『朝、目が覚めると泣いていた』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【朝、目が覚めると泣いていた】
何があったのかは分からない……
何故か泣いていた
泣きたかったから泣いていたのか
心が泣いているのか?そんなわけが無い
なぜなら、もう壊れているからだ。私の心は
それは君のせい
夢で思わせぶりをされてそれが正夢になった
何が悪い夢でも見ていたのだろうか、
なんでかな?
怖い夢でも見たのかな?
それとも幸せな夢?
目が覚めたのなら、
もう笑っていいんだよ
舞華
朝、目覚めると泣いていた
思い出そうとすると
頭が痛くなる
なにか怖い夢でも見たのだろうか
でも何故かそんな感じでもない
不思議な空間に居たような感じだ
今私達は何を見てみるのだろう
たまにあるよね。
朝起きたら涙が溢れてたって事。
俺もある。
嫌な夢を見てふと目覚めた時泣いてる事ある。
みんなはどう?
朝、目が覚めると泣いていた。
昨夜、あんなに大嫌いになって別れたはずなのに。
『朝、目が覚めると泣いていた』
朝、目が覚めると君が泣いていた。
気が強くて弱みを見せない君が、快楽以外で見せた初めての涙。
行かないで。
布団を握りしめ切なそうにそう寝言を零す。
その相手は勿論俺じゃない。
俺と君は寂しさを埋め合うだけの関係。
何度も身体を重ねるもそこに愛はない。
瞳に溜まる涙が頬を伝ってこぼれ落ちる。
起こさないよう、人差し指で涙を軽く拭っては初めて見る君の涙を暫く眺める俺の心に、さざ波の様なざわめきが沸き上がった。
あぁ、これは気付いてはいけない。
頭に警告音が鳴り響く。それ以上は駄目だと。
俺はベッドから降り、振り払うように脱ぎ捨てていたシャツを着ると部屋を後にした。
お互い干渉しない、愛さない、それが二人の間のルールなのだから。
『朝、目が覚めると泣いていた』
朝、目が覚めると泣いていた。
そんなことが一度でもあっただろうか。
泣くほど悲しい夢も、泣くほど怖い夢も、
多分一度も見たことがない。
……ああ、でも、子どもの頃に一度だけ。
お母さんと一緒の布団で寝てたとき、
怪獣に追いかけられる夢を見たの。
怖くて怖くて、「逃げなくちゃ!」って思って、
必死に手足を動かした。
ふと目が覚めたのだけど、まだ寝ぼけていて、
私は現実でも必死に手足を動かしていた。
そしたらびっくり。
私は走ってるつもりだったんだけど、
横にいるお母さんのことをぽかぽか叩きまくってたの。
お母さんは起きてなかったけど、顰めっ面になってたのを覚えてる。あの時はごめんね。
兎に角そのくらい怖かったの。
子どもだったこともあって、あの時だけは泣いていたのかもしれない。もうずっと昔の話だけれど。
夢見は最悪だった。
この人がこんなことを言うわけがないとわかって、途中で夢だと気付いた。それでも――
〉朝、目が覚めると泣いていた
そんな朝、数年に一度くらいありますよね。
「朝、目が覚めると泣いていた」
このお題、綺麗で美しすぎでびっくりした。
ぜとも書きたいけど、こんな美しくて壊れてしまいそうな記憶、私にはない。
「……?」
目からとめどなく流れていく液体。
ソレは手にこぼれ落ちてきて、やっと認識できた。
「…??」
分からない。
どうしてこうなっているのか。
どうして泣いているのか。
周りを見回して探してみても、この部屋が暗すぎてヒントになるようなものを見つけることが出来ない。
………きっと、
「?」
そう言えば、隣にいたはずのあの人はどこに行ったのだろう。子供体温で、冬でもあったかいあの人の安心出来る温もりが無い。
先に起きてリビングにでも行ったのかな。
「…あ、起きたんだ。おはよ」
ガチャ、とドアが開く音がして、あの人の声が聞こえた。
でも姿は見えない。
返事を返そうと口を開いてみても、かろうじて出たのは空気だけ。
「あれ、さっき止めたはずなんだけど…ごめん、痛いよね。今止血するからね。」
しけつ。シケツ。止血。
大丈夫だよ、だってどこも痛くないもん。
伝えようとしても、やっぱり声になることはなかった。
「顔、血だらけになっちゃったね。すぐ洗ってあげるから。」
涙じゃないよ
遠回しにそう言われた気がした。
うん、大丈夫だよ、分かってる。
俺のこと、全部分かるんだね。
『最後に見たいのは、最後に話したいのは君だから』
ありがとう、うれしい。
@寝華
#朝、目が覚めると泣いていた
「私を置いていくな…行かないでくれ」
大切な人が遠くへ行ってしまう…
夢であっても大切な人が遠くへ行くのは辛いと、
朝 目を覚ましたら一粒 零した涙が頬を伝って流れた
朝起きて
あの事件が夢じゃなく
現実なんだということを実感して
涙が溢れる
ということを
あの日から繰り返している
ブーブーブー
携帯のアラームを間違えて設定してしまったのだろう
部屋は薄暗く窓からは電灯の光が差している
ふといつもとは違う感触がする
枕が濡れていた
怖い夢を見たのか
悲しい夢を見たのか
それとも切ない夢か分からないが
確かに枕は湿っていて
頬は少し濡れている
最近何かあったかと思い返してみたが
特に気になることはない
恋人と別れたわけでも
家族と喧嘩したわけでも
ましてや何か起こったわけではない
くるくる考えていたら瞼が重たくなってきた
布団を顎の下まで捲り上げた
エアコンでヒンヤリと冷えた布団が気持ちいい
#朝、めがさめると
#朝じゃないな…
朝、目覚めると泣いていた
たくさん、たくさん泣いた。
私はその時、死を自覚した。
夢を見た。
愛しいあなたが
自分の手を引き
どこかへいく夢を。
その『どこか』はわからない。
ただわかるのは
もう二度と叶わぬ、という事と
朝、目が覚めると泣いていた、
ただ、それだけ。
それだけだ。
#朝、目が覚めると泣いていた
『朝、目が覚めると泣いていた』
現実だけでなく
夢にまで「さよなら」を言いにきたあなた
喪失感でいっぱいなのに
夢でますます無気力に
朝から涙を拭く気力もない
‐鳥になる‐
(お題が気に入らない好き勝手書く)
ぼく達は血を吐き乍ら
羽ば度き續ける鳥だ
現實と云ふ瘴氣の中を
羽ば度き續ける鳥だ
羽ば度くことは
止められない
何かを感じ心震へ
羽ば度くことは
止められないんだ
謳ひ羽ば度く事は
やめられないんだ
中学3年
定期試験の解答用紙が返却され、夏休みが迫る頃
受験を考え始める時期だ。
「俺さ、お前のことが好きだ」
2人きりの蝉の声響く放課後の図書室で、私の幼なじみで初恋の男の子が言った。
「……まじか」
「うん、まじ。返事は後でいいから」
そう言って書庫の整理へ向かおうとする制服の袖を引き寄せた。
「私も、私も好き!」
お互い顔を真っ赤にして、夏のせいだと言いながら2人で抱きしめあった。
やっぱり蝉は鳴いていた。
夏休み
花火大会で、木に隠れてキスをした。ファーストキスは甘酸っぱいりんご飴だった。
互いの家で宿題をしたり、受験勉強をしたり、たまにゲームをしたり普段と変わらない過ごし方ではあったが、それでも特別だった。
来年も、一緒にいたい。
だから、同じ高校に行く約束をした。
私は少し勉強を頑張らないと入れないけど、君が教えてくれるって言ったから、苦手科目も頑張れる。
まるで夢のように素敵な日々
否、これは私の記憶
遠い夏の日の甘やかな思い出
君はこの懐かしい日々の数日後、交通事故に遭う。
新学期が始まる2日前だった。
そのまま君は帰らぬ人となり、私は約束の高校へ進学した。
それなりに充実した日々を過ごして大学生になり、成人した。
君をあの夏の日においてけぼりにしたまま
私は大人になった。
あぁ、蝉の声が聞こえる。
〜朝、目が覚めると泣いていた〜