『最悪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
まだまだ未熟者だから
"最"悪なんて知らないわ。
きっと死ぬまで分からない。
「最悪」
私の想いを、君は、踏みにじる。
君達は、とても上手だとおもう。
人の気持ちをコケにする天才だよ。
最低と最高を往来させる。
心理学者になってほしい。
今日、就活の面接と筆記試験あったんだけど
筆記試験の生年月日書くところで
「最悪」なミスを犯した
欄が2桁しか書けなくて年は″和暦″と記載されてあったんだけど意味がわからなくて、
20『𓏸𓏸』か平成『𓏸𓏸』の2分の1を賭けて西暦のほうを書いてヤらかした
(例)
西暦:2024年
和暦:令和6年 なんですね…
「さいあく〜!」
隣の彼はそうやって、頭を掻きむしっていた。
大きな声で叫んだその子にみな目を向ける。
「おいおい、今日は何が"さいあく"だってんだ?」
他の子がいつものように尋ねると、彼は待ってましたといわんばかりに口を開いた。
「今回のさいあくは〜...じゃん!!体操服を忘れたこと!!」
そう自慢げに自分の最悪を発表した彼に、まわりはどっと盛り上がる。
「よっしゃ!俺の勝ちだな!」
「くそ!今回こそ消しゴム落とすと思ったのに!!」
「それ"さいあく"なのか?」
給食のプリンが賭けられた彼の____"最悪"くんの"さいあく"当てゲームで勝者がガッツポーズを決めている。
最悪くん、というのはもちろんあだ名である。
彼は入学当初からこの"さいあく"発表をしており、最初はみんな戸惑っていたが、いつのまにかこうしたゲームにまで発展していた。
最悪くんは、盛り上がっている様子をみて楽しそうに笑っている。
彼がなぜこんなことを始めたのかは分からない。
もしかすると、小学生の頃からやっていたのかもしれないが、彼は中学入学を機にこちらに引っ越してきたそうなので、それを知っている人は多分いない。
"多分"というのは、私が彼とあまり接点がないから知らないだけ、という可能性も
途中
『最悪』
だから別に当てになんかしてないって。
うぬぼれないでくれ。
僕がお前なんかの力を借りると思うか?
逆だよ。
お前なんかにバラさなきゃ良かった。
話した僕が馬鹿だった。
ああもう最悪だ。
この展開も、お前も、僕自身にもえらく幻滅したよ。
お前はそうやって、同情してるフリをして腹の底じゃ笑ってるんだろ?
良かったな、お前のシナリオどおりに事が進んで。
さぞかし楽しいだろうね?
最悪の事態になった僕を見れて良かったじゃないか。
これでお前は満足か?
安心してくれ、金輪際お前とは会わない。
ああそれと。
お前は僕のことをさっさと忘れるだろうけど、
僕は死ぬまでお前のことを忘れないから。
これからもよろしくな?
「最悪」
年末は災難であった
口座に入金し忘れ、奨学金未払い一歩手前まで行き大騒ぎになった。仕事では発注ミスで近隣の店舗まで走って買いに行く羽目になった
あーあ、今年は厄日だよ
新年早々愚痴をこぼす幼馴染。「最悪」と伝えたかったのであろうオチの一言に何重にもボケが詰まっていて、これを天然でやっているんだから脱帽する
3000円かけたのに
眉ピアス痛くて途中で断念
最悪
最悪なことばかり続いて、もうだめだって泣いてるときに限って君がやってくるから、なかなかしねない。俺の生きる意味になんかならないでほしかったよ。
最悪だ。他から見たらあまり最悪とは思われないだろうが、自分の気持ちが人一倍他人から左右される自分にとっては最悪だった。
大学の部活の先輩に挨拶できなかったのだ。まだあまり仲良くないのもあるが、とても気まずかった。
…何書けばいいか分からんーーーーーー言語化下手すぎる
最悪
本当に最悪の瞬間は、言葉が出ない。
身体が竦んで、変な冷や汗が全身からどっと出て、
口を開いても、息さえ吸えない。
悲しくて、苦しくて、押し潰されそう。
時間が過ぎても、
あの時の怖さを、身体はまだ覚えている。
ポコン、と音を合図に画面を開いた。
隣が拳を振り上げた風を感じつつ、
当然な気持ちで表示を見せる。
「当選したのか、おめでとう」
「有難うだけどそんな堂々と落選見せんな??」
「いつもの事だしな。一人で楽しんで来てくれ」
「お前……お前本当いつもそう……」
開かれたスケジュール帳、書き込まれた沢山の予定。
その殆どを共有しないままカレンダーを閉じる。
直前とは打って変わって机にいじける背中が、何処か可哀想でもあった。
「この手のイベントまじでお前と行けた試しないんだが?運が悪いにも程があるだろ!」
「前半は完全同意だな」
「後半!後半も!」
「まぁ、そうだな」
カレンダーは殆ど白いが、一月後には最重要マーク。
暇な日は大概こうしてつるんでいると思えば、一人秘密の買い物には行きにくい。
ましてこの手のイベントは、共に行くより興奮し切った感想を聞くのが楽しいものだし。
だからまあ、個人視点で言えば運は決して悪くない。
悪くない、が。
「お前の友になる為に、一生分の運使ったんだろ」
「おま、お前まじ素面でなに?!」
独りのまま終わった前回に比べれば、
独りのまま終わらせてしまった事に比べれば。
「お前と出会えて良かったってだけの話」
「今そんな深い話するフリあったかぁ?!」
‹最悪›
あーも-うるさいな
歌ってるやつ誰だよ
下手くそだな
こっちは疲れてるんだ
はぁ…もう最悪だ
クラスのやつがふざけあってる
こういうノリはわからない
だから馴染めないのだろう
もうやめてくれこっちが恥ずかしい
聞いてられない
周りを見回してみる
みんな腹を抱えて笑ってる
いやいや何がそんなに面白いんだ
あれはジャイ○のリサイタルレベルだろ
本当にしょうもない
まぁほっとくか
しばらくすると
プ○さんの声真似をするやつも
これには思わず笑ってしまった
けっこう似てて草
まあ、こういうのも悪くないか
自然と不快感は消えていた
ちょっとだけ楽しいかも
歴史を紐解くと
疫病、飢饉、貧困、政変、大戦、一族郎党皆殺し…
悍ましい時代は幾度もあった
たかだか五、六十年しか生きられない人間が
百年の混乱の中で安寧秩序を想像できたことは
全くもって不可思議である
どん底の中にも光はあって最善がある
そのことに
「誰か」は気付いた
人類は気付く
私も気付く?
あなたは?
今がどん底だと思うなら
せめて最善手を指せ
◼️最悪
最悪だ。悪夢を見たからだ。そのせいで、今日一日中ずーと最悪な気分になった。
人間の姿をしたバケモノが群れを成して襲って来た。正直怖かった。
本当に最悪な夢見だった。
9ページ
「嗚呼〜もう最悪!」
私は美咲。
今“最悪”と言った方は朱音で私の親友。
家族ぐるみの付き合いで、家も近くて幼稚園いや、生まれた病院から隣だった。
私のお母さんと朱音のママは姉妹で、お父さんとパパも兄弟。
偶然大学で4人出会ったそうだ。4人はそれぞれ好きになり、恋人、夫婦まで発展して私、美咲と朱音を生んだ。言わばいとこみたいなものだ。
そんな奇跡は今は置いといて、
私達は今修学旅行で自主見学に行っている。だが、どうしても暑くて暑くて日陰から動けない状況なのだ。修学旅行は3泊4日。明日も自主見学はあるのだが、せっかく2日間取れたんだしと私達7班は予定をつめつめできていたので動けなくてみんなイライラしている。
『しょうがないよ。今日の朝、旅館のテレビで見たじゃない。準備しなかった私達が悪いわ。そんなイライラしてないでポジティブに考えようよ。』
「そうは言ったって、お昼ご飯も食べれて無いし……気分あがんないよ美咲。」
『う〜ん……じゃあ、私スマホで探そうか?』
「うん。そうしよ」
『あっあった!ここから2分だって。』
「どんな店なの?」
『ん?ん〜っと、ハッピーランドだって。』
「嗚呼〜!ここの有名なお店だよね!俺初めて行くわ!」
「班長!そこ行かない?ほらほら!メニュー見てみ?安いでしょ。」
「そうだね!ありがとう美咲。……ほ〜ら、朱音、美咲から離れなさい!あははっ」
『ちょっと朱音〜!』
「いいでしょ( *¯ ꒳¯*)」
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『楽しかったな…また行きたい!』
「若かったナァ…。あの頃はいつも一緒だと思ってたんだナァ…。」
『そうだね。一緒に居たいよ』
「でも美咲はもう会えねぇかんナァ。」
【そうなの?美咲婆は朱音婆ちゃん喧嘩したの?】
『違うよ!私が悪かっただけで……朱音もそう思ってるでしょ?』
「ンな訳ねんだ。美咲と婆はいつも仲が良いてぇね。考えも一緒だったあねぇ…喧嘩なんてぇしてねぇだが。」
【そっか……じゃあなんで会えないの?】
『それは……』
「それは……少し悪い気分になるがァ良いかぁ?」
【……うん。教えて】
「美咲は高校の時、虐めにあって帰り道背中を押されて電車に跳ねられちまった。」
【ッ………………!そんな!酷いよ……!朱音婆ちゃんは居なかったの?】
「嗚呼。丁度委員会で先生に呼ばれててなぁ゛……。」
『違うの!朱音は悪くない!』
【そっか……。】
「その美咲の為にも婆は長生きしてんダァ……」
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元から多忙な上に今は更に繁忙期。「遅くなる」「先に寝ていて」彼からは連日そんなメッセージしか届いていない。置かれた立場や状況について理解しているし、こちらも時期に違いはあれど似たようなものだからお互い様だ。少し体が心配になるが、それくらいのものである。と、頭の中で今、何度も唱えて自分自身を抑えようとしている。もう何日もまともに触れ合っていなかった。無理解な子供が身の内から顔を出し、足りぬ寄越せと愚図り始める。彼がいた痕跡を探し、不在の部屋をうろうろ彷徨う。こんな醜い姿は知られたくない、別の部屋で寝よう、でも顔を見たい、できれば受け入れてほしい。浅はかに願う己に呆れ果てて不貞寝するまで、今日はあと何分かかるやら。
(題:最悪)
こっちのが楽そうだから選ぶ道 あの人たちには辛いけど ゴメンネわたし自分のこと好き
最悪
青梅の実を雨が濡らしていく
翅も重たし水月の
紫陽花の涙に囚われ
明日もきっと雨だろう
糸柳の葉を雨が濡らしていく
じっとりとした重い気の
ひんやりとした薄墨の
青梅の君の毒に死ぬ
明日もきっと雨だろう
梅雨(6/1お題)
私って 運が悪いと 思ってた まさかこれより 下があるとは
お題「最悪」
『最悪』
とは、自分が『最悪』と感じる時はどんな時だろう。
特に思いつかなかったが、とある二次創作を読んでいたらふと思いついたのだ。そして、しっくりきた。
それは「幸せな夢を見た時」である。正確には「幸せな夢から覚めた時」だろうか。
あの時ほど、最悪で幸福であのまま─────。
私にとって、それはありえなくて、待望して、切望して、これ以上ないくらいに欲しているものにも関わらず、手に入れたら手に入れたできっと地獄をみてしまうもの。
そんなことを抱いている私は『──』である。