『最悪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
syudouっていうアーティストが好きなんだけど、その人のアルバムで最悪っていうのがある。だけど俺は最悪よりも必死っていうアルバムの方が好きだな。
気が付かぬうちにお前は死んでいた。ああなんてことだ、お前に声をかけても、触れようとしても何もできない。私の声も身体もお前を通り抜けてしまう。
お前は花束を持って歩いていた。やはり声は届かない。なんて最悪なんだ。墓の名前には私がいたんだ。
お題 最悪
最悪な日ってあるよね
ポジティブな人は、そんなにないかもしれない
でも、ネガティブな人は、結構毎日だったりする
私はネガティブ側の人間
だから、ポジティブな人についてはわからない
けど、ネガティブの人のことなら分かると思う
最悪な日
でもさ、その中にも楽しいことってない?
例えば、友達と笑い合ったり、自分の趣味を楽しんだり
最悪な日に出会ったら、些細なことでもいいから
自分の好きなことをやってみよう
それで、少しでも解消されるなら…
2023/06/06 【最悪】
-ああ、最悪だ。
こんなことになるぐらいなら、来るんじゃなかった。あいつがこいって言ったから来たのに。今日最高気温を記録した俺の地元では、保健室の窓から覗く曇り空が妙に物悲しげに感じられた。
「ねえ、明日学校行ってみない?」
唐突にそんなことを言われた。公園のブランコをこぎまがた彼女は言った。彼女は何を言っているんだろうか。今までだってそんなこと一度も言わなかったのに。
「いきなり何言い出すんだよ。行っても、意味ないだろ。」
俺は半ば強引になりながら口にする。あんなところ、絶対に行きたくない。だって、俺が行っても-
「俺が言ってもどうせ邪魔になるだけとか思ってるんでしょ。」
何でわかるんだよ。俺は言葉に詰まる。
でもその通りだ。俺が行ったら、迷惑をかける。
-ねえ、あそこの席の子、今日も学校来てなくない?
-あー、なんかあんま体が良くないらしい。
-えっ、そうなの?
-でも、体良くないなら休んでて全然いいよなって感じ。何かあったときに面倒だし。
-まあ、それもそうだね。
体育祭も、文化祭も、校外学習も、行きたいと思ったことはあるけど、俺はほとんど行ったことがない。いつもすぐ眩暈で倒れたり、歩けなくなったり。みんなに迷惑をかける。その後の、みんなの反応が、俺にはどうしても辛い。
-だったら、学校自体に行かなければいいじゃないか。
そんな、半ば逃げるような結論に達した次の日から、俺は学校に行ってない。俺がいなくなっても、どうせ誰も気付かないだろうし。
「でもさ、気づいてないだけだと思うんだよね。」
そういう彼女は、俺の幼馴染で、普通に学校にも行っている。近所に住んでいるせいで、いつも授業のプリントやらノートやら連絡やらを届けに来てくれる。
-こいつも災難だな、俺みたいなやつと幼馴染で。
俺は体のことだけじゃなく、性格もこんなだから、ただでさえ迷惑をかけている。特にこいつには昔から。
-でも、迷惑をかけたくないと思いながら、こいつにはすごく甘えてしまっている自分がいる。
今もこうして、俺のことを気遣ってくれているとわかっている。それに気づかないふりをして、俺は彼女に聞き返す。
「気づいてないって、何が?」
「あんたがみているのは表面的な部分だけで、見えていない部分がまだあるってこと。」
哲学みたいなこと言うな。
「でも、俺がいなくなったことで、みんな平和なら、いく必要もないだろ。最悪のじょうたいになるだけだ。」
俺は自分に言い聞かせるように言う。
「そうなんだけどさ。」
彼女は勢いをつけてブランコから飛び降り、俺の目に立つ。その綺麗で大きな目で俺を見つめて。
「最悪があるってことは、最高があるってことなんだよ。」
満面の、お日様みたいな笑みでそう言った。
「悪いこともあるかもしれないし、いいこともあるかもしれない。何があるかわからないんだし、行ってみようよ。」
彼女はすごく眩しかった。隣でさもいちばんの親友のように振る舞ってきた自分が情けない。
「でも-」
言いかけたとき、彼女の優しい手が冷えた俺の顔を包んだ。
「大丈夫、私がいるから。」
俺は、どこまでも優しい彼女に、今日も甘えてしまった。
-ああ、最悪だ。
結局、言っても何にもならなかった。あいつは今日は学校休みだって言うし。俺もすぐに体が言うこと聞かなくなって、保健室に行く羽目になるし。天気のせいか頭痛もする。
-やっぱり、こなきゃよかったな。
そんなことをまた考えている自分がいた。そんなとき、保健室の扉がそっと開いた。
「あの、失礼します…。」
確か、うちのクラスの女子だっけ。体調悪いのかな。
「あの、大丈夫?」
そのとき、明らかにその子は俺をみていた。
「えっ?」
「あの、午前中の授業終わったしたその時のプリント、届けに来たんだけど。」
ああ、そう言うことか。
「すみません、迷惑かけて。」
またこうなってしまった。
「迷惑?全然迷惑じゃないですけど。」
思ってもいない答えに、俺は驚いた。
「えっ?」
さっきと同じ言葉を口にする。何で迷惑じゃないんだろうか。その子の意図が読めない。
「むしろ私、あんまりクラスとこで役に立つことできないから、ちょっとでも、役に立てたのが嬉しいなって言うか…」
顔を少し赤ながら、その子はいった。
-最悪があるってことは、最高があるってことなんだよ。
ああ、そう言うことか。やっと彼女の言っている意味がわかった気がする。
-最高とまではいかなくても、いいことはあったな。
今日は久しぶりに笑った気がする。よくみたら、保健室の窓から見た空は、雲が消えて太陽が顔を覗かせていた。
学校が終わって、俺は彼女の家の前に立っている。家が近いため、プリント類をこうして家に届けに来たのだ。
-まさか、自分がこの立場になるとはな。
そう自分の中で苦笑いを浮かべながら、ふと思った。自分が迷惑だなんて思っていまいことに。
-あいつも、おんなじように思っていてくれたのかな。
そう思うと、何だか嬉しくなって、最悪も悪くないなと、そんなことを思いながら、彼女の家のインターフォンを押した。
「最悪。彼氏に振られたんだけど。」
携帯とにらめっこしながら、目の前で君が言う。
内心、少し喜んでしまったなんて、僕は最低だ。
僕が彼氏に立候補なんてする資格なんて
ないのかもしれない。けど。
「僕が代わりになってあげようか。」
お題 : 最悪 #12
[最悪]
最悪〜 体育祭予行のときは1位だったのに本番
では最下位だったんだけどー、、、
最悪
─────
早苗「最悪だ。泥水を被った」
翔吾「制服が汚れちまったな」
早苗「くそう。雨の日のあとは車が泥水をはねて走るから気をつけていたつもりだったのに」
翔吾「あれはよけらんねえよ」
早苗「僕に君のような屈強な肉体があれば、回避した上であの車に蹴りをいれられたはずなんだが、なぜ僕の肉体はこんなに貧相なのか……」
翔吾「俺でも無理だっての」
早苗「はあ……。汚れつちまつた悲しみに」
翔吾「小雪も降りかからねえよ。夏だぞ。今」
「『何の』最悪な話を書くか。なんなら、言葉付け足せば最悪『を回避する』話なんかもアリよな」
最近比較的書きやすいお題が続いてて助かる。某所在住物書きは19時着の今日の題目を見て、安堵のため息を吐いた。
短い単語のテーマは、言葉を足したり挟み込んだり、己のアレンジを加えやすい。物書きはそれを好んだ。
とはいえ「比較的」書きやすいだけである。
「……個人的に昔のアニメで育ったから、『最も悪』とか理由無しに悪なやつをバッキバキに成敗する話とか、ちょっと書いてみたいとは思うわな」
まぁ、実際にその話を組めるかって言われると多分無理だが。物書きは再度息を吐き、天井を見上げる。
――――――
「あいつがネット恋愛?『あいつ』が?!はぁ!」
時をさかのぼること1日前。メタい話をすると「前回投稿分」。どうも先輩は、先輩の心をズッタズタのボロッボロにしたクソな初恋のひとが夢に出てきて、週の始めからメンタルをごっそり持ってかれたみたい。
「俺よりあいつ本人に聞いてみろ。確実にまず『ネット恋愛とは』からだ。説明している間に、あいつ、きっとポカン顔で、……くくっ」
で、根掘り葉掘り先輩に、聞いてたらポロっと出てきた秘密がコレ。「初恋さんは先輩の『名前』にたどり着けない」。
名前を知らないってこと?結婚して名字変わったワケでもない先輩が?
それともマッチングアプリか何かでネット恋愛でもしてた?あの真面目で誠実な先輩が?
って悶々し過ぎて日が暮れて、朝が来て。
こっそり、先輩と初恋さんの大事件のことを知ってそうな、隣部署の親友さん、宇曽野主任に聞いてみた。
『先輩って初恋さんとネット恋愛でもしてたの?』
「安心しろ。『名前』にたどり着けないのは事実だが、かといって名前を伏せて風俗だの出会い系だの、ネットデートだのしてたワケじゃない」
バチクソにツボってる宇曽野主任。口元に手を置くなりパンパンパン膝を叩くなり。多分先輩がそういうことしてるの、想像中なんだと思う。
「あいつはただの純粋で誠実な生真面目だよ。今も昔も。お前の知ってるとおり」
ひとしきり笑った後、宇曽野主任は寂しそうな目で遠くを見た。
「『名前にたどり着けない』って、どゆこと」
「黙秘」
「今と昔で先輩の名前が違うとか?」
「黙秘だ」
「じゃあ、せめて先輩と初恋さんが別れた理由、」
「相性が最悪だった。それだけだ」
「『相性が最悪』?」
「相手に自分と同一の趣味を求めるか求めないか。自分に合わせることを望むか望まないか。恋人はアクセサリーか、自分の心を癒やした恩人か。相手への不満を裏垢で連投するか、その呟きに傷ついて折れるか」
ありきたりな失恋話さ。
片方は裏で毒吐いてでも恋を手放したくなくて、もう片方はその毒に耐性がマイナスだった。
相性最悪同士がくっついて離れた。それだけのこと。
宇曽野主任は淡々と、すごく淡々と語った。
「初恋さんは恋人を自分の鏡かアクセにするタイプで、先輩は恋人に恋人本人を見るタイプだったんだ」
初恋さんは飛び抜けた鬼畜でも酷いクズでもなく、普通にその辺にいる、「自分大好きで恋に恋してる系」だっただけかもしれない。
私がそれに気付いてポツリ言うと、宇曽野主任は小さく、肯定とも否定とも分からないため息を吐いた。
ある古い書物の一節にて。
最悪だ……
こんな事が起きようとは。
この世界とあの世界には似て非なるものだ。
この世界は消えてしまうだろう。そうなったらあの世界も消える。邪神・アフリマンの手によって。
それを阻止しないといけない。最悪を避けるために。
立ち上がれ、4人の戦士よ。
ー オリジナル小説・ドゥコ作中の書物ノン・ドゥカ・ドゥコから ー
書く習慣/63日目。
「 最悪 」…
意味は、
最も悪い状態や様。 の他に、
執る行為や物事の質や価値につき、
最も劣っていて悪いこと。
である。
言っちゃえば、最も悪い事だ。
世の中、生きていれば…
最善を尽くしたとしても、
最悪な場合もある。
最善には最悪な場合があり、
最悪には最善な作が必要になる。
常にいい事ばかりじゃない
品質の悪い物が送られて
最悪な気持ちになったりとか、
いろいろとある。
・・・皆んな、最悪と思える事はある。
私「最悪だ〜!届いたのが不良品だし、
勝手にお土産食われたし、部屋でタバコ吸われるし、物壊されるし…なんでや…」
家に居ても、外にいても…
毎日、最悪な事が起きる。
🍺)^o^) 🚗=🚓=
🚬 ( ͡° ͜ʖ ͡°)📯
💻( ^O^ )3💨〈ブッ〉 ┏(^草 ^┏)┓
🧦 🛍️ 🍾_(:3 」∠)_🗑️
(^꒳^)スゥ…
私「最悪を通り過ごして、
(カオスな)日常になってるの怖いわ」
ほんと、最悪だけど…
ずっと悪いことだけじゃない、
楽しみ、娯楽、美味しい物、良いこと
があるから…
今も生きている。
でも、
大事な事は最善のまま、
出かける日くらいは晴れ、
最悪は…嫌だわ。
では、また明日…
a…何か最悪な予感がするゾゾ 🕳️🏃💦
これ以上ないってことなんだろうけどさ、実は、その下もあったりするんだよね。
これ以上ないってことが更新されるなら、逆もあるわけで。
後は、何気なく口にしては勝手に落ち込んだりしてる。
”最悪”なんて、結局どれがそうなのか解らないまま終わるのかもね。
最悪
最悪
徹夜で頑張ったレポートは
先生に嫌われてるせいでC判定だし、
理不尽な悪口を聞いて
それあなたが悪いよって言ったらハブられるし、
1人になったら何も言えないくせに
すれ違った男子高校生達にブスって言われるし、
好きな人からの既読スルーはなんと3日目に突入
ふざけんなって大声で叫びたいよ
でももういいんです
あいつら全員尻の穴臭いから
『最悪』
未来なんて言わないで
最低な気分になるんだ
救いなんてなかったね
そんな風に笑う貴方が
酷く美しく見えたので
私は最悪な気持ちです
愛したいと泣かないで
愛せない貴方が好きで
きっと私は嘲笑ってた
泣かないでと嘲笑って
それを愛と言うのなら
何よりもそれが何より
最悪だなと口をついた
#最悪
【最悪】
「生きてれば良いことあるよ」
とか、綺麗事を並べ立てている。
私の心に刺さるとでも?
侮辱、憎悪、軽蔑されるなんて当たり前。
容姿端麗なあんたには分かんないか。
あぁもう、最悪。
生きていたいのに、生かしてくれない。
最悪
絶対にしくじってはいけない場面でミスをした。
周囲の人が一斉にこちらを見る。
その目はただ私を責めているように見えた。
本当は慰めようと、あるいは助けてくれようとしていた人もいたのに。
焦りと恥ずかしさから、優しい人たちのことまでみんな、私は悪者にしてしまっていた。
最悪だ。
私のそのひねくれた心が。
自分が傷つくのが嫌で、他者が傷つくことには鈍感な、そういうところが。
「最悪ー!マジ最悪ー!」
そう言いながら料理している彼女。
スマホ越しにその背中を覗き
俺は
最高の褒め言葉って何だろう?と考える。
ざあざあと雨が降り続けるこんな天気の日には、たいていろくなことが起こらない。
ただでさえ雨でゆううつだし。
コンビニでちょっと買い物しようと傘を入り口に置いたら、出るときには傘が消えている。
仕方がないのでビニール傘を買ったら、はみ出した肩が濡れる。
トドメには路肩を歩いてたら車に水ぶっかけられてびしょびしょになった。
救いはカバンの中身が無事だったということか。
早く家帰って風呂入ろう。
そんで温かいご飯食べよう。
「ただいま〜」
俺は、今日の食事当番の兄貴が作ってくれているだろう温かいご飯を期待して玄関を開けたが、そこは真っ暗だった。
「あれ?」
リモートワークの兄貴は、大概この時間には家にいるはずだけど。
部屋の明かりをつけて、台所に入る。テーブルの上には、慌てて作っただろう歪なおにぎりが2個と、兄貴の几帳面な字で書かれている書き置きがあった。
「メッセージ送ったが既読がつかなかったので仕方なく家を出た。
今晩は飲み会でご飯が作れない」
――マジかよ
確かに、大学のサークルで友達と遊んでいて、スマホチェックしてなかった。サークル仲間と一緒に食べに行けばよかったな、と後悔してももう遅い。
俺は仕方なく空腹のままシャワーを浴びようと、風呂に入り、ただでさえ冷えた体に、間違えて冷たいシャワーを浴びる。
慌ててお湯にしたけれど。
さすがにシャワー派の俺でも、あまりの寒さに今日は湯を張って暖まる。
その後おにぎりを食べて、なんとか落ち着いた俺は、ソファに横になってスマホをいじったまま寝落ちした。
翌朝。
俺は熱を出し、昨日の夜遅くに帰ってきた兄貴に看病されることになる。
俺は兄貴が作ってくれたおかゆで温まりながら、ため息を付いた。
昨日は最悪だった。
まあでも、看病されるのは悪くないか。
お題:最悪
6月2日に書いた兄弟がシリーズ化するかもしれません……
-最悪-
最悪とは
言葉の意味でなら、字のごとく最も悪いこと。
つまりは一番嫌なことではないか。
でも、普段の日常で嫌なことがあれば
「最悪」
と、よく聞く言葉。
通常で使うその言葉はどれが一番嫌なのか分からない。
最悪って今日中に起きたことなのか。
それとも人生でのことなのか。
意味合いによって意味が変わる。
故に疑問
ねぇ最悪って、何?
最悪だ自分が招いたことだけど人間関係がめんどくさいのなんのって。はぁ。
良いことがありますように願う(-人-;)
題名【最悪】
ふたり、ただしんとした冷たい空気にさらされて歩いていた。わたしは、もっとたくさん、きみとたくさん話がしたかった、でも、声が上手く出せなかった、あじさいが、喉に詰まった、そんな気持ちがして。言葉などふたりには要らなかった、互いが互いを思ってはじめて生まれる沈黙がビニール傘に這う雨をひからせていた。