『時間よ止まれ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
時間よ止まれ
あー、無理だわ
どうすればいいんだ!
呪文を使うんだ!
動きを止まれ…
動きよ!止まれ!
アレストモメンタム!
時間よ止まれ!!
……
……
……
そしてそのものは永遠に時が止まり動かなくなった
「原作読んだり観たりしたことないけど、そのネタだけは知ってる。……結構多いと思うんよ」
たとえばそれこそ、「時よ止まれ」の漫画とか。
某所在住物書きはネットで某漫画を検索しながら、今回配信分に何で立ち向かうか画策していた。
時間が止まればどれだけ助かることか。
「『メンテが終わればメンテが始まる』の元ネタも、読んだことは無いが原作の名前も絵も知ってるし。
『だったら漕げばいいだろ!』なんて、語録大量に覚えてるが本編観たことねぇし。……あと他は?」
ところで昔々、20年以上前、海外ゲームの映画化において、「もし時間が止まったら」を簡潔かつ短時間だけ描写した場面があった。
空間内に静止している物体は、力が加わるまで静止し続ける。慣性の法則という。
時間内に静止しているナイフに対して、「同じ『時間の力』が加わるまで静止し続ける」とした。
ひょっとしたら「時間よ止まれ」は「物体よ止まれ」であり、「空間よ凍りつけ」かもしれない。
――――――
私、後輩こと高葉井は、2月末をもって今のブラックな職場を退職して、
3月1日から推しゲーの聖地にして生誕の地、都内の某図書館に転職するんだけど、
転職に誘ってくれた元同僚にして3月からの先輩の付烏月さん、ツウキさんは、
この図書館で、二度目の恋をして、ソッコーでフラれて、今ではメシ友以上恋人未満の関係らしい。
最初の恋人はどうだったの?
って、聞いたことがある。
そっちは両思いだったそうだ。
『両思いだったけど、敵対組織の悪いひとにカノジョが目を付けられて、さらわれちゃって、
助け出してからお互いがお互いのためを考え過ぎちゃって、そのせいでお互い「大嫌い」って嘘ついて、別れちゃったんだよーん』
とか言ってたから、要約すると「別れた結果はナイショ」なんだと思う。
『元カノさん元気にしてる?』
『だから、メシ友以上恋人未満』
『それは二度目のカノジョさんでしょ?』
『うん』
『え?』
『うん』
そんなこんなのハナシをしてた付烏月さんは、
どうやら、私の推しゲーの、推しカプの右の人に酷く似てる神レイヤーさんと、お知り合いらしい。
そのひとはなんと、私の推しゲーの聖地にして生誕の地、要は私が3月からお世話になる図書館に、
レアエンカウントな確率で、来るそうだ。
個人的にすごくお近づきになりたいから、
付烏月さんにワイロを渡して、是非会いたいと、伝えてもらった。
今日は、あわよくばその神レイヤーさんと会えたらの期待を寄せつつ、「あくまでそっちはサブの目的というつもりで」、
3月からお世話になる予定の図書館に、お世話になりますの挨拶をするため、
菓子箱を持って、某図書館に、行ったものの、
「マジかぁ……」
図書館って、月曜日は、休館らしい。
「付烏月さん、『月曜日にアポ無しで図書館に行ってみな』って言ったじゃん。いったじゃん……」
どんより曇り空のなか、気分下がり気味なのを頑張って、外に出てきて図書館まで来たのに、
見事に、付烏月さんにダマされたらしい。
玄関には休館日の看板。それから、利用時間外の返却はコチラみたいな矢印と案内板。
「……明日、ちゃんと連絡入れよっと」
グルチャの付烏月さんにぷんぷん、怒りマークのスタンプと、「騙したなッ!」のスタンプ送って、
秒で既読が付いたのを確認してから、
来た道を戻ろうとしたら、
「ん?」
すぐ、付烏月さんから返信が来た。
『図書館の中庭見てごらん』
「なかにわ??」
玄関から、少し歩く。
本館の一般第一開架書庫が見えてくる。
紫外線対策が為されたガラス張りで、無人のテーブルと大きい本棚が見える。
「なかにわ、」
テーブルの先が、中庭だ。
それは一般第一開架書庫と、一般第二開架書庫と、一般第三開架書庫を繋ぐように作られていて、
キレイな自然と、キレイなベンチがある。
休館日の図書館の、中庭のベンチに誰か居る。
男の人だ。読んでいた本を閉じて、大きなため息を吐いて、私に背を向けて遠くへ歩いていく。
「ひっ!!」
そこで一気に、一瞬で、私の血圧が上がった。
変な声も出た。悲鳴だったと思う。
「ル部長……ルリビタキ部長だ!!」
私から離れていくその人は、まさしく、どこからどう見ても、私の推しゲーの推しカプの、右の人にそっくりだった。完全に、その人そのものだった。
「待って、待って」
スマホで動画撮りたいけど会ってお話したいけどそもそも休館中の図書館にどうやって入れば良いんだろうで、私の頭が混乱している間に、
推しカプの右によく似た人は、私から離れていく。
「おねがい、まって……!」
ああ、時間よ止まれ。ガチでとまれ。
私の高血圧と脈拍上昇も知らず、休館中の図書館の中庭に現れたその人は、私の視界から消えた。
あとで付烏月さんに聞いたら、
その人こそ、私が「会いたい」って付烏月さんに頼み込んだ、「高葉井ちゃん曰く『ルブチョの神レイヤーさん』」、だったそうだ。
何個か前のお題です。
犬のために貧乏をしていることで有名な先輩がいて、それがわたしの好きな人だった。
犬派ですか? 猫派ですか? と分かりきった質問をして甘えていると、先輩が、猫派かな、と言い出して、この人うそみたいな人だなって思った。百瀬さんもそうでしょ、といわれたけど、なにをもってそう思ったのか、わたしはまったくの犬派である。
それから十年経ち、社会人になって、結婚したわたしは犬を飼うことになる。貧乏だったら飼わなかったと思うので、やっぱり犬のために貧乏をしたあのころの十夜先輩はおかしかったと思う。
寝室から起きてきた髪も顔もぐしゃぐしゃのわたしを見て、その十夜さんが、猫みたいだね、といった。
わたしは、十年越しの謎が解けたような、それとも深まったような、たじたじした気持ちになって、その場に立ち尽くした。
あと一年したら、あの子が来る。
彼を籠絡して、私を悪役令嬢に仕立て上げ、一生をかけても償えない冤罪を被せて、彼から婚約破棄を言い渡させて、北の牢獄に閉ざす、この物語のヒロインが。
転生したと気づいた時から、どうにか運命を避けようとした。
良い子に振る舞い、周囲に優しく、将来の国母として恥ずかしくない行いを。
それでも、物語の強制力か。母は病で亡くなり、父は宰相として野心を抱き傲岸に振る舞う。周りは私に媚びへつらい、本当の友達なんていない。
「どうしたんだい?」
やわらかい笑顔を向ける彼も、一年後には冷たい仮面しか私に見せなくなる。知っているから、黙って微笑み首を横に振る。
そう、すべてを諦めていたのに。
「お会いしたかったんですううう!!」
一年後、あの子はデビュタントで他の男に目もくれず、私めがけて走ってきて、がばりと飛びついた。
「その美しさ、強さ、聡明さに、アタシは、アタシはあああ!!」
とりあえず落ち着けとなだめても、その子は推しに出会ったオタクみたいなテンションでまくしたてる。
「大好きです! 貴女と幸せになりたいんです!!」
ああ。なんてことだろう。
もし神がいるならば、このまま時間を止めて。
お題:時間よ止まれ/たつみ暁
時間よ止まれ
時間が止まったら良いのにと思ったことはないだろうか。
ほとんどの人があると思う。それは自分にとって都合の良い未来を作りたいからである。例えば、試験勉強する時間がない時、時間を止めてずっと勉強できれば良いのに。若い見た目でずっと入れれば良いのに。と色んな場面でその思いは出てくるだろう。つまり、人は未来が不安なことが多く、それをどうにかならないかと妄想することが多い。
ということは、
なぜ人は不安になると妄想するのか。それはどうにかなるという特別な能力をもった漫画やアニメ、映画があるからだと考える。これらはこんな能力があったら良いのにから始まったと物語だと思う。
お題『時間よ止まれ』
寝坊した時、時間停止能力が使えるようになりたいと思う。
たとえば、と妄想する。
寝坊した。今から家出たんじゃ確実に仕事に遅刻する。
そう思った時、時間を停止し、ゆっくり朝食をとり、身だしなみを整え、家を出て電車に乗った瞬間に時間を動かす。
そうすれば、会社に遅刻しなくて済む。
ギリギリに行動しがちな私が欲しくて欲しくてたまらない能力である。
時間よ止まれ。
以前にも同じお題で書いただろー、と思い、文章を書くに至れない。最近私元気がないのである。
半年ほど前の話だった。
脳内に血流を止めると厄介だから、パスすることにする。時間停止よりはるかに高効率である。
楽しい時間は早く過ぎる
なのに、仕事とか嫌な時間ほど
中々過ぎない
また明日も仕事。
いっそ、時間なんて止まればいいのに
時間よ止まれ/夜凪
時よ止まれと願う場面は多い
楽しくて仕方ない時
悲しみをこれ以上感じたくない時
怒りに身を任せそうな自分を止めたい時
しかし、そのどれも実際叶ってしまったらどうなるのだろう。
人は叶うはずないと理解しながらもそう思わずにいられないのだ。絶対に起こり得ないからこそ思うのだ。実際に時が止まったのなら人は……どうなるのだろうか。
2025/02/17_時間よ止まれ/癒凪(X@yuna_popoyo)
娘がまだ歩き始めた頃
目の前で階段から転がり落ちた
あー!
一瞬時が止まったかと思った
動けなかった
無事でよかった
泣き声が嬉しかった
時間よ止まれ
なんて思う間もなかった
でも、よくよく考えてみると時間よ止まれって思った事ないかも
今日のお題
うん
時間が止まったら空中の埃とかも止まるから動けないじゃん
うん
なんてね
うん
無事でよかった
時間よ止まれ
メフィストフェレスか。化物語で知ったようなそれ以前から知ってたような、どうあれ有名なセリフだな。
これどんな状況でのセリフなんだっけ。化物語で見たはずだけど覚えてない。化物語もずいぶん昔の作品だからな。
原典となる作品も見たことないし。原典は作品なんだよな?よくわからないけど。
どれだけ有名でも古典、それも外国の作品となるとやっぱり読む機会はあまりないからな。
昔はなんでか忘れたけどアルジャーノンに花束をとか名前を聞いたことある有名な作品を読んでたこともあったけど今はしなくなったな。
というか最近は小説を読むことがほとんどなくなった。漫画はまだ読んでるけど小説はすっかり読まなくなってしまった。
今はとにかく動画の時代だよな。配信者が強いこと。無料でだらだらしながら楽しめるのは本当に強い。
小説にしろ漫画にしろ自分で先を読む必要があるけど動画はなにもしなくても勝手に進んで楽しめるからな。
その点はテレビもそうだけどテレビはこっちが時間を合わせる必要があるのが大きな違いだな。
好きな時になにもしないでも自分を楽しませてくれる。配信者が人気なわけだ。
それでも俺は小説を書く。俺は俺が書く作品が好きだから。
時間は、戻らない
何をやっても、時間は進んでいく
戻ることができないのなら、せめて止まってほしかった
「時間よ止まれ」
今が幸せなんです。
想えること。
終わった。
もうだめだ。
時間よ止まれ。
いや、止まらないで。
むしろ早く進んでほしい。
あっ、でも待って。
おじいさん、おばあさんになってしまう。
時間よゆっくり進んでほしい。
【時間よ止まれ】
朝のアラーム
ピッピッピッぴっ
💭あと5分
ピッピッピッぴっ
💭もう5分
ピッピッピッぴっ
あ〜あ〜あ〜
こーゆー時に限って時間の進みが速いのはなんでだろう
時間よ止まれ
【書く練習】
[体調不良は頭も不良]
咳が止まらない
夜が寝れない
睡眠不足
どうしたらいいのか、
何とかせねばと思うけど、
不調の時に考えると、
ろくなことが浮かばない
ずっと、そうなったらいいなって心の底では思っていたのかもしれない。
汗ばむ肌、はらりと落ちる栗色の髪。
私は君よりも随分年上で、君の向けるそれは情愛と思慕とを取り違えているのだとずっと宥めすかし続けていたのに。
「どうしたら私の本気の想いをわかって頂けるのですか……!」
滅多に泣いている姿を見せない君の涙に、心は揺らいだ。
それと同時に自分の醜い本音が殻を破って首を擡げたのを感じた。
嗚呼、もう逃げられない。
お互い全てを取り去って、生まれたままの姿を曝け出して。
「ごめんね……もう離してあげられない」
「望むところです」
上に覆い被さる君からぽとり、落ちる汗が混じり合う。
沖縄の砂浜に二人腰掛けて、遠く水平線に沈む夕日を眺める。目の前にある大きな天体がゆっくりと、しかしはっきりと、その光を海に吸い込ませているのを見ると、真に時の流れを知らしめるものは、天体の他にないのだと気付いた。
「ずっとこの夕日を見ていたいね」
君が言った。
そう思った。
それでも光は海に溶けていき、エメラルドに輝く水を闇に沈めた。
『時間よ止まれ』
どれほどの思いを込めて願っただろうか
時間を止めて欲しいと
そんな願いも虚しく太陽は地平線へと消えていく
夕焼け色の空だけを残して
夜が来る
今日という日を過去に残して
また明日がやってくる
幸せな思い出から遠ざかっていく