『月夜』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
二十一歳の時分、共通の友人の紹介で知り合った相手と毎日毎晩連絡を取りあっていた。朝起きて挨拶のトークを送ると、返事が返ってくる。連絡を取りあって間もない頃というのは、お互いにぎこちなく何処か緊張しているのか遠慮しているのかよそよそしかった。次第に打ち解けていったことで、挨拶からたわいもない話をする仲になった。
まだ交際はしていなかった私たちも、その辺のカップルのようにお互いを想い合っていた。どちらも告白をするでもなく、ただただ行為を寄せていることを直接伝えては嬉しい気持ちになっていた。直接会うことは基本的にはなかったが、親しくなっていったことで、会いたいと思う気持ちが芽生えた。
五月半ばだっただろうか、シェアハウスをしていた私は二十二時を回った頃にアパートを出た。近所のミニストップに立ち寄って酒と夕飯を買って、アパート近くの植え込みの縁に腰掛けてスマホをポケットから取り出した。電話帳をスクロールして、いつもの連絡先をタップすればコール音が聞こえてくる。「もしもし」と嬉しそうな声が耳に心地よい。酒のプルタブを上げて小気味よい音を立てながら、その声に答えて大きくひと口流し込む。なんてことの無い会話を続けているうちにさらに夜が深くなっていく。パトロール中の警察官の職務質問に答えた後に、また話を再開する。すると今度の八月に実家に泊まりに来ないかとの誘いを受けるが、相手はなにも気にしていない素振り。お盆休みに泊まりに来て欲しいというが、実の所は両親や親戚にも「共通の友人の紹介で知り合った恋人が泊まりに来る」と吹聴していたのだという。そして、家族や親戚は歓迎しているというのだから驚きを隠せない。
何も気にすることなく、遊びに来て欲しいと嬉しそうに話す相手に勝手なことをしてくれるなと憤りを感じながら、やっと会えるのだなと胸が高鳴るのを感じた。
執筆中、お待ちくださいませ。
...執筆中だったのを忘れていた。はて?これは一体なにを書こうと思ったのやら。
仕事帰り空を見上げたとき、綺麗な満月だったらちょっと嬉しい♪
疲れたときに月夜は目に優しい
暗闇の中で光る一筋の光が
私の足元に影を落とす
導き出される舗道の先は
吸い込まれそうなほど未知なものだ
人生は
先を見過ぎると暗くて怖くて足が竦んでしまうから
少し手前に目を向けて月明かりを頼りに歩くほうが
地に足をつけて一歩一歩踏み出せる
『空に輝かり星』
今日は七夕
月夜の横で輝る星は
君と輝きを示すものにしか
見えなくなってしまう
これは君に依存している
自分ではそう思う
夜が輝く空で
織姫と彦星が会うように
今日は君に会いに行く
47テーマ【月夜】
月夜
遠くのうさぎに
想いを馳せて
春風に吹かれる
星月夜
こんな荒削りな物語を読んで頂いて、本当にありがとうございますm(_ _)m
いざ書き出すと、まだ決まっていない設定があれこれ出てきて文字が進みません…(^_^;)
時代背景は30年前の1990年代です。でもイレギュラーな展開がある為、実際の90年代とは食い違ってくると思います。
たとえばインターネットの普及が早まったり、ドローン等の無人機が出てきたり。
少年たちのミラクリスト能力って何?超能力と何が違うの?
うーん…(゜-゜) 小さな対象に気力のような力を発生させるのが超能力。対してミラクリストは、
そこに居るだけで大規模な力が発生する。周囲にも何らかの影響が波及する…みたいな感じで考えてます。
ジャックという米国人は何者?
宇宙からやって来るある危機に対応する為に、世界中から特異な力を持った人間を集めて育成するのが彼の役割です。主に日本の担当で、他国にも彼のような育成者がいます。
危機って何?
まだ明確には言えません。彗星という説が有力。
…とまぁ、物語って作ると大変ですが面白いです(^o^)
頭の中を整理しながらやってますので、書き上がったらまた読んで下さい。
いつもありがとうございますm(_ _)m
リアルからかけ離れたおはなしです。童話テイストバンザイなおはなしです。
「ぺったん、ぺったん!もひとつ、ぺったん!」
最近最近の、都内某所。稲荷神社のど真ん中で、二足歩行の子狐が、深夜にお餅をついておりました。
「このもち、こぎつねつくもちにあらず、ぺったん!みけのかみ、とこよにいますウカサマの、ぺったん!かむほき、ほきくるほし、とよほきもとほし!」
母狐から教わった難しい言葉を、ぺったんぺったん歌いながら、由緒正しいらしい臼と杵で、お供物として貰ったお米をつきます。
今夜は明るい、まんまる満月。狐火や、鬼灯や、キツネノチョウチンを焚かなくても、餅の状態がよく見えます。いっそう美味しく出来上がることでしょう。
「いんや。夜で暗いから、おもちがよく見えないや」
たまに歌を止めて、つまみ食いするのはご愛嬌。
売り物と、神様への捧げ物に、きつね餅5個、草餅5個、揚げ餅5個にみたらし5個と、あんころ5個分の量さえあれば、子狐はギリギリ叱られないのです。
なにより今日のもち米は、ブランド米3種の共演。特製母狐ブレンドなのです。
「見えないから、上手にできてるか、確認しなきゃ」
にんまりイタズラな食欲を隠さず、子狐がおもちをちぎります。でも暗いはずがありません。なんてったって、満月に加えてこのご時世。道の街灯もビルの照明も、みんな明るいLEDです。
光で夜の犯罪を払うように、あるいは社会の闇を包み隠すように、あっちこっち、輝いているのですから。
「だって、見えないよ。お天道様ないから暗いもん」
確認しなきゃ。確認しなきゃ。ああ、おいしい。
湯気たつツルツルまんまるお餅を、ちぎり、ちぎり。不都合な明かりは知らんぷり。小さなおくちで、幸せいっぱい頬張ります。
「あれ。どこまで歌ったっけ」
もっちゃもっちゃ。
何度目かの味見を丹念に丹念に終えた子狐。母狐から教わった餅つき歌を、どこまで歌ったかド忘れです。
「いいや。もっかい最初から、歌えばいいや」
ぺったんぺったん、もひとつぺったん。
満月見守る稲荷神社には、まだもう少しだけ、餅つきの音が広がるのでした。
今日は綺麗な満月ですね
眺めていると何故か彼のことを考えしましいます
彼も今同じ気持ちなら良いのに。
彼の中にずっといたい
彼の心の中はでこぼこしているのに心地いいんですよね
ずっとそこに漬け込んでいたい
彼は私の心の中をどう感じているのでしょうか
同じなら良いのに。
- 月夜 -
悲しいときは、
いつもひとりで
夜空を見上げることが多かった。
月明かりは、
真昼の太陽と違って
心を失くしてしまった
わたしにとっては、
眩しすぎなくて
ちょうど良かった。
月のいない
暗闇の夜も、
雨に霞んで
寂しい夜も、
孤独が解されていくように
静寂の中に浮かぶ宇宙の片隅で
すぅーっと息を吸い込んだ。
たとえ、
見えても、見えていなくても、
億万光年のときを経て、
なお キラキラと輝く星の瞬きが
わたしの唯一の救いだった。
何もないわたしに、
何も無くてたって良いことを
静かに、そっと、
伝えてくれた。
ああ…
今夜は、満月なんだね。
˚✩∗*゚⋆。˚✩☪︎⋆。˚✩ 月夜 ✩∗*゚⋆。˚✩⋆。˚✩☪︎⋆
僕は満月の日だけ狼になってしまう
いわゆる狼人間だ
僕の様な人間に属し動物との配合を
人々は亜人と呼ぶ
亜人は差別され、その大半は奴隷となる
絶望の人生だ
🌕
今日は満月
何度も拒んだ満月
僕は狼人間となり理性を失い人里を歩いた
人々は逃げ、奴隷売りは僕を捕獲しようとした
僕は走った
ただ走り続けた
そして見知らぬ場所に辿り着いた僕は
あるものをみた
満月のうつる煌めく湖
そしてその横で祈りを捧げる女性
その月夜から僕の人生は変わった
♡13_57
ぱっと瞼を開いた瞬間、早朝の光が目を射す。
そう確信できるのは、いつもの言葉にならない焦りや不安がないから。
今の彼ならば、望む未来を自身の手で拓いていけると信じているからだった。
月夜
昨日は満月だった
だけど私は見なかった
だって私は十六夜のほうが好きだから
これから欠けていくことしかできないのに
満月よりも綺麗と言われる十六夜が
とても美しく散っていった
あの子にとても似ているから
月夜
月は夜空にいて
私はここにいる
それでも隣にいる
そんな感覚
たぶん多くの人も
近しく感じてる
遠い距離を越えて
存在を伝えあってる
月はそれだけで
寄り添い合う存在
いつも近くで
見守ってくれている
だから今夜も
見上げてしまう
確かな感覚に
今夜も生きていける
今日は満月らしい。
月夜にジャンパーを引っ掛けて出かけるのも、中々乙なものだと俺は思う。と言っても近くの自販機にコーラを買いに出るだけだけど。
アパートからの道のり、自販機だけがポツンと光っている夜道。
見なくても分かる月の明るさに心が踊った。寝静まった住宅街が青く浮かび上がっていて、世界に俺一人だけになったような気分。
と、遠くで自転車が通り過ぎて苦笑い。
目的の自販機に着くと小銭を取り出し、コーラを買い――――見上げれば清々しいほど真ん丸な月が、こうこうと夜空を照らし出していた。
『月夜』
今日がそれに
ピッタリな日だ
周りが暗くても
月の明るさで
周りが少し
明るくなる
月の明るさが
みんなに
渡される
そしたら
みんな元気を
出す!
でも、
月が出てなかったら
みんな暗くなっていく
月ってすごいな
今日は満月。満月と言えば、朝のテレビでCMの流れる「満月」のお好み焼き‼️
貴方とみた満月。
こんなに綺麗な月は初めて、
と貴方は言った。
月の光に照らされた貴方の横顔は
とても美しくて少し寂しそうで、
私は目が離せなかった。
私は勇気を出して、
今日言おうと思っていた言葉を
呟いた。
‘月が綺麗ですね’
貴方はキョトンとして
「さっきから綺麗といっているじゃないか。」
と笑った。
やっぱり意味は知らなかったか。
私は、あの月夜の日から
回りくどい言い方ではなく
‘愛しています’と伝えている。
「月夜」
あの綺麗な月を
またあなたと見たかった
夜にふと目が覚めた
いや、カーテン越しの窓から光が差しているから、朝方かもしれない。
時計を見ようと思うが、金縛りにあっている訳でもないのに体がぴくりともしない。
というか、動く気が起きない
瞳を閉じてまた眠りに就こうとするが
眠れない。
仕方ない、起きようと思うものの、体が動かない
寝返りはうつものの、体を起こす気にはどうもなれないのだ。
これも一種の金縛りなのかというくらいだ
ベットの近くの窓のカーテンを滑らせる
朝日かと思っていた光は、月光だった。
都会の星は見えない
月だけが夜空に光を放っている
満月でも半月でもない微妙な形の月は
こんなにも月光は明るいのかというくらい輝いていた
気付いたら私は起き上がって、窓から身を乗り出して月を眺めていた
ばかばかしい
私の悩みはみんな月光に照らされて消えてゆく
そして
私すらも
私はその日
空を飛んだ
今日のお題:月夜
月って、人を狂わせる程に魅力的ですよね
月夜
満月の月夜も良いけど、半分くらいに太ってきたお月様の月夜も良いな。
下弦の月夜は、勘弁ね。
月の光には、人を癒す力があると思う。月面で人が活動する日が来ても、それは変わらないとわたしは思ってます。