『時間よ止まれ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
胸にぽっかりと空いた穴が、鬱陶しくて仕方がない。
去っていく君の背中がとても恐ろしく感じる。
君と手を繋ぎたいと思っても、体が動かない。
いや、体が動いたとしても…もう、手は届かない。
謝ることも、諭すことも、楽しむことも、君との時間も…結局こうなるのなら全て無駄だったんだ。
段々と気持ちが沈んでゆく。
君との距離が長くなる事に、少しずつ、少しずつ、堕ちてゆく。
こんなことなら、君がどんどん遠ざかってゆくなら…
「時間よ止まれ」
そう呟いた。
ありもしない魔法に縋るしかない僕の姿は、なんと醜いことだろう。
でも、今はそんな幻想を信じるしかないのだ。
自分を守るために。
君との時間が、醜い記憶に上書きされないために。
この煩わしい距離感を変える勇気なんてない
そもそも壊れるのが怖い
日々動いているのは
君への愛の重さと、君とのサヨナラまでのカウントダウン
この唇が ずっと許してくれない「好きです」を
頭の中で反響させて
臆病と不器用に雁字搦めにされたまま
高鳴る鼓動を必死に隠して 今日も息をしています
この1秒1秒の切なさが
毎晩眠りに落ちる時に、胸を刺すように痛むんだ
時間よ止まれ
時間が止まればいいのにな
思った瞬間は人生の内で何回あっただろうか
「楽しいな」と思う時ほど時間は早く感じる
「つまらないな」と思う時ほど時間は遅く感じる
それが人というものである。
無意味な日々と充実している日々があるのは
人生の内でも半分ずつ。
人生の幸と不幸は、生まれた時に決まっている。
だから、今過ごしている時この瞬間1分1秒を
大切にしていかないとね。
あぁ、時間が止まればいいのにな。
僕はいま京都行きの深夜バスに乗っている。高校の卒業旅行という形で、3泊4日を京都で過ごすんだ。普通の人なら、それは楽しくかけがえのない思い出を作ろうと思うんだろうけど、僕は違う。僕の頭の中にあることは、これから送る経験は人生の中ではあまりにも短く、楽しすぎるという懸案だった。恐らく、この旅は僕の人生の中でも比類のない程に幸せな数日間になる。しかし、そうなると旅が終わった後、僕の脳はその楽しい経験をもっと味わいたいと司令を出し続けるようになる。これがなかなかに困ったもので、以前と同じように生活していても、それまでは感じなかった空虚さや物足りなさが僕の体に纏わりつくようになってしまう。つまり、このたった数日間の刹那的な幸福がその後何ヶ月間の不満を植え付け、これは人生全体の効用という観点では、むしろ旅に行かない方がいいと言う考え方だって出来る。京都旅に終わりがあるが、我々は限りある無限の旅を続けなければならない。だからこそ、僕が思うのは「時間よ止まれ」ということだ。
病気じゃなかったら、恋がしたい。
病気じゃなかったら、恋も出来ただろうに。
身体が壊れてゆくのが怖い。
普通に生きたい。
生きれない。
残酷で理不尽で不平等な現実が運命だというのなら、
運命という言葉で片付けるのなら、
もう、生きていけない。なにも、しんじられない。
「おい、足を使えって言ってるだろ。」
監督の声だ。バットを肩に担ぎ、釣りあがった目をサングラスで隠しながら、僕に言った。
僕は素直に、言われた通り何度もやってみるが、そう上手くはいかない。
「全身を使って打たなきゃヒットなんて打てねぇんだよ。足から使え足から。」
オラついた口調は、僕の心を締め付ける。僕だって、やろうとしてるのに...。
結局、3時間の打撃練習の末、一度も褒められることはなかった。悔しいと言うよりは、怒りの方が上回っている。しかしそれも、自分の弱さゆえなのだろう。
僕は今年で小学6年になる。つまり、今シーズンがラストチャンスなのだ。一度もレギュラーになったことがないし、まともなヒットすらも打てた試しがない。どうにか活躍したいけど、諦めてしまいたい自分もいる。
「来週なんでしょ?最後の試合。」
お母さんの声でハッとした。何度も何度も来てくれると思い込んでいたチャンスが、もう、あと一度しかないということに、僕は驚愕した。小学3年から始めた野球も、「明日こそは」という生ぬるい意気込みでしか打ち込めていなかった。やらなくちゃいけない。最後、最後。この言葉が僕の脳内で何度も渦を巻き、僕を攻めたてる。僕は見ていたテレビを放棄して立ち上がり、バットを握った。
そこからの練習は、いつもよりも精を入れて取り組んだ。今から頑張ったって、もう遅いだろ。そんな自分の声も聞こえてくる。でも、どうしてもやらなきゃ行けないような気がする。最後くらい、かっこよく終わりたい。
「お前、体重移動が全くできてねぇぞ。全身で打てって言ってるだろ。」
どれだけ頑張ったって、上手くなんてなれない。素振りだって毎日、何百回も繰り返してるのに、監督から浴びせられるのは批判だ。
「バッティングはもういい。下半身が弱いんだから、端でスクワットしてこい。」
分かった。分かったよ。もういっそ死ぬほど追い込んで、ギャフンと言わせてやるよ。
そして試合当日。僕はレギュラーにはなれなかった。僕の出番がないまま、9回表、監督が僕の方を見た。
「行けるか。」
「はい。」
そして、代打として僕の名前が告げられた。ラストチャンス。ラスト...!
打席に立ち、握りなれたバットを思い切り握りしめ、相手投手を睨む。投手との距離がものすごく近く感じる。僕はこの緊迫感に耐えようと、歯を食いしばり構えた。
一球目、僕の内側にくい込んできたストレートには、手出しをすることが出来なかった。ストレートコールが場内に響く。まずい。反応しなければ。
二球目は必死に食らいつき、何とかファールにすることが出来た。しかし、ツーストライクと追い込まれてしまった。
三球目、これで打てなかったら、もう、終わり。
大きく足を上げ、僕の方に放り込まれたボールは、やけに緩やかに見えた。分かるぞ、タイミングの取り方が!
僕は監督に言われてきたとおり、膝を落として下半身を回し、体重移動をしながらバットを出す。
そして、インパクトで力を...入れる!
聞いたことのない、激しい金属音が、僕の耳に響く。それほど大きい打球では無いが、ライナーでショートの頭を超えた。ヒットだ!
一塁へと走り出す僕を、歓声の嵐が包む。やった!僕は全速力で走りながら、ふとベンチを見た。すると、監督は相変わらず釣りあがった目をサングラスで隠しながら、小さくガッツポーズをしていた。最高の瞬間だ。いつまでも止まらない歓声と僕の足音を聴いて、ふと思った。
時間よ...止まれ!
意外と ... 簡単には死ねないもんなんだよな。
俺は興味が無い事柄には絶対に触れようとしたりしないし近付いたりしない。異性に関しても性質的にブスい一瞬を見たら外見的美貌を含めて全否定を懐く。喧嘩が強い女は先ず相手にしない。喧嘩は繰り返さないと強くならないし残酷無比の根を渾身に張り巡らさないと勝者にはなれない。牛は水を飲んで乳を出すが蛇は水を飲んで毒を吐くでしょ。蛇は金の神様とも言うが牛は痛点が無いとも言われてたりし乍らも涙を溢れさせ乍ら屠殺され人間は満面の笑みを浮かべ乍ら其れ氏等を美味い旨いと溢し乍ら食す。自分は仕事中品川港南の食肉加工場近くを通る時必ず心中でドナドナを口遊みそして涙が溢れてくるのだがそういう気持ちを忘れたらその時に自分は自分ではなくなるのだろうと考えたりしている。世の中の一々の理不尽をダラダラ愚痴るのにももう飽きた。時が朽ち果てるのをぼんやり待つだけの今が生まれてからこれまでで一番幸せなのかも知れない。何に対する期待も一つも無い。それが有難い。
時よ止まれ。昔の人が言った。
私はその意味がよく分かってなかったのだ。
ネット普及した現代、指先はタップとスライドに忙しく大多数の人間が目の前よりスマホを見る時代。
ソレはある種のまやかしであり、時を大事にしない行為の一つだと気付いたのは先日。
昔ながらの幼馴染が事故で死んだ。
雪の日のスリップで車にひかれて、そのまま。
誰かを庇ったわけでもなく赤信号を通ったわけでもなく突然に訪れた。道行く人々は素知らぬ顔で、あるいは野次馬根性で周りに湧いた。
「事故ですって」
「若いのに可哀想」
ひそひそ、ひそひそ。
やけに雪の感触が重く感じて、雪が溶けて涙を覆い隠してくれるのだけが救いだった。
さっきまで笑って話してたのに
明日また遊びに行こうねって言ってたのに
暖かな指先は、いまや氷のように冷たく、
なんでもっと私は彼との時間を大切にしなかったのかと過去の自分を恨んでも仕方ないのに、そうせずには居られなかった。
関節も何もかもが人ではありえない方向に曲がり、血塗れの彼は最早たんなる肉塊だった。
「なんで」と言うこともできず、現実を受け入れることができず、私は想った。
ソコから先の時間など来なくてもいい、
彼の居ない未来など必要ない。
人には誰にだって大切な人がいるだろう。
大切なことは全て君が教えてくれた
彼が笑っている時間に戻ることができたなら、その時に、私は願うだろう。
時よ止まれ、と。
『月日』
絵が上手だねって褒められた
かけっこで一番になった
テストで百点を取った
僕は凄いやつなんだと思った
このまま凄い大人になれると思った
はやく大人になりたかった
自分より絵が上手い人がいた
かけっこで世界を目指す奴がいた
テストで満点なんて取れなくなった
自分より上が沢山いた。
もしもこのまま大人になったら、
僕の優れてるところなんて
何一つ無くなってしまう。
だから時間よ、
止まれ。止まれ。止まれ。
これ以上失わないように。
止まれ。止まれ。止まれ。
時間が止まるのは少しさみしい。
けど、幸せだと感じた瞬間の永遠を願えることは素敵なことだと思います。
今を写真みたいに切り取れたなら
きっと傷はもう痛まないだろう
代わりに治る事もない
それでもいいよ、と思う日々
悩ましい
何処で時間止めよ
自分の意思と関係無く
時間止まったら
少し困るなぁ…
トイレ中とか…
出てる途中だったら…
時間よ!止まらないで下さい
安心出来ません
『時間よ止まれ』、そう強く念じた。
頼むから時間よ止まれ。
この瞬間が永遠に続いてくれれば。
そう願い、固く目を閉じる。
けれど、願いは叶うことはなかった。
けたたましく響く、目覚まし時計のアラーム。
刹那の微睡みは、こうして終わりを告げた。
自分のことを好きになれなければ他人から好かれるわけもない、とか
簡単に言ってくれるよね、こっちは必死に生きてるのに。って愚痴ったら
んー、と君は考えるような仕草をして
余計なことで悩まなくてもいいんじゃない?
とりあえず確実に僕は君のことが好きなんだから、なんて
真面目な顔で伝えてくれたこと
冷静に考えたら幸せの過剰摂取だし、そのまま世界がフリーズして君の愛に溺れて死ぬのも悪くなかったかも。なんてね
時間よ止まれ!
今、この一瞬を
「時間よ止まれ」
ルルルルル……。
「愛し合う二人の時計は止まるの」
「時のない世界に二人は行くのよ」
幸せの鳩が飛ぶ。All light!
幸せな瞬間を永遠にする為か
不幸な瞬間を止める為か
幸せを永遠にしたいから
時間を止めたくなるけれど
止めてしまったらその幸せも止まってしまうんじゃないかな
時間を止められたら
不幸も止められるのかな
それでも不幸は止まるだけで永遠になってしまうのかな
【時間よ 止まれ】
永遠は存在しないと思っていたけれど
短期的な絶対は存在するし
永遠に有るものは無いけれど
永遠に無いものは在るのだろう
この先も永遠に時間は止められるようにならない
亡くなったものは永遠に蘇らない
永遠の愛はなくて、せいぜい一生くらいなものだけど
一度も交わらなかった無い縁は
亡くなれば永遠に交わらない縁
あまり関係がないけど少し思ったこと。
32〜46 ⑭
→短文・非推奨
そんな気軽な感じで時間を止めるもんじゃないッスよ。
原子も活動停止すると思うんで、すべて固まったみたいになって……、そうなると空気も固まるから動けないだろうし、酸素も吸えなくなる。
そんな素人想像はともかく、一番気になるのは「独り」になるってこと。淋しくないッスか?
う〜ん、やっぱりオススメしませんよ。
テーマ; 時間よ止まれ
時よ止まれって思うことは人生で沢山ありますよね
嫌な事でも思いますし楽しい時でも思いますよね
時が止まっている時、この世界はどうなっているのですかね、誰一人、人間は動かないのでしょうか?
機会も動かないのでしょうか?
時が止まっている時の事は沢山気になって
しまいますね
私は今の時間がホントに正しいのか気になります
時間よ止まってくれって思うのはテスト前日か冬の朝布団にくるまってる時だよね。
てか、本当に優しい人の特徴ってなんだろう。
「自分のため」じゃない行動を自然とする人のことかな?