『枯葉』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『枯葉』
私は秋の木が好きだ
並木に紅葉やイチョウがあって綺麗だなと思う。
桜は儚く、散ってしまうのか…と哀しくなるけど
秋はこれからのために準備して風にも負けない強さが見てると心に力が湧く
ある日祖母が言った秋の葉は枯れてるんだよって言葉に凄く驚いた
どうして枯れているのか分からなかった
紅葉はとても綺麗でそのうえ強い そんな葉が枯れているなんて…
私が秋を好きになったのは心の病気になった頃であの時の私は枯れていた。
だからなのかすごく強い秋の葉が桜の儚さよりも素敵に見えた
私は今でも秋の紅葉が好きだ 寒さにも風にも負けず導いてくれる
そんな葉がとても好きだ
私も秋の葉みたいに強く負けずに精一杯 生き足掻いてみたい。
枯葉のようにいつか朽ち果てる人生だとしても、私は変わらず貴方を想い続けるでしょう。押し付けがましいことは決してしないけれど、そういう変なところへの自信ならあるのよ。
#枯葉
※例によって三本立てです。
お気に入りの本を見つけました!
3日で読んで捨てました
お気に入りの服を見つけました!
古着屋で高く売れました
お気に入りの曲を見つけました!
サブスクで20分聞きました
お気に入りの店を見つけました!
見て楽しいって素敵でした
お気に入りの人を見つけました!
近すぎて嫌いになりました
…………飽きっぽいですか?
でも、
月曜日はあの本を読んで泣いて、
火曜日はあの服を着たい気分で、
水曜日はあの曲がずっと流れてて、
木曜日はあの店の商品が欲しくなって、
金曜日はやっぱりあの人が好きでした
全部、嘘じゃないです
否定なんて出来ないです
そうして思った事を、私はずっと、覚えてます
移ろいやすいこと、好きなものがいっぱいあるってことでしょう?
ね、ね、
そんな人生、素敵じゃありません?
【お気に入り】
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知人に聞いた話だと、さようなら、は、一生の別れを彷彿させる言葉らしい。『左様なら』、だ、そうだ。これにて御免、と後に続く、とも、どこかのサイトに書いてあった。
拙いなりにイメージをした。
意思か、運命か。ともかく、分かたれたのだ。一緒に、時に交わり、時に添うように、進んできた己らの路が、真っ二つに、割れた。岐路に立たされて、また隣のそいつと歩く事も選択できて。
でも、なんか……嫌だったんだ。なんか、許せなくて、自分の信念とか、立場とか、プライドとか。そういうものが邪魔をして、お前がそう言うのなら、もう一緒には、歩けない。きっぱり言い切って、左様なら。軽く頭を下げて立ち去るとき、きっと振り返りはしないんだろう。
選択だ。
別れは唐突に、そして望まずやってくるものかもしれないけれど。さようなら、そう言ったのなら、それは自分の選択になるんだ。別れた君とは、同じ場所へ同じ様には行けない、という、選択なんだ。
だって、いらないだろう? そんな言葉は。
言わずとも、勝手に明日はやってくるんだから。時計の針はずっと進んで、いつの間にか24回刻んだら、それで今日は、もう、終わりだ。そんな面倒なカウントをしなくたって、刹那の連続の日々で、一瞬に前さえ決して戻れない。勝手に、過去になっていくんだ。
でも言葉にしたかった。それは何故?
大切な何かを決めたのかい。
少しだけ、ブルーな気分だったりしたのかい。
もしかして辛いことがあったのかい。
とにもかくにも、『今日』とかいう奴とは、そいつが象徴するなんかとは、もう一緒に居れん、と。言葉に出してきっぱり割り切りたくなる時があって。今日とかいう勝手な奴に振り回されたんじゃなくて、自分でお前にエンガチョしてやったんぜと言いたくて。
ぴぃ、っと一本線を引く。今日、はここまで。君とはばいばい、さよならだ。もう二度と会うこともないんだから、その感傷を、明日に持ち越さないでくれよ?
【今日にさよなら】
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例えば、枯葉が積もったら腐葉土になる。
腐葉土は栄養豊富な土だ。土壌の生物が生きる上では欠かせない。
決して、無駄にはならない。失われるものではなく、また新たな命を育む糧となる。
或いはそれを、循環や、生の象徴と見ることも出来るだろうに。
何故僕らの目にはそれが哀愁に映るのだろう。
【枯葉】
枯葉は、若葉にも
新芽にもならない。
でも、若葉は
枯葉になれる。
新芽は、木にも、
若葉にも、枯葉にもなれる。
僕らはまだ、
新芽だ。
何にでもなれる。
Byそこら辺の中学生
『枯葉』
キシリ、キシリ、と
歩を進める度に鳴るのは
裸の枝に見捨てられた私
枝から生え、生長して枯葉になり朽ちていく。
一見、枯葉になる=役目終える って考える
でもね、枯葉はね 燃料にも使えたり、秋になるとふかふかな絨毯にもなる
ずっと人の為に生きていく。
葉っぱ って凄いんだなぁ。
# 枯葉
ひらり 秋を呼ぶ
ほろり 苦い感情
生温いナニか 頬を伝う
荒んだ心は
堕ちる 堕ちる
其処は深淵
曲がった標識に 惑う
蜂蜜色が 光る
暗い海の底
迷子の王子が 手を引き歩く
この夢から 覚めないように
きっと世界は窮屈だから
凩は 静かに吹く
枯葉が 青年を隠す
お題【枯葉】
タイトル【眠り姫】
枯葉
枯葉色のマフラーは
もう冬が終わってしまうから
君の首には巻かれていない
温故知新
余計なものを脱ぎ捨てて
空白の状態でもう一度
またこれからを始めてみる
今年か来年か
成長点になるのが
いつになるかもわからずに
もう一度新しいを身につけて
落とした物を集めて燃やして
残った灰を利用して
燃やさなくても時間をかけて
じっくり吸収させていき
選んだものは記憶と力にできる
誰かの恩恵も大切に頂いて
枯葉
高く聳え立つ寸胴が老いてく
パサついた天気の中
あの青々とした木々の思い出が
駆け巡っていく
落ちる秋
枯葉
パリッと音がして
足もとをみると枯葉が破れてばらばらになっていた
色付いた若葉も美しく咲く花もひらひらと落ちて
誰かが踏んだり雨や土で汚くなってしまう
綺麗なものは綺麗な分だけ
脆くてすぐに壊れてしまうものなのかな
枯葉
彼は枯葉の餌食になりました
彼は傲慢過ぎたのです、生意気過ぎたのです
彼は枯葉を見つけると決まって
その1枚1枚を踏み潰しながら歩いていました
仕方の無いことなのです
彼は何も知りませんでした
知らなくていいのです
彼のことなど、枯葉のことなど
あなたはなにも知らなくていいのです
梢から落ちた色に馳せる熱
忙しくしている焦燥感、浅い眠り
過ぎ行く秒針に募る
乾いた虫食い穴から覗く恐怖
猫足風が連れて行く、もうすぐ春の泊
枯葉を踏みしめて
優しい眼で見守って
揺れる白いワンピース
そんな貴女が大好きよ
一緒に食べたミルフィーユ
「千年先まで一緒にいましょ」
べっ甲柄のメガネと
ふわりとはねる茶髪を見れば
にっこり笑う影があった
手をつなごう
話をしよう
夜が明けるからじゃ遅いのよ
幾重にも重なる時の葉は
もう土に還ったみたい
冷たい雨と重たい石は
枯葉に隠れて消えちゃった
お題 枯葉
鮮やかに色付き、ひらひらと舞い踊りながら散る様は、儚いのに美しい。
そう言われる反面、散った後ばかりに目を向けられてしまうのは何故だろう?
それはきっと、自分を重ねているからで。
変化を嫌う自分は、華麗に舞い踊る”枯葉”にはなれなくて。
踊ることもなく”木”にしがみついて、”木”を知らないまま終わる葉の成れの果てでしかないのだろう。
枯葉
自然の中で1番仕事してる
朽ち果てても来世へと何も言わずに
ひらひらと落ちて
また新しい命に繋げる。
人なら
蹴落とされて
朽ち果てるのに。
でも蹴落とした人が枯草になるのを
求めてしまうのもまた罪悪感で。
輪廻転生で終わらせよ。
どんなものでも次に繋がる。
でも蹴落とす悪にはなりたくないねえ。
〜枯葉〜
石を拾い
枯葉を拾い
松ぼっくりは離さず
飽きたら捨てるが、また拾う
「君の見る世界は
すべてが宝物なんだね」
とは言いつつも
バレないように
優しく破棄する保護者たち
ちょっと不条理な
公園の日常
🍀枯葉
私、枯葉のパキパキ感が好きでよく踏み潰して
秋が来た感じとか悲しい感じとか
そういうのを音として楽しんでるの。
―枯葉―
色褪せて木から降ってきた枯葉と
くすんだ色をした市販のドライリーフ
見た目は変わらない
それは見分けがつかないくらいに
でも
環境が違う
生まれが違う
目的が違う
一生が違う
待遇が違う
河野裕子さんの「たとへば君ガサッと落ち葉すくふやうに私をさらつて行つてはくれぬか」という短歌が好きだ。ここに描かれるのは新緑ではなく、落ち葉でなければならなかった。枯れ落ちた葉が立てる乾いたガサッという強い音だからこそ表せた情熱があるのだ。