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【束の間の休息】

ちょうど1年前の今日、わたしは入院した
診断は切迫早産
妊娠22週3日だった
お腹の中にあるのはわずか627gの小さな小さな命

体は元気なのに急に奪われた自由
いつになるかわからない退院
どうして自分は普通の妊娠生活を送れないんだろう?
24時間ずっと点滴で繋がれ、その副作用も辛い
何度も同じワードでネット検索してはその度に落ち込んだ

幸い2週間で退院することができ、無事に年も越え、
出産予定日を1週間近く過ぎたバレンタインデーに生まれてきてくれた

「即入院」と言われたあの日から1年
隣には、よく笑いよく泣きよくしゃべる我が子
そんな息子が長いお昼寝をしてくれた時が、
わたしにとっての束の間の休息
日記帳に息子の様子を記したり、アルバム用写真を選んだり
寝ている息子を見て「起きてくれないかな?」と思ったり


                 2022.10.08
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1年前の今日、まさに青天の霹靂
入院生活は1週目は辛く泣いてしまうこともあったが、
2週目は「中々悪くないな」と思えるほど快適な生活に
毎日15分の面会ができ、その度に差入れとしてお菓子を持ってきてもらい、夜な夜な読書の秋を堪能
何より、点滴の副作用が無くなったことと退院が見えてきたことが大きな理由

振り返ると、この入院生活もわたしにとっては人生においての束の間の休息だったのかもしれない
1日1冊ペースで本を読み、過去数年分を遡ってアルバムを作り、好きなだけネットサーフィンやSNSをする
世間では「一気に寒くなった」と言われていても、わたしは変わらず薄着のまま
お腹の中の息子にもらった2週間の休息

10/8/2022, 12:05:51 PM