『月夜』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
月夜
「あー寒」
前よりかは暖かくなったがまだ夜は少し寒い。
窓から見た月が綺麗でつい外に出て来たがやっぱりそのまま部屋で見てれば良かった。
一人でも寂しくは無かった筈なのに最近は人肌が恋しく思える。それを誤魔化す様に煙草を出しライターで火を付ける。
身体に良くないのは分かっているがどうしても吸いたくなってしまうのだからしょうがない。
最初は煙くて苦手だったが今では馴染みの感覚。ゆっくりと煙を吸って吐く。
煙は空高くまで上がっていつかは月届きそうだ、何て馬鹿な事を考えてしまう位綺麗だった。月を見ながら煙草を吸っているだけなのにどうしてこんなにも綺麗なのだろうか。そんな疑問もいつの間にやら煙草を吸う至福の時間で吹っ飛んでいった。
最初は何となくで吸っていたが今では吸わないとな落ち着かない。煙草を吸っていないと口寂しくもなるし落ち着かない。煙草を吸うと落ち着けて休憩時間に吸っている人は多いと思う。
まさに息の詰まる現代社会の頼れるお供だろう。
まあ何にせよ、嫌な事は月夜と煙草で忘れてしまおう。明日が良い日になる事だけを願って。
月夜にお月見、
うさぎは今日も
とんとんと
餅をついている。
せっせと働いている。
真っ白な毛、
ふわふわな毛。
白いものが白い団子を作っている。
なんとも愛らしい。
月の裏側は
地球が見えない。
つまり
うさぎが好き放題している。
にんじんを栽培し
月市を開き、
通貨が行き交い
住処がある。
家族がいて
友人がいて
子どもがいて
お年寄りがいて
未来がある。
キラキラしてて
月とは思えないほど
輝いていた。
"Good Midnight!"
団子が団子作ってる…。
あ、うさぎのしっぽだ。
うさぎは月の表では
働き者だけれど
裏ではちゃんと
うさぎの生活があって
にんじんが大好き。
月夜
1人歩く
後ろから迫る月
夜の闇にのまれそうな私
逃げきれない悩み抱え
眩しすぎて見れない太陽
優しく照らす月眺め
深呼吸
寂しくこぼす独り言
聞いてくれ
言葉にならない感情も
月だけが知っているような夜
「月夜」
3月7日
月があまりに明るいので、パジャマのまま庭へ出た。
光を浴びた庭の桜の木は、まだ蕾だというのに、
どこか遠い星の植物のように銀色に発光している。
足元では、黒い影のようなクロが
鼻先をひそめて、夜の匂いを丹念に追いかけている。
クロの背中にも月光が降り積もり、
その毛並みは、まるで静かな夜の海みたいに波打っていた。
「ねぇ、クロ。私たちは今、宇宙の真ん中にいるみたいだね」
独り言は、冷たい空気に溶けて透明になる。
言葉にならない感情を、月だけが知っているような夜。
私たちはただ、銀色の静寂の一部になって、
しばらくそこに立っていた。
─月夜─
羨ましい。綺麗で美しくて幻想的なあの子。
私も光ってるけど綺麗ではない。太陽だからメラメラ燃えてる。
でも、私あってこその月だよね?
私がいるから貴方は綺麗に輝ける。
夜は貴方の引き立て役。
私は自分の力で頑張って光ってるのに。貴方は私の力がないと輝けない。なのに月ばっか綺麗って言われて。
自分の力で光ってる私よりも私の力がないと輝けないあの子の方が綺麗なのはなんで?
羨ましい。
夜。貴方を見ながら毎日光っている。
談話室に行くと先客の姿があった。
「珍しいな」
一人煙草をくゆらせていた男は「そっちこそ」と片手を上げて短く答え、向かいの椅子に乗せていた長い足をそろりと下ろす。
俺はそこに腰を下ろすと咥えた煙草を男に向けて「火ぃ、貰えるか?」と尋ねた。
「·····」
男は少し考えるように天井を見上げると「ん」と答えて咥えていた煙草の先をこちらに向ける。
「――」
俺は一瞬面食らったが意図を理解しそろそろと煙草の先を近付けた。
ジジ·····、と紙が焦げる音が静かな部屋でやけに大きく響く。
間近に男の僅かに伏せた目があって、その意外な睫毛の長さに鼓動が跳ねた。
上手く火を移し終えた男は再び椅子に身を沈め、ゆっくりと煙を吸い込む。
半分ほど開けた窓からは柔らかな月光が降り注いでいる。それがちょうど椅子に座る男の全身を照らし、まるで絵になる場面をわざと切り取っているかのようだ。
「執務室でも吸えただろうに、どういう風の吹き回し?」
現実離れした姿とは裏腹に、間延びした声で男は問う。長い睫毛の先に月光の欠片が乗っている。組んだ足の先では白いエナメル靴がてらてらと艶めかしい輝きを放っていて、それを目にした途端俺は答えに窮してしまった。
「·····ま、たまには気分転換したいよね。俺もそう。ずっと籠ってたから息が詰まっちゃって」
男は独り言のように言うとゆっくりと煙を吐き出した。白い煙が糸のように揺らめいて、窓の向こうへと吸い込まれていく。
中天に差し掛かる月に向かって昇る白い糸。
あれを伝って行けば月に辿り着けるだろうか。
誰もいない月に、二人で。
END
「月夜」
月夜
満月と三日月の夜ってなんかテンション上がる
なにか、漫画のようなことが起きそうで
なにか、映画のようなことが起きそうで
起きたことないけどね
【月夜】
車から見えた月があまりにキレイで
こんな夜に日本酒でもしっぽりと2人で呑めたら…
なんて妄想が膨らみました♪
『月夜』
「今夜は月が綺麗だね」
帰り道、手を繋ぎながら歩く僕たちの目の前には
大きな満月が黄金色に輝いていた。
「わぁ〜!本当だぁ〜!」
彼女は目を輝かせながら、こんなに綺麗なんだから写真に残さないのは勿体ないと
はしゃいだ様子で鞄からスマホを取り出した。
立ち止まってニコニコと燦然と輝く月にカメラを向ける
シャッターを切る
気に入らなかったのか不満そうに首を傾げる
ズームをしたり角度を少し変えたりと真剣な顔で試行錯誤する
コロコロと表情が変わる彼女。
僕は月なんかよりも、そんな天真爛漫な君に釘付けだった。
「やっぱりダメだ〜。肉眼だとこんなに綺麗なのになぁ…。」
しょんぼり顔の彼女だったが、何かを思い出したようにパッと笑顔になる。
「夜の月も綺麗だけど昼間の白い月もとっても素敵なんだよ~!
この間、お散歩してたときに何気なく空を見上げたら雲一つない青空に
白い月がよく映えてて見惚れちゃったの~!」
僕は嬉しそうに話してくれる君に見惚れてしまっているよ。
そんなこと言えないけど…。
「じゃあ今度は白い月も一緒に見ようか」
「やったぁ〜!お弁当持ってピクニックしながら眺めようね!」
楽しみだねとご機嫌な彼女。
僕も楽しみだよ、
綺麗だねと嬉しそうに笑う堪らなく愛おしい君の姿を見られるのが。
『月夜』
占星術にどっぷりハマった時期があった
かなり詳しく自分の誕生時のチャートを読み込んだ
太陽乙女座はもちろん知っていたが、月は蟹座だと知った
蟹座は月が最も輝く場所でもあった
満月や新月が、体調やメンタルに影響を与えているような気はしていたが、
意識すればするほど、その影響を大きく感じるようになった
満月の夜、ベッドでふと目覚めると、窓からこうこうと月明かりが差し込んでいる、そんなことが続いた
最初は特別な繋がりを嬉しく感じていたが、だんだん影響を受けることが煩わしくなった
意識するのをやめた
つかず離れず
そのくらいの付き合い方が、私にはちょうどいい
ふとした瞬間に、月はある。
どんな季節でも、どんな年でも、どんな場所にも。
例え雲に隠れていようと、空の上には月がある。
太陽ほど眩しくは無い。
太陽ほど強く周りを照らしてくれる訳でも無い。
それでも
夜になったら、月はある。
小さい頃からずっと。
月明かりは、変わらず夜を照らしてくれている。
変わる世界の夜を、小さく照らしてくれている。
おやすみなさい、お月様。
月夜
本日の月はあなたが連れてきたのでしょうか。
眩しく光り輝くがどこか欠けている。完璧ではないが、それでも私を周りを照らしてくれるそんな存在のあなたが好きなのです。私はその光の温かさに救われているのです。どうかこの光をくれるあなたが幸せでありますように。
〚月夜〛
ヤイ「こんばんわ、月の都の王女様。今夜はいっそのこと月が美しく見えます。」
輝夜「何その話し方。私はもう王女でもないし、月もいつも通りじゃん。」
ヤイ「蓬莱山さんはずっとindoorですからねw。」
輝夜「さん付けで苗字呼びはやめて。『さんさん』って呼ばれるの恥ずかしいでしょ。受付で『蓬莱山さん』って呼ばれたら周りにいる人たち絶対笑うじゃん。」
ヤイ「普通は笑うねw。俺も最初、輝夜の名前を聞いたとき思ったことだもん。でもさとり様の心を見習って俺はそんなことはしない。」
輝夜「数秒前のあんたの行動思いか返せ。」
ヤイ「んー。なんのことかなぁ〜。記憶にございません。」
輝夜「はぁ。で?ヤイはどうしてここに?」
ヤイ「暇だったんで。」
輝夜「地霊殿から地上に散歩って。散歩の領域普通に超えてない?だいぶ距離あるよ?しかも夜に。」
ヤイ「俺は妖怪なんだぞ?殺されたり、生存するための物が無くならない限り、時間は無限。寝なくてもいい妖怪だっているし。気持ちや想像の整理をする時間にはぴったりな時間帯なんだぜ。」
輝夜「なによ。気持ちや想像の整理って。主に対してあるまじき気持ちを持って勝手に想像してるの?さとり妖怪だから全部お見通してるんじゃ?」
ヤイ「あるまじき気持ちなんて持ってねぇよ。尊敬している主にそんなこと…。」
輝夜「そんなこと…?やっぱ妖怪でもそういうこと考えるんだね〜w。」
ヤイ「俺は違うからな。そんな野蛮な奴じゃないからな。」
輝夜「まぁいいわ。で?ここに来た理由は?」
ヤイ「輝夜なら起きてるかなぁ〜って思って…ちょっと、愚痴っていうか、そういうの聞いて欲しくて…。」
輝夜「酒とつまみをわざわざ持ってきてるってそういうこと?てっきり、酔ってここまでやってきたのかと思ったよ。てか、酒持ってるなら地底の鬼に聞いてもらったらよかったのに。」
ヤイ「勇儀は酔い潰れてたの。しかも勇儀は相談事はすべて力で解決しようとするからあまり…ね。」
輝夜「はぁ。上がりなさい。でも、また今度料、理を振る舞ってちょうだい。」
ヤイ「さすが輝夜姫さん。頼りになりますなぁ。もちろん料理はいずれ振る舞いますので。」
輝夜「変なやつね。」
end(現在進行系の物語に入れたい小話でした。)
月夜
大きく明るく丸い月
半分かくれんぼ上弦の月下弦の月
鋭く何ならぶら下がれそうな三日月
幻想的な朧月夜
どれも好き
月夜
リビングから、何気に外を見ると、まあるいお月様と目が合った…すました顔で、こっちを見ている…
ねぇお月様、あなたは、そうやって、誰彼見境なく、部屋を覗き見するんですか…時には、冷ややかな眼差しで、時には慈愛に満ちた優しい光で、時には今夜みたいに、そっと静かに寄り添う振りをして…
昼間は寝ているのですか…満ち欠けするのは、気まぐれですか…一人で淋しくはないのですか…
色々問い掛けるのに、無視するあなたは、クールに決めているつもりなのか、元々人の話を聞かない質なのか…
独りぼっちの狭い暗い部屋から、独りぼっちのお月様と、久しぶりのささやかな密会…
月夜はうさぎ
ぴょんぴょんはねて、もちをつく。
月夜はうさぎ
うさぎはセーラームーン。
月にかわっておしおきよ!
今夜も平和でよかった。
月が綺麗な夜。真っ赤な月。
月をの何は清水ながれピカピカ光る月夜。
この瞳の真ん中は月でいっぱい。
月夜の夜はドリームだ。
茉莉はまだ帰る気にはなれなかった。
家に帰ったらいつものようにSNSを眺めているだけで眠ってしまうのだろう。それでは満足できないまま今日が終わってしまうような気がした。
茉莉はブランコに揺られながら、今日のことを反芻し続けている。
最終面接があった。第一志望で、二年前から受けようと決めていたところだ。なので、準備は怠らなかったつもりだ。だが今日、「志望動機は?」と聞かれて、何も言えなかった。もちろん、「弊社の...」から始まるつらつらとした答えは用意してたし、それを言えば受かっていたかもしれないが、何も言えなかったのだ。
「あー」
冷たい夜風が肌を刺している。茉莉はヘアゴムを人差し指でくるくる回しながら、ぽつんと浮かぶ星を眺めていた。
突然、がさっと足音がして、茉莉はそちらに目を向ける。辺りは暗く、見えづらいはずだったが、その毛並みの整った真っ白な猫は、夜中でも目を引いた。
すると突然、誰かの低い声がした。
「おっと...これは失礼。」
「え?」
きょろきょろと辺りを見回しても、他に誰もいない。
「おや、お嬢さん。これを使うといい」
いつの間にか茉莉の手には見覚えのないピンクのハンカチが握られていて、足元で白猫がこっちを見ていた。
「ねこ...」
いつの間にか泣いてしまっていたらしい。目元に手をやると、たしかにすこし濡れていた。
ハンカチを使わせてもらって、すこし涙を拭きとる。
「今日は新月のようだね。月は見えないけれど、消えてしまったわけじゃない。隠れているだけだよ」
「うん...ありがとね、ねこちゃん」
気がつくと白猫はいなくなっていた。
「何だったんだ...」
確かに猫がしゃべっていた。それに、慰めてくれたような気がする。
「...帰ろう」
なにか不思議な体験だった。よくわからなかったけど、少しの間だけ、嫌なことを忘れられた気がする。
茉莉はとぼとぼ歩いて帰ることにする。手には涙が滲んだハンカチが握られていた。
澄む月の 強き明あかさは 興なけれ 雲一つにも かかるがをかし
※ホラー注意
ーついてくるよー(月夜)
「ねぇお母さん。ずっとついてくるよ」
月を指しながら母を見る子供。
少し眩しそうに目を細めて、お母さんは言いました。
「あなたが怪我をしないように、見守ってくれているんだよ」
子供は少し考え込むように俯いて、
「なんか怖いよ」
と、お母さんを見上げました。
お母さんは笑って子供の頭を撫でます。
「怖くないよ、守ってくれてるの」
「でも」
お母さんの表情が、少し固まります。
子供は悲しそうな声で続けました。
「ずうっと、覗いてくるの」
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はたして、子供は一体、なにを指していたのでしょうね?
おやすみなさい。23:45