。初心者とは思えないような流れるような所作だった。
「え、どうしたの?」
正面を向いたままの彼女に恐る恐る声を掛ける。
「枯葉マークって何?」
その声を聞いた瞬間、浮かれ上がっていた心が地にめり込んだ。その声も、こちらに向いた目も、いつもの穏やかな彼女からは想像もできないような冷たさだった。
「え、あの、高齢の方が車に貼る」
言いながら思わず背筋が伸びていく。
「そうじゃない、あれはもみじマーク、または四つ葉マークっていうの。70歳以上の人が加齢に伴って生ずる身体の機能の低下が自動車の運転に影響を及ぼすおそれがあるとき貼るものなの。君、さっきなんて言った? 枯葉マーク? 君は高齢の方のことをもう人生の終盤あとは落ちるだけの枯葉ですね。まじうけるカッコ笑いとか思ってるわけ?」
「いえ、そんなことは」
決して、という前に彼女が言い募る。
「思ってないならそんな無神経な言葉出てこないよね? わたしが子供の頃からおじいちゃんおばあちゃんのこと大好きで、君も随分お世話になったと思いますけど、そんな人たちのことも君は心の中では枯葉呼ばわりして」
「ません! すみませんでした! 一緒にいるのが楽しくて浮かれすぎちゃってよく考えもせず見て思ったまま枯葉っぽいマークだなって思ってたのをそのまま言っちゃいました。もう二度と言いません!」
誠心誠意の謝罪はどうにか彼女に伝わった。
だが、部屋に上がり込む雰囲気でなかったことはいわすもがなだろう。
みんな、正式名称はちゃんと覚えよう!
そして高齢者への敬いの気持ちは大切にね!
この枯れ落ちた葉を見て春に咲く桜を思い出す人は居ない。春にだけ好きとか言って都合がいいほんとに。花が散ったらまた私の事など忘れてしまうくせに。
雪も溶けはじめ
春の萌し
しかし雪溶け跡には
枯葉が…
冬の寒さに
堪え忍んだんだね。
お題
枯葉
色とりどりの枯葉が舞って光に透けるのを見ている。
賑やかな枯葉の上を歩く。
暖かい光の中、ざくざくと音を立て。
怯えるような音はもう一切ない。
🍂枯葉🍂
カサカサ
枯葉を踏みしめて歩く
足元から森の香りがする
ふかふかの枯葉のベッドに
きつねがスヤスヤ眠ってる
まあるくなって
しっぽもふわふわ✨
枯葉色に同化して
まるで大地の一部みたい✨
たくさんの命を育む
冬の枯葉ベット🍂
春はもうすぐ🍀
ふと頭上を見上げると、裸だらけの枝に一枚、オレンジの葉がぶら下がっていた。
まるで季節に置いていかれたかのようだが、なぜか眩しく映る。
自然と、スマホのレンズを葉に向けていた。シャッターを切った瞬間、思わず目を瞑る。
そこに葉はいなかった。軌跡を追うように視界を下げていくと、他の枯葉たちの海に沈もうとしている。
しゃがんで掬い上げ、身長と同じくらいの位置にあった枝の生え際に乗せた。
あんなに眩しかったのに、ひどく褪せて見える。
まさに、一瞬の輝きだった。だからこそ目を引いたのかもしれない。
もう一度カメラに収めて、樹の根元にそっと置いた。
お題:枯葉
枯葉
体を震わせる風が吹く秋の夕暮れ。
見上げた先の空に溶け込むような色を付ける紅葉たち。
地面には空から落ちてきたのか?と思わせる色の付いた葉たちがかさかさと話をしている。たまに風と踊りながら優雅に場所を変えては着いた先でまたおしゃべりをしている。
そんな事を考えながら自分の隣で傍若無人に空から落ちた葉をがさがさと、音を鳴らして楽しんでる人を見る。
そんな行動でさえ可愛く見えるのは、人肌恋しいとかそんな理由じゃない。
大きくなった君はいつの間にか目線の高さも合うようになり、言葉遣いも大人になった。そして、色んな事があって今、自分の隣に君はいる。
大人になったら失われる無邪気さ、君はそれをいつまでも持っていて、大人になったら忘れてしまう楽しさ、君はいつまでもそれを忘れない。
楽しそうだね
うん!今しか出来ない事だから!
大人になった君の、自分にしか見せない子どものような笑顔が好き。
今が秋の夕暮れで良かった。
#36 『枯葉』
サクッ
仕事帰り、ボォっと歩いていた
足下を見る
枯葉だ
いや、バラバラになった枯葉だったものだ
すると、風がその足下を吹き抜ける
枯葉だったものは天へと舞っていく
私もつられて、顔を上げる
その刹那、ビルの合間に流れ星が走っていった
…明日は何か少しいいことがありそうだ
枯葉
街道沿いにあった職場の前に
桜の木が三本あった
桜の時期が終わり秋になると
道いっぱいに枯葉が積もる
街道沿いの店舗は、歩道の枯葉を毎朝きれいに掃除するカーディーラーや、遊戯店もあるが
その他は放置、風で飛ばされるのを待つ
うちの店はと言うと、敷地は広いが従業員がいないので、普段は放置
そこで、天気のいい、風邪のない日
私が時間潰しに歩道を掃除をする
サボりだ!
綺麗になるのは気持ちいい
でもそれをゴミにすると結構な量になる、産廃にはできないので、植え込みに捨てる、なのでまた飛んで行く
この繰り返し
秋のサボりのルーティーンだ
「枯葉」
枯葉は嫌いだ、
夏が終わると冬にかけて、秋色の紅色に染まったり
儚く、枯れ落ちる
なんと醜い姿なのだろう
そんなでも、枯れ落ちる姿は綺麗だった
人生も葉のようだ
大人になるに連れて、紅色に染まり
枯れるような茶色になり、最期には枯れ落ちていく
枯葉が、今まさにその俺だ
苦しい、痛い
醜い感情が、哀れな感情が湧いていくる
誰か、助けて
ここから逃げ出したい
誰か……
「ろんか、!ろんか!」
「…っ、めぐ、み?」
「そうだ、俺だ、大丈夫か?」
「ん、大丈夫」
枯葉になっていた部分がもとに戻っていく
あそこで、助けてくれなかったら
俺は、枯葉になっていただろう
枯葉。
今の私は枯葉のようだ。
確かにかれる前まで花を咲かせてた
だけど、そんなの一瞬だったよ。
綺麗に咲いてた花に戻りたいな。
枯葉
秋の色。
根本から「もういいよ」と言われた葉が私達の踏んでいる「地」に落ちてくる。
役目を終えたら子供達の遊びに使われるか踏まれるか、やり方は沢山ある。
だけれど枯葉は動けない。
私達の踏んでいる場所にいるのに動けない。
風に飛ばされるかぐらいだ。
とても可哀想なものだ。
夏に緑。
活躍できるくらいで本当は何もしていない。
私達の間違った思い込みに似ている気がする。
葉からしたら私達はきっと邪魔でずるい存在なのだろう。
そんなことを言いたくても口がない。
声が出ない。
歳をとった葉は今でも私達を憎んで踏まれて無能なまま散っていくだろう。
「ねぇ、自分を物に例えるとしたら、なに?」
教室の机に腰かけ、足をぶらぶらさせながら彼女が言う。
「また唐突だな。物か……考えたことないな」
「私はね〜、枯葉かな!」
彼女は弾みをつけて机から飛び降りると、僕の顔を覗き込むようにしてそう言った。
「枯葉……?」
天真爛漫を具現化したような彼女にはおよそ似合わない物だ。彼女を例えるなら、枯葉というよりむしろ花だろう。満開の花。
「そう、枯葉! 後は朽ちるだけの枯葉なの!」
「またどうしてそんなふうに思うのさ」
彼女はスっと姿勢を正すと、僕に背を向けて窓の方へと歩き出した。窓を開けてから振り返ると、彼女は静かに話し出す。
「……私ね、多分全盛期は終わったんだ。感性が一番新鮮で、世界を綺麗に見れる時期は、終わったの」
何を馬鹿なことを。僕達はまだ思春期真っ只中だろう。
そんな軽口が叩けないくらい、彼女の目は真剣で、憂いを帯びていた。夕焼けを映すその瞳が今にも崩れそうで、それを何とかしたくて、僕は言葉を紡ぐ。
「君が枯葉なら、栞にでもしようかな。ちょうど欲しかったんだよね」
「あはは、なにそれ。でもそっか、枯葉でも栞になれるんだ……」
開いた窓から、肌寒い風が吹き込む。風に乗って一枚の枯葉が僕らの間にひらりと落ちた。