『月に願いを』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『月に願いを』
新月から満月にかけては育まれていくような願いが叶いやすくなり、満月から新月にかけては衰えていくような願いが叶いやすくなる。
空に掛かる月をみるといつかの満月の頃に月明かりとともに現れた人を思いだす。夜を共にして歌を贈り合い、また来てくれる日を夜毎に待ち望んでいた。けれど風の噂にその人は別の屋敷へと足繁く通っていると知ってしまった。手元に残る愛の歌はすべてまやかしと相成った。
空に掛かる月は満月。宮中に流行るまじないをふと思い出す。何を衰えさせたいのかと自問したときに出てきた相手はかつてここに通っていたあの人と、今やその人の想い人であろう何処かの姫。
歌の書かれたふみを焚き上げて月に向かって想いを託す。同じように空を見上げる女たちの無念や昏い願いはあちらこちらから上がる煙に見て取れるようだった。
月に願いを.
5月の月に
6月の月、
7月の月に
8月の月、
9月の月に
10月の月、
11月の月に
12月、
1月、2月、3月、4月
ふと見上げた
星ならわかるが月と言われると
でも月は大好きだ
願いは特にないよ
このまま
いつも通りの日常が続いてくれるなら
僕はそれでいい
月は夜の時にしか輝けない
とても美しいじゃないか
お題『月に願いを』
月に願いをしてほしいんです。
太陽がいないと輝けない月に。
でこぼこな君に。
「月に願いを」
月に願いを
(本稿を下書きとして保管)
2024.5.26 藍
月に願いを🌕
日々の忙しく余裕のない生活の中で
時折見上げる月は
ひとときの静寂と
見守ってくれてるいる安心感を
与えてくれる
それだけで充分❢
願い事までは出来ないな〜😁
『月に願いを』
ふっと仕事帰り夜空を見上げた。
今日は綺麗すぎるほどまんまるく
ちょっとオレンジかかった満月だ。
そういえばラジオで『今日はフラワームーンです』って言ってたけ?
そんな完璧でまんまるくて何処かミステリアスな
お月様に私はひそかな願いをした。
どんな願いかは言わない。
それはお月様と私だけが知っている秘め事。
23:57
こうなるとは分かっていた。
分かっていたし覚悟もあった。
「仕方ない」で現実を受け止めれるぐらいには大人になっていた。
適度という状態を作れるようになった。
はずだった。
大丈夫、こうなるって勘がしていた。
大丈夫。自分で自分を抱きしめて、
やはり自分を幸せにできるのも甘やかせれるのも愛せるのも私が1番だという実感だけが残る。
大丈夫、時間が解決する。
私は現状がどうやったらマシになるか知っている。時間が経てばこんな些細な出来事はどうでもよくなるのだ。
人間とは意外にも薄情なものだ。
そんな薄情さに救われていると、不本意ながら感謝し私は眠りについた。
流れ星が願いを叶えてくれそうな気がするのは、きっとあのちいさな炎が燃え尽きて、もう消えてしまう寸前だからだろう。何億光年か先でわたしたちのために光るいのち。その上にほんとうは誰が立っているのかを知れるとき、わたしも跡形もなく消えている。
月はきれいだけれどなにも叶えてくれない気がするな。あそこは竹から生まれたわがままなお姫様が治めていて、兎が住んでいる不思議の国、昔からそういうことになっている。
勝手に満ちたり欠けたりするし、太陽を食べたりするし、月はいつだってわがままなお姫様そのものだ。わたくしと結婚したければ地球を持ってくるのです、なんて言われたら兎たちはどうするのだろう。
すくなくともお餅なんてついていそうもないな。
願いをかけるなんておこがましい。
願うためのものだ、あの朧げで傲慢なうつくしさは。
(月に願いを)
月に願いをいたしません。幸田町カレーはまずくて体に悪い。
月に願いを
流れ星に三回願い事を、ってのはよく聞く話だけど月に願いってのは初めて聞いた。調べたらそういう風習というかがんかけは昔からあるんだな。
確かに月ってなんだか神秘的だもんな。でも毎日のように見れる月じゃなんだかありがたみがない気もする。
まぁそれはさておきジャンプの感想でも書こうかな。今週はワンピースと呪術がのってるからありがたい。
まずはワンピースから。呪術のほうが気になってたけどこっちのほうが先に掲載されてたからまずはワンピースから読んだ。
最初に想像してたよりはかなり世界の真実が語られるな。こういう謎が解き明かされる瞬間は面白い。それがワンピースとなればなおさらだ。
この真実の告白がどう終わるのか楽しみだ。でも正直今のところが終わったらつまらなくなりそうで怖い気持ちもある。ワンピースは雑誌で見るとあれだからな。
で呪術。まさかそうくるとはって展開だ。この展開を思い付いてもやる勇気があるやつはそういないだろうな。ましてジャンプの看板作品でこの展開をやるのはくそ度胸なんだよな。やっぱジャンプ作家はすげえな。
そして変則的なリベンジマッチがどう決着するのか。いや呪術は本当に楽しませてくれるな。
ほかに読んだのは超巡鵺キルアオロボコサカモトくらいだっけか。さいくるとなんかネクロのやつもあったか。月の話で長くなったしこのへんで終わりにしようと思ったけどアストロがあった。あれはちょっと語りたい。
願いのアストロ。東リベ作者ということで注目されていた作品。俺も注目していたし期待してた。それで最初の一話は割りとよかった。
でも二話目からびっくりするくらい面白くなくて今週に至っては正に目が滑るようなできだった。つまらないというより面白くないって言葉がぴったりな作品だ。
アストロは作者もそうだけど一話目でかなり期待してたんだけどこれはダメそうだな。こっからどうやったら巻き返せるのかわからんわ。
今週のジャンプは面白かったけどそろそろワンピースと呪術が終わるんだよな。この二つが終わったら見るものなくなるからそろそろ次世代の才能ってやつを見せて欲しい。頑張ってくれジャンプ。お前が俺の生きる希望なんだ。
「月に願いを」
月と聞くと竹取物語のかぐや姫を思い出す。
彼女は、現世に未練を多く残して、月に帰ってしまった。
月の使者達は、現世の事をあまりよく思っていないようだが、かぐや姫は何かが分かりかけていて、それを上の者達にも分かってもらいたかったんだろうな。
星に願いを、とか、月に願いを、とか言うけど、誰もいないはずの惑星に願いを送るのって本当に効果があるのだろうか。
誰も聞いてくれないんじゃ…と思うけど、あれは惑星自体を擬人化、もしくは神格化してるのだろうか。
自由意志のない惑星に、願いを聞き入れてくれる能力があるとは思えないのだが。
と、無粋なことを言ってみる。
さらに、異星人がいるとしても、我々の言葉は分からないだろうし、そもそも、我々の願いを叶える義理もない。
なんて、身も蓋もないことを言ってみる。
だいたい願いなんて、見も知らぬ他人に託すものじゃなく、自分の力で勝ち取ってなんぼのもんだ。
などと、調子こいたこと言いながら、今日の夜空に流れ星を探したりして。
やっぱり人は、未知なる壮大な世界や存在に、畏怖とともに畏敬の念を抱くもので、太陽崇拝が生まれたのも大いに頷ける。
それのロマンチストバージョンが、星に願いを、なのだろうか。
灼熱の太陽のもとで大勢の信者が祈りを捧げる光景と、静かな夜に一人で夜空を見上げながら想いを伝えるイメージの違いは大きすぎる。
星に関するイベントなら、日本には七夕があるが、織姫と彦星の悲恋がもうすでにロマンチック。
一年に一度しか会えないのに、なぜ別れないのか。
と、デリカシーのないことを言ってみる。
自分達の恋愛成就もままならない二人に、日本中の人達が短冊に願いを書いて送りつけるのは…いかがなものか。
とか、自分は違う的なこと言いながら、子供の幼稚園の七夕イベントも、張り切ってビデオに撮ってたな。
気付けば、月に願いを、じゃなくて、星に願いを、で話を進めてる。
まあ、月も星のひとつには違いないか。
数ある星の中でも、人類は月に降り立っている訳で、あのゴツゴツした無骨な地表や、生命を感じさせない無機質な世界を目にしている。
なんかそれよりは、遠くで光輝いている未知なる星や、尾を引いて流れてゆく綺麗な流れ星の方が、イメージ的にはご利益があるような気がする。
などと、ロマンチシズムの欠片もないようなことを言って、オチもないのに終わりにする。
何故ならこれから、自分の願いを叶えるための一番の近道である、仕事が始まるから。
ああ、ロマンチシズムの欠片もありゃしない。
地球が生まれるときに、はじき出されたものが月になったんだって説があるよ。
じゃあだから月は、小さくても片割れなのかな。
そんな月に祈るのは、いや、何を祈ろう?
満ちてはかけてゆく光は神秘的だけど、元は地球になるはずだったかもしれないものに。
太陽が爆発するまで、月は地球と離れないだろうから。
愛でも誓うか?
月に願いを
「みんながニコニコ元気でありますように!」
神社で拝んてる事と同じやーんw
でもさ…ホントにそれに尽きるのよ…
月に願いを、
どうか君に、祝福を。
理不尽な運命なんて覆して、
その手に未来を掴むために。
きっと君なら、
奇跡を起こすことだってできるから。
宵闇の空を明るく照らす、
月に願掛け、願いよ届け。
【月に願いを】
待宵草の光る夜は
月に願を掛けてみる
待宵草の萎む前
あの人ここに来るだろか
待宵草の街灯を
頼りにここに来るだろか
待宵草の光る夜は
月に願を掛けてみる
悲しき願いを掛けてみる
今日は綺麗な満月だ。
夜に輝く満月には不思議な魅了がある。暗い中に一筋の光の様に輝く月は特別な物に感じる。
だからか今なら願いを叶えてくれる様な気さえする。流れ星に願う様に。
彼らは何を願うだろう。
私が願いを叶えた人は喜ぶんだろうか?
私が願いを叶えれば人は普通に生きていけるのだろうか?
多分、私が願いを叶えてしまったら人は堕落してしまうだろう。
私は万能ではない。しかし彼らの願いを叶える程度の力はある。
何も代償を払わず、何かをもらう。そうすれば人は堕落し、私に頼ってしまう。それではダメだ。また繰り返しになる。
だから私は彼らに存在を悟られてはならない。物語の、フィクションの中の存在でなければならない。
満月の時だけ月から彼らを覗く位が丁度いいのだ。
どれ、私も彼らを見習って月に願ってみよう。どうか私から巣立って君達の力で生きて行ける様に…
「月に願いを」
・タイトル未定(気が向いた時に、お題に沿って連続物のお話を書こうと思っています。)
1.
いつの日だろうか。真っ暗な空の下、母と2人歩いた。咄嗟に母に手を引かれて家を飛び出した私は、立ち止まった時に母を見上げると、歯を強く食い縛ってた。
「奈美ちゃん、ごめんね、お父さんがこんなんで。お母さん、もうお父さんとは離婚するからね。」
幼かった私には、「りこん」が何かわからなかった。母は、ポケットに入っていたお金で缶のジュースを買い、プシュッと、缶を開けて、「はい」と私に渡してくれた。そのぶどうの炭酸の匂いと、その時の澄んだ空気と、それから、ぼんやりと綺麗だと思ったあの日の半月を、私は今も覚えている。
「半分お月様、綺麗ねー。」
母は私にそう言った。
私は高校三年生になった。あの日がきっかけになったのか、離婚こそはしていないものの、お父さんとは別居しながら生活している。
「奈美、お母さん、今日帰り遅いからね。夜ご飯のハンバーグ、ラップかかってるやつ冷蔵庫にあるからね。」
「はーい、行ってらっしゃい!」
「あ、あとそれと。」
母は私に缶のぶどうジュースを差し出した。
「好きでしょ?これ」
「⋯⋯好き!ありがとうお母さん」
私は母といってらっしゃいのハグをして、母を玄関まで送り出した。
バタン、とドアが閉まり、家は私1人になった。1人で考える事が好きな人間なので、割と1人は苦ではない。今日もまた、ゴロンと床に寝転がってスマホを弄る。ぶどうの缶ジュースを飲みながら⋯
「このジュース⋯お父さんに教えてもらったジュースだな」
窓を開けると今日は半月だった。澄んだ5月の空気が心地よかった。
半月は、私にとって、永遠の愛だと思われるものの終止符となった日の景色だ。なんて、ちょっと思慮深すぎるかもしれないけれど。月があの日半分だったのは、母の心が欠けて満たされていなかったのを表しているようだった。
見えてる半分はお母さん。そこにお父さんの半分が現れて、お母さんは満たされた。でも、お母さんの心からは、お父さんの分の半分が消えた。満たされなくなった。丸い愛となった形でさえ、いつか欠けてしまうかもしれないと、その時に思った。
人生に変わらないものなんてない、永遠なんてない。じゃあなんで、人は永遠の愛を誓うの?私達もいつか、変わってしまうの⋯?
「好きだよ」
そう書かれた恋人とのトークルームを、私はじっと見つめた。
「半分お月様、全然綺麗じゃない」
ぽつりと私は呟いた。
「月に願いを」
月は反照する
月に祈りを
月に祝福を
広く地上に届くように