『時間よ止まれ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「時間よ止まれ」
そういうのは、もういいんだ。
叶った事ないから。
いつも通りの毎日、変わらない毎日、だから早く終わらないかなとか思う毎日
けどもその中に、友達と毎日会って笑い合う日々、帰り道に大はしゃぎする日々、部活を全力で頑張る日々、好きな人がいる日々、色んな尊い日々があって、そんな時にふと思ってしまう
時間がこのまま止まってしまえばいいのにな
「時間よ止まれ」
私一人居なかったら。
娘は生まれてなかった。
あの日助けた男の人は生きていなかった。
親友は泣いていた。
私が生きている意味って何?
【#87】
過去 現在 未来
止まることなく流れゆく時
時だけは万物に平等に訪れる
どんなに願っても過去には戻れず
今この瞬間ももう既に過去となる
当たり前のように在ると思っている
一秒先の未来は
何事も無ければ実は幸運なこと
当たり前が当たり前では無いことを
決して忘れてはならない
だからこそ
この平和な瞬間を
永遠に留めたいと願って止まない
「時間よ止まれ」
私の秒針は、あの日からずっと動かないままだ。
*
「このまま時間が止まっちゃえばいいのに」
私は思わずそんな事を呟いた。目頭の熱い私とは対照的に、目の前の優梨は優しく微笑んだ。
「そんな顔しないでよ、明莉。俺はまだ大丈夫」
頰に伝った涙を、彼は右手でそっと拭う。その手を握ると、骨張って少し硬かったけど、ちゃんと温かかった。
生きている。死を目の前にした時にそれを一番実感するのは、なんとも皮肉な事だろう。
優梨は現代医療では治すことのできない病を患っていた。少し前から体調を崩していた彼を、風邪でも引いたのだろうと思って、病院を勧める事はなかった。
もし、あの時病院に行っていたら。変えられない過去が、私の心をがんじがらめにしていた。
その日の夜、彼の体調は急変し、そのまま二度と目を覚ましてくれなかった。
*
もう優梨が亡くなった時間だ。時計を確認すると、秒針はゆっくりと、しかし確実に進んでいる。今、私だけがあの日言った通り、時が止まっていた。
棚の上に置かれた彼の写真に、目を閉じ手を合わせる。彼は前と変わらず微笑んでいるが、瞬きをする事も、髪がふわふわと揺れる事もないだろう。
目を開けると、写真の横に置かれた手紙が目に飛び込んだ。これは彼が亡くなる前に渡してくれたものだったが、読んでしまうと彼との日々が本当に終わってしまう気がして、今まで中を見ていなかった。しかし、このまま彼の死を引きずり続けていては、彼も悲しむだろう。勇気を出して、封筒を開いた。
『明莉へ。
元気にしてる?いや、明莉のことだから悲しんでくれているかな。ちゃんとご飯食べて、沢山眠れてる?俺が明莉の立場だったら、きっと何も手につかないとおもうから。
たまには俺の事思い出してほしいけど、明莉が体調を崩すのは嫌だから、元気に過ごしていてください。
俺が明莉のそばにいられないのは悔しいし辛いけど、ちゃんと見守っているよ。
優梨より。』
優梨は全部お見通しだ。私がこ半年間ろくに食べていないし、眠れていなかった。きっと彼を心配させてしまっていただろう。
元の生活に戻るのはまだまだ先だと思うけど、見守ってくれている彼に元気なところを見せたい。私はゆっくり伸びをして、涙の乾いた頰を叩いた。
テーマ:時間よ止まれ
時間よとまれ
夏休みの宿題が、大学のレポートが、友だちとの約束が、
間に合わない時
ちちんぷいぷい、時間よ、とまれ!!
明日が不安だ憂鬱だ。時を止めてしまおう。明日が来なければ、不安も何も無い。ああ、明日が不安だ憂鬱だ。
このまま時が止まれば、きみとずっと一緒にいられるのかな?
変わらない世界、変わらないきみのままで。
そんな、叶うはずのないことを願ってしまう。
どんなに願っても、時間は残酷に僕たちをさらっていく。
わかっているよ、永遠なんてないこと。
だけど、せめて今、この瞬間だけは永遠を願わせて。
『時間よ止まれ』
「時間よ止まれ」
部活帰り、午後7時。太陽も家に帰ってしまって、空はすっかり紺色に染まっている。身体が重いのは、ノートや教科書が詰め込まれた鞄を背負っているからだけではない。理を歩く友人二人も同じはずだ。「疲れた」の一言だけで感情も感覚も共有できるこの時間は嫌いではない。とっくに飽きてしまった下校道。言葉はいらない、考えていることは同じだ。6本の足は自然に直帰ルートを外れて、駅前のコンビニエンスストアに向かう。白と緑と青の光に迎えられながら店内に吸い込まれ、思い思いのアイスを手にする。すぐ隣の人気のない公園で、ブランコに乗りながら、まだ硬く冷たいそれを齧る。ここで私たちはたくさんの言葉を交わした。その日の楽しかったこと、辛かったこと、嬉しかったこと、傷ついたこと。たくさん笑って、たくさん泣いた。これからもそうなのだと思う。その日何があったとしても、この時間、この場所だけは私たちのものだ。私たちは、忙しい。帰ったら課題も山ほどあるし、明日のテストの勉強もまずい。あぁ、今日部活で注意されたこと、直さなくちゃ。全部、家に帰ったら頑張るから、だから。今はどうか、何も考えず、このままで。願わくば同じように苦しみを抱える二人も、同じ気持ちでありますように。
ブランコが高く上がる。このまま何処かに飛んでいけたら、なんて会話、この前もしたっけな。
「時間、止まってくれないかなぁ」
時間よ止まれ
▼雑談
朝のアラームが鳴り始めて思ってしまうことですね。時間よ止まれ。
なんで夜更かししたんだと脳内反省会をし、今日は早く寝るぞなどと気合いを入れるが、同じ過ちを繰り返してしまう。
日々家
時間よ止まれ。これまで生きてきて一体何度こう思ったことだろうか。朝寝坊して電車に遅れそうな時、テスト中まだまだ時間がかかりそうなのに「残り5分です。」と告げられた時、プレゼンテーション用の資料制作が期日に間に合わなそうな時、昔仲の良かった友人と久しぶりに会って会話している時、それこそ挙げ始めればキリがない。しかし、現実とは無常だ。幾度となく「時間よ止まれ。」と願ってきたが、その願いが叶ったことは一度としてない。
とはいえ仮に時間を止める能力が自分にあったとしても、完全に堕落した生活を送るようになるか、なぜあんなところで能力を使ってしまったのだろうかと後悔するかのどちらかにしかならないのだろう。ならば、そのような能力は最初から無くてもいいのではないかと思う。そしてまた、事あるごとに思うのだろう。「時間よ止まれ。」と。そのたびに止まらない現実に嘆くのだろう。だがそれで良いのだとも思う。時間は止まらない、だから人は必死に生きるし、人生は面白いのだ。
お題「時間よ止まれ」(雑記・途中投稿)
……先日辺りからずっと思っていた……。
いや仕事の話は先日のお題「溶ける」(だっけ?)でも書いたな。
……ダリだっけ、シュールレアリズムの絵画 ≪時の固執≫ を思い出した。(溶ける時計って書いた方が通り良いかも)
先日読んだ精神科の漫画に認知症のセルフチェック項目が載っていて、自分の年齢を答えられるかってのがあったんだけど。
三十代中盤辺りから、西暦と生まれ年で計算する癖がついている……。年なんかもう取りたくない。「永遠の十八歳」とか「二十九歳教」とか入信したい。(年齢を詐称できる顔はしていない)
ハリポタの逆転時計とかセーラームーンの冥王せつなとか、ドラえもんのアニマル小惑星(プラネット)とか、ファンタジーだと時間を操るって定番のネタだよね。
タイムマシンはだいぶ前のお題で書いた通り。
光を超える速度だと年齢に誤差が生じるんだっけ? 忘れた!
今日所用でTwitterを見ていたら(だいぶ長々と見てからTLじゃない事に気づいて不快になった)年齢はレベルじゃなくてプレイ時間ってツイートがあって、私ゲーム苦手だから一生無理じゃんってなった。
時間よ止まれ
待ち合わせに遅れちまう!!
やばい。
ごみは全部まとめた。
服もクローゼットに詰め込んだ。
溜め込んでた食器も全部洗った。
あとはペットボトルを捨てて、掃除機をかけて、
テーブルの上を整理して...
ああもうあと5分しかない...!
恋人に汚い部屋は見せられない。
時間よ...止まれ...!!!!
「時間よ止まれ」
【時間よ止まれ】
地獄の1週間が始まる1日目の
月曜日
まだ、2日目か…と落胆する
火曜日
よし、真ん中!あと2日!と自分を鼓舞する
水曜日
思わずため息が零れてしまう
木曜日
しゃ!今日が終われば休みだ!とワクワクする
金曜日
よっしゃ!遊ぶぞー!とハイテンションになる
土曜日
サザエさんが流れて悲しみにくれる
日曜日
……
永遠に時が止まってくれればいいのに
[ 宣誓!! ]
誰か、ついでに
金曜日の夜から日曜日の夕方まで
永遠にループしてくれませんか??
と言いたいところだが、
休みが不定期の人もいて
そんな身勝手なことお願いするわけにもいかない
[ 訂正 ]
各々の休みの前夜から仕事の前の日まで
永遠に時が止まりますように
キャーーー! 痴漢!
痴漢です、 助けて、あの人痴漢です!
コラ 待て痴漢ーー!!
待て待て待てーーー!
痴漢よ止まれ?
時間よ。止まってくれ
チクタクチクタクと回る心の鼓動を止めてくれ
急がずゆっくりと回ってくれ
心の痛みは絶えず鼓動止まず
時間が早く進んでほしいことは、よくある。
教室にいてもどうせ腫れ物扱いされるし、家に帰っても母がグチグチ言ってくるからだ。
そんなことが続くある日、部活でみんなと雑談をした。
友達とも、あまり喋ったことのない同級生とも、話せた。
語彙がないから伝えられないけど、とても楽しかった。
世界が色鮮やかに視えた。
この時間がずっと続けばいいな、と思った唯一の不思議な刻。
時間よ止まれ 𓈒𓏸𓐍 𓇢
時間よ止まれ
全てが止まる。
止めた本人も止まる。
全ての流れが止まる。
誰も動かない。思考も止まったまま。
誰も、時間を進める事が出来ない。
生きているのに、永遠に死んでるも同じ。
だって、心臓も脳も止まっていて
永遠にその状態ということだから。
幸せを感じることも、不幸せを感じることもない。
誰も、時間が止まったことに何も思わない。
時間よ止まれ。
さあ、何もない世界の幕開けだ。
時間よ止まれ…
冷蔵庫のプリン騒動勃発前に戻そうねっ!