『束の間の休息』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「束の間の休息」
浅い眠りの先での体験を記録することが趣味の一つだ。
今日は腹をメスで引き裂いて、溢れ出た肝臓を取り出して遊んでいた.... 無邪気な子供みたいに。
肝臓が腹をさいて1番に出てくるなんて変な話だ。腹の中も血どころか何も入っていないかのようにポッカリとあいていた。
でもそんなことを考えられるほど夢の中の私は大人じゃなかった。
メスで肝臓を好きに切って遊んでいた。
サクサク、ぷりゅぷりゅといい感触だった。
本当に本当に楽しかった、でも私は、ふと気がついてしまった。
この肝臓を身体に戻したら、どうなっちゃうんだろう。
私は急に真っ青になった。
どうしよう、自分の肝臓をバラバラにしてしまった、死んじゃう、死んじゃう。どうしよう。急に少し大人になった私が強い恐怖を覚えた。
怖くて仕方なくて、焦って、バラバラの肝臓をそのまま腹に押し込んだ。痛いのか痛くないのかわからないけど少し痛いような気もした。
そこで.....目を覚ました。
現実で体感したような空虚感の余韻があった。
それが良い話の種になるのは、詳細を忘れて現実と夢の区別がハッキリ着いた時だ。
現実では体感できないことを、体験できた。その感覚がたまらない。
束の間の休息で得られるこの趣味が、誰かの夢を呼べばいい。
束の間の休息
私には休息なんていらない。
毎日いつでも休息してるから。
休息がほしいと思ってみたい。
【お題】束の間の休息
束の間の休息。
今日から3日間、貴方は僕だけのものになる。
人気者の貴方を独り占めできるのだ。嬉しくないはずがない。
2人きりの旅行。誰にも邪魔されない2人だけの時間。
「旅行に行きませんか?」
先月、そう彼を誘った。
「僕と?」なんていうから
「僕は貴方と2人で旅行に行きたいんです」と答えた。
「なんで僕?」
寧ろ何故、貴方以外だと思うのだろうか。
「恋人と2人きりで旅行に行きたいと思うのは変ですか?」僕が小首をかしげながらそう問うと顔をそらしながら「へ、変じゃあないよ……」と彼は小さく呟いた。
短い黒髪から覗く普段は白い耳が赤く染まっていてそれだけで僕は嬉しくなった。
「では僕と出掛けてくれますか?」改めて彼にそう問いかける。
「……うん。僕も君と2人で出掛けたい」
端的に言うと最高の旅行だ。
【続きます】
起きると外が暗い。
一日中寝てしまっていた。
束の間の休息は終わったけれど、
疲れはだいぶ取れたかな。
束の間の休息。
あなたとのLINEを見返してニヤニヤするのが1番幸せ。
(↑これ分かってくれる人いるかな笑笑)
…マスクする時代で本当に良かった、、
あなたのおかげで毎日疲れが吹っ飛んでます。
今日も大好きっ!!
コーヒーの粉の香り
立ち上る湯気
カップが満たされる音
クリープがうずまいて消える瞬間
コーヒーを味わうひととき
窓から見える緑の山々
緊張の糸が溶けていく
束の間の休息
題「束の間の休息」
仕事帰り、夜空を見上げると雲が流れている。
昼間の雲は白や灰色だけど、夜空の雲はほとんどが灰色だ。どんよりと重そうな空だけど、雲の合間から月が輝いている。
薄い雲は、月の光を浴びて彩雲に輝き、厚い雲は月が隠れたり、月の形がうっすらと見える。
流れる雲によって月の輝きが変わって見えて、晴れの夜空とは違う美しさがある。
彩雲と月を思い浮かべながら、おやすみなさい。
私の友達はとにかく忙しい。
生徒会、部活、勉強など全てに全力を注いでいる。
私はそんな彼女をとても尊敬している。
彼女がLINEを返してくれるのは暇になった時だけ。
彼女の束の間の休息が幸せで溢れるように
と、今日も文章を考え始める。
束の間の休息____
小説日記
今日の朝は、おかしな夢で目覚めた。
おかしなと言っても、普通の夢だけれど。
朝起きて、いつものように支度をし、部屋にあった紙コップに入っているレモンティーを飲み干す。少し、口の両端から冷たい液体が溢れた感覚まであった。遅刻しそうになった私は、焦って家を出た途端、目が覚めた。
時計を見ると家を出る1時間前だった。私は、唐突に安心感に包まれ、ため息をつく。よだれがたれている。いつもは、周りから自分を見ている夢なのに、今回は自分自身からみている夢だった。私の夢はいつも非現実的だったため、普通の夢を見るのはとてもおかしなことだった。自分自身から見ることも。
ベットから重い体を起こして夢と同じように準備をした。そして、レモンティーが飲みたくなりペットボトルを冷蔵庫から取り出した。そして、遅刻することなく、家を出た。外は雪が降っていた。やっと暖かくなってきたというのに今年で3度目の雪だ。もう、冬は懲り懲りだ。早く春になってほしい。
学校に行き、朝読書が始まった。やっぱり、いつもより寒くて、私は制服の上からウィンブレをきた。指先まで袖を伸ばして、小説を開く。
主人公の茜は信じられなくらい強くて我慢ができる人だった。限界を超えた茜は登校中に、大嫌いなクラスメイトの前で吐いてしまう。そのクラスメイトと公園へ行き、学校をサボろうとしていた。マスク依存症の彼女は今日は、マスクを忘れてしまったため、気分が悪くなったと言っていたけれど、それだけじゃないと思う。だって、今までたくさん我慢してきた。それが溢れてしまったんじゃないだろうか。もちろん、マスクのせいでもあるが。
結局、この先茜はどうなるのかわからないまま、チャイムが鳴り響き私は小説を閉じた。
いつも、思ってしまう。
小説を読んだり、映画やドラマ、
アニメや番組を見たりすると思ってしまう。
『いいな』と。
知ってる。知ってるよ。変だって。おかしいって。でもね、羨ましいんだ。
茜は父親と妹とは血が繋がっていなく、血の繋がりがあるグレれた兄とパートで忙しい母。妹の子守や家事を手伝っては家族のために自分の時間を削って手伝いをしている。
そんな、茜が羨ましいと思った。
私の家族は理想的過ぎる。優しく、ときには厳しい母。面白くてたくさん遊んでくれる父。可愛くて生意気な妹。恵まれすぎてる。それに比べて、勉強もスポーツも家の手伝いも、何にもできない無能な私。家族にばっかり迷惑をたくさんかけて謝罪と感謝の気持ちしかない。
ときどき、私はこの家族と本当に血が繋がっているのかと疑いたくなる。だって、両親も妹も私から見たら完璧で、ここにいていいのかと不安になってしまう。
だから、羨ましいんだ。茜が。家族のために頑張れて勉強もできる茜のほうが私の家族にふさわしい。それに、ダメダメな家族なら私もダメダメでいいんじゃないかなって思えたんだ。周りが駄目なら自分も駄目でもしょうがないと思われるんじゃないかな。でも、きっと私は茜の立場になったら、今の私が羨ましいんだろうな。結局、無いものねだりだ。きっと、家族がダメになったら私がしっかりしなきゃと思い、今よりもっと強くならなくてはいけないと思う。だから、私も茜のような家族がいれば強くなれるのかな、なんて無責任なことをいつも思っている。
今から家の手伝いや勉強する努力をすれば、私も強くなれる。でも、できない。手伝いをしても、逆に仕事を増やして迷惑を掛けるだけだ。勉強をしても、全く上達しなくて、気がつくと机の上で寝ていることが多い。hsp体質の私は学校に行くだけで疲れ果ててしまう。
『やろうとしない』のか、『できない』のか私にすらよくわからなかった。
それでも。全部わかったうえでも。
やっぱり『いいな』と思ってしまう。忙しくて強くあり続けない環境にいる茜音が。
そんなふうに思える自分はどれだけ幸せで恵まれているかがよくわかるなといつも思い知らされる。
安息の彼方
遥か遠い世界に
逝きたい…
誰も知らない所へ…
背負い過ぎた重みが
心と躯を蝕み
救われ無い現実の時
孤独に覆われ
立ち上がる事が傷む…
遥か遠い世界に
逝きたい…
誰も知らない所へ…
戻れ無くて良い
全て忘れ…
ずっと独りだから…
安息の場所が
存在するならば
私は旅立とう…
ここ最近は忙しく、ゆっくりする暇もない。
どこかでゆっくり出来る時間があれば思いっきりモンハンをしたいものですな
#束の間の休息
僕は君と一緒に早く春夏秋冬の服を選びに行きたい…
だから今、君に会えるようにダイエット頑張ってるんだよ?
早く気付いてくれないかな?
#束の間の休息
いつも慌ただしい、わたしの毎日。
仕事に行って資格の勉強してヨガやカルチャースクールなど、全部わたしの為のはずなのに……追い詰められてる気分になってる。
まるで海の底にいるみたいな静かな部屋で、持っていた重たい荷物をそぅっとおろした。
普段は見ないテレビをつける。
画面の中ではバラエティ番組がガヤガヤとにぎやかだ。
もう、今日は頭を空っぽにしよう。
何にも考えずボンヤリとテレビを見ておこう。
どうせまたすぐにぎゅうぎゅう詰めになる頭なんだから。
#束の間の休息
奇麗に咲いた花
明日も咲いているだろうか
毎日顔を見せてくれている
疲れてないだろうか
たまには下を向いてもいいんじゃないか
【束の間の休息】
ちょうど1年前の今日、わたしは入院した
診断は切迫早産
妊娠22週3日だった
お腹の中にあるのはわずか627gの小さな小さな命
体は元気なのに急に奪われた自由
いつになるかわからない退院
どうして自分は普通の妊娠生活を送れないんだろう?
24時間ずっと点滴で繋がれ、その副作用も辛い
何度も同じワードでネット検索してはその度に落ち込んだ
幸い2週間で退院することができ、無事に年も越え、
出産予定日を1週間近く過ぎたバレンタインデーに生まれてきてくれた
「即入院」と言われたあの日から1年
隣には、よく笑いよく泣きよくしゃべる我が子
そんな息子が長いお昼寝をしてくれた時が、
わたしにとっての束の間の休息
日記帳に息子の様子を記したり、アルバム用写真を選んだり
寝ている息子を見て「起きてくれないかな?」と思ったり
2022.10.08
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1年前の今日、まさに青天の霹靂
入院生活は1週目は辛く泣いてしまうこともあったが、
2週目は「中々悪くないな」と思えるほど快適な生活に
毎日15分の面会ができ、その度に差入れとしてお菓子を持ってきてもらい、夜な夜な読書の秋を堪能
何より、点滴の副作用が無くなったことと退院が見えてきたことが大きな理由
振り返ると、この入院生活もわたしにとっては人生においての束の間の休息だったのかもしれない
1日1冊ペースで本を読み、過去数年分を遡ってアルバムを作り、好きなだけネットサーフィンやSNSをする
世間では「一気に寒くなった」と言われていても、わたしは変わらず薄着のまま
お腹の中の息子にもらった2週間の休息
束の間の休息
夕方の図書館。
静かな空間なのに、本の登場人物の声が聴こえてくるような賑やかさ。
光る背表紙をみつけたら、大事に胸に抱えて、
「今日から2週間、私の家に来てくれないかな?」
放課後の、束の間の休息。
目覚ましをかけずに起きたら
ふらっと家を出て一人離れた街へ行く。
行きつけの静かなカフェで、
美味しいお菓子とコーヒーをお供に
何をするでもなくただぼーっとする。
忙しい日々の隙間に、
束の間の休息を。
束の間の休息
彼のことが好きになって数ヶ月
初めて友達に打ち明けたらやめとけって言われた。
そんな彼を好きでいるのをやめようと決めた一ヶ月
そしたら今度勉強教えてくれるって。
たぶん、また、好きになる。
-束の間の休息
疲れた。。
なんで、こんなに疲れてるのかわかんない。。。
でも、人って簡単に裏切ったり裏切られたり
泣いたり泣かせたり、笑ったり笑かしたり
人間って、すごいよね。
生きてることが辛いけど、生きてる時にしか
出来ないことも沢山あるし…
でも、それを考えてたらしんどくなるだけ。
考えないでおこ。
コーヒーで一息、口をゆすいでから
一眠り、目が覚めると
「たこ焼きは揚げないよ、だって焼きってついてるし」
馬鹿な寝言をほざいた事に愕然とする
でも、張り詰めていたものが程よく緩んだ
束の間の休息、身体も心も