『月に願いを』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
月に住むうさぎ
小さな頃のおとぎ話
本当にいるかもしれない
いたらいいな
そんな願いをかけて
見上げた月に指を指す
今度は私が伝えるために
#月に願いを
#月に願いを
「星に願いを」と「月に願いを」
星に願うのは自分自身の叶えたい夢
月に願うのはあなたと2人で叶えたい夢
月に願いを
普通の人ならば月ではなく星に願いをを知っているはずだ。これは俺ら魔族しか知らないおまじないだ。このおまじないは魔族が人間を好きになったときに使うもので、新月と満月のとき、好きな人間のもとへ行き、その場で口づけを交わせばその人間は死ぬまでその魔族しか愛さないというものだ。そして今日は新月。俺は好きなな人間のもとへ行った。彼女は俺を見て「こんにちは魔族のお兄さん。私になにかご用でしょうか」と丁寧な口調で言った。そんな彼女に俺は強引にキスをした。彼女は驚いた顔をしながら真っ赤になっていた。そんな彼女はを見て俺は言った。「今度は満月のときに来る。それまで気長に待っとれ」そう言うと彼女は首を縦に振った。俺はそれを見届けてから、魔界へと帰っていった。
「月に願い事?」
「そう。きみはどんな願い事をするのかと思って。」
「でも願い事って内緒にしないと叶わないって言うよね」
「僕はね、きみとこれから先ずっと添い遂げたいって願ったよ。」
「え……?」
「叶うと思う?」
「…っ絶対叶うよ!」
「そっか、、」
「私も、私もね、あなたと同じだよ。」
「手、繋いで帰る?」
「うん!」
題 『月に願いを 』
月に願いを託した
次に願いを託した
輪廻を断ち切るために
次の私に託すために
月に祈った
お題『月に願いを』
「月に願いを」
大好きだった
女の子と
初めてのデート
月を見て
女の子が言った
「月好き」
俺は月にお願いをした
「俺のことも好きになりますように」
月に願いを
銀歌と共に海辺を歩く。
波が俺と銀歌の足元に、寄っては引いてく。
裸足で歩くから、波の冷たさが丁度いい。
長い長い浜辺を共に歩く。
今日は満月だ。
銀歌の表情は月明かりに照らされて、より美しさを際立たせていた。
俺はその美しさに見惚れていた。
銀歌は俺の視線に気がついたのか、俺にふわりと笑いかけた。
俺は恥ずかしくなり、外方を向いた。
そんな俺が面白いのか、銀歌は俺の頭を撫でた。
「何だよ…。」
『可愛いから。』
「かわいくねーし…。」
そんな会話が続く。
暫く沈黙が続くと、銀歌は俺の目を見て言う。
『ねぇ…傑さん。《“月に願いを”すると叶う》
だから二人でお願いしよ?』
銀歌は手を合わせ、願い事をする。
俺も続けて願い事をする。
《永く…出来るだけ永く一緒にいられますように》
俺は願い事を終えると、銀歌の方を向く。
銀歌はまだ願っているみたいだ。
その横顔が美しかった。
銀歌は願い事を終えると、ゆっくり目を開けた。
その瞳には、波の煌めきが映っていた。
銀歌は何を願っていたのかは、分からない。
俺はずっと銀歌の隣に傍に居られるのならば、この身がどうなっても構わない。
だから、銀歌の“病気”が治りますように…。
月に願ったって何も変わるわけないのに
どうしても無意味に願ってしまう
何故だろうか
もう何も願いたいものなど残されていないというのに
ふと思う
私は何を願っていたのだろうかと
いつも夜空で見守ってくれている月。
街を照らして私達を導いてくれる月。
暖かい光で私達を包みこんでくれている月。
優しくて、安心感があって、幸せにしてくれる月。
お月さまのような人。
これは私の思っている先生に対するイメージだ。
ホッとするような笑顔で背中を押してくれる
大好きな先生。
だから私は信じたくない。
先生の人生があと少しだということを。
お月さま、生きる希望を捨てないで。
今度は私が星となってあなたを照らすから。
夜空に浮かぶ月へ、どうかお願いします。
私の真っ暗だった日常に、心に、
明かりを灯してくれたお月さまを助けてください。
"月に願いを"
“月が綺麗ですね”
英文『I love you. 』を夏目漱石はこう訳したらしい
“好き” とストレートに伝えるのも素敵だけど
たまにはこうやって遠回しに伝えるのも悪くないかもね
鈍感なあなたは、なかなか気づいてくれないけれど
それでもいい
いつ気づいてくれるんだろうと待ってる時間も
とても幸せだから
だからせめて、この言葉が忘れられてしまわぬように
今日も私は月に願う
#月に願いを
月に願いを
満月の夜
願い事をしたら
叶うらしいよ
そんなの
願っただけで
叶うんだったら
こんなに苦労してないよ
「月に願いを」
新月に願いを込めて、祈りを歌として捧げますので。
満月に感謝しつつ、眠りにつく事をお許しください。
間違えて発言した
ということにしたいけれど
そうもいかない
だって、本音のようなものだから
月に願いを
「月に願いって、元ネタは何?」
遊びに来た友達は雑誌から目を離さずに、声だけをこちらに飛ばした。
「知らん。歌かなにかじゃないの?」
マニキュアを塗りながら答えると、それが彼女の気に入るものではなかったようで、「つまんないの」という声とともに読んでいた雑誌が飛んできた。
「願うと、どうなるの?」
「知らないけど、落ち着くんじゃないの?」
片手分が終わった私は雑誌を投げ返す。
ストレス発散の方法に、声を出したり言葉にして吐き出すといったものがあったと思う。
声に出すことで目標をはっきりさせるとか、諦めるとか、何かしらの納得でもするんじゃない? そう答えると、彼女は「そういう考え方ね…なるほど」と雑誌をしまう。
「私も、今度月に願ってみるわ。
好きな人との両想い」
がんばれ〜と応援すると、彼女は窓からまだ明るい空を見上げた。
次の日から、彼女はこれまで以上に一緒にいることが多くなったけど、何を願ったの。
月を見上げてこう願う
「神様どうか私を愛してくれる世界に連れて行ってください」
寝付けない夜に外に出てみる
白銀の月が眠る街を静かに照らしていた
柔らかな影が私と共に歩いている
誰もいない道は静かで
虫たちの声がよく響いてくる
空を見上げると
まぁるい月が高くから私を見下ろしていた
お月様 今夜は私とおしゃべりしましょう?
他愛もないつまらない独り言を
月は何も言わずに静かに聴いてくれている
・・・どうかこの平和な夜が永遠に続きますように
「月に願いを」
お題《月に願いを》
世界が零れ落ちてゆく物語。
夢見は、いつも朝霜に。
永遠を夢見た月に願う。
世界を巡りゆく、許可がほしいと。
物語を、変えることを。
月は対価を望み、それを空白の少女は受け入れる。
いつだって願いには、それ相応の呪いが必要だ。
地球誕生のほぼ同時期から
月はそこにいてくれて
その引力が潮汐をうんで
おかげで地球はゆっくり自転
月がなくては1日が 8時間の高速自転
昼の時間は3〜5時間
始終強風が吹き荒れて
地球上の生物も生活も一変
いまも毎年約4センチ
地球から離れていっている月
お願い遠くへ行かないで
ずっと側にいてほしい
「月に願いを」
#432
昨日は仕事が上手くいかずに、雨に当たって反省しまくっていたところ、恋人に見つかり自宅へ連行、自分の身体を大事にしなかったことへのお説教が待っていた。
これも反省だなと考えながらお風呂に入ったあと、温かいココアと一緒にそばにいてくれた。
「大丈夫だよ」
という言葉と共に。
今日は仕事も休みだから二人でゆっくりしていると、雨の音もしなくなった。
「雨、止みましたね」
窓の外を覗いた恋人が笑顔で言う。
どんよりした空気と気持ちは、天気と共に軽くなったのが分かる。いや天気だけじゃない。
「今日、月は見えそう?」
そう彼女に言うと
「うーん……まだですね」
「今日は難しいかな?」
「寝て待てば出てきてくれるんじゃないでしょうか」
「寝て待てって?」
「そう!」
屈託なく笑う彼女に、楽しさが込み上げて、不覚にも笑ってしまった。
「お月さまにご用事が?」
首を傾げて笑う恋人。
「そうですねぇ。明日の仕事は更に頑張れるように、お願いしようかと」
冗談交じりで言うと、彼女は笑って〝大丈夫ですよ〟と返してくれる。
「じゃあ、早いけど。寝て待つ?」
「そのまま起きられないかも」
ひとしきり笑ったあと、片付けをして、月が出るのを待つことにした。
そんな〝寝待ち月〟の夜。
おわり
お題:月に願いを
太陽よりは物憂げで
ホタルよりは力強い。
見上げればいつもそこにいて
静かに夜を照らしてる。
どうかその優しい光で
あの子の悲しみを包んであげて。
静かな幸福に包まれて
微笑む夢を見られるように。