月に願いを聞いてもらったところで魔法みたいに叶うわけは無くて。でも、太陽に聞いてもらうよりかは叶いそうな気がして、そんなこと考えてるのが可笑しくなって来る。空を見上げてそこに見える星々を眺めて、星座とか星の名前とかへの興味なんて昔から更々なくて、なのに物思いに耽った時に見上げた空に月やキラキラ輝く星々があると見入ってしまう。あれは火星かな?いやでもあそこのも火星っぽいぞ。って小学生にバカにされそうな天体観測をしてみるのだ。こんな星々の知識の無い俺でも月の変化は流石にある程度は分かっている、はず。毎日少しずつ形を変えていって、何日かしたら全く違うデカさになるのだ。実際はデカさなんて変わってなんていないのだが、そう見えてしまうのだから仕方ない。俺の中での星のトップは勿論カッコイイ太陽だ。それは問答無用の強さを感じるからで適いようが無い圧倒的な覇者だと思うから俺の中で最強の座に君臨している。だが俺は、月に圧倒的な強さを感じないのに恐怖を感じる時がある。パッと見上げると一番輝いている星から段々周りの星々が見えてくる。月は一番光り輝いているというのに最初に視界に入ってこないのだ。それが俺には月が自分がトップであると疑っていないように見えて、他のを見ても結局俺が一番輝いていると再確認するだろ?月は俺にフッと笑ってくるのだ。そんな静かな圧が俺は怖くも好きだったりする。だから俺は月に願いをというよりかは、月に決意を表明することが基本的だ。願いをかける意味とか知らないから出来るのかもしれないけれどそんなの自由だし。明日も楽しい一日にしたいな!お月様見ててね!
5/26/2024, 11:07:14 AM