『月夜』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
青白く 淡い光
儚く 浮かぶ淡月
深海でゆらり
照らされぬやうに
揺れ隠れ
零れたナニかは
海に溶け 遙か彼方へと
攫われる
きらり 金色を撫でる
静かに悲しい愛を歌う
お題【月夜】
タイトル【泳げぬ人魚】
【月夜】
【創作】【宵(よい)と暁(あかとき)】
3/7 PM 9:00
暁が「宵ちゃん、月が綺麗だよ」と
電話してきた。
その言葉につられて、窓から夜空を
見上げたら、皓く輝く満月があった。
「今日って満月の日だったのね」
「そうみたいだね~。
今夜みたいに綺麗に見えるお月様も
好きだけど、朧月も素敵だよね。
柔らかくほのかに霞んで見えるのが
こう……いかにも春! って感じで」
「まぁ、風情があるわよね」
「急にあったかくなって、今年は桜の
開花も早くなりそうだって言うし。
春休みになったら、月夜にお散歩して
夜桜見物するのも良さそうじゃない?」
月と桜、綺麗の相乗効果が
ありそうだよねぇと
歌うような口調で暁が言う。
「……真夜(よる)にも伝えておくわ」
「それってOKってことだよね。
やったー、楽しみにしてるね!」
お題:月夜
月夜っていつの季節でも綺麗ですよね〜。
自分だと満月の日には月を見ながら、寝ています。
月が出てると月明かりで、周りの星は見えなくなってしまいます。
ですが、その分月模様を細かく観察することが出来るので、良いのかなとも感じます。
(ちなみに月を見る時のお供は、ミルクティーです。)
一緒に散歩をするように、月夜を見上げながらゆっくり帰ろう。
満ち足りた気分のときも
足りない欠けた何かを探したくなるときも
大人の迷子はたちが悪い
案内所すらない、呼び出しのアナウンスもない、
軌跡に葉っぱを目印に置いて、
来た道を振り返り、問いかけて、また振り返り、問いかけて歩いていく
月夜は隠す
今日は満月
煮詰まった頭も、余裕のない心も
月夜は全部見ている
月夜は隠す
今日は満月
また力強く歩み出せるように
月夜は味方をしてくれる
月夜の晩、
一人ひっそり家から飛び出して
当てもなく散歩をするの
もやもやする
頭の中を空っぽにしよう
ただ、気の向くままに
誰もいない
声も聞こえない
街は、まるで
わたしだけの世界みたいだ
なんてね?
お月様は、わたしのたったひとりのお友達
キラキラ
一緒に散歩
寂しくないよ
アナタが居るから
「月が綺麗だぜ」
外に出たら、通りの向こうに
まるまると輝くそれが浮かんでいたから
少し先を歩くお前に声を投げた。
「本当だ!しかも満月じゃん」
残業したお陰でいいもん見れた、と
カメラアプリを起動する無邪気な背中。
きっとそう返すと知っていた。
言葉に潜めた本心にお前は気付かない。
わかっていたからこそ、言えた。
柔らかな光が落ちる月夜の帰り道。
明日も晴れればいいのにと
ひっそり綻びながら、祈った。
今日の月は何だか綺麗でまん丸だった。
いつかに先輩に「月が綺麗ですね」って言おうとして言えなかったときみたい。
あの頃はまだ暑かったよな。
もうそんな夏はあっという間で、
今はもう冬も終わりそう。
歳月が経つのは早いななんて思って。
#月夜
月あかりのおかげで
お空も足もともよく見える
月あかりのおかげで
ポンと高く跳んで行けそう
月でジャンプしてるみたい
月のうさぎはどれだけ跳べるの
地面をポンと蹴って
ひと跳び6メートルくらいかしら
うさぎにとっては小さなひと跳びだが
コンビニ袋に隠されたアイスは我々を見張っている
ねえねえねえ、
つまむように触れた指先を
きちんと握り返してくれる
その体温だけで
月より高く跳んでいけそう
ホントの話よ。
仕事帰りに
母親と娘さん?が話してた。
娘さん「今日って満月かな?」
母親「そうかもね(笑顔)」
そこからはビルが多くて見えなかったけど
少し開けた場所にまん丸の月が見えて。
微笑ましくなったし、
羨ましくなったし、、
帰りたい。
少女漫画って凄いなって思いながら帰った。
いろいろと……
自宅の洗面台でイヤホン付けて
聴いた曲が今?ってタイミンで
心に投げ入れられた。
「No.1且つオンリー1だって」
ありがとう!
最高の言葉知って良かった
優しくしてくれた人にとって
偽善者言われても
常に自分から手を差し伸べる。
理由はただ一つ。
大切な人を助けるため
月が綺麗だね
なんて、ありふれた言葉で
愛の言葉を紡いでみる
きっと少し勉強が苦手な君には
伝わらないよね
月はずっと綺麗だよ
えぇっと、もしかして
伝わっちゃった…?
それとも、たまたま?
月のうさぎのいたずらだったりなんて
にこにこ笑う君の顔が
月よりも綺麗だなぁなんて
思うそんな夜
__月夜
#51 『月夜』
私は月から逃げている。
だって、狼オンナに変身してしまうから。
特に満月の夜は最悪だ。
それはもう…毛むくじゃら。
エステで永久脱毛しても生えてくる。
以前、イケメンといい感じになったとき、
今夜は雨だから大丈夫だろうと油断したら…
…毛むくじゃら。
月夜のない世界を探し求めて
私は月から逃げている。
月夜
月が綺麗に耀く日には横にいる君の手を握りしめ、
照れる横顔をただ見つめていたい。それだけで十分だ。
短い小説 『月夜』
残業で帰るのが深夜1時になってしまった。
このくらいの時間になると、いつも歩き慣れてる道も何だか怖い。人一人いないのでまるで人のいない世界に迷い込んだような気持ちだ。
でも、真っ暗ではなかった。なぜなら、月が真上で輝いているからだ。真夜中を綺麗な紫色に染めている。真夜中の空がこんな綺麗だとは思わなかった。
帰り道の途中、丘の上で人を二人見かけた。仕事帰りだろうか、二人ともスーツ姿だ。二人は椅子ぐらいの大きさの石に腰掛けているが、何だか一人が落ち込み、一人が慰めているようだった。
少しだけだが、二人の会話が聞こえた。
「もう…自分は何をやっても上手くいかない。自分には才能がないんだ…」
「そんなことない。上手くなれるまでの経験がまだ足りてないだけなんだ。」
「…」
「…辛いな。今は誰もいない。今なら思いっきり泣けるよ」
「…」
一人はむせび泣いた。何か嫌なことでもあったのだろう。
「…月、綺麗だね。空も綺麗だ。今日は良い日になれそうだよ」
「…なれるかな」
「なれるよ!空を眺めてたら気持ち落ち着くし、絶対良い日になるよ!」
皆、毎日を一生懸命生きている。月の光は真夜中の暗さを和らいでいる。同時に未来への不安など、空の下で生きる者たちの心の闇も和らいでいるのか。そうだとしたらこの月を見た人たちは絶対に幸せになると思う。
この人たちも私も幸せになることを祈って、ゆっくりと家へと向かった。
🍀月夜
月夜の下では私の流す涙は見えないでしょう。
気づかれないように鼻水は啜っていけません。
真ん丸なお月様が、夜の街を照らし出す。
それはまるで君を照らすスポットライトのように。
ビルの屋上で空を見上げた君には、月は全てを見透かしている昼には見えない監視カメラみたいで、恐ろしく見えたのかな。だから、君の瞳は月に吸い込まれて動けなくて、ずっと見続けて、
君の死体は首が上を向いて、瞳は泣いていたのかな。
「ごめんね」
僕がそう言わなければ、泣きそう顔をした君に気付いて追いかけていれば。あぁ、''ごめんね。''そうやって人は過ちを繰り返すのだろう。
今日もまた、ベランダから月を見る。気付いた時には、僕の瞳は月から動けなくて、自分の下に地面がないことなんて知る由もなかった。
僕は今もまだ、月を見ている。
#月夜
4-去年の夏
「ばいばい」
去年の夏に貴方は、亡くなった。
「夏になると思い出すの、貴方のこと。」
窓越しを見つめ、そう呟いた。
「ずっと、一緒にいよう。」
素敵な言葉を言ってくれたじゃない。
ずっと、貴方のことを待ち続けた。
なのに、貴方は帰ってこなかった。
「交通事故だなんて、ね。」
貴方以外は、考えられないの。
私の隣は、貴方じゃないと駄目。
何で、何で私があのとき、一緒に行ってれば。
攻めたときだって、何度もあった。
だけど写真が嫌いな貴方が、唯一2人で撮った写真。
貴方はもう、いないけど、私のなかではいる。
「しっかり、見ててね。」
そっと、貴方に触れた__。
✉️こんばんは☺️🌙
久しぶりの投稿で、真夜中です💭
書きたい欲が凄かったので、文が変なところ(つねに)とかあるかもしれませんが、暖かい目で見てほしいです😂
夏、苦手な季節だったんですけど、段々と好きになりました💭
特に夏の夕日が、1番大好きなので、たくさん写真を撮っちゃいます😌
夜更かしもあまり良くないので、ここまで😶
おやすみです。
昔はよく夜空を見上げて遠い彼方へ思いを馳せました。
今はもう、傍らで寝息をたてています。
鼓動が止まるその時まで寄り添いましょう。
そしてどちらかをお迎えに。
その時までしっかり手を繋ぎましょう。
「今日は月が綺麗だね」
「あぁ、そうだな」
今日は満月の日。なんにも欠けていない、まん丸の月。空にはいくつもの星が瞬いている。そんな中、僕達はベランダに出て、ぼんやりと見上げていた。数文字の会話をして、静かな雰囲気になった時。ふと、彼の方を見た。彼のアメジストのような瞳は、光を受け、艶やかに輝いて見えた。希望に満ち溢れている目、と言えばいいのか。そんな様子を見て、無意識のうちに、口からこぼれる。
「君も、すごく綺麗だよ」
「なっ……!?おい、それはどういう意味――」
「こういうことだよ」
真っ赤になって僕を見つめている恋人の顎を軽く持ち上げる。そしてそのまま唇を重ね合わせた。
「お、おい……!急に……!!」
「あまりにも君が美しかったからさ」
なんて微笑んで言うと、彼はぷいっとそっぽを向いた。だが、今度は耳まで真っ赤に染まりきっている。僕はそれを見て、つい笑ってしまった。可愛いなぁ。だが、それとは対に、ある不安も過ぎる。
「……ねぇ、君は急にどこか遠いところに行かないよね。僕の手の届かないような、ところ」
そう言って、あの月に手を伸ばす。あの月だって、ずっと満ち足りている訳では無い。いつかは、いや、時間が経つにつれて、どんどん欠けていく。この関係もずっと続くかは――
「お前は急に何を言い出すんだ」
彼の声に、僕ははっと我に返る。手すりを掴んでいる僕の手に、そっと彼の手が添えられている。
「行くわけないだろう、そんなところ……だいたい、お前は俺をなんだと思ってるんだ。俺はここにいたくて、いる。お前の近くにな」
「……本当?」
「あぁ。本当だ」
優しく慰めるような声に、僕は思わず抱きついていた。彼の、愛おしい恋人の存在を確かめるように。強く、強く。そんな彼は、何も言わずに、ただ僕の背中をさすり続けてくれた。
〜月夜〜
月夜
「月が綺麗だね」
…なんて、呟いてみる。
いつか、あの人と一緒に見ることができたらな…
熱った体を撫でる夜風が少し心地良かった。
月夜の晩
窓枠は凍りつき
音は無く
星も無く
月と向かいあって
瞬きもせず
手は窓枠に引っついて
足は空気になるまで
ふと
月面にぎゅいんと吸い込まれた
灰の月の山
灰の月の湖
そこに真っ直ぐ
マッハのはやさで
落ちていく
いや、もう落ちたのかも?