『未来』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私に未来なんてあるのだろうか。進路希望と書かれた紙を見て、私は率直にそう思いました。
それは遠く先のことに見えて居たのです。
気づいたら2年経っていました。
2年先のこれも未来、なのでしょうか?2年、辛いこともありました。消えてしまえたら、そう思ったことだって、数えられないほどあります。ですが、今、何も変わらぬ中で生きて、時には友達と、担任と、楽しい時間を過ごしたことだってありました。
楽しい、小学生の夢のようなきらきらした未来でなくていい。ただ、たまにすごく楽しくて、あとは必死に足掻いて、生きる。確かに私はあの子の引き立て役かもしれないです。ですが、思ったような道でなくとも、2年前の初めて消えたいと思い、未来について考えたあの日よりは確実に思い描いて居た未来に近づいているんだ、と痛感しました。
現実を生きながら
未来に想いを馳せる
手が届きそうで届かない
夢をみたい
私が子供の頃 未来のお決まり映像として
空飛ぶ車が走っていた
双方向のやり取りがテレビでできるよ なんて
未来になったらみんなが便利で幸せと
信じて大人になった
現実を生きながら
未来を想う気持ちもしんどく
便利が幸せでもないと知り
サステナブルとかSDGsとか
それっぽい良いことっぽい
この先に その先に
どんな未来?!
なんか、辛くてさ。
どれだけ頑張っても報われないくせに。自分がなんで頑張ってるかわからなくて。将来なんの仕事につこうとか、何歳まで生きるんだ、とか考えられなくて。
学校から帰って来てうずくまって分かった。
「あ、コレ死ねるやつだ」
このままキッチンに行って包丁を取り出したら、躊躇なく刺せる。
三十代にもなって自殺とか、ダサいじゃん?なら今のうちにやっておこうかな~ってさ。
暗い廊下、冷めたご飯、汚れた制服。全てが天国に誘ってるみたい。
ただ、いつもと違うのは温もりを感じる頬の雫。
あの子からの通知もこの雫も、全然止まらないや。
この温もりを感じられる間は、まだ頑張っててもいいのかな。
*未来*
素敵なものだったらいいとは願えど
それが常に叶うわけではない
*未来
「未来が見えたらいいのに。」
そう言った彼女の目には、未来なんてものは映っていなさそうだった。その代わり、彼女の瞳の中にはわたしがいた。
真っ暗な瞳の中心に、真っ暗な目をしたわたしがいる。
「どうして、そういうこと言うの。」
言葉が少々乱暴になってしまったけれど、そんなことは気にしていないのか、彼女は笑った。
「もしいい未来が見えたらさ、死ぬの辞めるのになあって思ったから。」
彼女の言葉が、わたし達は間違ったことをしていると笑ったような気がして、血が沸騰してしまったように身体の中が熱かった。わたしは今、どうしようもなく生きている。
「わたしはいい未来が見えても、今死ぬ。未来なんていつ変わるか分からないものに希望を持つことなんてできないもの。」
そう、啖呵を切ってしまえばよかった。彼女がケラケラと笑っているところを見ると、どうしても言えなかった。
わたしは彼女の手から自分の手を離した。彼女の笑い声が止まる。骨が直接皮に包まれているのではないかと思うほど細い指。手のひらに残っているのは、そんな指がかすかに持つ温もりだった。
ああ、きっとわたしが無理に付き合わせてしまっているんだろうなあ。
ふいにそんなことを思うと、賛同するように風が吹いた。視界の中で髪の毛が揺れる。
「じゃあ、生きたらいいじゃない。がんばって。」
一歩を踏み出した。わたしには未来なんて必要なかった。
未来 El futuro
未来について考えても
私には何も分からないが
壮大な宇宙の歴史から考えれば
人間が生まれて来たことは
奇跡の何者でもない
だが人間の歴史は
愚かな争いの連続である
その中でも
少しずつ進歩を遂げてきたが
まだ人間は愚かな行為にその大半のエネルギーを費やし、ただ単に浪費している
限りある資源を奪い合い
分かち合うことを時として忘れる
この美しい地球に生まれ
もっとこの美しさを堪能することは
出来ないのであろうか?
愚かな人類よ
いつ、その愚かな行為をやめるのだろうか?
早く気づいて欲しい
この地球の生命が
いかに素晴らしいものであるかを
先のことなんてわからない
今はまだ考えたくもない
僕はまだ何者でもないし、自分がどうなりたいのかもよくわからない
僕の未来に、君がいてくれたらと思うけど、まだ気持ちを伝えてさえいない
まずは明日の朝、勇気を出して「おはよう」を言おうと思ったのに、明日は日曜日じゃないか!
未来
10年後の私へ
今は幸せでしょうか?
それとも悲しみで
泣いているのでしょうか
けどあなたの傍に
変わらないものがあり
気づいていないだけで
守られていませんか?
lettersong/doriko
未来―――
私はどんな未来を歩んでいるのだろう。
人生1年目。
正解の歩み方なんてなくて、困って当たり前なんだよ。壁にぶつかるのも当たり前。
自分なりの正解を見つけて突き進んでいけたらいいな。
『未来』
この国はどこに向かって歩んでいるのか?
政治家たちは
未来を担う人々に
何を託そうとしているのか?
何を残そうとしているのか?
恥の上塗りを繰り返し
隠ぺいした黒歴史を
なかったことにして
いかにも功績を上げたように振る舞い
ないがしろにされ
切り捨てられ
見捨てた人々を
置き去りにして
未来に希望が持てないでいるのは
若い世代だけでないことに
いい加減
気付いてくれと
浮き世離れした
政治家たちを見るたび思う
なんて
一国民の声など
届くことはないのだろう
【未来】
明日、1ヶ月後、1年後、10年後、100年後、、、、、、、、、近い未来、遠い未来色々あるが、分かっていることは、平均寿命の半分を生きた自分には100年後は無い。
未来は今現在の積み重ね、未来なんて分からなくてもいいが、今をしっかりと噛みしめて生きていこう。
「ここが未来か……」
僕は変なおじさんに誘われて未来に来た。色んな人が楽しそうに道を歩いている。
しばらく僕は道のりに沿って歩いてみた。
不思議なことがいっぱいあった。透明なガラスに近ずいたら綺麗に真っ二つに割れたんだ。その時僕はびっくりした。
でも、これだけじゃなかった。割れたガラスの先にはおっきい機械?のようなものがあったんだ。
「あら?そこのゲーム機械が気になっているの?やり方おしえようか?」
突然知らない女の人に話しかけられた。そんなにゲーム機械?とやらを見てたの?僕。
ゲームを一通りやった後、女の人にここのことを教えて貰った。ここはゲームセンターというらしい。
「ねぇ坊や、貴方のご両親はどうしたの?」
「いないよ、変な人につれてかれてここに来たんだ。」
「変な人?」
僕を連れてきた男の人の話をすると女の人の顔がどんどん怖くなって行った。
そうだ、僕、今迷子だ。おとっつぁん、あんちゃん、何処?ここは戦争もなくてすっごくいいとこだよ。2人もこっち来てよ……
「未来」
わたしたちには自然に備わっているものとして
時間薬、というものがあって、
どんな悩みも、
時間が解決してくれるとはいうけれど。
私のこの心の穴があいたような気持ちは、
未来の私からどう見えてる?
どうか、未来が残酷ではないように。
今はもう少し泣いていてもいいかな。
"暗い過去と明るい未来"
その均衡は際どい…。
カードを握る手はじっとりと汗ばむ。
「さあ、俺のターンだ!」
テーブルに広げる人生。
アドバンテージは俺にある。
明暗を分ける一大勝負に、負ける気はしない。
未来
未来で会う人よりも
過去で出会った人ともう一度
話したい。
貴方の未来が視えるの
それはとても残酷で醜い
他の人のも視えるの
でも
その先の先までは知らない
どうでもいいけどね
未来
未来の自分に
ありがとうと
言われる自分に
なろう
私の未来は多分、でっかい犬を飼っていて棚にはたくさんの漫画があって推しのために毎日頑張っている。
というのが理想。その理想に近づくために、毎日頑張ろうと思う。
未来〜
先のことを想像するのが苦手な私。
人から「どういうふうになりたいの?」「どういう将来を描いてる?」と聞かれてもスッと答えられたことがない。
こういう風になりたいなぁという想いや願いはモチベーションになるというけれど…
漠然としたことだけど…自分のことを好きでいられる自分でいたらいいなぁと思う。
【未来】
晴れ渡るような青空から、ハラハラと真白い雪の欠片が舞い落ちる。きっと何処かの山に積もった雪が、風に乗って飛んできているのだろう。ジッとその光景を睨むように見据えながら、石段に腰掛けた君は小さく口を開いた。
「結局、神様なんてこの世のどこにもいないんだよ」
鳥居の下で放たれるにはあまりに不躾な言葉だった。けれど僕は何も言えない。君がどれだけ熱心に弟の幸福な未来を祈っていたか、僕だけは知っているから。
「祈ったって未来が保証されるわけじゃない。だから、もう誰かとの未来の約束はしたくない」
ごめんねと、君は泣きそうな声で囁いた。どうかこれからもずっと、君の隣にいさせてほしい――僕のそんな告白に対する、それが君の答えだった。
謝るのは僕のほうだ。君を困らせてごめん。正体を隠していてごめん。……君の純真な願いすら叶えてあげられない、役立たずの神様でごめん。
神様なんて無力なものだ。僕たちにできることは、ただ人の行く末の幸福を願うことだけ。未来を変えることどころか、未来を知ることすらできやしない。
それでも僕は、君の隣にいたい。あやふやな未来の先で、それでも君のそば近くで君の温もりを感じていたい。
「約束なんて、いらないから。そのかわり、僕が勝手に君のそばにいても怒らないでいてくれる?」
冷えきった君の手を取って、窺うように尋ねた。深く息を吸い込んだ君が、僕のほうを見ないままで頷く。
「それは貴方の自由だから、別に怒ったりはしないよ」
淡々と響く声は、けれどどこか柔らかい。その音色の安心感に身をゆだねて、僕はゆっくりと瞳を閉じた。