未来』の作文集

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未来』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/17/2024, 1:30:56 PM

1年前


 一年前、我は魔族の王――魔王として勇者と対峙し、打ち破った。
 これで我の世界征服を邪魔するものはいなくなった。
 あの時は、勇者の事など思い出すことは二度と無いと思っていた。

 しかしなぜだろうか?
 だが今になって、勇者のことを思い出すようになった。
 最近では勇者の事で頭がいっぱいだった。

 数年前、勇者は突如現れた。
 出身は謎、経歴も不明。
 詳しく知るものは誰もおらず、何もかもが正体不明。
 ただ一つ分かるのは、人間にしてはあり得ない魔力と戦闘力を持っていたという事。
 奴は現れると同時に、魔族に支配されていた土地を次々と解放していった。

 事態を重く見た我は、事件の早期の解決を図るため、信頼できる幹部を送った。
 しかし悉くが返り討ちに会い、勇者は少しずつ魔王城に近づいてくる。

 そして運命の日、長年に渡る因縁の相手と出会う。
 目を合わせた瞬間、殺い合いが始まる。
 激しい戦いだったが、最後は我が勝った。
 その瞬間の事をよく覚えている。
 世界が再び我の物になった、その瞬間を。

 我は手始めに、報復として数個人間の村を滅ぼした。
 最高の気分だった。
 このまま人間を滅ぼそうと考えた。

 だが村を襲っている時、ふと気づいた。
 自分は、もういない勇者の到着を待ちわびていている事を……
 そして勇者の到来が、これ以上なく楽しみであった事を……

 それに気づいた時、世界を滅ぼすのをやめた。
 我は勇者と戦いたいのであって、世界を滅ぼすことには、何の興味も無いからだ。

 そして部下たちもやる気を失っていた。
 邪魔な勇者がいなくなり、心配の種は消えたものの、これからどうしたらいいか分からなくなったのだ。
 急に目標を失った部下たちは、精神的に不安定になった。
 中には引退した者や、目標を失った事に絶望し命を絶ったりしたものもいた
 戦いを忘れられないものは、辻斬りのような事をして、治安が悪化の一途をたどった。

 人間もそうだ。
 勇者は死んだ事で自暴自棄になり、治安が悪化。
 クーデターや、反乱などで国は荒れ、今や国として残っている物は半分に満たない。
 もうすぐ滅ぶだろうと言っても、否定するやつはいないだろう

 あの時、人間が軍を動員すれば、何かが変わったかもしれない……
 だがそうはならなかった。
 人間の偉い奴は、自分の保身だけを考え、民を見捨てた。
 そして民も死ぬよりましだと、盗賊に身を落とし、より弱いものに対して略奪するようにもなった
 勇者は命をかけたというのに、これが奴の守りたかった人間だったのか……

 やめておこう、虚しいだけだ

 今になって、我は勇者の偉大さを理解した。
 勇者は、本当に世界を救う存在だったのだ。
 人間だけでなく魔族すら救っていたとは、1年前の我は夢にも思わなかった

 だが、このままではいけない。
 このままでは魔族も人間も滅んでしまうかもしれない。

 その最悪の未来を回避するため、ある計画を実行に移そうとした。
 計画を行動に移そうとしたまさにその時、あるものが我を訪れた。

「誰だ」
「私でございます。魔王様」
「なんだ、爺やか驚かすな」
 爺やは、我が子供のころからの教育係だ。
 しかしこんな時に我の元を訪れるとは、間の悪い……

「もう出立なさるのですか?」
「……気づいていたのか」
 特に驚きはしなかった。
 爺やなら何もかもお見通しな気がしたのだ。

「その通りだ。
 我は勇者として人間に味方をし、世界を救う」
 世界に勇者がいないのであれば、我が勇者になれば良い。
 たとえ残酷な未来が待っていようとも……

「長年、魔王様の面倒を見ておりましたから分かります。
 それにお父様も同じ事を考えていらっしゃいました」
「そうか、道理で……
 あの勇者が、なぜあんなにも気になるのか分かったよ」
「魔王様のお父上は、そうすることで世界が良くなると信じられていました。
 ですが――」
「そうだな、父は失敗した」
 父が夢見た平和は実現することはなかった。
 もしかしたら、自分が今からしようとしていることは意味の無いことかもしれない。

「だが、我は世界の統治者として、このまま世界が滅ぶのを見過ごすことは出来ない。
 たとえ成功の精算が低くてもやるしかないのだ。」
「そうですな。
 いってらっしゃいませ、魔王様。
 ご子息の事は私にお任せください。」
「よろしく頼む。
 一年前と同じことにならないように気をつけよう」

 失敗するかもしれない。
 だがそんな事は関係ない。
 息子が安心して暮らせるよう世界を救って見せようではないか。
 世界に平和もたらす事を、自分の心に誓うのであった。

6/17/2024, 1:28:43 PM

No.32『未来』

未来なんて私たちにはどうやったって分からない。
だから私は今を大切にしたい。
未来を変えるのではなく、作っていくための今日を私は生きているのだから。

6/17/2024, 1:28:05 PM

ああまたか
タイムマシンが
出来てない
もう何度目の
コールドスリープ



【未来】

6/17/2024, 1:24:57 PM

正直、先生と付き合いたい、というような感情はない。というか、先生に対しての自分の感情が分からないでいる。恋してるかと聞かれたら「してる」と答えるし、他の子と仲良くして笑っていたら申し訳ないが嫉妬する。ただ仮に付き合えたとしても、未来の先生と自分の付き合っている姿を想像できない。なんだか先生はそんな感じでは無い気がする。
でもハグとかはしたい。撫でられたい。先生が誰かと結婚したり、好きな女の先生が出来たりする未来を想像するのもいやだ。先生に幸せになって欲しいが、自分と結ばれる未来なんか見えてないくせに自分との幸せが前提となってしまっている。矛盾してる、自己中だなあ、やっぱりこれが恋なのだろうか。むずかしい。

6/17/2024, 1:24:49 PM

未来は誰にも分からない。

そりゃそうだ…

明日だって未来だし…

例えば日々の積み重ねでも
ちょっとでも明日は良くなるよね。

6/17/2024, 1:22:42 PM

未来

正直不安しかないし、未来のことや明日のことなんて
考えたくもない。私には暗い未来しか想像することが
できなかった。未来が怖かった、この先何が起こるかなんてわからないから、ただ単に怖かった。
何が起こるかわからないのが楽しみでもあってわくわくする感じも少しはある。

6/17/2024, 1:20:44 PM

先生 「お前ら、高三だろ?進路とか未来考えなきゃやばいぞ〜」
まさと 「もう、高三か……早いなぁ」
あさき 「わかる。速すぎるよね。どうしよう」
ほのか 「うちは、書道家一択」
まさと 「がち!?なら、俺は教師とかな」
あさき 「私、大学行くよ。2人も行かなきゃなれないんじゃ??」
先生 「まさとは絶対大学行かなきゃな。ほのかは...任せるぞ」
ほのか 「なら、未来のことだし行くかぁ」
あさき 「未来だけでこんな大変なん?嫌だなぁ」

6/17/2024, 1:20:44 PM

自転車に乗ってたとき
未来が見えた
わたしがなりたい未来だった
あまりにもリアルな体感
タイムスリップしたのか

そうなるように努める

目的地が明確になると
道筋が立てやすい

叶うよ

6/17/2024, 1:17:47 PM

小さな頃は、無条件にキラキラして見えるもの。

『今よりも未来の方が状況が悪くなる』なんて考えは毛頭無かった気がする…!

学生の間は、『今は今で大変だけど、これから大人になるにつれてドンドン自由になる!』という希望がすごく大きかったかも。

親元を離れ、実際に晴れて自由になった後、
気ままにのんびりぐーたら過ごしていたら…。

いつの間にか、未来に雲がかかってしまった。

お金のこと・家族のこと・自分のこと、
考えたくないことや目を背けたいこと・
大人になることを避けて通ってきた結果だよね。

ネコ型ロボットが早く商品化しないかなぁ、、、
(そんなことを思い描いて、他力本願だから今がある。。)

6/17/2024, 1:16:32 PM

正直不安だ。
やりたいことが将来の仕事にできるか心配だ。
あと、人と心を開いてコミュニケーション取れてるかも心配だ。
でも、心配すればするほど嫌になるから今できることを最大限にすればそんな事考えることなんてなくなると思う。

6/17/2024, 1:15:27 PM

【未来】


明るい未来は想像できない
暗い未来は考えたくない

未来なんて知りたくない
ただ今を精一杯に歩くのみ

6/17/2024, 1:10:47 PM

「未来」

明日のことは誰にも分からない
生きてる限り続く毎日を

6/17/2024, 1:06:16 PM

未来、を意識することが怖い。
今日明日ちゃんと生きているのか、生きれているのかすらも分からない私には、「将来を見据えて生活する」ということがどうしても出来なかった。
日々日々生きることだけで精一杯だった。
だから私は己を、出来損ないと感じている。

それでも、否が応にも未来は一日一日ずつやってくる。だから、見てみぬ振りなど出来なかった。
将来を、未来を見据えるため、友人と話すことも度々だった。
その中で、
「あの娘が見据える未来に、私も描かれていたい」
という思いが、気づけば芽生えていた。
恋情に雁字搦めな自分は、未来予想図通りに生きられるのだろうか。
不安にまみれながら、不安を飼い慣らそうとしながら、不安に襲われながら、私は未来を描く。
未来の空の下で、きちんと笑えるように。

6/17/2024, 1:05:57 PM

『未来』

例えば、5年後、10年後
私はどうなっているのか?
そう考えると
不安ばかりが先行してしまう。

これは私の悪い思考グセ。
今とは違う状況である可能性が大!
なのに
未来を想像する力に欠けている。
現状維持を望んでしまう。
そんな言い訳してしまう。

これからは
5年後、10年後

『何をしていたいのか?』

こういう様に考えを改める。
その為には今、何ができるのか?
小さなことから行動していきたい。

行動出来たら自分を褒めつつ
今と未来のギャップを
埋めるゲームを楽しむんだ!

             imakoko

6/17/2024, 1:05:39 PM

卒業旅行の話をする
それは現実からの逃避行でもありながら、未来に希望を抱くためにみんなで計画を練る

どこにいこう
なにをしよう
だれといこう
なにをきこう

全部、全部が楽しみで、その日を希望に勉強を頑張れる

6/17/2024, 1:04:46 PM

一年後、五年後、十年後、五十年後。

将来自分が何をしているか、世界はどうなっているかだなんて想像もつかないけれど。

大切な物や、大切な人や、大切な思い出。
今と変わらず、当たり前の日々を、当たり前のように大切にできている未来であってほしいと、そう思う。

『未来』
#14

6/17/2024, 1:03:16 PM

明日や未来は
後ろにある
だって見えないでしょう
だから
昨日や過去は
目の前にある
過ちも
歩んできた道も
私たちはいつでも
見渡すことができる
目の前にある

6/17/2024, 1:02:19 PM

自分が死ぬ事で愛されていたことを証明したいのかもしれない。

6/17/2024, 12:57:12 PM

【未来】

見知れた顔の教師が
夢の中でも
不機嫌そうに教壇に立つ

眉間にシワを寄せ
怒った表情か
真顔か

未来は明るいと大人は言うけど
その未来とは何年後の話なのか

眉間にシワを寄せ
怒った表情か
真顔か
そうではない未来に
僕は居るのか?

6/17/2024, 12:56:21 PM

【未来】

『お腹に、、赤ちゃんがいるの。』

どくん。

感じたことのない形容し難い気持ちが溢れてきて、頬が紅潮してるのが自分でもわかる。

口を鯉のようにはくはくとさせてうまく言葉が出てこない俺は、代わりに彼女をそっと抱きしめた。

『もっと、2人の分まで頑張るよ。』

私は彼の胸の中。

血の匂いを漂わせている彼の、いつもの匂いに包まれて幸せを噛み締めるようにゆっくり目を閉じた。

私の夫は裏社会で暗躍している殺し屋だ。

数多に名を連ねる殺し屋達の中でも仕事が丁寧、後処理が綺麗と名高い。

殺しのセンスはまだまだだと言っていたけれど、始めた時より顧客も増えて軌道に乗り始めている。

『いってきます。』

彼は出かける時いつも私の手にキスをして出かける。

私も彼の手にキスをする。

まだ膨らみかけたお腹を摩りながら、1人じゃない事を実感する。

彼が帰って来るまで不安で怖くて仕方なかったけど、この子がいるから、彼がどんなに遅くても大丈夫。

_____________

パシュッ

見事に心臓を撃ち抜く。

殺し屋が子持ちだって、世も末だな。

そう思いながら家で待っている我が子と愛しい妻に思いを馳せる。

死体を海へ転がし落としながら、名前はどうしようかと頭の中にいくつか候補を挙げてみる。

まだ性別はないみたいだから、どっちでも通用する可愛い名前をつけよう。

帰りが遅いこの仕事は、いつも1人で待たせている妻が寂しがっているから心が痛かった。

でも今は、新しい生命と共に俺の帰りを待っていてくれてる。

その事実があるだけで、どんな仕事でも必ずこなして帰って来ようと思える。

パシュッ、パシュッ

見張りの男達も頭を撃ち抜き、早く家に帰りたいともどかしくなった。

俺が彼女と出逢ったのは、俺がまだ殺し屋として新人でやっていた時。

彼女はスナイパーだった。

敵対している殺し屋組織同士だったが、ターゲットがよく被り、そこから不思議と共闘関係になっていった。

彼女は強かった。

どんなに風が吹いていても、その風さえもを利用して必ず標的の脳天を撃ち抜いていた。

そんな強いところにも惹かれたし、何より彼女は男勝りだった。

男性経験がまるでなくて、すぐに顔が赤くなるのが可愛かった。

彼女を幸せにしてあげたい。

いつしかそう思うようになって、彼女と結婚してからは裏社会から完全に隔絶させた生活を送らせた。

もう危険な事はしなくていい。

彼女もそれをわかっていたらしく、相棒だったライフルは床下にしまってくれた。

『2人で必ず幸せになろう。』

彼女は笑顔で俺に言ってくれた。

だから、必ず帰る。

待ってて。愛しい2人。

__________________________

ガチャ

『ただいまー。』

シンと静まり返った部屋の中。

俺は何故か胸騒ぎがした。

彼女はいつも笑顔で玄関まで駆けてくるのに、今日は来ない。

つわりが酷いのかな。

一応警戒しようと懐の銃を片手に壁伝いに部屋へと向かう。

カチャ、、

部屋は真っ暗で、夜目が効くけど争った形跡も何もない。

その時。

窓の外から強烈な光を当てられ、目が一瞬にして眩む。

その間に後ろから来た何者かに銃を蹴り飛ばされ、床に膝をつかせられた。

『離せ!誰だ!!』

『黙れ。お前の妻と子供の命の保証はない。』

動きがフリーズした。

彼女と俺達の子供に何をした?

いつの間に?彼女が所属していた殺し屋組織か?

誰の差し金だ?この場所は誰にも言ってない。

『助けて、、』

愛しい妻の声がか細く聞こえる。

今、今助ける。

『やはり子を身籠もっていたか。殺せ。』

『はっ。』

銃を構える音が聞こえる。

嫌だ、やめてくれ。

やめろ。やめろ!!!

力を振り絞り、抑えられていた腕を折る勢いで振り払う。

『俺の妻と子供に触るな!!』

パァン!パァン!

銃で敵の足を撃ち、怯んでいるところに相手の銃を奪い2丁構える。

『この人数に勝てるわけがない。おい。やれ。』

ドガガガガガガ

ガトリングガンを使って来る敵に、ダイニングテーブルをひっくり返して簡易盾を作る。

『舞美、聞こえるか?』

銃が乱射される中、妻を抱えてテーブルの裏へ隠れる。

『ごめんなさい、、私のせいなの。組織とは完全に縁を切ったのに、、』

『今はそんな事どうでもいいよ。無事で良かった。、、いいか?俺が敵を引きつけておくから、お前はそのうちに床下に隠れてろ。あそこは簡単には開かない。そんな時のために床下には下の階に行ける通路を用意してるから。』

みるみるうちに妻の顔が強張っていくのがわかる。

『どうして?!一緒にいるって言ったのに!』

俺の胸を叩き、悔しさに唇を噛む舞美。

『大丈夫。必ず俺も行くから。お前のお腹の子が優先だ。な?』

泣きそうになっている彼女の頭を優しく撫で、お腹の子に手を添える。

『元気に産まれてこいよ。待ってるから。』

そろそろテーブルがもたなくなってきた。

『じゃあ、また会おうな。』

優しく唇に口付けをした後、煙幕弾をその場で爆発させた。

妻の気配が消えた。

銃を構え、敵の気配を感じながら弾丸を確実に命中させていく。

彼女と出逢った頃は、彼女に笑顔はなかった。

いつ何時でも何かを警戒していて、気を張り詰めていた。

そんな彼女が今や好きなように笑えるようになった。

その笑顔を、その小さな生命を、俺は未来へ繋ぎたいと思う。

例え自分が死んでも。

生きてくれてるなら、俺は彼女の中で生き続ける。

パァン

何処からか飛んできた銃弾が太ももに命中する。

足をつくな。戦い続けろ。

愛しい彼女と子供の未来のために。

『こいつ、、もう10発以上命中してるのに、、』

『バケモノだ。』

なってやるさ。バケモノに。

あの笑顔だけで、俺はどんなものにでもなれる。

だから、お願いだ。

笑顔を絶やさないで。幸せな未来を生きてくれ。

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