今日は綺麗な満月だ。
夜に輝く満月には不思議な魅了がある。暗い中に一筋の光の様に輝く月は特別な物に感じる。
だからか今なら願いを叶えてくれる様な気さえする。流れ星に願う様に。
彼らは何を願うだろう。
私が願いを叶えた人は喜ぶんだろうか?
私が願いを叶えれば人は普通に生きていけるのだろうか?
多分、私が願いを叶えてしまったら人は堕落してしまうだろう。
私は万能ではない。しかし彼らの願いを叶える程度の力はある。
何も代償を払わず、何かをもらう。そうすれば人は堕落し、私に頼ってしまう。それではダメだ。また繰り返しになる。
だから私は彼らに存在を悟られてはならない。物語の、フィクションの中の存在でなければならない。
満月の時だけ月から彼らを覗く位が丁度いいのだ。
どれ、私も彼らを見習って月に願ってみよう。どうか私から巣立って君達の力で生きて行ける様に…
「月に願いを」
5/27/2024, 1:53:43 AM