『木枯らし』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
木枯らし
寒くて…切なくて…
孤独感…
猫ちゃんが初めて
おうちにきました
甘えた泣き声に…
癒されて
ずっと一緒にいるね
だいじょうぶ
さみしくても…
猫ちゃんに癒されて…
「木枯らし」
近くのスーパーまで
夕食の買い物へ行ってきた
木枯らしが吹いて寒かったから
仕方なく焼きいも買ったんだよ...
必死で愛猫に言い訳
猫はちゅーる
私は焼きいも
木枯らしのおかげで
幸せな、おやつタイム♡
贅沢なふたりの時間...
私には好きな人がいる
その人は可愛らしくて、かっこよくて、
皆から好かれているという風ではないけれど
一部の人から信頼され、好かれている
そんなあの人に私は恋をした
昔からの知り合いで
あまり話もしない仲だった
私はそれも踏まえて色々と考えた
一部の人に相談したり、自分から声をかけたり
そうこうするうちに私は伝えることを決めた
付き合いたいとか、何か期待してるとかはない
ただの自己満足のために
伝えたあとにあの子は
「そう言われることないから嬉しい、ありがとう」
と言った
その時私は木枯らしのような、
肌寒く、孤独を感じる風に吹かれたようだった
木枯らし
木枯らしが吹くと
なんだか さびしい
そして 今年は
冬の準備が出来ていない
木枯らしの吹く 秋
すぐに すぎた
わたしは 季節の移り変わりが 好きだから
君は冷たくて、木の葉を吹き散らかすように、元気な人だ。冷たいけどたまに暖かい。君は嫉妬の感情と初々しい表情で私の心の葉を吹き散らかして行く。悪くは無い。どころか良い。君はまるで。
「まるで木枯らしのような人だ。」
お題『木枯らし』
木枯らし吹く季節は
ヒートテックがかかせない
でも建物の中入ると
暖房で顔がポカポカ赤くなるし、
汗もかくのよね。
外はあんなに風で
冷たかったのにね
北風と太陽だ。
"木枯らし"
早朝のいつもの散歩道。今日はよく晴れていて気持ちの良い朝だ。
──けど、こんな晴れてると午後の天気が心配だ……。
「帰ったら午後の天気見なきゃな……」
「みゃ」
手袋を着けた手でハナの頭を撫でる。気持ち良さそうに喉を鳴らしながら擦り寄ってきた。ハナが動く度に後頭部の毛が、シャツの襟から出ている肌を撫でて少しくすぐったい。
すると急に、強い向かい風が吹いてきた。風の影響で木の枝が揺れ、乗っていた雪が音を立てながら落ちる。
「……っ!」
その音と、首元を素早く撫でていった刺すように冷たい北風に肩を跳ねらせて身を震わせる。
『木枯らし』によく似た強い風。木枯らしは、晩秋から初冬にかけて吹く北よりの(やや)強い風。それによく似た北風が吹いてきたのだ。そんな北風に、ジャンパーの中にいたハナも相当堪えたようで、中に潜って丸まっている。
「今日はとっとと帰ろう、さっさと帰ろう」
早口で言うと、足の動きがいつもの二倍早くなる。踏みしめる度に自重──とハナの重さ──で雪が圧縮される、ぎゅ、という音が鼓膜を揺らした。
6日目【木枯らし】
もともと、九州は秋が短くて、夏から冬になるのが早い。ここ数年は特に早くて、秋が2週間ぐらいで、すぐ冬になる。
だから、猛暑だと思ったら、いつの間にか木枯らしが吹いている。
いつもの帰り道に思い出す、あの恋の思い出。
夏にはキラキラしてた思い出も、冬になると切ない思い出に感じる。同じ思い出なのに。
楽しかったな、眩しかったな、って区切りをつけた感情が、どうしてるかな、会いたいなって未練に変わる。
私自身は何も変わってないのに。
木枯らしはきっと、昇華しようとした過去を、吹き戻しているのかもしれない。
軽やかに通り過ぎる風がコートの裾を翻す
地面を彩った落ち葉は一体どこへやら
夕陽を見ていた筈の時間が
いつしか星空が瞬く夜空へ
季節が秋の衣を脱ぎ捨てる音が聴こえる
木枯らしが鳴っている
玄関に色とりどりの渦の跡。
悪戯な木枯らしの足跡。
またおいで。
元気でね。
木枯らし
冷たい風が吹く
あなたの髪は綺麗で
でも繊細で
遠くへ飛ばされてしまいそう
だから、ずっとこの手を離さないの
木枯らしが吹く。
センチメンタルで懐かしい響き。
寒さに凍えながら。
でも君と一緒なら暖かい。
どんな風でも耐えられる。生きていける。
【木枯らし】
国語教師の私は、今年卒業する予定である3年B組の担任をしている。
3年B組は元気がいい。(はっきり言えば話を聞いてくれない、うるさい、反抗的だが。)
そんなB組の1人に私は頭を悩ませていた。
『峰君。英語ができてるなら国語もできるはずだと思うけど、、』
『さぁ、、人には個人差があるんですよ。美穂せんせ?』
身を乗り出し、私と距離を詰めてくる彼。
彼は峰珠紀。
成績優秀でスポーツもできる。
まさにみんなの理想の人物だろう。
そして何より、彼は私から見ても整った顔をしている。
同い年だったら付き合うことも考えただろうが、今は教師と生徒の関係。
生徒に手を出したとあらば、私は懲戒免職どころかマスメディアの格好の餌食だ。
それなのに、、
彼は私に好意を持っているらしい。
何故なら。
・急に国語だけの点数が落ちた
・よく好きなタイプを聞かれる
・彼氏はいないのか聞かれる
・2人きりで話すことが多い
これはもう、、自信を持っていいレベルだろう。
今回のテスト、彼は国語だけ赤点を取った。
絶対わざとだろう。
赤点者は補習を受けることになっている。
今のところ補習者は彼と私と篠生由佳さん。
篠生さんは病弱であまり学校に来れてない。
だから、この補習を勉強がわりにしているのだ。
一瞬、彼女目当てでこんな事をしたのかとも思ったが、彼と彼女は接点がまるでない。
これは私だろう。
人から好感を持たれることは多々あったが、自分から気づく事はなかった。
改めて意識してみると、何故か緊張してくる。
私はドキドキしながら補習の準備をウキウキとしていた。
いつもより違うメイクをしてみたり、普通の黒スーツから少しオシャレなフリルブラウスのスーツにしてみたり。
こまめに口紅を塗り直したり、髪の毛も崩れない様整えたり。
イメチェンをして彼が気づいてくれるのが、微かに嬉しかった。
ーーー
3日間の補習が無事に終わった。
『先生。ありがとうございました。』
『あっ、ありがとうございました、、』
にこやかな笑みで私に挨拶をした彼。
そして吃りながらも彼に続いてお礼を言った彼女。
『はい。しっかり復習しておきましょうね。さようなら。』
『さようなら。』
『さよなら。』
2人が出て行った後、私は1人余韻に浸る。
彼はこれからもっと赤点を取って私のところに補習をしに来るだろう。
私はもっと自分を魅せるために努力をしようかな。
夕日が綺麗だ。
澄んだ気持ちで夕日を見ていたら、、
校舎から生徒が並んで出てきた。
『あ、峰君と篠生さんだ。』
ジッと見つめていれば、2人は手を繋いでいるではないか。
瞬間、今までの私の恥ずかしい妄想と自分の思い上がりがフラッシュバックし、その場にへたり込んだ。
『はー、、、はっっずかし、、』
勝手に勘違いして、思い上がって。
『ちょっ、、ええ、、マジかー、、』
そもそも、私は自分が見えてなかった。
まず、先生と生徒が付き合えるわけがない。
これは最初に自分でもわかってたはずだ。
彼に呑まれた。
思わせぶり?いや、彼はそんな事、露ほども知らないだろう。
私が勝手な勘違いで彼にハートを飛ばしていた。
これが1番恥ずかしい。
『はぁ、、帰ろう、』
裏門から出ると、もう冬なのか冷たい風が吹いた。
『勘違い 恋に焦がれて 羞恥心』
ネタとも言えない一句を詠むと、びゅうぅと大きく風が吹いた。
まるで、誰にも言えない愚かな勘違いをした私を、嘲笑うかの様に、木枯らしがもう一度ひゅうと吹いた。
【木枯らし】
「やっと、逢えた」
あなたがそう言った瞬間、ビュッと木枯らしが吹き抜けた。
この瞬間を何年待ったことか。
あなたに逢える日が来るのをどれだけ待ち望んでいたことか。
あの日、"待ってて、"と言われた時から。
ずっと待ってた。
ずっと。それはもう、ずっと。
何か言おうと口を開く。
「遅いです、どれだけ待ったと思ってるんですか」
パッと口をついて出た言葉は思っていたこととは違う、刺のある言葉だった。
違う。こんなことが言いたい訳じゃない。
静かな空間が広がる。
何か、何でも良いから言ってほしい。
木枯らしがまた、吹き抜けた。
今となっては僕もビュッと、去ってしまいたい。
「そんなとこも、可愛い、」
あなたは優しいですね。
だから、ここまで待てたのかもしれない。
「大好き、愛してる」
あぁ。懐かしい。この会話。
戻ってきたのだな。
こんな日くらい、素直になっても良いかも、なんてくだらないことを考える。
「僕も、大好き、です」
るあ
どんなに辛くて落ち込んでいても、
木枯らしが吹いて耳が痛くなれば、
自分は今生きているんだなと、痛感する。
毎日寒いけれど元気ですか
風邪など引いていませんか
友達と仲良くしてますか
毎日何かを考えて、毎日何かを共有する
そんな当たり前のことがちゃんとできていますか
あなたはどんな人ですか
木枯らし吹いたらさみしくなるの?
イライラするの?
元気に走るの?
気持ち次第で受け取り方はどうにでも変化していく。
うさぎが可愛くて仕方がない
我が家では今まで3羽のうさぎと
出会い、お別れもした
人間同様個体によって性格も見た目も
違う
木枯らしとは-秋から冬に変わる時期に、初めて吹く北寄りの強い風のこと。
今回は少し、ストーリー風にしてみたいと思います。
「行ってきます」
誰もいないリビングにそう伝え、私は玄関の扉を開いた。
秋の下旬、少しずつ寒くなってきた頃のこと。
私はいつもの通学路を変わらず歩く。
何も変化がない私の日常に、ある日変化が訪れた。
このぐらいの時期の夕方のことだった。私は熱が出てしまい家で休んでいた。
母と父が少し用事があったらしく、2人で何処かへ出掛け、その日家に帰ってきたのは2人ではなく、知らない警察官の人達だった。
2人は逆走してきた車と衝突してしまい、運悪く亡くなってしまったと聞かされた。
お葬式の日、私は泣いた。泣いて、泣いて、泣きまくった。
その日に1生分の涙を流してしまったのか、それから私は泣かなくなった。
何も見ても感動しない、面白くない、怒りが湧かない…
唯一泣くのは、定期的に見る、父と母のお葬式の夢ぐらいだろうか。
感情を顔に出さなくなると、自然と私の周りから人は離れていった。
けれど、特にそれで悲しいとも、思わなかった。「こういうものか」と納得してしまった程だ。
もうすぐで将来を決める入試がある。けれど未だに志望校を選べていない私。
先生は毎日のように私に志望校の決定を急かして来るが、行きたい高校などある訳ない。興味が無い。このまま働いてお金を稼いだ方が、私には合っていると思う。
だって…高校に入るお金なんて、ある訳ないんだから。
今は親戚の方達が生活を支えているが、そんなことをして貰っていて授業費も払って欲しいなんて迷惑極まりないだろう。
だから私は今日。そのことを先生に伝えようと思う。
いつ伝えようか考えながら、いつも通りの授業を受け、放課後になる。
「あの、先生」
「ごめんなさい、今から会議があるから明日にしてくれる?
あ、あと進路決定の紙、はやく出すのよ?」
「……はい、分かりました」
返事を聞くと先生は忙しそうに廊下を歩いていった。
明日……正直面倒くさかった。先生からのお願いが、私の心に深く刺さる。
結局その日はそのまま帰ることにした。先生に話しかけるタイミングを探っていた為、他の生徒も殆ど下校しており、静かな道を歩いていく。
(今日は風が強いな…)
風が吹き抜けていく音に混じり、木々が擦れる音、誰かの足音、犬の鳴き声…いろんなものが風と共に聴こえてくる。
その音にしばらく耳をすませていると微かに人の声が聞こえてきた。
何処かで聞いた事のあるような、懐かしいような…
『頑張って』
私は思わず振り返った。けれどそこには誰もいない。
けれど確かに聴こえた。父と母の声。私の大好きな、あの声が。
目頭が熱い。涙が出そうだ。
私はまだ、諦めなくてもいいのか。希望を持ってもいいのか。
(親戚の人達…受け入れてくれるだろうか)
風を背に受けながら私は帰る。その風が、2人が背中を押してくれているように思えた。
〜fin〜
木枯らしにビュービューと吹かれながら
駅から寒い寒い線路沿い1人歩いて帰れば
小泉今日子さんの歌声に
涙あふれてきてしまいそうで…
木枯らしに抱かれて
あなたは気づかないと歌いながら
冷えた想いに耐え沿線をトボトボと
いつか恋と共に去りぬと歌いあげる
出逢いは風の中 恋に落ちた あの日から…
気づかぬうちに心はあなたを求めてた…
泣かないで恋心よ…
……
切ない片想い…
あなたは気づかない…
『木枯らし』
これは少し前の秋の事。
赤や黄色で染まる神社を一人で散歩していた時のお話です。
一面真っ赤に染まった境内はその色と、神社というか独特な神聖な空気にまるで異世界にでも行ったかのような不思議な雰囲気がありました。
あまり人に知られていない神社ということもあり、境内を歩く人は私一人。
この不思議な場所に一人きりな何ととも言えない優越感に浸りながら、いつも通りのお参りをしようとした時でした。
強い風が吹いたのです。
木枯らしが吹くなんて天気予報で言っていた位元々わりと風が強い日でしたがその風は、境内の紅葉を舞い上げてとても幻想的で思わず立ち止まって見入ってしまいました。
『もう、冬になりますね。』
ふと気づくと今まで誰もいなかった境内に一人の男性がた立って、舞い上がる紅葉を私と同じように見ていました。
向こうも今私に気づいたかのように顔を向けると何処か寂しそうに、私に微笑みを浮かべてきたんです
その男性は、酷く儚くてまるで今すぐにでも消えてしまいそうなくらい美しい人で、そんな人と初めて話す私は少しだけどぎまぎとしてしまいました。
「ほ、本当ですね。どんどん寒くなっていきます。
で、でも私は冬も好きなんですよ。雪かきは苦手ですけど、雪は綺麗ですし何より全てがお休みする大事な時期だと思うんです!
休んだあとまた春になるとお花も咲きますし、それもまた楽しみで…!」
だからか凄くどうでもいいような聞かれてない事まで答えてしまって、それが恥ずかしくなって更に慌てると男性は驚いた表情をしながら優しく笑っていました
『…冬も無駄にならないということですか?
…あなたみたいな方がいて嬉しいです』
その姿がやはりとても綺麗で見入っていると、また境内に強い風が吹きあまりの風の強さに思わず目を閉じると、次にはもうその男性はいませんでした。
私は何か幻でも見ていたのかまるで狐につままれた気分になりながら、目的のお参りを済ませてしまおうと慌てて足を進めようとした時
『ありがとう』
もう一度紅葉が舞い上がり先程の男性の声でそんなふうに聞こえた気がしました
木枯らしが吹くある秋の日の不思議な体験です。
あの男性は一体誰だったのでしょうか。