『月に願いを』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
新月から願いをかけよう
あの人の後ろ姿を想いながら
やがて横顔になり
満月があの人のあたたかい微笑み
になるように。
月の光ってのはさ、太陽光の反射なんだ。
そこに何かを掛けるとな、跳ね返って、逆さになるんさ。
いいかい、あまり軽はずみに言葉を放るもんじゃないぞ。
茶をすすり、イカサマ占い師がニヤリとした。
【月に願いを】
月に願いを
誰も隣に居ないから、そこからでいいので私をぼんやり照らしていて下さい。そうしたら少しは救われるので。
日々家
“月に願いを”
お月さま
もし願いを1つ叶えて下さるのならば
また、あの頃に戻して下さい
あの、愛に満ち溢れた日々に
どうかどうか
こんなに荒んでしまった私になる前の私の日々に
月に願いを
君は窓越しに 僕を見た
手を結んで 願いを言ってた
月に願いを
鳥になりたい
この檻から飛び出したい
うさぎの君は 月の僕にそういった。
「月に願いを」
部活終わりの真っ暗な学校の廊下を先輩と一緒に帰っている。
月の明かりが窓から優しく差し込む。
先輩は私より背が高く、話す時はいつも少し見上げている。
先輩が微笑んだとき月の照明があたり、ほのかに影ができた。
私は思わず息を呑んだ。
なんて綺麗な笑顔なんだと。同時にこうも思った。
この短い廊下の中だけでもいいから、もっと先輩の笑顔を見ていたいと。
そして私は月にお願いをした。
この時間だけでも先輩を照らして、と。
あたなが幸せになりますように。
まんまるい綺麗な満月に
今夜、そう願う__。
「月に願いを」
ついつい
月に長居をしてしまった
そろそろ帰還せねば
レバーを戻して 背筋を伸ばす
窓の外には本物の新月
真実の私は 何を願おう
哀しみばかりのこの地上で
生身の頼りなさで
【月に願いを】
この手の話は…
正直信じていないのだ
ワタシは昔から現実主義だ
アイドルなどの推しも出来たことがないし
神なども本来、信じてはいない
誰も信じられる人がいなかったせいだろう…
何かに縋ることすら出来ない人間は
夢見ることを憚れる
だから
信じられるのは自分だけ
何かを叶えられるとすれば自分だけなのだよ
願掛けで叶うくらいなら…
とっくにしてるのさ
いや、
とっくに幼い頃にしてきたさ
でも結局
自分を守れるのは自分だけだったんだ
ワタシは
月にも
星にも
願いなんてしない
やるもやらないも
叶うも叶わないも
自分次第だ
ワタシはそれを諦めない!
月に願いを
月に願いを
星に祈りを
望んでばかりの
他力本願の日々
あの人は甘いものが何よりも好きだ。洋菓子から和菓子までこよなく愛し、自ら作り上げる数々の品は絶品だ。
そんな彼が今日ご馳走してくれたタルトも、筆舌に尽くし難い程美味しかった。
ご馳走様、と言おうと彼の方を向くと視界が見知った色に包まれ、唇に触れた。
あぁ、そういえばお菓子より好きなのはこちらだったか。
食べられてばかりではないぞ、と押し返すようにして蕩ける。他の何にも変えがたいこの時間はどんなお菓子よりも甘く柔らかで、二人の大好物なのだ。
お題:『お菓子より甘く』
題名『約束』
(裏テーマ・月に願いを)
ふと、思ったんだ。
星に願いをってピノキオだっけ。
淋しい夜に祈ったら願いが叶うって、嘘なのに歌うと信じたくなるんだ。不思議だよね。
じゃあ、私は月に願いをって祈ってた君も面白い。
理由を聞いたら、私は星の数ほど夢は叶わなくていいって言っていた。1つだけでいいって。
それは何?って聞いても教えてくれなかった。
誰もそのモノが夢を叶えるなんて思っていない。
祈りとか願いって、約束って名前の願望だよね。
他力本願じゃなくて、自分がそうしてみせるっていう宣言みたいなものかもしれない。
大切なのは、また同じ時間に同じ場所で会えるモノに、叶えてみせるって約束したいんだ。
目撃した証人として。
月に願いを。
「私の心が誰かに届きますように」
その誰かが、君ならいいのに。
それは贅沢でしょうか?
あっ、君の願いは親だよね。
そばにいたらわかるよ。
うん、がんばろうね。
月に願いを聞いてもらったところで魔法みたいに叶うわけは無くて。でも、太陽に聞いてもらうよりかは叶いそうな気がして、そんなこと考えてるのが可笑しくなって来る。空を見上げてそこに見える星々を眺めて、星座とか星の名前とかへの興味なんて昔から更々なくて、なのに物思いに耽った時に見上げた空に月やキラキラ輝く星々があると見入ってしまう。あれは火星かな?いやでもあそこのも火星っぽいぞ。って小学生にバカにされそうな天体観測をしてみるのだ。こんな星々の知識の無い俺でも月の変化は流石にある程度は分かっている、はず。毎日少しずつ形を変えていって、何日かしたら全く違うデカさになるのだ。実際はデカさなんて変わってなんていないのだが、そう見えてしまうのだから仕方ない。俺の中での星のトップは勿論カッコイイ太陽だ。それは問答無用の強さを感じるからで適いようが無い圧倒的な覇者だと思うから俺の中で最強の座に君臨している。だが俺は、月に圧倒的な強さを感じないのに恐怖を感じる時がある。パッと見上げると一番輝いている星から段々周りの星々が見えてくる。月は一番光り輝いているというのに最初に視界に入ってこないのだ。それが俺には月が自分がトップであると疑っていないように見えて、他のを見ても結局俺が一番輝いていると再確認するだろ?月は俺にフッと笑ってくるのだ。そんな静かな圧が俺は怖くも好きだったりする。だから俺は月に願いをというよりかは、月に決意を表明することが基本的だ。願いをかける意味とか知らないから出来るのかもしれないけれどそんなの自由だし。明日も楽しい一日にしたいな!お月様見ててね!
月に願いを
最近見ていない
月夜に
お願いことは
いっぱいあるよ
月に願いを
願いが叶いますように
なな🐶
2024年5月26日1337
オデ知ってるど。
これちょっと前に『星に願いを』で見たんだど。
つまりはネタ切れなんだど。
もうオデは書くの諦めたど。
お題『月に願いを』
月に願いを
彼女は毎日願う。『あの人に会えますように』と
毎日毎日月に願う
月に願わなくても私は隣にいるのに...
でも私も彼女とまた会えるように
次もまた彼女と巡り逢えますようにと月に願う
“月に願いを”
青く澄んだ 昼間の空に
ぽわんと「白い月」が浮かんでいるコトがある
それは「昼の月」
海の「くらげ」のような ありさまでもある
でも
「海月」とちがい 波で 漂うわけでもなく
そして
「雲」とはちがい 風で ちぎれ形を変えて
流れていくわけでもない
その場で しっかりと白く浮かんでいる
そんな「昼の月」に 願いをかけたなら
私の “願い” は叶うのかな
場違いの
昼の空に 浮かぶ「その月」は
私には 凛 としていて 強い意志 を感じる
“月に願いを”
私も “そんなふうに” いきていきたい
月に願いを
月に願いをとか言えば、すぐに「ロミオとジュリエット」を想像してしまう。馬鹿を言うな!あれは願いではなく誓うと言ってロミオはジュリエットに詰られたんだ、何故ならこうだ、、
「嗚呼、貴方はどうしてロミオなの?」と敵対する家に生まれたロミオとの恋に悩み思いつのるジュリエットの姿を見ていたロミオが変わらぬ愛を月に誓うと言うとジュリエットは言う
「嗚呼、月になんて誓うのはおやめになって、あんな夜ごと姿を変える月などに貴方の愛をお誓いにならないで」とジュリエットは懇願する。
そう、月になら願いでも誓いでもなく呪文くらいが相応しい。夜ごと姿を変えそして暗闇に深々と白かったり青かったり赤かったり黄色かったりの顔をする月は、月こそは罪を犯したり、犯したその罪や膿を滴らせた傷口を隠すのに相応しい。
古今東西今昔 満月今月今夜の月夜の晩の丑三つ時に恋の恨みを参るのも、吸血鬼ドラキュラが人の生き血を欲しがるのも、狼が生け贄欲して遠吠えするのも月夜の晩月に向かってと相場が決まっている。
星には願いを
月には呪いを
朝日には感謝を
誓いなら夕日に
そうだ、明日考えよう
明日に望みをたくして
彼女は故郷の大地をその土を
握りしめて
スックリと立ち上がり
紅色に染まる空に
拳を高く掲げた
それが、大地と空と
朝日と夕日と
星と月との理。
2024年5月26日
心幸
月に願いを
誰かが言っていた
「月が綺麗ですね」
が告白らしいと
いつから人は月を使い気持ちを
表現しだしたのだろう
いつから人は月に願いをし始めたのだろう
いつから人は月に何かを求めだしたのだろう
月に願いを
「お月様、常日頃から私達の日常、夜の穏やかな街を見守って下さり、ありがとうございます。これからも、私達を、雲の上から、見守っていて下さると、ありがたく思います。」
なーんて、硬い文章、要らない。
1文程度でいいのだ。その方が、お月様もリラックスできるであろう。
「月に願いを。ずっと、見守っててね。」
友達感覚でいいのだ。お月様、これからもずっと、空から見守っていてね。