『暗がりの中で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#暗がりの中で
手探りでも見つけられるかな
まだ会えてないキミを
香りだけでわかるかな
触れなくても感じる温度だけで
運命の人ってわかっちゃうのかな
今 どん底でさ
今 孤独のど真ん中で
何も見えない 誰もが嫌い
自分だって大嫌い
そんなアタシだけどさ
いつか見つけてみせる
みつけられるってそんな気がする
こんな暗闇の中にもいつか光が…
ぼんやりと見える
小さな明かり
彼を呼んでみる
やっぱり声は聞こえない
聞こえるのは
星の囁き
月の嘆き
石の諦念
私は此処から動けない…
の、だろうか?
私はそれを幸せだと思っている
………
ランタンの灯りを頼りに
小高い丘を登る
ちらちらと揺れる
小さな明かりは
暗がりを少しだけ照らす
少しの明かりが心地よい
何もしたくない夜に
ただ、明かりだけが動く
暗がりの中で、
私だけが、
呼吸をしている
風が吹いて
私を追い抜く
追いかけっこは嫌いだ
星が光って
私に話しかける
おしゃべりは嫌いだ
なんだか寂しくて
彼の名前を呼んだ
もっと、寂しくなった
誰も助けてくれない暗がりの中で唯一、貴方だけが私に手を差しのべてくれた
死神と呼ばれた私と関わることを恐れずに
それはまるでこの暗闇の中を照らしてくれるランプのように
貴方との関係を築くのは時間がかかってしまいましたが、、、、
それでも貴方は待ってくれた、一人の普通の友人としてみてくれた
貴方だけが私の暗がりの中を照らしてくれた
貴方と一緒に人生を歩んでいきたいそう思えました
ありがとうございますね相棒
そしてこれからもよろしくお願いしますね
話したいのに
上手く話せない
混ざりたいのに
相手と自分を
比べてしまう
たとえ話せても
自分をだせない
なんでだろ
ああ
人生ってこんなもか
ボクは1人泣く
暗がりの中で
パキパキ
割れる、割れる
こわさないで
花びらが舞う
くるくる、くるり
あわく光る瞳
おいで、おいで
浮遊する熱
【暗がりの中で】
暗い部屋の中でマッチでロウソクをつける。
ライターでも良かったのだかその時はマッチがいいと
何故か思った。案外、自分はロマンチスト?なのか...
馬鹿みたいなことばかり頭に浮かんでしまう。
でもロウソクの火は眩く輝いていて
目を離せないほどに美しい
誕生日ケーキにロウソクをつける家庭が多いと思う
その光は特別で何度見ても飽きない
でも、ずっと見ていると目が痛くなる...結構痛い
でも心が落ち着くから僕は好きだけど
そのロウソクの火が照らす部屋で紅茶を飲むのも
また味があって好きだ
真っ暗で、救いようがないくらいの絶望に満ちた俺の世界に、手を差し伸べてくれた人がいた。
ただ、俺はその人を手にかけた。
差し伸べられた手にあった同情も救いもそのときの自分には必要ないと思っていたし、単純に邪魔だったから。
鉄格子のはめられた小さな窓の外は黒い。
それを見て、また同じ道にいるんだな、と気づく。
明日出所して、何かしら優しい感情を持った誰かが俺の前に現れて、………。
全ては絶望の中でループし続ける。
真っ暗な世界の中で。
#暗い鉄格子の中
僕は、猫だ。前世が猫だったのではないか、というほど。猫派だし、狭い所が好きだし、暗がりも好き。
……体は柔らかくないけれど。
勿論、僕は前世など信じない。というと面白くない奴と思われそう。なので、前世は猫、ということにしておこう(何を言っているんでしょう)。暗がりの中で、猫は何をしているんだろう。大体の動物は夜に周りを見ることができない。ただ、猫科の動物は目の中に反射板みたいなのがあって、夜でも周りが見える。僕は周りが見えない。だから、猫ではない。暗がりの中で貴方は何をしている?
僕のしていることも貴方には見えない。猫じゃあないから。僕達のしていることは猫には筒抜けなんだろうなぁ。
暗がりの中できみの濡れた頬にキスをする。
幸せになってね。
もぞもぞ動く
時々蹴られる
でも嫌じゃない
我が子の動き
帰宅途中の水たまりを踏んだら
そのまま沈んで世界から私がいなくなり
暗がりの中でただ遠くなってゆく信号の揺らぎをみている。
「暗がりの中で」白米おこめ
愛の想い出に
桜は散り
牡丹は崩れた
冬の暖房の中で
ゆっくりゆっくり
糸を紡ぎながら
あなたは
蝋燭を立てながら
甘い香りを残した
暗がりの中で
もし、暗がりの中で貴方が閉じ込められていたら、私が手を引っ張ったり、灯りを照らすからーー。
…だから、貴方も私が暗がりの中で閉じ込められてたら、どうにかして…助けてね?笑
「暗がりの中で」とかけまして
「健康診断」と解きます。
その心は「闇/病み」は怖いです。
ー成長ー
「あんな先輩にはなりたくない」
そう言ってた君が今では、あんな先輩になっている
でも僕はちゃんと見ているよ
君が苦労していることも
君が頭を抱えて悩んでいることも
君が努力して上がっていることも
今では先輩の気持ちを理解していることも
それが愛だったってことも
その立場にならないと気づけないことって必ずある
後輩には見せない葛藤や焦り、不安
君は本当に頑張ってるよ
本当に頑張ってる
考えや思いが逆のことを言う時、
それはそれだけ人の気持ちを理解できるようになった証拠
成長してるよ
大丈夫
頑張りたいだけ頑張ればいいよ
僕がちゃんと見てるから
お題「暗がりの中で」
オレが歩んでいた道は、まるでブラックホールのように終わりのない、暗闇に続いていた。
何も見えない真っ暗な道を、一歩でも進もうものなら、もう後戻りは出来ない。
なぜなら、後ろを振り返っても、来た道は見えなくなっているのだから。
だから、たとえ足を一歩を踏み出すのが怖くとも、前に進むしかなかった。
どこに続いているのかも分からない道をたったひとりで歩き続ける。
後ろを振り返らず、ただ真っ直ぐに。
だけど、ある日。闇に包まれていた視界に、ひとつの星が瞬いた。
その星の導きで、オレは迷わず前を向いて歩くことが出来た。
道の先は相変わらず分からないままだったけれど、その強い輝きで足元が照らされたおかげで、前に進むのに躊躇が無くなった。
暗がりの中で、オレは君という一等星を見つけたんだ。
【志摩悠朔(しまゆうさく)×望月香恋(もちづきかれん)】
真っ暗な部屋に一筋の明かりがさす。
誰かが部屋の開くことのなかったドアを開けたのだろう。
『誰か』が香恋の瞳にうつる。
香恋は『誰か』に話しかける。怯えるように
「誰ですか、なんで、ここに来たんですか?」『誰か』を見上げる。座ったままの香恋にはまるで巨人のように見える。立てばきっとそれなりの身長差だろう。
「香恋の救世主!」
「?」
暗がりの中で貴女が零す涙に
気づきたい、貴女から目を離したくない
暗がりの中で
やば、アラーム忘れた。今何時?
焦りで瞼を開け、幾度か瞬き。枕元のスマホを持ち上げると、土曜の午前4時を数分過ぎたところ。睡眠計測アプリを起動しないまま寝落ちてしまったと気づく。イベント週間は始まったばかり、明日から巻き返そう。アラーム設定、充電ケーブルを繋ぎ、睡眠計測開始。画面を伏せてひと息。
そっと上体を起こし隣へ視線を向ける。規則正しい寝息、伏せた睫毛の美しさ。何度見ても、飽きることも慣れることもなく、その都度新鮮にときめいてしまう。会う度〈好き〉が更新され、深く堕ちていくだけの底無し沼。
昨日は誰と寝たの?
明日は誰と寝るの?
気にしないと言えば嘘。正解を知る術は無く、聞こうとも思わない。今この数時間だけは私が独占する──私にとって〈推し〉である彼。個人的な繋がりを持つ今以上、何を望むことがあるだろう。私達の関係が切れるのは、彼から〈別れ〉を切り出すとき。次に会える日も直前までわからない、不確定事項だらけの歪な関係。彼を欲したのは私。
深夜の思考は良い方向へ行かないと知っている。
ヘッドボードに置いた、ルームサービスのミネラルウォーターを手に取る。ほとんど減っていない容器の蓋を開けて一口、飲み込むと知らず溜息が零れた。直後、もそりとシーツの擦れる音。起こしてしまったか。
「……いま何時」
「4時、くらい」
「よじ……? なんで起きてんのー」
「目、さめちゃった。お水飲む?」
「ちょーだい」
ボトルを差し向けると唇を尖らせ「飲ませて♡」素敵すぎる笑顔を寄越す。私が断れない、逆らえないと知って。それすら嬉しく感じてしまう、きっと末期症状。
ベッドに横たわったまま両腕を広げ「早くー」のんきに笑う最愛の推し。冷たい水を一口、含んだ。ガチ恋オタクの愛情に溺れてしまえ。
(了)
2023.10.29 藍 お題「暗がりの中で」
暗がりの中で (10.29)
拙者は無事、輪廻転生したらしい。
というのも、冷たい川に身を斬られた記憶が最期、今は生暖かい液体が中に揺蕩うているからでござる。
「ぁう」
ふむ、声は出せぬ。へそは妙な紐で繋がれ、暗く狭い湯の中に閉じ込められているようだ。
あれだけ殺生を繰り返した拙者でも、転生出来るのだな…と神仏に祈った日々を思うと感慨深い。あぁ、おひなは無事この世に来れただろうか。共に来世を願って入水した儚き女。
長いまつ毛、ぱっと鮮やかに紅を引いた口。並の武士より立派な気構えはいつも、きりりと此方の気が締まった。
かの利口な娘抜きで生まれ落ちたらと思うと胸がひどく痛む。どうか、今世こそ。
いや、それよりも。
「……。」
この詰められた空間にもう1人、同じようにへそを繋がれた赤子が眠っている。暗がりでよく見えないが、ふさふさとしたまつ毛がすでに可憐な顔を際立たせていた。
『おひな?』
それは、少し困る。
拙者は主君の訃報を聞いた前のような、ぞわりと逆立つ嫌な予感に瞳を閉じて蓋をした。