『暗がりの中で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
暗がりの中で
暗がりの中で
闇の音を聞いている
暗がりの中で
何かを変える光を探す
暗がりの中で
このまま消える想像をする
暗がりの中で
誰かの心の色を見る
暗がりの中で
私の心の黒さを知る
暗がりの中で
皆が等しく平等と思える
暗がりの中で
視覚に頼らない生き方を願う
暗がりの中で
たくさんのことを考えて
暗がりの中で
ただの空想だと知る
暗がりの中で
みんなで変わらないと嘆く
暗がりの中で
自ら動くとはどういうことか
暗がりの中だからこそ
気づけたのかもしれない
誰かわからない
でも暖かい手を
私の道しるべにして
ずっと生きてきた
そっか、あなただったのか
【暗がりの中で】
暗がりの中で、私は何かを探している。
それは一体、何だろう。
私自身にも分からない。
考える暇もないのだ。
世間というものは思ったよりも早く動き、トレンドは常に変化していく。
その速さといったら、今では地球の自転に合わせることをせず、飛行機よりも速く世界を染めていく。
世界には、「光」と「闇」という2種類がある。
最初にできたものだ。
様々なものに比喩される。
「陽キャ」と「陰キャ」のように。
「富裕層」と「貧困層」のように。
しかし、どんなに陽のあたる場所にいる人も、暗がりを伏せ持つのだ。
地球に昼と夜が来るように、どんな人でも光と闇を迎え入れるのだ。
いや、迎え入れてしまうのだ。
大雑把にいうと、人は皆暗がりの中にいる。
そして、何かを探している。
それが宿命。
前世と現世をも繋げるであろう。
きっと生きる意味の一つだ。
しかし私は、「宿命」のために生きているのではない。
「幸福」のためだと思う。
私が探しているのは、そんなライトでヘビーなものなのかもしれない。
『 暗りの中で 』
いつも明るくて人気者な君。
みんなに優しくて穏やかなで少し気が強いけど、
でもホントは心の中は真っ暗で
1人になると心の中に閉じこもり、
涙を流していた…。
その時、君はそっと頭をぽんとそっと
優しく撫でる君。
闇を吸い、青く潤む瞳が美しいと思った。
オレがただ見惚れていると、彼女は小動物のように小首をかしげる。黒髪がさらさらと素肌に落ちていった。
「どうしたんですか。へんですよ、さっきから急に黙ってしまって…」
彼女はまだ男の狂気を知らない。
そのまま何も知らないで居て欲しい理性と、散々に引き裂いてしまいたい葛藤がせめぎ合う。
どうしろって言うんだ…。
恐ろしい激情に耐えきれず息を漏らすと、無垢な指先が額に触れて頬を撫でていく。
「触んな…」
きっと今、オレは肉食獣のような顔をしている。
僅かな光の中、柔らかい肌が白く浮き上がっていた。こちらの牙も知らずに華奢な身体をひねり無防備に仰ぎ見てくる。どんな拷問だよこれは。
お前さんを守らせてくれよ頼むよ。
「おいA!お前、
カセットデッキまだ持ってたよな」
と、Bからのライン。
「持ってるけど…何」
「小さい時に録音した、幽霊の声の入った
テープが出てきたんだよ〜」
「なんだそれ…」
というわけで、俺のうちにBが来た。
例の(霊の?)テープを持って。
せっかくだから部屋まで暗くして、
再生ボタンを押す。
…ニャーン、ニャーン
え、なんかそれっぽいし。
しかし、延々と猫の鳴き声が続く。
「B、何これ」
と横を向いて俺は固まった。
暗がりの中で、Bは静かに泣いていた。
「…これ、おはぎだ。おはぎの声だ」
「お前の飼ってた…?」
「俺、今はもう無い、初めてのラジカセ
買ってもらえて、嬉しくて、
何か録音しようと思って…
そしたら変なノイズ録れて、
消そうと思って、近くにいた
おはぎの声録って…タイトル変えるの忘れて
幽霊の声って、おはぎごめん、ごめんな」
俺は無言で停止ボタンを押して、
部屋の電気をつけた。
Bは泣き止んで、
「A、ありがとう」と言った。
俺は、
「もしかしたらおはぎは、
幽霊の声のタイトルの方が、
お前が食いつくから、
ずっと待ってたのかもしれないな」
と言った。
Bがまた泣き出しそうになったので、
慌ててティッシュの箱を探した。
衣擦れの音。
俺は暗がりから起き上がり、得物を手に息を潜めた。
全く油断も隙もない。この世界は殺るか殺られるかだ。
最近は身辺整理をし、狙われることも無いと思っていたのだが、甘かったようだ。
奴らはどこにでもいて、俺が1人でいることを許さない。
こちらの居場所がバレないよう、光源を使わずやつの居場所を探す。
今日は運がいい。奴は高い場所で待機している。
あの高さではこちらは死角だろう。
だが、俺は甘かったのだ。
獲物を追う時が、一番危険だということを忘れていた。
ほぼ真下に構えた瞬間、顔に触角付きの黒いベトベトした塊がぽとりと落ちる。
今回は俺の負けだ。
視界が揺らぎ、俺は泡を吹いて倒れた。
お題「暗がりの中で」
暗がりの中で、私は貴方に想いを打ち明けた。
もうどうでもいい、嫌われてもいいと思いながら発していた言葉は全て、心からの本当の気持ちだった。
私のこと、好き?
好きだよ
私のどこが好きなの?
優しいところだよ
そんなこと言っていいの?私調子に乗るよ?
えぇ?笑いいよ、別に。
ねぇ、好きだよ。
うん、
私今気がおかしいから言うよ、好きだよ。
今振り返ると、どれも恥ずかしいことばかりで、本当に貴方を困らせていたと思う。本当にごめん。明日謝ろうと思う。貴方は優しいから、こんな不安でいっぱいの私を癒してくれる。ねぇ、好きだよ。大好き。
私は暗がりの中で、貴方を抱えて眠った。その日はよく眠れた。
「丹前」知ってる?
「褞袍(どてら)」とも言うのかな
寝具なんだけども
私が5歳、妹が3歳くらいかな
1枚の丹前を二人で被ってね、
私が前、妹が後ろ
芋虫みたいにモコモコ前進しながら
真っ暗な家の座敷に探検に行く、
それがお気に入りの遊びだった
「いまどのへん?」
「くらくて、なんにもみえないよ」
ドキドキして丹前の隙間からのぞく真っ暗な座敷
わくわくした
きっと何かいる、出会えるかも
出会ったら「キャー」って逃げるんだろうけど笑
暗がりというのは、どうにも不思議な魔力を帯びている。
つい覗き込んでしまう。
人の不安を煽る。
かと思えば誰も彼もを招く。
招かれた者はまた不可思議な面持ちになるだ。
ひどく乱暴者が途端に賢者のように思想を広げ、善人の顔をした凡夫を狂わせ狼藉者にへと変化させる。
どうしてこうも人の惑わせるのか。まるで鏡だ。
心の奥底にあるペルソナを引き摺り出す。
だが私はそんな暗がりの中が好きだった。
より深くより広く心を広げることができる。
きっと、原初こそはこの暗がりの中にこそあるのだ。
暗がりの中で何が見つけられるだろう
目では何も見つけられない
だから考えよう
そして自分の気持ちに正直になってみたら
君への気持ちにきづけたよ
今日のお題は「暗がりの中で」ですか。
そうだな。
この間の夜眠る前の暗がりの中であった
話を書こうか。
夜って色々考えるよね。
昔のことを思い出したの。
学校生活でたくさんの人に追い詰められた時、
いつも寄り添ってくれたのは両親だったなと。
先生やクラスの人、
自分を守ることで必死だった人たち。
今思えばすごく小さいよね。
人に悪く見られたくないから。
みんなに好かれたいから。と、必死で。
もしかしたらこの文を読んでくれる人の中で、
まわりの顔色を伺って生きて、
楽しくない。辛い。と思っている方、
自分の思ったことを言えないって方。
「皆に好かれようとするな。大事にしたい人だけを大事にしろ。」
いや、当たり前すぎって思うかもしれない。
でも常にこの言葉を心がけていくなかで、
この言葉をそばに置くのは
自分を大事にするのにすごく大切だと思う。
頑張ろう今を。
あの日あの暗がりで今生きる自分の素晴らしさ、
支えてくれた環境に感謝しきれない。
今日はこれで終わります。また明日。
暗がりの中で
夜、ふと目が覚める。
月のない夜だった。
暗がりの中、手探りで、卓上のランプを付ける。
時計を確認すると、まだ夜中だった。
もう一度寝ようと目を閉じてみるけれど、頭が冴えて寝れそうにない。
温かい飲み物でも飲もうと、お湯を沸かしてココアをいれる。
毛布を肩まで掛けて、両手でマグカップを包み込む。
数口飲んで体が暖まってくると、なんだか寝れそうな気がした。
ココアを飲み干したカップを置いて、明かりを消し、毛布に潜り込む。
目を閉じると、少し眠気がやってきた。
意識して呼吸を深くする。
そういえば部屋の電気を付けなかったけど、わりと何とかなるもんだなと思いながら、眠りに落ちていく。
暗がりの中で
真っ暗な部屋の中で、小さな小さな光を見つける。
見失わないように、手放さないように、
大事に大事に抱えていたい。
暗がりの中で
何時もの帰り道、暮れて行く太陽は、どんどん早くなっていく…赤く染まった山の端、どんどん夜の帳が拡がっていく…木々の枝が影絵のようになり、不思議な感覚に襲われる…
青い空の 刷毛で掃いたような雲
刻々と色を変える圧倒的な夕景
空に枝を伸ばす木々
風に揺れる花たち
飛ぶ鳥 舞う蝶 這う芋虫
季節の色をまとう果物
首を傾げる仔犬
すべてが美しく愛おしい
それでも私は眼を閉じるのだ
闇のなかで いつか
すべての美しく愛しいものたちを胸に
眠るのだ
「暗がりの中で」
#232
『暗がりの中で』
東北大会
結果発表を満足した気持ちで聞き終え
全員で帰ろうと外へ出たものの
我がチームのバスがいない
会場近くに来ることが出来ず
下車した駐車場にいると言う
…何処にあるのか分からない…
総勢60人近くのこの団体を
この暗がりで移動させる訳にもいかず
選抜2年生の4人と3年生の部長副部長が
駐車場を探しに行く
男女をペアにして3隊に別れた
私とペアになった彼は直ぐに走り出した
ヘッ?!
と思っていると
植込みらしき方から囁かれた
「なぁんだ、この奥じゃないか
呼んでこようぜ、みんなを」
あれ、先輩より頼りがいがあるコイツ
街灯が無くてそこは真っ暗だった
その為か?
彼にドキドキしてしまった
みんなを呼んでる声が
ステキだなって思ってしまった
暗がりの中って…
恐れか?まやかしか?
暗がりの中で
小さい頃はとても怖くて不安でいっぱい
それは、大人になっても変わらないかな
誰かが側にいないって分かると
凄く怖くて、不安で、泣いていた
夜は必ず側に家族がいて安心して眠りにつく
ぱっと、目が覚めて明かりがないだけで
不安で、眠れなくて
布団の中で丸くなって朝が来るのを待つ
1人部屋になると、夜は小さい灯りがないと
なんだか心細くて不安だった
それは、一人暮らしになっても変わらず
小さい頃はおばけが!って考えちゃって怖い
成長するにしたがって、色々経験して、
あることないこと考えてしまう。
怖いものが変わり、不安になる要素が変わる
暗がりの中で
少しの温もりと灯りがあれば‥‥
暗がりの中で息を潜める。
壁と天井に手で触れられる程狭くとても窮屈で、快適とは到底言えない。
集中すればすぐ隣でカサカサと何かが這う音が聞こえるような錯覚を起こしてしまいそうだ。
それでも、今はまだ不用意に物音を立てる訳にはいかない。
この世界では勝者こそ正義。
期間は短ろうがその称賛を浴びるのは悪くない。
その時を思えば、この窮屈さにも堪えられる。
どれ位時間が経ったか。
暗い場所でただ息を殺しジッとしているだけでは時間感覚が鈍くなってしまう。
目の前の壁を少しずらせば明るい場所に出られる。
だが、そうすれば勝者になる事はもう望めない。
暗がりに屈した敗北者になってしまう。
それだけは、避けたい。
その時脳裏にふと過る。
もしかしたら、もういいんじゃないか?
もしかしたら、既に終わった後なんじゃないか?
そんな考えがチラチラと浮かんでいると、壁の向こうから人の気配がした。
軽い足音がパタパタと壁の向こうを行ったり来たりしている。
「いないのかな〜」
少し高い声で壁の向こうの人物が呼び掛ける。
身体が強張るのを感じる。
まだ終わっていなかった。
耐えろ。
まだ、見つかるわけにはいかない。
ジッと呼吸も忘れる程、目の前の暗闇を見つめ続ける。
その願いも虚しく。
目の前の暗闇から光が差し込まれる。
「み〜つけた。」
暗がりの中というか布団の中でよく考えてること
・もし自分がリーダーになったらこういうこと話したいな〜
・お金が無限にあったら正直いくら貯金するかな?
・今急にプロ野球選手目指しだしたら私の人生どうなっちゃうのかしら
・もし自分がアイドルになったらポジションとメンカラどうなるかな